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7月10日にカイツブリの抱卵を掲載しましたが、今回は雛が2羽親の背中に乗っているところを確認してきました。3つあった卵の一つはまだ浮き巣の上にありましたので、この先三羽になるのか不明ですが、親が抱いていないのが気になります。全く隠れる事が出来ない障害物のない池の中央で営巣をしていましたので、無事に卵が孵るのか心配されていましたが、二羽の雛が確認されましたので、とりあえずは杞憂でしたが、この先も雛が無事に成鳥になるのか、心配は続きます。写真は浮き巣の上で親の背中から降りる直前です。次の写真は 浮き巣に向かう親鳥の首の後ろで雛が二羽見えます、親の首の後ろで親と同じ進行方向を見ています
番いの給餌、親の背中の中から給餌を受ける雛です、池の上の林にはカラスが居ますので一番安全な給餌です。
7月26日は早朝5時から無人ヘリコプターでの稲の害虫カメムシ退治の農薬散布の日であった、シロハラクイナの生息区域は関係者のご好意で散布を免れたが、ヒナの行動には変化があり、休耕田の水溜り池には、一回も入らずそのかわり親が4回も水浴びをした、撮影者も真夏日の熱中症対応が辛かった、当方も用意した500ccの水とお茶のボトルは3本とも空になり、総合運動場のテニスコート脇の水道水をボトルに入れて、頭から水を被り頭を冷やすなど、熱中症対応を余儀なくされた。シロハラクイナの水浴び回数も多いのはこの真夏の日照りの影響と思われた。それにしてもヒナは畦道と田圃の境目あたりで親からの給餌を受けていたが、姿が見えないこの日は朝から一度も池には入らなかった。親の餌捕りと水浴びシーンが唯一の変化であり一羽芝居の劇場のようであった。
7月27日の東京新聞の探鳥(毎週木曜日)に「関東で初の繁殖」シロハラクイナの記事が出ていました。さいたま市桜区23日、シロハラクイナの繁殖が確認された。営巣地のアシの茂みから昼前、黒い毛に覆われたヒナ5羽が現われ、親とともに水田に移動した。中略、山階鳥類研究所の茂田良光さんは「大変珍しい。夏に見られた例はあるが、関東地方での繁殖の記録は初めて」と話している。(東京新聞)
上の写真は今朝7:22に親鳥がヒナ5羽を連れて休耕田の池を右から左に移動する途中です。親にピントを合わせていますので、真っ黒い雛5羽の証拠写真です。AM6:06に 営巣地のアシの茂みから田圃を越えて次の田圃との農道を親を先頭に5羽が横切った瞬間です雛の動きが早く早朝は暗いので1/100秒ではピンボケやむなしの証拠写真です。この3羽の後に2羽が続いて横切りましたが、雛のわりには足が速くすばやい動きをしていました。隠れる場所がないところは親よりも動きが早いのでブレブレです。今朝の東京新聞の写真も雛3羽でヒナは輪郭だけの真っ黒い写真でしたので、上の5羽が全て撮影された写真は上出来でした。
横浜から往復992Kmの平城宮跡地水上池のレンカクは、地元の方の話では6月16日頃に来ていたそうです、読売新聞の地方版には6月23日に水辺の女王として掲載され、ネットでも田植え後の稲がまだ短い時の写真が貼ってあった。鳥友から最初に連絡があったのは、7月3日であったが翌日から約2週間(人によっては11日間)どこかに抜けていなくなり、7月14日頃にまたこの水上池に舞い戻ったそうです。地元の方の話では池の前の田圃は農薬を入れた田と無農薬の田があり、レンカクは無農薬の田にしか餌捕りに入らないそうです。 7月21日の奈良市水上池は朝から小雨と大降りの繰り返しでしたがレンカクは池から4,5回田圃に来てはまた池に戻る動作の繰り返しであったが、田圃の畦道には2,3回舞い降りたが全身を撮るには雑草や稲がじゃまでなかなか上手く撮れない、まして雨天では更に至難の事である。午後からは雨が止みこれで写真が撮れると思いきや、池の葦原から6時間以上も出てこない有様である。自然相手の写真の難しさを知らされた。翌22日土曜日は朝からの上天気であり、
