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2007年1月

2007年1月31日 (水)

コミミズク

昨年の川島町のコミミズクは昼間から活動したので、明るい条件で撮影出来たが、今年の北本自然観察公園から程近い市野川のコミミズクは図鑑にあるように夕方から活動を開始、1月29日はpm4:13に飛翔を撮影、ISO400、F5.6、1/500秒で撮影した3枚の写真です。

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1月30日は活動開始は4:30であった、2羽が確認されたが飛翔の撮影時間は4:57に

撮影したものが、この日の証拠写真になりました。撮影条件はISO1000、F4、1/500秒であるので背景画面が粗れていますが、この鳥は飛翔時の顔が命ですので、多少のノイズは我慢しています。

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07130_067s07130_069s昼間は北本自然観察公園での野鳥撮影で3時過ぎまで時間調整をしましたが、初めて訪問したこの公園は以外にも野鳥が豊富で秋が瀬公園に匹敵すると思いました。   

2007年1月30日 (火)

コイカル/イカル

1月26日吹田市中央公園で撮影した、数十羽のイカルの中に混在する2羽のコイカルです。朝7時には出勤前の地元のカメラマンが二名が園内の餌場でコイカルの出現を待ちわびていましたので、一緒に撮影をさせてもらいました。彼らからコイカルの好きなポイントや採食後の水飲み場を教えていただきました。コイカルは7時半頃に公園の中央の丘の下で、イカルの集団に混じって2羽が地上に落ちている実などを採食していました。その後はベンチのある付近に移動して、スズメやツグミなどに混在してイカルとともに採食です。その後は移動しながら2,3箇所の地上での採食でした。

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夢中になっていると雀と鉢合わせするも、追い払うことはしなかったが、イカルとニアミスすると小さい方のコイカルが追い払う気の強いところも垣間見た。

下の写真はナンキンハゼの実を採食するイカルです、全長23cmです、姿体型はシメに似ていますが、シメは全体に褐色で嘴が黄色くありません。コイカルはイカルよりも一回り小形の18cmで脇腹が橙色を帯びていますので、イカルとは区別がし易い特徴があります。

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07125_351s コイカルがナンキンハゼの樹上での採食です、ここはナンキンハゼの木が多くあるのでイカルとコイカルの餌場となっているようです。

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水場に来る前に桜の枝にとまるコイカル

07125_405s コイカルが水場の樹洞の横に来ました

07125_411s次の瞬間には 樹の洞に溜まった水を嘴に含んでいました、この樹洞の存在を知らないカメラマン5,6人が地上のコイカルを追いかけていましたので、情報の有無で鳥撮りも全く異なる場面になる事を強く感じました。

07125_446s 水飲み後に隣のナンキンハゼの実をサーカスもどきに食べるコイカルです、地上の採食よりも鳥は樹上の方が絵になりますね。だけど枝被りは残念至極です。

07125_504s 最後に樹洞に来たのはイカルです、上手に水を飲んでいました、イカルの初見初撮りは戸隠森林公園でしたが、コイカルはここの公園が小生の記録になります。撮影中に地元の方から親切な応援を頂きました。この場で御礼を申し上げます。

2007年1月29日 (月)

メジロガモ♂/アメリカヒドリ♂

日本野鳥の会が発行している「日本の野鳥」では、キガシラシトドが71年目の珍鳥だったと後日の認識・確認でしたが、メジロガモは同じ図鑑では1959年12月に千葉県宮内庁狩場で迷い鳥としてただ1回記録されたとあるがこれが事実とすれば実に47年目の記録となる、この図鑑は1982年11月初版が発行されて、1995年5月に増補版、小生の所持しているものは2004年7月増補版第13刷る発行となっています。ところが山と渓谷社の「日本の野鳥」1998年5月初版を発行し、所持している2004年2月2版4刷では、迷鳥として福岡県に渡来したとある。渡来日が記載されていないが、山渓社の方が発行が後なので47年目とは言えない可能性があるが、いずれにしても水鳥の珍鳥である。07125_515s

背から上尾筒と雨覆いが黒い、風切は白くて先端が黒色、嘴の07125_530s先端に黒斑がある 、白い虹彩の中の黒目が可愛い。

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メジロ07125_652_edited2s ガモの正面の顔、両眼の白い虹彩が確認できます、♀の虹彩は褐色だそうです

アメリカヒドリは07125_686s 2羽いました、額から頭頂は淡いクリーム色が光線の加減で良く出ないがそのかわり脇腹の紫褐色が良く出たと思う。この花万博が開かれたこの鶴見緑地には30種以上の水鳥などが生息していると、隣で撮影していた地元のカメラマンが説明してくれました。

2007年1月28日 (日)

