三宅島総集編
今回の三宅島ではアココッコ館のお二人のレンジャーには大変お世話になりました、ここに御礼申し上げます。19日の鳥バスで撮影したウチヤマセンニュウの繁殖地である伊豆岬灯台と展望台です。 ここの展望台で江崎レンジャーからウチヤマセンニュウの生態などを含めて三宅島の自然について説明を受けてから周囲の探鳥ツアーを行いました。笹薮では渡来してきた直後のウチヤマセンニュウ、林縁ではアカコッコ、岩場ではメリケンケアシシギなどを見つけて戴きました。
三宅島の鳥は勿論アカコッコです国の天然記念物で、レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類になっているそうですが、朝夕に探鳥した地域ではこの愛くるしい顔を良く見かけました、「ジュリリリ、チョ」と囀ります、♂は頭部から胸まで黒く背中・肩はねは濃い茶色で風切は黒っぽい、胸から橙いろ腹中央から白い。右の縦長の写真は♀個体差はあるが全体的に♂よりも色が淡く喉の下に白い部分がある。
三宅島の花はガクアジサイです、かなり大きい花で真ん中に小さく青い花があつまり、 そ
のまわりに白い学ぶち状の飾りがついています、ワンデジ(sony DSC-V1)で花印(近接撮影)で日陰に咲いていたガクアジサイを撮りました。
鳥バスツアーでアカコッコ館に入館した時に配布された「三宅島自然ガイド」が島内に居た時も帰ってきてからも非常に役立っている。このガイドによると三宅島で観察された野鳥は250種になるそうです。今回初めての三宅島で撮影出来た野鳥は島を代表する国・天然記念物のアカコッコ・イイジマムシクイ・カラスバトです、カンムリウミスズメの繁殖地である大野原島(通称:三本岳)は19,20日とも船が出ませんでした(左の写真が富賀自然公園からの三本岳)、また来年2月-5月の繁殖時期に行きたいと思います。その他には5月に入って渡来してばかりのウチヤマセンユウ、本州のヤマガラよりも一回り大きく色が濃いオーストンヤマガラ、同じく色が濃いミヤケコゲラ、同じく羽色が黒いモスケミソサザイ(次回はもっと良い写真をと願っています)、三宅島で留鳥のタネコマドリ(この鳥も証拠写真でしたので次回は・・・・)、本州のメジロよりも嘴と翼が長いシチトウメジロ、三宅島特有の海鳥ではありませんが初見のメリケンキアシシギを含めて9種類の野鳥に出会う事が出来ました、バードアイランド三宅島・・・万歳です。
帰りの船上から撮影したオオミズナギドリです、今回の野鳥撮影ではこの鳥で初見・初撮りは10種になりました。
帰りの船上から撮影した三宅島の雄山です、2000年の噴火ですっかり山様が 変わってしまいました、4日目が一番穏やかな日となり、野鳥撮影には最も良い日に島を去ることになりました、カンムリウミスズメを初めまだまだ未見の野鳥が多くこの島には250種もの野鳥が観察出来る事を思うともっと気軽に野鳥撮影を楽しみたいと思います。
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フーさん こんにちは
今日は朝から一日中仕事なので、今日のブログは帰宅後の夜間作業、残業処理になります
三宅島総集編は早すぎました、まだ未掲載の三宅島の風景、花や鳥が在庫にありますので、留守中の繋ぎや雨天対策の在庫にしておきます。
投稿: ken3 | 2007年5月29日 (火) 12:46
おはようございます。
三宅島総集編、名残惜しさが伺えます。
来年の野鳥撮影が楽しみですね。
カンムリウミスズメ、潜水性海鳥とか。
野鳥万歳です。
投稿: フーさん | 2007年5月28日 (月) 06:12