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2007年7月

2007年7月31日 (火)

霧多布岬のノゴマ

北の自然王国、HAMANAKA MAPには「きりたっぷは いたるところが 自然観光の地だ。 海岸は大小の湾と 小さい島々で 太平洋の波を砕き 風を切る。 奇岩絶壁は 神が創った 雄大な容姿だ。 そして原生花園は 神が創生した 天然のお花畑だ。 四季折々には すばらしい色彩をみせ 花の香りに 酔ってしまいそうだ。 きりたっぷこそ 訪れるにふさわしい 神秘と自然の ふるさとである。」この霧多布には3つの岬がある、この岬に夕日が見事な温泉がある、今回は2度も入った霧多布温泉ゆうゆ、その先にある一基の風力発電のさらに先にあるのがアゼチの岬、夜明け前から対岸の小島から飛来するエトピリカを見物する人が待機しているのがこのアゼチの岬、霧多布岬展望台はエゾカンゾウなどが一面に咲くお花畑の中にある、この先にキャンプ場がありその先の駐車場から5分で灯台のあるところが湯沸岬、この灯台の右横の絶壁の上、青空の下シシウドの花の上で囀っていたのがこのノゴマである。 0774_277s 0774_296s_2

囀り前に喉を膨らませているところです、上はその後の囀りです

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開いたシシウドと蕾の上で周囲を見回す

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正面を向いた赤い前垂れが白い花、青い空と紺碧の海に冴えます

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最後はシシウドの葉の上に載りました、胸の凹みが一段と明朗に見えます

この岬には黄色いエゾカンゾウ、紫色のヒオウギアヤメやノハナショウブ、ピンク色のハマナスなど色とりどりの花が咲いていましたが、このノゴマは白いシシウドがお好きなようでした、花の背が高いのも鳥にとっては魅力なのでしょうか

2007年7月30日 (月)

真夏のタンチョウ

釧路に最初に訪れたのは紅葉前線が南下する季節であった、湿原を蛇行する釧路川沿いに時速20kmでゆっくり進む、くしろ湿原ノロッコ号で旅したのはもう7,8年前の定年一年前の秋であった、ノロッコ号を細岡駅で下車して細岡展望台から遠くに白雲なびく阿寒連峰を一望して、眼下にには蛇行しながら緩やかに流れる釧路川を長年の連れ合いと共に眺めた時に、今日の野鳥撮影一人旅は全く想像だにしなかった。その釧路湿原は今年の二月に訪れた時は一面の雪景色であったが、7月初旬の釧路湿原の鶴居・伊藤タンチョウ・サンクチュアリの給餌場は牧草地の様相であり、肝心のタンチョウにはお目に掛かれなかった、それではと近くの鶴見台に向かう243号線の途中で二羽のタンチョウが道路脇の牧草地で採餌しているところに遭遇した、道端に停車して撮影したのが、今回の真夏のタンチョウである。

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鶴居村はその名の通り一年中鶴はいますが、真夏のタンチョウは真冬の華やかなデイスプレイが楽しめる時期ではなく、実に動きがな単調なタンチョウでした。ポジティブに言えば真夏でもタンチョウが見られるので鶴見台ではガイコクジン観光客のツアーバスが絶えません、やはりタンチョウは雪景色が似合います。

2007年7月29日 (日)

鼠を捕らえたシマフクロウ

日本のフクロウ類中、最大の種であるシマフクロウを昨年6月に初めて訪れてから今回で3回目、絶滅危惧種で約130羽しかいないと言われている貴重な種である。今年は2月の雪景色から2回目の丁度1ヶ月前の6月の晩である、この日の二日前に紋別から宿の女主人にTELしたら28日はお客は二組の6人なので大丈夫と言われていたので、前日の午後から野付半島に入り当日の午後2時過ぎまでトドワラ・ナラワラで有名な野付半島で探鳥をしていた時に3人連れの相模原の鳥友にここでお会いしたら、今夜は鷲の宿と聞いて同じ日にここでご一緒とは広い北海道では奇遇でした。ここには番と昨年の子供のヘルパーの3羽が宿の前の池にきますが、この日はヘルパー君の大活躍の日でした。076282_055_edited1s

毎回最初の飛来音もなくこの枝に来ます、ここから池面を見つめてから視線の方向の池の縁に飛んでいきます、なかなかのイケメンです。

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川の中の人造の池の縁にとまり、中の魚の様子伺っている採餌まえの態勢です、池の中に何匹いるのか確認する眼光の鋭さがあります