梅林のオジロビタキ♀

伊丹市緑ヶ丘公園の梅林です、梅はまだ蕾ですがオジロビタキ♀は昨年の11月からここで越冬したそうです、紅梅・白梅はまだ蕾ですが、蝋梅は黄色い花を咲かせていました。餌付けの場所が紅梅の幹なので、必然的に紅梅の蕾が背景になりました。25日のお昼前後には、ご夫婦のカメラマンと地元の方がお一人でした。昼過ぎには3人が帰られて一人で撮影中に、探鳥会の方々が10名来られました、かなり知られている場所のようです。

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紅梅がまだ蕾ですので暖冬とはいえ開花にはチョット早かったようです

07125_019s 07125_111s_1 これ以上は尾が上がらないところまで上げてくれました、下は飛び出しの瞬前です。

07125_069s_1 オジロビタキと餌場で争いをしているジョウビタキ♀です。こちらの方が俊敏ですので餌場での写真はなかなか撮れませんでした。梅の蕾とジョウビタキも絵になります。

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オオジロビタキは尾羽は黒褐色で外側3枚は基部の2/3が白い。写真は♀ですが、♂は徳島市にいるそうです、今回は時間がありませんので足を伸ばせないのが残念です。

2007年1月27日 (土)

珍鳥キガシラシトド

昨年7月に奈良のレンカクを撮りに行った高速道路と同じコースでした、天理より更に先の堺市まで約500Kmの道のりです。今回は日頃の疲れが出たのか、途中で1時間ばかりの仮眠休憩をしましたが、pm11時に出てam6時には現地に到着、初めての公園なので駐車場の確認を近くの公園前のコンビニでして、ついでにポイントまで聞いたが、そこまでは分からないが、昨日は東京と埼玉の人が買い物に来ていたとの重要情報?を仕入れる。暗い内から公園前を散歩している人に聞くと、最近は奥の池の周りでカメラマンが多いとの情報を得て、池の場所を確認する。駐車場は1番乗りの積りが既にワンボックスが停まっていてランプの明かり中で2,3人が居るようでした。早速車から重たい三脚とカメラ・レンズを降ろし、セットをしていると件のワンボックスから人が降りてきて、横浜から来たのかの質問を受け、キガシラシトドなる珍鳥を撮影に来たと答えると、我々も撮影に来たので、ご案内しましょうとの親切な方に巡り会う幸運に恵まれた。池までの道中はこの方にポイントやら鳥の習性を聞きながら池につくと、既に二人のカメラマンが居たが、彼らは初めてなのかポイントからやや離れた場所にいた。6:55分に三脚を池の柵の前にセットする、ここは葦原がありこの葦原の根元から葦の上に7時頃出て来るとの説明を戴いたが8時過ぎも出てこない、9時、10時、11時を過ぎてもまだでした。カメラから5mの脇のベンチで一休みていると出たの声にカメラに行ったが、既に遅し11時20分頃に約1分のお目見えでしたが、大半の人は撮れず、ご婦人が3人後ろ向きや葦被れの証拠写真が撮れたと喜んでいました、この日は「これだけよ」とチョットだけ出たキガシラシトドに言われたみたいで夕方5時まで粘るも再会はなしでした。非常に残念な一日でしたが一日居ると関西の鳥情報がいろいろと入りましたが、名刺とともにメモ帳を車に置いてきたので入力した情報を、車に戻り出力したところ場所と鳥の名前がゴチャゴチャになりました

07125_050s 翌日25日の8時20頃にいつもの葦原に出たが、柵の前に夜明け前の6:30に着いたが既にカメラマンは7人いて葦の直前にはカメラを置けず、この結果が葦に出た時は全く撮れず、8:25に柳の木の隣の桜の木にいると声で、移動して撮ったのが下の絵です。上の写真は9:01最後に撮った頭の黄色が薄いので若なのでしょうか、それとも冬羽のせいでしょうか。

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露出がオーバー気味ですが、お腹は汚白色、頭はチョット黄色味がかって見えました

07125_023s 公衆トイレの後ろの桜林の中で8:29頃です07125_035s 、F5.6、1/2000秒

1/2000で切った証拠写真です、暗い後ろ姿になりました

07125_069s 生垣の近く下に落ちている木の実を食べているところです、8:59頃、暗いのでSS1/80

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フィールドガイド・日本の野鳥の絵と比べると別の鳥のようでした、成鳥も若も自分だけの判断ではこれが、珍鳥キガシラシトドとは到底思えないものです。24日のカメラマンは20人位、25日は30人位でした。

2007年1月25日 (木)

雪景色の野鳥

3日前に撮った雪の中の小鳥です07122_004s 、最初7:20に水場に来た雪降る中のメジロです。

07122_013s 次に来たのはウソです、これはホントです。

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撮影している後ろでツイツイと啼いていたのがコガラです

07122_118s ヤマガラも雪の積もっている木に来ました

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シジュウカラが来ましたが、私と同様に目が出ません

07122_041s 07122_067s ミヤマホオジロとルリビタキも違う写真を再掲します

2007年1月24日 (水)

