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2006年12月20日 (水)

赤と黒

夜明け前の真っ暗な満天の空には、28日目の下弦の三日月が幻想的に見える、二日後は新月である。首都高横羽線の東神奈川ランプから一路目指したのは九十九里浜、大井南から首都高へ、夜明け前のAM5時前にも関わらず、通行量は多いように思えるのは師走のせいか?当然下りよりも上りの通行量が多いのは当然の証左、東関道・宮木野ICから京葉道へ、茂原から一般道を走り九十九里ビーチラインの有料道路を走り、日の出前の浜につく、そこには暗い海に向かって止まる先着のミニバンが一台ある。日の出が始まる前に三脚に600mmレンズとD2xを装着してから暗い波間の海鳥を待つ、いつの間にか車が増えた、バーダーとカメラマンの5,6台の車が広い浜辺の一箇所に集まる。朝日が昇ると波間に浮かぶ黒い水鳥が十数羽が海岸に押し寄せる波間に浮かび、海に潜る動作を繰り返す、波の上にいる時にシャッターを押すが暗いので目が出ない、暫く観察すると朝日を背に向けて左向きが9割以上、時たま右向きになる瞬間にシャッターを切るが証拠写真クラスが精一杯であったが、初見初鳥のクロガモである。暫く振りの海鳥もなかなか良いものである。

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情報では、ここにクロガモ、アラナミキンクロ、ビロードキンクロが出ていると言われていましたが、昨日のam8:30までは、クロガモ♂♀が十数羽が餌捕りの様子でした。

江戸っ子は諦めが早い!言い換えれば短気なのか、9時前にここを去り黒の次は白を撮りにビーチラインを銚子方面の旭市飯岡に向かいましたが、1時間後にようやく辿りついた飯岡では、農家の人にコウノトリの所在をお尋ねすると、最近見ないよ、他の農道でもう一人の方に尋ねると、もう居なくなったよ!と1時間以上も運転してきたのに連れない返事でした。時間はAM10時横浜に帰るには早いので次に浮かんだポイントは筑波山、ナビに入力するとここから一般道を97Km2時間半の行程である。061218_010s

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赤い鳥と黒い鳥、スタンダールの赤(軍人)と黒(聖職者)は不朽の名作であるが、我家の赤と黒は今回の赤い鳥が象徴、ここのオオマシコのように6mの近くで大きく枠一杯にようやく収まる(坂道の途中で後さずりが出来ず、危険な状態)赤い鳥は大赤字の象徴、遠くて小さく暗い黒いクロガモは赤よりもはるかに小さい事の象徴のようである。

今日のオオマシコは午後3時半になり、カメラマンの多くが帰り4,5人になったら直ぐ近くの萩の実に来たものです、人が少なくなると6、7mで撮れますが600mmでは大きすぎて、後さづりも出来ない狭い梅林の遊歩道で枠に収めるがやっとで全てデジスコ風の大きさでした。昨日は関東平野の臍のような筑波山を含めて3箇所目のポイントを巡り、1月18日納車の愛車のエリシオンが30000㌔を突破した記念日でもある。一昨日宮が瀬に行くときに満タンにしたガソリンが帰りには高速道路でガス欠マークが点灯する約400Kmのいつもの野鳥撮影ドライブであった。明日はどこにいこうか?その前に給油がある。

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コメント

こんばんは。
赤と黒、長文のブログ拝見しました。
野鳥撮影のご苦労されての行動の一部始終が
書かれてあり、敬服いたしました。
愛車も三万キロを突破されましたがくれぐれも
安全運転を祈念申し上げます。

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