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音もなく魚目掛けての飛び込みです体長70cm、翼長180cmの大型の野鳥は迫力があります、この時に鷹羽模様が見られます、足のゴールドのカラーリングにはPが刻印されています、これは昨年の子供で親と一緒に居て今年の子育てを手伝うヘルパーさんです、この夜はこの子が一番採餌にきました、ヘルパーさん大忙しの晩です。

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魚はイワナの一種のオショロコマでしょうか、嘴に咥えて「どうだ!」と言わんばかりの目つき顔つきです

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魚を咥えるヘルパーさんのゴールド・カラーリングがお洒落に見えます

                                                                                                                                 

下の写真はヘルパーが足の下に魚を押さえています、これから巣に運ぶようです

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突然何かを見つけたのか池からこちらの川岸に音もなく飛んできました

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後ろ向きに羽を広げた向こうで何かしています

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暗闇の中で何か獲物を捉えたようです

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持ち上げた左足にネズミの尻尾が見えます

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良く見ると左足に鷲掴みしているのはネズミのようです魚以外の獲物を捕らえたのを初めて見ました、初めて写真に捉えました。

午前3時まで粘りましたがこのような場面は二度とありませんでしたので、これで終了しました。今夜は主にヘルパーさんが十分に楽しませてくれました。

2007年7月28日 (土)

シブノツナイ湖のオオジュリン

まだ北海道の写真の整理07624_351s が終わりません、シブノツナイ湖のオオジュリンです、ここでは真っ赤なベニマシコと赤い前垂れのノゴマ、それに給餌に忙しいノビタキがいました、アシ原・湿原・草原で生活する地味なオオジュリンです。07624_154s

黒い顔に黒い目夏でも白い襟巻きが目立ちます

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第一回夏羽の若でしょうか_dsc0042s_2 二羽でシシウドの上と下にいましたが左右に飛び別れです

ハマナスをバックに正面を向いていますが、黒い顔に黒い目はなかなか上手く撮れません07624_150s

エゾカンゾウをバックに囀るオオジュリンです

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やっと目が出た写真です、真夏に白い襟巻きも似合います

2007年7月27日 (金)

アオバズクの幼鳥

青葉の季節に渡来してきた相模の国の古木「たぶのき」の大木に大きな樹洞があり、毎年ここで営巣するアオバズクに4羽の幼鳥が無事に巣立ちました、親の番と幼鳥4羽の一家6羽のアオバズクがこの古木にいます。

_dsc9001s_2 一羽だけ家族5羽のところから離れたところにいた幼鳥です

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真下から上を見上げての撮影です、下の二羽が親です、幼鳥3羽が親の上に見えますが、もう一羽はこの画面の右上に一羽離れて止まっていました。_dsc0099s_2

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3羽の幼鳥です、親はこの下にいます

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一羽離れたところにいる幼鳥の大あくび?何故か志村 健の阿呆面に似ていました、健さん失礼しました。

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一家から離れたところにいる幼鳥はなかなかのエンターティナーです、チョットだけよと羽を広げました。

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  5羽の一家の方でも幼鳥が同じように羽を広げる仕草をしました

写真は目を開けているものだけですが、この十倍以上の時間は睡眠時間でした、アオバズクに付き合うのも根気ズクです。

2007年7月26日 (木)

ブッポソウの給餌

久振りに長梅雨の晴れ間にブッッポソウの給餌を撮りました

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昨年と同じ樹洞の中で雛が一羽動いていました、親からの給餌を待つ姿勢です

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餌のセミを咥えて親が洞に来ました

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給餌後の帰りの姿勢と思いましたが、♀が先に与えた餌を雛が採餌中でしたのでお持ち帰りです、この後直ぐに給餌に来ました

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何回も何回もセミや蛾などの昆虫を給餌する親の姿です

2007年7月25日 (水)

サンコウチョウの巣立ち

今朝まだ暗い森の中でAM5:30頃に巣から右斜め前方の通路側の方、約7,8m飛んで蔦のジャングルの中に巣立ちしました、ここで♀親からの給餌と更に右奥の山の中に移動する誘いを受けて約二時間後にここから親の誘いに乗り飛んで行きました、第三番目の雛は暗いうちから待機していたカメラマンの期待を裏切って無事に早朝の巣立ちが成功しました、たぶん親に連れられてお兄ちゃん達が待っている森の奥に行ったものと思われます。これで今年のサンコウチョウの撮影は終了しました。また来年のお楽しみです。