山中湖のレンジャク

昨日は大洞の泉でpm2:30まで雪景色の中で一人で野鳥撮影をした後に、折角ここまで来たので、昨年ヒレンジャクを撮影した対岸の駐車場まで、約10km先まで足を伸ばしました、駐車場に3時頃到着したら、車が5,6台ありましたが殆どの人が富士山と湖面の撮影でした、中には夕日が富士山の頂上に沈むポイントはどこか知りませんかと質問まで受けてしまいましたが、この質問には野鳥専門なので知らないとハッキリお断りしました。(本当は野鳥の前には、日の出と富士山の撮影でこの富士五湖付近は何度か来ていますがウラ覚えなので、自信がありませんでした)、レンジャクは昨年と同じ赤い屋根の二階家の側で高いところにあるヤドリギで40羽くらいの集団が3,4箇所の樹に別れて休んでいました。じっとしている時は、粘々した液体に長い数珠球のような糞をしている時です。07122_023sヤドリギとの共生で糞の中の消化されない種が樹木に宿るチャンスが生まれます

埼玉県の公園で10日前に撮影した時は数羽の少数が朝一度出ると、その後は来ない場合が多いようでしたが、ここは数十羽がいますので、時間を掛ければ水飲みのチャンスやもっと近場で撮れますが、昨日はpm4時ごろには太陽が富士山の頂上付近の雲に入り暗くなりましたので、1時間で終了しました次回はレンジャクだけの目的で来たいですね、これだけ居ればキレンジャクの期待度も上がると思います。今回はヒレンジャクでした。

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2007年1月23日 (火)

大洞の野鳥

鳥友が大洞の雪景色の中で撮られた素晴らしい写真に触発されて、冬タイヤで今シーズン初めての雪道走行をしてきました、午前5時半に東名横浜ICから御殿場ICまで45分、いつものドライブでしたが御殿場を降りてから138号線を須走口から雪道の篭坂峠を越えて山中湖方面へ、旭日丘の手前で山中湖別荘村にある大洞の泉へ行きましたが、138号線を右折すると10cm以上の新雪が積もり車の轍がありません。チエーンを付けずに恐る恐る雪道に入りましたが、慣れてくると最後の登り坂を一気に登り、到着した所は野鳥で有名な大洞の泉です。二年前の4月に一人で初めて遠征に来たところです。今回もいつものように単独です。7:00-14:30までカメラマンはとうとう誰も来ないので、最初から最後まで、誰にも邪魔されずに撮影が出来ました。通年いるカラ類の他に、冬鳥のルリビタキ・ミヤマホオジロ・ウソ♀が雪景色の中で撮れましたが、銀世界ではカラ類は沢山いましたが、カラーが良く出ませんでした。                     

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2007年1月22日 (月)

梅とメジロ

このブログはその日の記事は稀にありますが、大概は翌日の午前零時以降になります、中には撮影地のカメラマンとか現地の仕切り屋さんの要望で数日間も保留している場合もあります。理由はネットに載せると大勢のカメラマンが押し寄せて、現地に迷惑を掛けるのが理由のようです。最近このブログも撮影地を明記していないのもその理由の一つですが、ベテランのカメラマンには野鳥・時期・撮影地の風景で直ぐ分るそうです。という事はベテラン・カメラマンの既得権の保護であるとともに、一方では初心者を排除する事ではないかと疑念を持っています。二年前に始めた頃はインターネットをひたすら検索して撮影地を捜したものです。初めて遠征に行った山中湖の大洞の泉もネット検索で捜したものです、当時は現地の地図までありました。今日の鳥友の写真では大洞は雪景色の中でミヤマホオジロやカケスを撮っていました。相当寒い中で撮影したものと思われます。今夜のNHKの「ダーウィンがやって来た」、は北海道・千歳川の雪景色のヤマセミでしたのでヤマセミを貼ろうと思いましたが、土日は天候不良で撮影は休みましたので、直近の写真がないので3日前に特設舞台で撮らせていただいた初春の景色?梅とメジロです。07119_171_edited1s

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この下の花は梅ではありません、花木の事はよく分かりませんがと思われますが、鳥友からマユミ(真弓)の花と教わりました、間違いを指摘してくれる鳥友は情報提供の鳥友同様に有り難いものです。

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補正ソフトを変えて一部をアドビで行ってみました

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毎年2月になると、熱海の梅とメジロ、早咲きの熱海桜とメジロ、河津櫻とメジロを撮りに行きますが、(本当はウグイスを撮りたいが観光客が多く?その機会に恵まれません)野鳥を始める5年前は梅と桜を追いかけていましたが、その梅と桜に可愛い小鳥を追いかけて3月で3年目に入ります。昨日は1年目新車点検で撮影を休みましたが、走行距離32800kmを超えて、1ヶ月平均2700km以上でした。今日は「いい夫婦の日」ですが早朝からいつものように一人で鳥撮りにでかけます。おみやげは可愛い小鳥の写真を予定しています。

07119_077s_1 最後も補正ソフトはアドビですが、普段使用している補正ソフトとの違いがまだ、よく分かっていません。

2007年1月21日 (日)