撮影日和になったが、天気が良すぎて熱射病 が心配が心配される程の暑さである、午後二時ごろから撮影者が減りだしたのは、この日照りの影響と思える。こんな中で、何時飛び出すか、いつ飛立つかファインダーを覗くのに集中力を保つのは忍耐を要する。レンカクの飛立ちは予兆が全くないので本当に苦労する。そんな状況での飛び物は、全て失敗作である。ピントが合った写真は一枚もない有様である。
田圃からの飛び出し、80m先の池からこちらに向かい水面に影が映る飛翔、田圃から池の葦原に飛ぶ姿、80m先の葦の中を飛ぶレンカク、田圃からの後ろ向きの飛び出し、葦の水面から飛び出しの姿勢をしている写真は唯一空中ではありませんが遠すぎました。こんな写真を掲示してよいのか迷いましたが、992kmの遠征はこんな写真でも貼りだす勇気を与えてくれました。
ネットを検索すると珍鳥レンカクに関する情報が写真とともにブログを含めて多数掲載されている。「 奈良市の平城宮跡北側の水上池に、水辺の貴婦人とも呼ばれるレンカクが飛来し、 体長約50センチで、首の後ろが黄色く、黒い尾を長く伸ばした夏羽姿。大阪南港野鳥園によると、インドやベトナムなどで生息し、夏の繁殖期に台湾付近まで北上する。九州や四国に来る例はあるが、関西での確認は極めて珍しいという。 池周辺は広大な草地があり、様々な鳥の飛来地、繁殖地として知られている。(2006年06月23日 読売新聞)」、上の写真は7月21日に奈良市まで490km走破して撮影してきたものです。
陽射しの強い 22日の17時に現地を離れました。
鳥友から教わった北富士演習場に初めて行った。7月16日宿泊している御殿場の時之栖をAM4時に出発し山中湖方面に向かう、篭坂峠から旭ヶ丘を左折して国道138号(旧鎌倉往還)を河口湖方面に向かい忍野入口の信号の手前を山道へ左折して、直ぐ東富士五湖道路の下を潜りT路に突き当たる、ここでは近在の入会の人達が集まっていた、朝5時を過ぎたばかりなのに軽四トラックに草を満載しているのが見かけられた、生業で草刈をする人達である。ここから左折、右折を繰り返して草原の奥に向かう、野鳥撮りと野草撮りのカメラマンにすれ違う、特別な目標がないので野鳥が鳴いている樹木、草木を探して凸凹道を走。
更に車を走らせると石畳の急坂を昇る手前で、ウグイスの囀りが聞こえるので周囲を見渡すと、樹の上で大きく嘴を開いて囀っているところを車の中から撮影、天候は小雨で画面は暗い。脇をカメラマンらしき車が急坂を上って行くので次のポイントを求めて移動する。
車を移動しながら野鳥を見つけると止まって、車中から ホオアカ、カッコウ、アオジ、ノビタキ、コヨシキリなどを撮影する。わき道に入ると車の腹を擦るのであまり凸凹のある道は好ましくない。
山中湖旭丘の大洞の泉、富士山5合目の奥庭、自衛隊の北富士演習場で3日間の野鳥撮影を行いました。大洞の泉を初めて訪問したのは昨年4月30日でした、野鳥撮影を始めて初めての遠征です、インターネットで検索するとここは地図まで載っていましたので初心者でも簡単に行けるポイントでした、オオルリ・コルリ・キビタキなど10種類の野鳥を一度に撮影出来た時は興奮しました。それから一年を経過して、今回は当時撮影出来なかったクロツグミ