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上下 前後左右から蔦の弦を張巡らしたところに巣立ちましたので、撮影は極めて難しい状況でした、枝かぶれ、葉かぶれも随分と経験しましたが、ここは差し詰め蔦被れでしょうか、向こう向きに止まった雛に♀親が様子を見にきました

_dsc0284s 大きな飛び出した目はまだ幼鳥の目です

_dsc0104s_2 大口開けての鳴いています餌チョウダイのですが、最初は右側からも餌を持ってきましたが、これを最後に右側からは餌を持たずに来ました

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今度は左から大きな昆虫を持って来ました

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蔦が邪魔して肝心なシーンが上手く撮れません

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無事に給餌が出来たようです

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右から♀親が来る時は右奥の山の中に移動する誘いです、右から来た時は餌は持ってきません

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♀親がもっと安全な山奥への誘いのポーズです

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7:30頃に撮った最後の写真です、二時間前はもっと白い羽が多かった気がしますが、たった二時間で急に発育が進んだようです、この後に♀親の後を追って山の中に飛びましたので、これで撮影は終了です。

ISO感度800で撮影していますので、全てノントリです

2007年7月24日 (火)

まだ幼鳥のエゾフクロウ

今月初めに撮影した日に毎日見ている地元の人の話では兄達はとっくに親離れして山に行ったにも関わらず、この末っ子は甘えん坊なのか怖がりなのか、未だに親離れ出来ないと言われていました。

0771_034s まだ胸の白毛が目立つ幼鳥の上に少し見えるのは♀親の羽です、雑木林の中を飛び回りますがあまり長い距離と時間は飛べません

0771_069s 居眠りしている親に甘える幼鳥です

0771_044s 半目で下を覗く幼鳥0771_045s_1 、爪はもう猛禽の鋭い爪をしています、もうすぐ自立出来る爪です。

尾羽を少し開いてサービスして呉れました

2007年7月23日 (月)

キマユツメナガセキレイの採餌

ノビタキの採餌の次はキマユツメナガセキレイの採餌です、繁殖地の周囲で頻繁に活動している様子です07622_285s_1 07622_289s

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本来ならば捨ててしまう餌を咥えている野鳥の本来の姿と思えば破棄するのはもったいないと思います、ノビタキのように番で採餌していたが♂♀の区別がつきません。

2007年7月22日 (日)

ノビタキの給餌

普段は小鳥がエサを咥えている写真はあまり撮りませんが、繁殖中は虫や毛虫を咥えて巣の側で働きものの番を良く見かけます。今回は自然に親しむ運動期間中でもあり、北海道の自然の姿でもある虫を咥えているノビタキの番の写真を集めてみました。

07624_093s 普段はあまり見かけない獲物の 蜂を咥えています、この時期は花も満開ですので花蜜に群がる昆虫も多く食物連鎖の中で絶好の獲物です

07625benimashiko_165s 飛んでいる虫だけではなく昆虫の幼虫も咥えています

07622_220s ♀も大きな毛虫を咥えてきました

07624_097_edited1s kemushi

_dsc0128s_1藪 蚊のような虫を沢山咥えています、人間にとって藪蚊はどんどん捕ってほしいものです

07624_156s ♀も負けずに虫を咥えてシシウドの上で営巣地の周囲の様子を見ています

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虫と毛虫の両方を一緒に咥えています、雛の数が多いのでしょうか、♂が一生懸命に給餌している姿が想像されます

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2007年7月21日 (土)

暗暗のサンコウチョウの給餌

古語辞典では暗暗(くらぐら)は薄暗い時刻、日暮れや夜明けがたとなっていますが、サンコウチョウは一日中暗暗のところに営巣していますのでシャッタースピードが上がらずシャ-プな写真が撮れません、5日前に最初の雛が孵ってから5日目の朝です、暗暗の中で雛は3羽確認できました。♂の給餌に3羽の雛が顔を出しました

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_dsc0498s_1 ♂の給餌、雛がまだ目も開かないような幼なさです、大きく開けた雛の口に給餌です

07720051s ♀の給餌です、給餌の回数はやはり♂よりは多いようです

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♀も♂も給餌の後に抱卵姿勢を取りますが、まだ孵っていない卵があるのか、それとも雛を暖めているのでしょうか、そんな中で一羽の雛が母親と巣に挟まれているように見えます