トラツグミ

07119_001s_1 昨日のルリビタキもスズメ目/ツグミ科の鳥でしたが、昨年全国一の人気を呼んだ綱島・鶴見川のオガワコマドリも同じツグミ科です。ツグミ科の中で最大のトラツグミは全長L30cmの黄褐色で黒い羽縁が鱗模様が綺麗な野鳥です。この鳥は夜間から早朝に、林の中で「ヒィーイ」という声を繰り返して啼くそうです(十分に歳をとりましたが、まだ聞いた事がありません、あるいは記憶にありません)、平家物語では鵺(ぬえ)と言われる日本の妖怪伝説の生き物の汚名を着せられた鳥です。平家物語では近衛天皇を毎夜悩ます鵺がいた、当時妖怪退治の第一人者の源頼政が退治したの鵺はサルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビで「ヒョーヒョー」という鳥のトラツグミの声に似た大変気味の悪い声で鳴いたとされる(出典:フリー百科事典ウィキペディアより一部を省略抜粋)

さて前書きはこのへんで初見初鳥初撮りトリプル、トラツグミです。前日、相模原市の公園でお会いした親切な鳥友に教わり来た都立公園で撮りました、大変有り難いものです、感謝の気持ちで最初のシャッターを切ったのがこの上の写真です。前日までは二回続けての空振りでしたが、三回目は大当たりのホームランで三振せずに済みました。

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正面からの撮影です、樹の下の落ち葉の下を嘴で掘り返して、黒いミミズのような虫を食べていました、同じところで何回もほじくり虫を食べていましたので、この公園は餌が豊富なのでしょうか

07119_070s山の頂上に 少し風が出てきたのでしょうか、小雨覆が毛羽立っています

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手元にある4冊の図鑑にはありませんが、冠羽のような頭の毛立ち?それとも羽立ち?

昔の建物と建物の間に立つ防火壁をウダツと呼んだそうですが・・・・このような綺麗な姿を見せるとはウダツが上がると言うのでしょうか?トラツグミも汚名挽回の羽立です。

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冷たい風が更に強くなり、肩羽が風に煽られています、これも図鑑にはない写真です

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07119_139s 落ち葉の下の地面を嘴でほじくりながらミミズ?を獲っては、時々樹の下で休みまたミミズ獲りを繰り返して、9:22分に最初のシャッターを切ってから、9:56分まで居ましたが、犬連れの散歩する人の犬と目が合った瞬間に飛ばれてしまい、午後二時過ぎまで見られませんでした。これでやっと今年5種目目の初見初撮りでした。

2007年1月20日 (土)

日陰のルリビタキ

自宅から43Kmの相模原市の公園です、国道16号線は通勤時間帯に行くと、1時間半は掛かります、駐車場が無料なのが魅力ですが、それよりもここは地元の愛鳥家が多く、他所から来た者を快く歓迎してくれる暖かい心が好きになりそうです。今年はルリビタキがどこでも撮れますが、ここのポイントでは♂二羽が争う場面が面白い題材ですが、暗いのでSSが上がらないのでバトルやホバは無理な題材です。上手く行くと2羽が並んだ写真が撮れますが、当方は狙いが他の鳥であるので、当日はチョット覗いただけです。

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07118_081s_3 最後の三枚は脇の橙色の毛羽立ちが大きく目立ちます、特に最後の一枚は50cm隣に他の♂がいますので、餌場の取り合いで緊張状態です、緊張するとこのようになるののでしょうか、このポイントの写真を見て初めて気が付きました。野鳥の生態もよく観察するともっと面白いものが見つかるとの思いが強まりました。しかしこの日の本命はトラツグミでしたので、2回連続の空振りです。三回目は空振り三振にならないように秘策?が必要です。

2007年1月19日 (金)

タシギ・アオシギ・ヤマシギ

昨年から近県から一番訪問者が多い市内の公園では、タシギ・アオシギ・ヤマシギを撮影されるカメラマンとバーダーで賑わっています。特にアオシギが人気があります、日光戦場ヶ原まで行かなくても、しかも全身が近くで撮れるのはここだけです。

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澄んだ水の中で餌獲りをするタシギ、水面の中に足が見えるほど清流です、一番小さい全長L26cmのタシギが一番大きく撮れています。

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折角07112_099s 羽を開いた瞬間のアオシギでしたが、嘴が葦に隠れてしまいました

07112_135s アオシギとアカハラです、逆にアカハラに焦点を合わせるとアオシギがボケました。

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嘴に07112_104s 枯葉をつけての倒木の上を散歩

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ヤマシギは池の奥の方で餌獲りです、全てがノントリの写真の中で、最後の一枚は拡大してみました。

2007年1月18日 (木)

桜とハギマシコ

一週間前に湖畔の斜面でハギマシコを撮りましたが、今回は餌場から急に飛立ち、芽吹き前の桜の樹にとまるハギマシコです。午後3時頃の日陰であり撮影条件は悪いですが、この日唯一の撮影チャンスなので夢中でシャッターを切りました。30羽くらいのハギマシコの集団はここで休憩中でしたので、羽ねを広げたり羽繕いなどいろいろな動作を見せてくれました。