を主体に狙いましたが、今回は念願が叶いました。
富士山五合目手前の奥庭も昨年7月半ばに初めて行きましたが、600mmの望遠では大きすぎて、ホシガラスは画面に入りませんでしたので、今回は300mmを持って行き、ホシガラスを主体に狙いましたが念願が叶いました。 奥庭荘の水場に午前5時につきましたが、既に前日からの宿泊者と早出のカメラマンで三脚だらけで良いポイントは有りませんでしたが、狙いがホシガラスなので、小さいキクイタダキでは不満足な場所でも水場に来るホシガラスには全く問題ない場所です。4,5回も水場に来ましたので、遊歩道を周回して他の場面を狙いましたが、水場から比較するとはるかに確率が悪いが、遊歩道からの撮影も出来ましたので、本日の奥庭は大成功
でした、ここでの定番の野鳥はウソ・ルリビタキ・カヤクグリ・キクイタダキ・メボソムシクイ・ヒガラなども撮影したので午前中で終了した
今日はカイツブリのつがいが抱卵している池の浮き巣を観察してきました、池の真ん中より手前10m位で障害物がなにもないので、写真は撮り易いカイツブリの特徴を初めてツブサに見ることが出来た、雌雄同色で全体に濃黒褐色、頬と側頭部は赤褐色、虹彩は黄白色で黒い嘴の基部は黄白色で嘴を開けると基部の黄白色が上下に割れることを初めて知った。浮き巣は水中の柱の上にあり水量の変化でこの浮き巣はどうなるのであろうか?観察中は50分位で交替した、交替時に近づいてきて会話でもしているように見えたが・・・・交替時に立ち上がると卵を3つ確認したが、抱卵する前に卵の上に付いた葉をどける時に大きな口を開けて落ち葉を取り払う時に嘴の構造が確認できた、その前に立ち上がった時には胸のあたりに落ち葉が付いていた(最初の写真)これは抱卵した時に自分の周りに落ち葉を卵を隠すように被せる動作があった。抱卵交替時と巣の上での動作でこの鳥の腹部の色を初めて見ることも出来たが灰白色で、この鳥が地上で歩いているのを見たことがないので腹部の色は滅多に見られない。
昨日は七夕休みで撮影は休止したが、今朝5時前に菊名池に来て見たら状況は一変していた、二日前はハスの蕾も小さくチラホラであったが、今朝は彼方此方で花が開いており、蕾も大きくなっていた。私より前に来ていた人が蕾に止まった写真を撮られていたので、様子見が目的に来たが、いそいで車に戻り、撮影体制に入り、10時前までに浮き小屋から水門の鉄柵の上、それからハスの葉の上、次に小さな蕾にとまり、ここで飛び込み魚を咥えて浮き小屋で食べる、この動作を一時間おきくらいに3回もあった、同じ葉同じ蕾にである、4回目は行動が異なり蕾ではなくハスの葉の上であった。
昨日までの今年はハスカワは期待薄を訂正して、今年も面白そうである。10時ごろまでに、カメラマンは20人程度であったが、それぞれが携帯で情報を流しているので午後にはもっと増えると思われる。今年のイチバンコは5羽であった地元のカメラマンS氏の情報である。4羽は一度に並んだが、一羽は桜の下で給餌を受けたようです。
昨日は雨上がりの菊名池であるので、今日は午後3時頃に菊名池に行ったら、なじみの顔が3人もいたが皆さん一様に今年のハスカワは期待薄の感想をもらしていた。
蕾があるが殆どが葉よりも低い位置、なぜか今年は葉が大きく高いので蕾の位置が余計に低くなっている。