_dsc0434s  親が去った直後もエサチョウダイ!と空に向かって大きく口を開けています

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再び♂の給餌ですが、自慢の尾がS字に曲がりました

07720194ss ♂の飛び出し寸前です

07720100ss 見返りの体勢です、♀ならば見返り美人?サンコウチョウはアイリングと飛んでいる時のヒラヒラ舞う長い尾が魅力ですが、暗暗では飛びものは撮れませんでした。

2007年7月20日 (金)

若隼の海上飛翔

海外旅行の予定がなかったので、3ヶ月前に更新した10年のパスポートを昨日は受け取りに横浜産貿会館・パスポートセンターに行きました、みなとみらい線の日本大通が下車駅です、駅の階段を登ると目の前に大通りがあります、2009年で横浜開港150周年を迎えますが、この日本大通りは明治時代に日本人と居留外国人との住居の境界として、また延焼防止の役目があったそうです。今では考えられない境界ゾーンですが、野鳥と人間も一定の距離を保つ必要があります、特に繁殖中は近ずきすぎると野鳥は警戒の鳴き声を発しますのでその場から直ぐ離れる事がマナーと思います。

穏やかな海上を飛翔する若ハヤとそれを見守る親鳥の飛翔です07752_052_edited1s、ハヤブサはいつもは空を見上げての撮影でしたが、ここでは初めて下を飛ぶハヤブサ若の写真です

07752_034_edited1s 岬の高さよりも低い空で 若が旋回して着地体制に入ったところです、親に比べてまだ空高く飛べませんので、海上から見て岬の高さの位置での幼い飛翔です

0775_147s 青空の下で幼鳥の低い短距離の飛翔を見守る♂親です

0775_144s 幼鳥を見守りながら鋭い目つきでカメラの方向をチエックする♂、鋭い目つきで睨まれた気がしました

0775_149s 上空を旋回して戻ってきました、♂は狩以外の時間は上空を旋回しながら幼鳥の見守りです、先日のオオタカの♂とは大違いです。♀は電柱の上にいるい事が多いようです。

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幼鳥に近づくとキイキイキイと幼鳥よりも太い声で鳴きながら警告の飛翔です、お腹の横班と毛並みから♀のようです

0775_158s 攻撃態勢です、カメラの方向に向かって来ますので思わず頭を下げて避けました、このような攻撃態勢は鋭く鳴きながら隼一流のスピードで突っ込んできます。特に幼鳥に餌を持って来た後は一層警戒が厳しくなり、営巣地から30m以内に入るとこのような激しい攻撃を受けます、野鳥の繁殖区域には入るなと、野鳥と人間との一定の距離は保つべきとの警告です。この攻撃があってからは30m(超望遠レンズの距離計)以内には近づくのは止めました。人に聞いた話ですが地上に落ちたフクロウの雛を拾った人が音も鳴く後ろから襲って来た親鳥に鋭い爪で頭と頸に大怪我をした例があるそうです。繁殖中の猛禽は人間でも襲うと言うのは事実あると体験した北海道の大自然です。

2007年7月19日 (木)

花の若隼兄弟

旅の終わり近くになると鳥を探してやたらに走る、この日は釧路市内の漢方薬湯24時間営業の健康センターを明け方の4時に出発、鶴居・伊藤タンチョウサンクチャアリに向かうがタンチョウが見えない、次に鶴見村・鶴見台に向かうここには3羽のタンチョウが採食中であった、2月に来た時は雪景色の中で数え切れないほどのタンチョウが給餌を受けていた場所である、夏でも鶴が居るので鶴居村とは本当であった。次に昨年に行った雪裡川沿いの草原の道(11-3月までは通行禁止)を進むとコマドリなどの草原性の野鳥が歓迎してくれたポイントには今年は野鳥が少ないのでここを諦めて、音羽橋に出るが今は誰もいない、2月の賑わいが嘘のような静けさである、営巣地であった川の中にはタンチョウは居ない、次に塘路湖経由シラルトロ湖に向かうここも冬にいたエゾフクロウは居ないUターンして、60km先の厚岸水鳥観察館で情報収集目的で寄るが、若い女性スタッフが長電話でなかなか応対しないので痺れを切らして、霧多布岬がある浜中町を素通りして、根室市の手前にある、春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターを目指すが、あいにく水曜日で休館日であるので情報は得られずじまい、風連湖脇の駐車場には車が一台もない、ここで400mmを出して木道を行く、浜と草原にはヒバリ空にはトビ、海と湖にはカモメなどの海鳥しかいない、二月来た時に通行止めになっていた木道の橋が未だに通行止めで渡れない、去年の秋の台風で壊れたままである。空に尾が白い大きなオジロワシが舞っていたので写真に撮る、ここではヒバリとこのオジロワシだけであった。次に向かったのがこの日の最終地浜中町である。岬の駐車場までこの日は350kmも走った。キイキイキイと鳴くハヤブサに気づくが、鳥撮りは誰もいない花を観に来た観光客が時々来るだけである。風は強く肌寒いのでTシャツの観光客は震えていた。ここは観光で一回、鳥撮りで3回目で初めての晴天であった。付いていると直感した。