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憩中とみえて、羽を広げたり羽繕いなどのいろいろな仕草を見せてくれました。07116_245s 07116_378s

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2007年1月17日 (水)

ミソサザイ

都会の真ん中でミソサザイです、野鳥を始めた頃は戸隠森林公園で初めて見ましたが、東京で見られるとは、東京もすてたものではありません。尻尾を上げる特徴ある動作を見せてくれましたが、下尾筒の白い斑点がハッキリ見えます。こんな小さな小鳥が都会でこの子よりも大きいウグイス・ジョウビタキ・シジュウガラ・スズメなどに混在して負けずに餌獲りをしていました。現場にはお顔見知りの方が数人いましたが、中に紅一点年下の魅力的な先輩カメラマンがいました、まだ正月から半月なのに、これで今年は三回目の撮影現場でお会いしました、椅子をお借りたり昼飯までご馳走になりまりましたので、今年は多いについています。ありがとうございました。

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2007年1月16日 (火)

カワウ

昨日は大きすぎる事は良い事でないゴイサギの失敗でしたが、今回は昔のチョコレートのCMにあった、大きい事は良いことであった、婚姻色のカワウの報道写真?です。

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カワセミを撮影中に池の中央で大きな水音が聞こえたので、カメラを向けると、カワウが嘴で鯉を刺していました。

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鯉の目が見えますがまだ活きています

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次の瞬間には鯉を横に咥えていました

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暴れる鯉の水しぶきが散っています

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鯉を頭から鵜呑みを開始です

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鵜呑み直前です、鯉の頭部分の大きさで喉が膨らんでいます

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鵜呑みの後の喜びの羽ばたきです、喉もスッキリしていましたので、婚姻色での婚姻食でした。15:22:20-15:23:45秒の1分25秒の早食い(鵜呑み)記録?です。全長L80cmのカワウの方が自分が食べられる魚のサイズを承知しているのでしょうか

2007年1月15日 (月)

ゴイサギ

川や池の側で昼間はじっと動かずにいる姿をよく見かけますが、夜行性のゴイサギが早朝に魚(鯉か鮒かそれとも他の川魚か私には分りません)を獲りましたが、大きすぎて飲み込めません、最後は落としてしまいました。_001s_1

体長57cmの冬羽のゴイサギの大きさの半分以上もある大物です

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横から撮影したら魚の大きさが大きいのにビックリです

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赤い虹彩が青灰色です、人間で言えば目を白黒でしょうか

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おもいきっり頬張りましたが、魚の頭部分がやっと入った程度です、自慢の冠羽も心なしか元気がないように見えました。

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頬に力を入れすぎて疲れたのか、危うく落としそうになりました、危ない!危ない!

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撮影中に初めてのアイキャチです、あんた見ていたのね!だけどこの目つきは当惑の目つきにも見えます。

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嘴を大きく開いていますが、これが限度でしょうか、これ以上開くと裂けてしまいそうです

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オットトト、また落としそうになりました、これが二度目ですが次の瞬間は悲劇の始まりです

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落とす寸前です!嘴から魚がすべり落ちるように出ていきました

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落とした魚が落ちた池を力なく見ていました、追いかける気力もなそうです、精魂遣い果たしたのでしょうか?

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嘴に鱗だけが残り、座り込むよう池面を見つめる顔つきは疲れ果てて、イケメンではありませんでした。場所は名古屋・庄内緑地公園の池端です、am8:43-9:18まで35分間も撮り続けたので疲れました。鳥友のYさんが言われるのは、このような写真は報道写真の部類だそうです。

2007年1月14日 (日)

ヒレンジャク

今年初めてのヒレンジャクです、昨年は地元神奈川県の二箇所、埼玉県・群馬県赤城山・山梨県山中湖と最後は長野県諏訪湖でようやくキレンジャクを撮りました。日光・戦場ヶ原には昨年末にはいたそうですが、山には木の実が少ないので早くも埼玉県にも来たのでしょうか、ここのヤドリギの実は熟しているのでしょうか、今年もヒレンジャクに極少数混在すするキレンジャクを昨年と同じように6箇所も追いかけるのでしょうか、今年は早い機会にキレンジャクに会えるように願っています。

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尻尾が二つ見える不思議な画像ですが、後ろにもう一羽いました。

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ヤドリギの実を食べるヒレンジャクです07112_360s

2007年1月13日 (土)

アリスイ

横浜市内のいつも良く行く公園で3日間かかってようやく枝被りのない画像が夕方4時過ぎに撮れました。初めての野鳥ではないが撮り難いキツツキ類である。キツツキ類にも関わらず、木の幹に縦に止まらず、横枝の普通の鳥のようにとまる。自分では巣穴を掘らずに、他のキツツキ類の巣穴や枯れ木の穴、木の上の古い巣などに営巣するようです。07112_163s