♀が来て柵に上に止まるカメラマンから5,6m先のとまる。昨年はこんな近くまではこなかった、これも池面が少なく、柵の下には流れがあり、小魚がいるようだ、そのうち飛び込み咥えて一段低い横木に止まりタタキ作業後に自分で飲み込んで、池面沿いに裏手の木々の中に消えた。40分後にまた来て、柵の支柱に止まり、
また真下の池面を狙う、そして飛び込み咥えて横木に止まり、叩き作業後また自分で食べて、先ほどと同じように裏手の木々の中に入る
どこかに休憩所があるようだ。こんな動作を2度繰り返して観察したので、どうも
ハスの葉はおろか蕾に止まり餌を獲るところは見られそうもない感じである。
3週間分の旅行記を書き上げたので、12日振りの撮影しかも雨の夕方4時に菊名池のハスとカワセミの状況調査である。鳥友からも今年の様子をそれとなく催促された気がしたので行って見た、雨天なのでお手軽のデジカメを持って行ったが、カメラマンは誰もいないがカワセミが昨年と同じ浮き小屋の屋根にいたカメラはいつも持ち歩く鉄則をまた忘れて、デジカメを最大の画面で撮影したがカワセミは米粒大にしかならない。今年の菊名池は一言で言えば昨年より条件が悪い、浮き小屋の周囲には池面が見える空間が昨年はあったが今年は全くと言えるほどない、カワセミの飛び込みが撮れない!!!柵の手前の一部を除いて池面がない!!!ハスの蕾が3,4個見えるが昨年よりも遅い感じであり、蕾に載った、最終的には花にとまったカワセミのシーンは今年は撮れるか心配になるほどハスが多いのがわかった。
いよいよ本日で三週間自己実現を果たし楽しい思い出とお世話になった北海道をおさらばする日が来た、まず6月5日に大白鳥の親子を撮影したウトナイ湖に行き、3週間後の雛の成長を確認しに行った、親子は川岸の辺で♀親と一緒に4羽の雛がかなり大きくなっていた、誰もいない川岸に近づく起きている♀の側で雛の大きい2羽が起き出し、2羽は寝たままであった。その直後に起きた二羽もなにも無かったようにまた安心して寝てまった。4羽が成鳥まで育ってくれとねがいつつ、ここを離れた。この後にウトナイ湖の湖岸観察小屋に行き観察窓を三方向開けて野鳥観察から400mmとD2xで撮影した、
アリスイと思われるのが苔の生えた枝の中にいた。アオジが雨の中で白い花の中で囀っていた。
9時になったのでサンクチャリネイチャーセンターにシマアオジの情報を聞きに行くが、6月5日に会った鎌倉から来た若い女性スタッフが、まだですよ!と残念そうに言われたが、もうシマアオジはここでは見られないところまで激減していると思われる。大沼公園で21日に会った人はサロベツ湖原生花園で4羽見たと言われた時は道北まで500Km以上も有るので戻る気がしなかった。シマアオジが居ないと聞いたので、午後からは北海道大学演習林に行く事にした。今日のフエリーは23時45分発夜便なので時間は十分ある。北大の駐車場で横浜ナンバーの車が来たので挨拶をしに近づくと、港南区のS氏で写真集を出して見せていただいた。クマゲラの写真がクマゲラ研究の東大の有沢先生に褒められたと自慢していたが、流石に見事なほど綺麗にクマゲラが撮られていた、ここのクマゲラも簡単にはみられそうもないようだ。この人の情報ではシマアオジは裏ウトナイと言われるネイチャーセンターの反対側のウトナイ湖岸の方にしか来ないと言われたが、もう行く時間がないのでここで芝生に来るアカハラとクロツグミを手持ちで撮影して、北海道の野鳥撮影は最後となった。思えば3週間前に北海道に上陸して最初に来たのがここであり、記念すべき最初にして最後の撮影地になった。