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エゾノシシウド、エゾカンゾウなどの花咲く斜面のはるか先の絶壁に二羽の若隼です、この写真はsony DSC-V1で撮りました、コンデジでも野鳥が撮れるポイントは流石に北海道です、一般の観光客も豆粒のハヤブサを撮影していました。

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仲の良い二羽のように見えます、キイキイキイと合唱しています、この鳴き声はお腹が空いたので親に餌を求めて鳴いているところでしょうか

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こんなシーンもありましたが、このような行為はやはり岩陰で行うものなのでしょうか、若隼同士のこのような行為は何を意味するのでしょうか、興味津々です

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二羽でお揃いの羽ばたき練習です、どちらが先に巣立ちするのでしょうか

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陽光を背に受けての飛び出しの練習でしょうか尾羽、が開いて居るので羽ばたきの練習のようです

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青い海を背景に名も知らぬイネ科の草穂が風にゆれ日に光って若隼の羽色を際立てています、海風に向かい未来への飛び立ちのトライでしょうか

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白波と青い海、絶壁の若隼は何をみているのでしょうか、エゾカンゾウの黄色い花が若には似合います

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西日に向かっても羽ばたきの練習です

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大きな水洗トイレを使うとはマナーも心得ています

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ヒオウギアヤメ・エゾリンドウ・センダイハギ・エゾカンゾウなどの花咲く絶壁の若二羽です、主役は花でしょうかハヤブサでしょうか写真の構図は岬の花です

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2007年7月18日 (水)

猛禽の肉引き(綱引き)

内地では見た事もない位置の松枝での営巣です、松の幹を半周するくらい大きい巣です地元の方と二人で撮影しましたが毎年同じ木に営巣するので毎年のように巣が大きくなるそうです。北海道でこのオオタカの営巣の様子を7月4日に4枚の写真でモバイルPCで発信しましたが約1000枚の写真の一部しかご紹介していませんので、あらためて猛禽オオタカの食事風景の写真です

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オオタカ♀の横顔です、頸を伸ばして子供の前で威厳があります

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3羽の幼鳥に順番に給餌する親です、獲物が大きいので余裕を感じます、一番目と内臓肉で綱引きならぬ肉引きをしています、子供は目を白黒させていますが、他の幼鳥もこの勝負を見ています

結果は・・・・

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母親の勝ち!子供の嘴には少しの肉片が残りましたが、これぽっちかと言うような目つきです

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今度は成長の遅い第三子ととの肉引きですが、第一子とは表情も目つきも優しいように感じられます

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母親はわざと負けたのか末っ子には甘い、兄たちが鳴いて騒いでいます、獲物はハトよりもかなり大きいのでしょう、こんなに長い内臓肉は給餌で見たことがありません

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幼鳥3羽の勢揃い二番目は羽を広げて、三番目はそっぽを向いていましたが、この後に後ろで羽を広げていました

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母親のそのうも膨らんでいますので親子で獲物を満喫したと思います、食後の二番目、三番目です、一番目は羽ばたきの練習でしょか

それにしても♂は一度も現れませんが、どこに遊びに行ったのでしょうか、これでは母子家庭です。

2007年7月17日 (火)

雛が孵りました

久し振りに県内のサンコウチョウです、今朝は夕べの風雨で途中の登山道が山崩れで家一軒分の土砂が道を塞いでいましたが、泥まみれになりながら入り口でお会いした鳥友とこの難関を越ええるのに10分くらい掛かりました、長靴が泥に埋まり身動き出来なくなり、ザックや三脚を泥の上に降ろして、泥に埋まった長靴をなんとか引き出してようやく脱出する事ができました、ポイントには5名が先着していましたが、皆さん泥山の突破には苦労されたようです、一人の方は長靴が片方しかなく泥の中に紛失してきたとこぼしていました。それほどまでしても皆さん撮影意欲があるサンコウチョウです。今朝は雛が一羽孵ったようです、まだ巣の中で雛の姿は見られません