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好物は地上や朽木などにいるクロナガアリなどのアリ類、全長L18cm

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最後は枝被りの横顔です

2007年1月12日 (金)

琵琶湖・山本山の猛禽

1月6日に撮影した琵琶湖・湖北町・山本山の上空や森の中を飛翔する、ハイタカ・ノスリ・トビ・オオワシなどの鷲鷹類です。今年は3年目のジンクスでしょうか?目が出ません。

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2007年1月11日 (木)

ルリビタキ♂

初めて訪問した相模原市の公園でルリビタキ♂が二羽、晴天の午前11時にも関わらず薄暗い森の小川のなかでの撮影であった。07110_002s 距離は近すぎる6-8mの近接であるが、暗いのでSSが上がらない。

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薄暗い中で背中からの弱い陽の光で脇腹の色がなぜか赤味が濃く写りました。07110_013s

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2007年1月10日 (水)

ハギマシコ

神奈川県内の湖畔にハギマシコを撮りに出かけました、今朝は9時過ぎに家を出ましたので、現地には10時過ぎでしたがカメラマン居ないので鳥友に電話して場所を確認してポイントに着いた時は11時頃でした、丁度ハギマシコが餌を食べているところをカメラマンが5,6人撮影中でしたがカメラのセット中に飛ばれてしまい、また1,2時間後に来ると言われた時はガッカリしました。その後湖畔の斜面にいるところを撮りましたが、遠くて特徴のある赤紫色が出ません。2時半頃に湖とは反対側の斜面に来たので、やっと撮れました、ハギマシコは餌獲りに夢中なのか、斜面を段々降りてきましたので撮影距離は10m以内まで近づきましたので、特徴ある赤紫色の鳥の色がようやく出ました。0719_090s今年3種目の 初見初撮りです。

ハギマシコは図鑑によれば♂は額と顔・喉が黒褐色、後頭から後頸が黄褐色、下面は黒褐色で喉から胸に白い斑点、腹や脇には赤紫色の斑がある、下面や翼がより強い赤味を帯びる個体もあるそうです

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♀は背部はやや暗い黄褐色で黒い縦斑がある、腰は黒褐色で赤紫色の斑があるが全体に鈍い色で、下面の赤味も♂に比べて弱い。

2007年1月 9日 (火)

アオシギ

今年初めての地元横浜市内の公園での野鳥撮影である。夜明け前からアオシギを待ち、早朝一番にアカハラを皮切りに、本日の狙いのアオシギを撮影、午前中はシメ・ジョウビタキ・モズ・タシギなどを撮り、午後からは木の実を食べに来るウソを撮り、直ぐ側の池でカワセミのダイビングなど、日没までは夕方に戻るアリスイを狙うが、例によって枝被れで上手く撮れなかったが、狙いのアオシギは昨年よりも近くに寄って来たので全身が撮れた。今回はアオシギが見せてくれたいろいろなポーズを掲載します。

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水場での朝の餌獲り

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尾羽を上げての休憩

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荒川静香に負けないイナバウアー

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毛繕い

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地中にいた幼虫を捉えた

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一日で2回しか見せなかった羽ね広げの運動

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嘴を斜に構えて見せる

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長い嘴を根元まで地中に差し込んでの餌探し

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木道の上に乗ったので足まで見えたので、目的の撮影を終了したが、日没直前まで姿は池の奥に見えた。

2007年1月 8日 (月)

オオヒシクイ

湖北野鳥センターと琵琶湖水鳥湿地センターは琵琶湖湖北町水鳥公園に竹生島に向かって隣合わせにあり、2階の廊下で繋がっている、しかも湿地センターへの入口は、野鳥センターから入るように案内看板があり、初めての訪問には戸惑う、この二つの施設の目的はどのように異なるのかよく分らないが、不思議な感じがする建物空間である。HPを開くと共通のページがあり、野鳥センターは1988年に滋賀県が計画して開設され、管理は湖北町に委託、水鳥・湿地センターは1997年に環境庁が開設して湖北町に管理を委託されていると出ていたので、建物が隣り合っていても入口が共通である理由が判ったが、立派な建物が二つも必要かは疑問が残るところである。今日のHPではオオヒシクイはセンター前には280羽ほどいたそうです、写真は1月5日に撮影したものです。0714_009s

湖沼に生えているヒシを食べるのでヒシクイと呼ばれるが、カムチャッカ半島から日本に渡来する8割以上は、亜種のオオヒシクイであり、ここは南限の越冬地、大半はオオヒシクイである。

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ガン類の中でも警戒心が強いのであまり近づけない、レンズは600に1.4倍のテレコンを入れて、クロップ撮影であるので1700mm相当である。マガンよりも大きく胸にはマガンのような縞模様がない、翼を広げると1.6mもあるそうです。

2007年1月 7日 (日)