6月5日にウトナイ湖で得た情報では函館大沼公園にアカショウビンが入っていると聞いて直ぐ行けばよかったが、旅の予定は道東、道北、道央と最後に札幌から苫小牧港に戻る予定で道南は計画外であったが、北海道のアカショウビンを見たさに20日から3日間も大沼公園周辺で過ごしてしまった。北海道にしかいない野鳥撮影の目的が一度しか見ていないアカショウビンに執り付かれて衝動的に来てしまうが思うようには写真が撮れない。地元のカメラマンの情報では5月16日に2羽で飛来して抱卵が始まる6月17日頃までは二羽のデイスプレイや交尾など鳴き声を頻繁にあり、大岩園地の道路際から簡単に撮れたと言われ、地元のベテランは5000枚も撮ったとその一部を見せていただいた、近くで大きく撮影されたアカショウビンが羨ましい。6月20日はアカショウビンの鳴き声を2,3回聞いて、遠くにいるのを一度見ただけで1日が終わってしまった。21日は大宮からご夫婦来られて今日本州に渡るS氏と大岩園地で北海道の野鳥情報をいろいろと教えていただいた。この方もここのアカショウビン狙いで来られたが午前中のフエリーを午後にキャンセルされてもアカショウビンは撮れずに大間港に向かった。夕方3時半頃に周遊道路にいたところ、キョロローキョロローと鳴き声が聞こえたのでカメラを持って鳴き声をしたあたりを探すと梢の中で赤い鳥が沼地の下を見ているを見つけた。まず証拠写真を枝と枝の隙間から撮影、手持ちなのでブレは覚悟の上で十数枚を撮る。それから道路際の木柵を乗り越えて、水が流れる溝を渡り、斜面を昇るとまだいたので、ここで撮影したが3,4枚で飛ばれてしまった。顔つきといい近くに寄れたので♀と思われる撮れたのは3日間でこの一度だけである。
大沼駒ヶ岳神社の境内でヤマゲラを発見、昨日はアカショウビンの撮影祈願をした後に満願成就、今日も北海道にしかいないと言われる野鳥のヤマゲラを境内で見られるとは付いている。今朝はここの大岩をくぐり湧き出す清水を飲んだお陰様だろう。22日は地元の人に円沼にカイツブリが雛を背中に泳いでいるので写真を撮りなよと言われて、四季の森の奥にある円沼に行く、途中に3回もヤマゲラが道路から飛び上がるが写真にはどうしても撮れない、円沼は四季の森の別荘分譲地にあり、対岸まで600mmのレンズでは90m以上の距離である。カイツブリの浮き巣まで50m位で都会の池と違い自然環境の沼ではこれが普通の距離であると思える。 親の背中に乗って近づいてくるのを期待したが自然はこの淡い期待を実現しなかったが、カイツブリの育児熱心を勉強する機会を得て幸せな気分で静かにここを去った。
夕方はアカショウビンが出やすい時間帯である、朝出勤前に来た3人の地元カメラマンも夕方もカメラを持ってにここに寄りが、今日もあまり鳴かないし、写真は撮れないと嘆いていました。やはり営巣前の6/17以前に来れば良かったと反省するが後悔先に立たずである。難しい時期に来たのが運命か、それでも地元の人は一枚でも撮れれば最高と慰めてくれた。多くの人が撮れずにここを去るのを現に見てきたので納得する。5時過ぎにここを去りナビが240Km所要時間4時間の苫小牧を目指す。
支笏湖休暇村の温泉のある本館から約100mの登山道の脇にある野鳥観察小屋の観察窓から撮影した池、朝晩には野鳥が水飲みや水浴びに来る
センニュウ類ムシクイ類は似ているので薄くらい池ではなにかよく分からない事があるコヨシキリとも思われる小鳥が一番多く訪れた、ヤブサメ、エナガ、ヒガラ、コルリも来たが残念ながら暗くて青い色が出ない、ここでゴジュガラの水浴びも初めて観察した、大きな鳥ではヒヨドリと19日早朝にはこの池からヒヨドリも大きな茶色い鳥が飛立ったが何か不明?