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♂が巣の中の孵った卵の殻を取り出しているところです、そこに交代の♀が飛んできましたので、♂があわてていますので殻を上手く取り出せません、♂の頭上に雌が通過しました

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交代直後に♂が巣に引っかかった卵の殻を気にして戻ってきました

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巣に引っ掛った殻が気になるのか、♂は側の蔦にとまり見ていました、人間界にも稀な几帳面な♂です

次の写真は♀の抱卵です_dsc0209s_1                              

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♀の給餌です緑色の毛虫を咥えてきました

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♂の給餌です、午前中にこぼれ日により背景の森が色づいています、サンコウチョウにもこぼれ日がもれた部分の羽色が白くなっています

 

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♂の抱卵です、今日は給餌と抱卵があり、♂と♀の交替時間が短く変化のある鳥見・鳥撮りが出来日差しの条件が悪くなった11時に帰りました、今日の鳥撮りの方は30名くらいでした。帰りの泥の山は皆さんが落ちていた木の枝を泥の山に敷いたので比較的容易に通る事が出来ましたが、この泥土を撤去するには容易ではないと思います。

2007年7月16日 (月)

野付半島の野鳥

オホーツク海の潮の流れによって造られた日本最大の「砂嘴」は荒涼としたナラワラとトドワラの風景と花々が咲き誇る風景が混在する半島は野鳥の宝庫である。今年の二月に来たときはオオワシとオジロワシが舞う雪景色であったが、この夏はセンダイハギ・ハマナス・シシウド・ハマエンドウ・ワタスゲなどが咲き誇る草原に、オオジュリン・ノビタキ・カワラヒワ・ヒバリ・シマセンニュウなどの草原の小鳥が囀っていた。今回は初めてトドワラの終点まで約1・5kmを撮影しながら歩いてみた、最初の写真はトドマツが海水に侵食されて立ち枯れたトドワラである。因みにミズナラが侵食されたのはナラワラである。

045s このトドワラも年々侵食が進行して少なくなっているような気(木)がする、鳥はオジロワシかと思ったがはトビであった

湿地帯の草の中にオオジュリンがいました_dsc0240s

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行き帰りの遊歩道で撮った写真です、シシウドの天辺と中間の茎に二羽の野鳥を発見する、次の瞬間に二羽は左右に泣き別れならぬ飛び別れをした_dsc0042s_1

黄金のカワラヒワ_dsc0127s _dsc0079s   

まだ足の赤いユリカモメが浅瀬で一羽で採食するところを発見

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渚ではセグロカモメの一団がたむろしていた

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オオジュリンの♀が蜘蛛の巣の前で獲物を探していた

空に向かっての囀り

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干潟ではアオサギの採食地になっていた、ここは餌の魚が豊富なのである

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オオジュリン♂の飛翔

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シマセンニュウの囀り

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オオジュリンの囀り

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カッコウの囀り

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オオジシギの嘴の先に朝露?この写真は野付岬灯台手前の駐車場の付近で撮影

遠くに二羽のタンチョウは、ネイチャーセンターの手前で撮影

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肝心のアカアシシギにはお目にかかれませんでしたので、次回の楽しみにします

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2007年7月15日 (日)

シブツナイ湖のベニマシコ

現役の頃は赤が一番嫌いな色でした、引退して還暦を迎えた時にゴルフ用の赤いカシミヤのベストを子供達から貰って以来、赤色が好きな色の一つになりました。真っ赤な夏羽のベニマシコは北海道遠征中にブログに速報として貼らせていただきましたが、モバイルPCではウイルコムのデータ通信64kbpsでは画像を送るには通信速度が遅いので4枚の画像送信が限度であったので、夏羽の赤いベニマシコを未発表の画像で再掲します。道東と道北で夏羽のベニマシコに多数会ったがここの夏羽のベニマシコが最高に色艶が赤かったと思えるので速報版の追加版です。

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セリ科のシシウドの花を帽子に茎にとまり囀るベニマシコです、丸く小さな口を思い切り大きく開けての囀りです