ヤツガシラ

琵琶湖にオオワシを撮りに行く途中で、昨年11月末からネットに出ていたヤツガシラを思い出して、米原の手前で目的地を伊丹空港方面に変更して、目的地の公園に6時前に到着した、夜明けを待ちましたが7時過ぎに地元のカメラマンが一人来られたので、ヤツガシラの様子を伺うと、3日はカメラマン10名程度でしたがヤツガシラは園田競馬場の駐車場に姿を見せた後にどこかに飛んでしまい写真は撮れなかったが、まだ抜けていないとの確信が取れたと言われたので安心しました。カメラマンは4人でした、この日は8時までこの公園で待ちましたが、姿は見られませんでしたので、ひとまず琵琶湖に10時頃に戻りオオワシの撮影をしました。撮影後4時過ぎに湖北町を出てから尼崎市まで一般道を5時間掛かり9時に到着して、5日の早朝のヤツガシラを待つことにしました。夜空には十六夜(いざよい)の月が出ていた。ところで十六夜とは十五夜の月よりも50分遅く(ためらい=いざよい)のぼるので十六夜と言われるそうですが、当方も本当の気持ちは、ためらい=いざよいの気持ちで来たので、十六夜の月がのぼっていたのか。

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一周500mの池を周回する散歩道の内側と池の縁にある生垣の下で長い嘴で地面を刺して虫を捜すところを見つけました、時は7:25です。カメラマンは二人がようやく三脚を並べてたてるスペースしかありませんが、二人だけの撮影でしたので撮ることが出来ました。

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盛んに地面を嘴で突付いていました

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時折頭を持ち上げて場所を変えます

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これが最後の写真です、7:25-30と5分で飛ばれてしまいました、虫が少ないのかここでは満腹にならないので、冠羽を立てたり、羽を広げたり、木にとまったりなどの芸を見られずに終わりました。裏の園田競馬場の駐車場は4日、5日は競馬の開催日なので、人と車の気配があるのか、隣の民家の大根畑や木々にも止まらずにどこかに去ってしまいました。12時まで待ちましたがカメラマンは4人に増えましたが撮れたのは早く来た二人だけでした。0715_135s

一緒に撮影した地元のAさんから後で教えていただいた、地元の人が作ったお立ち台です。今日はここにも立たずに立ち去りました、最初から分れば餌を置いたのにと後悔しています。ヤツガシラは冠羽を立てた写真が撮れないと様になりません、これでは単なる証拠写真程度ですが、またの機会を待つ事にして現地を離れました。この後琵琶湖に行きましたが、オオワシは一日中山の中でした。4日にオオワシ、5日にヤツガシラが今年の初見初撮りの2種類です。

2007年1月 6日 (土)

オオワシ

3日に琵琶湖水鳥・湿地センターのHP(http://www.biwa.ne.jp/~nio/)を見ていたら、オオワシの毎日の行動が記録されていたので、急に思い立ち4日の朝から撮影する予定で、関西撮影ドライブを開始しました。まずは今年の初見初撮りのオオワシの写真です。0714_015s

山本山の頂上から八合目?付近の松の木に止まっていました、600mmに1.4倍のテレコン、クロップ撮影での換算値は1700mm相当の距離の写真です、体長約1mのオオワシがこれほどしか撮れません。

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ノントリではオオワシの特徴ある嘴と足の橙黄色がようやく分るまで拡大した。1月4日11:24分、餌獲りに行く湖岸の方向を見ている。

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2時頃に4時間以上もいた松の木から飛立ったが、14:06には魚を鷲掴みで戻ってきました、止まる木を選ぶために旋回しているところです、画面に一杯まで大きく撮れましたが太陽を背にしているので、白い尾羽の中の魚が黒く見えます。

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カラスなどの邪魔が入らないところを見つけて森の中を魚を持ちながら飛んでいる様子です。

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松の木の上で魚を食べ始めましたが、遠くて食べ方の詳細は不明でした。

2007年1月 2日 (火)

初日の出・初富士・初夕日

今年も東伊豆・石廊崎の先端にある石室神社で、初詣の老若男女に混じって、初日の出を撮影したが、ここからは3年連続で水平線からの初日の出のご来光はなかった。0711_094s

日の出らしき僥倖は7時過ぎになって、神子元島の斜め右上に黒く覆われた雲の中から現われた、日の出とは太陽が少しでも見えた瞬間を言うと、西伊豆からのドライブ中にラジオで解説していた。

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黒い雲間からの初めての日の出、時刻は7時13分50秒でした

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7:14:14秒に一番大きく現われたが、この後はまた雲間に隠れてしまった、ここでは三年越しに水平線から昇る初日の出を拝んでいない。

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堂ヶ島の宿に戻る途中にある雲見温泉からの初富士は残念ながらこちらも薄雲がかかり、初富士がハッキリ見えない、夫婦岩の赤い鳥居と注連縄の方が目立つ

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初日の出がダメなら初夕日をと期待したが、夕日の名所沢田公園の露天風呂の脇から撮った夕日。