初めて見た珍しいアカゲラ♀の水浴び
♂は来なかったがアカゲラ♀の行水か
クロジが水浴びに来て池の端で佇んでいた、シャッタースピードが上がらないのでない、手持ちの1/20では止らない1/50でやっと止った
ハシブトガラの水浴び
ヒガラ2羽の水浴び
18日は札幌の野幌森林公園でクマゲラとエゾフクロウを捜したが見つからずフクロウの洞を確認する程度でここを去り、支笏湖の丸駒荘に向かった、途中の王子発電所付近にはヤマセミなどがいると聞いたが又の機会にして通過した。丸駒荘は支笏湖畔から湧き出る温泉が支笏湖の水位と同じで深いところは水深1.5mもあり子供は入浴禁止のところ、7年ぶりに来た日本の秘湯を守る会の会員旅館で対岸の風不死岳を望む名物の温泉に入り、心身を癒してから休暇村野鳥の森に来た。観察小屋は感じは権現山に似ているが、池も森林も原生林の中でスケールは全く違う所、日曜日の日中でもたまにバーダーかカメラマンが立ち寄る程度の静寂な場所であった。午後からと月曜日の朝はほぼ独占的にここの池狙いで撮影した。
雛の糞を掃除
カラスやリスを警戒する姿勢
藻岩山のクマゲラを守る会のS氏は雨の日も風の日も毎日この登山道からクマゲラ一家を営巣する時期は毎年毎月毎日のように見守っているので、何でもご存知の方である。彼によると、今年は卵は5つあったが4羽の孵化は5月28日、過去からの経験と計算では巣立ちは6月25日頃らしい。一度に4羽か毎日一羽づつかは不明。16日は午前10時半にここに到着した時は雨でカメラマンは誰もいなく、守る会のS氏と関東方面から来られた3人組みだけだったが、午後から雨が止むと3人組みもカメラを持ち出して撮影開始、他のカメラマンも集まるがここは登山道であるので、登山道の両側の溝の中から登山客や散歩する人に邪魔にならないようにして撮影、給餌する場面を撮れる位置はせいぜい10人くらいがベストポジションであった。写真の営巣木が濡れているところと乾いたところがあるのは雨天の証拠写真、明るい写真はD70の手持ちでボケ気味ですが雛4羽の証拠写真となった。17日も雨天の中で撮影、時々止むとまた降りだす、時には激しく降るが土曜日とあってそれでもカメラマンが多い、昨年も同じ木に営巣した巣穴があるが今年よりも6m位下で向きは登山道に対して斜めの位置で今年よりも見難い位置にあったようだ。守る会のS氏の話の続きでは5つあった卵の一つはなぜか親が持ち出して4羽孵ったが4羽は初めてであり、通年は2羽か3羽で今年は珍しい年である。雛の危険な時期は巣立ちの時にカラスの襲撃、雛の時期はヘビ、モモンガだそうです。新しい巣穴は深さが入り口の下から30-40cmも深く木粉も敷いてある。雛の声はジェジェは餌ちょうだいの鳴き声、親のキエーキエーと甲高い鳴き声は警戒の合図、雛に非難しろ、きつい鳴き声のキョキョは雛に餌はお仕舞いだから首を引っ込めろ!の合図らしい二日間とも雨天で傘をさしたり、コンビニのビニール袋でカメラとレンズを保護しながらの撮影であったが、暇な時はS氏の話を聞いていたので結構楽しく撮影できた、それもそのはずクマゲラは初見初撮しかも雛4羽の新記録で記録ずくめの野鳥撮影でした。
小清水原生花園の次はJRの北浜、藻琴、網走を通り網走湖、能取湖を通り越してサロマ湖のワッカ原生花園についた
ネイチャーセンターで野鳥の様子を聞いてからサイクリングロードを1km先の東屋に向かう、このポイントは鷲の宿で同宿した愛知のI氏からここにはノゴマとベニマシコなどが出るとの情報であった。
情報に違わず早速ノゴマの囀りに迎えられ、ベニマシコは東屋の右手を500m位入ったところに居ると
バーダーさんに教わり重たい思いをしたが、ベニマシコが何回も現われた
夕方になると霧が出始めたが、帰り道でオオジシギがジエージェーとあまり
聞いた事がない鳴き声で
枯れ木の枝の上で囀っていた。反対側ではアカハラが白い花の木の上で囀り賑やかな夕暮れとなった。出口間際では黄色い花の側でマキノセンニュウが大きく嘴を開けて囀っていた。
昨日の知床も天気が良かったが今日も晴天である、日本海側では雨と霧で悩まされたが、オホーツク海側に来てからは好天が続くが、この小清水原生花園では、例年よりも花が咲くのが遅いと駅前の駐車場で草刈する庭師のおじさんが言っていた、花の上に止るノビタキなどの草原の野鳥を期待したが今年はまだ早いようだ、広いスペースの駐車場も車がチラホラ