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今度は体の割には丸い小さな嘴に日傘のシシウドの白さが対照的なベニマシコです

07625benimashiko2_130s 曇天のセンダイハギの茎の中間にとまるが背景の緑ボケが映えます、この鳥の長い尾の両端の白い部分が明瞭に出ています、全体に黒褐色の翼の大雨覆と中雨覆の先端の白班が目立つ

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次に まだ咲かないセンダイハギの天辺に上りました曇天の空にも関わらず存在感があります、風の吹く中で長い尾羽を曲げてバランスをとっていました、見返りのベニマシコ。

07625benimashiko2_002s ハマナスの木にとまりましたが、カメラの前の葦の前ボケが気になりますが、アクセントと思ってください、目が可愛く映りましたこれでハマナスの花が入れば申し分がないですが・・・

07625benimashiko2_098s いたるところに咲くシシウド、揺れるシシウド背景は曇天のシブツノナイ湖、赤いお腹と尾羽の内側は白い、風でお腹の羽毛が毛羽立っています

同じ場所のベニマシコでも背景が曇空・湖・草原では趣がこんなにも異なります。

2007年7月14日 (土)

思い出のシマアオジ

今回の主たる目的は、昨年見る事が叶わなかったシマアオジである、シマとは北海道をあらわす島であって縞模様の縞ではない、シマアオジとは北海道のアオジであるとものの本に書いてあった。昨年の6月は遠征前に鳥友から北海道に行くなら「文一総合出版の日本の探鳥地:北海道編」を案内書として紹介されて通信販売で購入した、この本を参考に初めて北海道へ一人旅での野鳥撮影旅行であった、昨年は苫小牧にフエリーが着くと真っ先に訪問したのが北大演習林のクマゲラが目的であったが抜けたあとだった、次に向かったのがウトナイ湖ネイチャーセンターである、ここで横浜出身の女性スタッフに「シマアオジは来ていますか」と質問すると「今年はまだ来ていません」と言われてガッカリしてシマアオジの小道のカンバンに沿って観察舎に向かった記憶がある。今年は男性スタッフに「どこへ行けばシマアオジが見られますか」と質問したら「今ではサロベツ原野でしか見られないので、サロベツ原生花園ビジターセンターに行けば見られる」と親切な案内を戴いた。くだんの本には特筆すべき鳥としてシマアオジが夏鳥に載っているが、ここではもう見られない絶滅危惧種になっている。昨年の失敗は「シマアオジは来ていますか」であったが今年は「どこへ行けば見られるか」二年目になると過去の経験が生きてくる。車のナビにビジターセンターを入力してサロベツ原野に直行することにした、ナビは460km11時間の行程を示す。高速道路を札幌から旭川方面に向かい旭川の手前で高速を降りて日本海側の留萌に向かう、留萌からは海岸沿いの国道232号を稚内方面に北上して約5時間で早朝4時に幌延ビジターセンターに着くと、既に野鳥撮影をしている人がいるので機材を担いでセンター脇の木道を100m位進むと初めて見る黄色い鳥が比較的簡単に撮れるが営巣している近くなのか嘴に虫をいっぱい咥えている、ハンの木には止まるが花にはとまらない、シダ類の草木に止まると写真になる。8時半頃に来た鳥撮りの人がシマアオジを撮ってきたと言われるので、どこでですかと聞くとサロベツ原生花園ビジターセンターと言われ、ここが目的地でなかったと初めて気づく、ここは下サロベツ原野の幌延町で隣町の豊富町は20km先にある、広いサロベツ原野で地図入力したビジターセンターが手前のビジターセンターであった。9時にサロベツ原生花園のビジターセンター駐車場に車を止めて、先ほどの鳥撮りの方から一周1kmの木道の真ん中がシマアオジのポイントと聞いていたので、直ぐに準備してポイントに行くと鳥撮りの人は10名程度、今朝は既に4時半頃から出たらしいピークは8時か9時頃とここで一週間もシマアオジを撮っていると言う人が話していた、そんな話を聞いていたら10時半頃に木道脇にシマアオジが出た、初見初撮りである興奮しながらの1分間であった、それから出たのは4時間後の2時半頃、三度目は更に3時間後の5時半頃であった、七時間で3度の撮影チャンスであった。

07622065s 木道の直ぐ脇に来たシマアオジ♂

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エゾカンゾウのつぼみの上で大きな口を開けて一生懸命の囀り

07623_122s 正面を向いた顔

07623_025s エゾカンゾウが咲く側で蕾の上での羽繕い?