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夕日クルージングの観光船も水平線に沈む初夕日は見られなかった、この後の夕日は雲の中に消えていった、昨年の初夕日は海に沈む瞬間にジューと言う音が聞こえた錯覚があったが、今年の元日の夕日は音もなく雲間に沈んだ。

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東の空に13夜の月があった、正月3日は満月である。

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野鳥のブログであるので、最後に泊まった宿の隣の庭にいた、謎のメジロです。金の成る木の花蜜を吸っていましたが、普通のメジロは喉は黄色であったが、この子の喉は赤みが強いので目立ちました。

2007年1月 1日 (月)

白鳥5種にて謹賀新年

新年明けましておめでとうございます 

皆様良き年をお迎えの事と存じます本年も旧年同様にどうぞ宜しくお願いします。今年は猪突猛進では有りませんが、真っ直ぐ悠々と気侭に野鳥撮影を趣味として楽しみたいと思います。今年最初の写真は昨年2月~12月に北海道・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県など一都・一道・七県などで撮影したハクチョウです。4月~10月初めは北からの白い使者よりも、留鳥となって野生化した白鳥の方が多く、中には子育て中のオオハクチョウもいました、可愛いハクチョウの雛も初めて撮影出来ました。アメリカコハクチョウは数が少ない渡り鳥、ナキハクチョウは1羽が北米から迷い鳥として渡来してきたようです。白鳥は全身が白いので5種類の区別は嘴の色と形で分るようです。

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オオハクチョウ: 嘴はコハクチョウと比べて黄色部分が大きく、黒色部分に食い込んでいる、黄色と黒色の入り方には個体変異があるようです。体長もコハクチョウよりも一回り大きいL140cm

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コハクチョウ:オオハクチョウと比べて嘴の黄色い部分が小さく、嘴の先の方にとがっていない、個体差もあるようです、頸に緑色の首飾りを付けたコハクチョウはクッシャロ湖で山階鳥類研究所が付けた標識、付けた人のお孫さんの名前が愛称のアンナ、昨年の春3月に見た時はチョンガでしたが、この冬は写真のように同じコハクチョウの連れ合いがいます。今年の10月には子連れで来ることが楽しみです。

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コブハクチョウ:雨降りの暮れの22日に皇居のお濠で撮りました、頸に白帯を付けています、嘴の橙赤色が薄く感じられコブが小さいので若♂かそれとも♀でしょうか、体長は白鳥の中で最大のL152cm

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アメリカコハクチョウ:嘴は黒色で基部にわずかに黄色の部分がある、全長L132cmで体型はコハクチョウに似ている

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ナキハクチョウ(トランペットスワン):嘴は黒く黄色の部分がない、アメリカコハクチョウの嘴基部には小さな黄色の部分があり、目と嘴が線でつながっているように見えるが、本種は嘴と目がくっついているように見える(写真は珍しく薄目になっている、嘴には鳥の羽のような異物が付着している)体長はアメリカコハクチョウよりも大きくL152cmである

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オオハクチョウ♀と雛(06.6.23撮影ウトナイ湖)昨年6月初めにNHK-TVで放映された時はもっと小さかったが、3週間も経つと陸の上で休息出来るまでに成長していた。

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コハクチョウ一家同士の挨拶(06.11.15撮影茨城県木埜村)灰色は幼鳥です

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富士山と逆さ富士のコブハクチョウ(06.3.14撮影 於いて山中湖)この時期は湖岸のヤドリギを食べにくるヒレンジャクを撮影に行っていました。

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画面中央はアメリカコハクチョウの番いです(06.3.8撮影 あぶくま親水公園)、1500羽くらいいた白鳥の中で、このアメリカコハクチョウを捜すのは難しい作業でした、何しろ白鳥は餌を食べる時は水面に頸を突っ込んでいますので、見つけ難いものがあります。昨年の12月22日現在まで今期のハクチョウは、コハクチョウ157羽、オオハクチョウ430羽、計587羽で、アメリカコハクチョウはまだ飛来してこない、例年は3月に一番ハクチョウが増えるそうです。福島県では猪苗代湖のハクチョウも有名です、11月には田んぼにもいました。

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ナキハクチョウとコハクチョウのラブラブカップル、体型が似ているアメリカコハクチョウとコハクチョウの交雑個体は図鑑にもありますが、体型が大きく違うナキハクチョウとコハクチョウは成功するのでしょうか、興味深いものがあります。(06.3.7撮影 岩手県久慈市)

日本野鳥の会のフィールドガイド「日本の野鳥」ではオオハクチョウとコハクチョウの2種が冬鳥、コブハクチョウは迷い鳥、動物園や公園で飼われていたものが逃げ出して野生化した、アメリカコハクチョウはコハクチョウの亜種として紹介されている。山渓の日本の野鳥では、オオハクチョウ・コハクチョウ・アメリカコハクチョウ・ナキハクチョウ・コブハクチョウの5種が掲載されているので、日本に飛来する(飛来した)5種すべてのハクチョウが揃ったことになります。

本年もよろしく、お付き合いの程お願いいたします。

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