程度しかないのもこの状況の影響か?今年の異常気象の影響が季節の花の開花を遅らせている。道路右側の柵の上にオオジシギが止る、このような光景は初めて見た、暫くすると草むらに舞い降りての餌探しのようだ。
オオジシギはウトナイ湖で空中でディスプレイする様子をカメラで追いかけたが、急上昇急降下の戦闘機なみの音を出しているのを追ったが上手く撮れなかったのを思い出した。
鷲の宿に泊まった昼間は世界自然遺産の知床方面に撮影に行った、峠の入り口にあるキャンプ場前の露天の熊の湯で朝風呂に入り、334号線で知床峠を超えて見覚えのある駐車場で300mmと三脚を用意して登山口に向かったが、なんとヒグマが出るので、五湖巡りは一湖・二湖のみの表示が出ていた。ラムサー
ル条約登録地でもあり、知床はヒグマの生息 地でもありヒグマとの共存を考えると止むを得ない事だと納得して山道に入ったが、平日とは言え観光バスが何台も駐車場にあったので、大勢の団体観光客や学生達とすれ違う事となった、長い三脚を持って狭い山道や木道を歩くのは迷惑千番のようだ、今までは人のいない山中で撮影していたので、このような観光客の多いところは初めてである。一湖を過ぎて二湖に出るここでヒグマ出没で五湖巡りは終わりである。ここでのお出向かいは小鹿のバンビが出てきた白斑の残るバンビの後ろには母鹿が居た、ここは知床連山が右から最高峰の羅臼岳、三ッ峰、サルシイ岳が見られる知床でも景観が良い場所である。観光客はここで知床連山を背景に記念写真を撮る。大きいレンズとカメラを持って撮影していたので、中国系外国人観光客に各自のデジカメでツーショトの撮影を頼まれる。ここでも国際親善を!彼らが去った後の静けさの中で右手の小枝にニュウナイスズメの囀り、やっと野鳥撮影が出来た。
この後に地中から滝が落ちるフレペの滝(涙の滝)に行き滝の両側の断崖絶壁に営巣する海鳥を撮影したがケイマフリの確認は出来なかったが岩礁が糞で白く変色しているのは、ここで海鳥が活発にコロニーを作っている様子を知る事が出来たので知床半島を後にした。
民宿風連の紹介で知りえた鷲の宿は羅臼共栄町のひかりごけ洞窟PAの先にある小さな橋を渡り左折して50m位のところにある。10人も泊まれば満員の宿に時期がくると連日10数人が相部屋に泊まるそうです。11日はマメラマン一人にバーダー4人連れ、12日は愛知県のI氏と二人で同宿。川幅10m位の清流に
池を作り川岸にある生簀から7,8匹くらいのヤマメを入れる。100mも下れば海に流れ込む川はかなりの急流で岩盤と岩がところどころに有り、生簀から取り出したヤマメを網に入れて暗くなると池に入れる作業はかなり危険な作業と思える、11,12日はそれぞれ経験者が2,3回入れてくれたが、自分でやるとなると懐中電灯を持ちながらの深夜作業となる。川
岸に沿って車5台位が置けるポジションとベテランはストロボ台を常設している模様である。自分はカメラにストロボ(ガイドナンバー38)を直付けして撮影したが、全て光量不足とシマフクロウが赤目になる。経験者はストロボを外付けで被写体に近づけたりシマフクロウの目に直接光が行かないように二灯以上のストロボを使用している。夕食は蟹とサシミ付きで5700円(プラス餌代1000円)は良心的な女主人の経営である。風呂はここから6キロ6分位の無料の露天風呂熊の湯に朝夕入り天然温泉を満喫できる。夕食後7時半頃からヤマメを池に入れるが、待ちきれずにシマフクロウが来ている時もある、今は子育て中なので頻繁に餌獲りに来るようだ、最初に♂が来て二匹食べてから一匹を嘴に咥えて巣に戻るが5回に一度、日に2回位は番いで餌獲りに来る、♂には青い標識が左足についているが、♀にはないので♀の方を写真を撮りたいが、頻繁に来るのは♂である。最初のうちは20分位の間隔が段々と間隔が開いて2時間も来ない時もある。池の中のヤマメが無くなると池の縁をウロウロ捜しますので撮影チャンスも多くなりますので、一度に多く入11~12時前後にはまた間隔が狭まるが深夜1時頃には撮影を中止して、投光器を消すが、12日はその後も餌を探しに来ていたようだ
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