07623_098s エゾカンゾウが満開の原生花園で黄色いお腹をこちらに向けていると囀りがないと見つけ難い花に同化しているシマアオジ

07623_108s エゾカンゾウの上でジャンプ

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エゾカンゾウの上を飛翔するシマアオジ

22日一日、23日午前中、30日午前中の3回のシマアオジの撮影、現地でPC処理をしたので色調がそれぞれ異なるが、天候は曇りか小雨で風も吹いて寒い毎日であった。30日は遠くにいる囀りだけを聞いたので近くで捉えた写真はない、一週間経過するとシマアオジの出が悪くなったのは毎日大勢で押しかけるのが原因なのだろうか、それとも繁殖期間に変化が起きたのだろうか、よく解らないが30日は空振りと言っても過言ではなかった。

2007年7月13日 (金)

花とノビタキ

今の時期は行く先々の原生花園・草原で繁殖期のノビタキに会える、しかもいろいろなこの時期に咲く花に止まっている

_dsc0140s ノビタキの♂

_dsc0108s ノビタキの♀

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この時期は繁殖中のためか餌を咥えたノビタキが多いので餌なしのノビタキの方がすくなく撮影に苦労します、しかも理由が不明であるが♂の方が餌の虫を咥えているので、♀の写真が多くなった???

2007年7月12日 (木)

旭岳の野鳥

青空の旭岳を期待して6月30日の土曜日は曇天のサロベツ原生花園でシマアオジを撮りながら青空待ちをしていたが、この日のシマアオジは遠くにいることは確認できたが、何故か木道の近くには寄り付かないので写真は撮れなかった。翌日は狙い通り晴天の旭岳にAM6:00の一番のロープウェイには30分前から行列が出来る、それもそのはず7月1日は日曜日、殆どの人は頂上を目指す山登りか、ロープウェイ終点の姿見駅からの1周1時間コースの姿見池周辺の遊歩道を巡る観光客、先頭に600mmの超望遠レンズを三脚に搭載している鳥撮りが一人、当方と二人が鳥撮り目的であった。彼の弁によると7月1日から料金1800円が今日から2800円になるので、鳥撮りは6月中にギンザンマシコを撮りに来て7月に入ると来ないと言っていたが、一理はあるがそうとは限らないと思われた、晴天待ちでやってきた自分にとっては料金の問題ではなく撮影条件の問題なのである。ロープウェイは8分で姿見駅に着くと600mmを担いだ彼はそのまま歩きだしたが、当方は駅でお茶とパンを購入してから登り始める、昨年は50-100cmくらいの雪渓の道を登ったが今年は雪がない、所々ぬかるみがある山道を第三展望台までレンズとカメラに三脚など約20kgの荷物を担いで喘ぎ喘ぎ登り始めた、途中の第一展望台で旭岳の風景を観光、旭岳の左肩の方角から眩しい太陽が射るように光を放つ、6時半にようやく第三展望台に付く先着の人が一度現れたがカメラを向けたらギンザンマシコは飛んでしまったと言いながら、自分は更に上の第四展望台に行くと言われたので、暫くは一人で第三展望台を独占、昨年もここから動かずに25mの距離から撮影出来た成功体験があるので、今日もここから動かないと決意、鳥は待つもの追いかけるものではないと、自分に言い聞かせる。そのうちに二番目のロープウェイで鳥友のK氏兄弟と連れの3人組がやってきた、彼らとは3日前に偶然にも羅臼の鷲の宿でシマフクロウを撮影したばかりである。ハイマツが赤く変色しているのでギンザンマシコには保護色になっているので、二つの目よりも八つの目で探した方が確立が高いので大歓迎であった。

0771_197s 最初に来たのは地味な♀のギンザンマシコであるが今日の初撮りである

0771_002s すぐ目の前に大きな野鳥、それはキジバトであつた、こんな高い山にもいるのかと感心パンフレットにはホシガラスが出るとあるが遠くを飛んでいるので写真には撮れない

0771_196s 鳥友が見つけた40m先の赤変したハイマツの上に来た♂後ろボケの白い花はナナカマド秋になるとこの赤い実を採食する、今の時期はハイマツの新芽を摘んでいる光景が見られた

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ギンザンマシコよりもカヤクグリの出現が多く囀りもする

0771_209s 遠くにあるナナカマドの白い花の脇にあるハイマツにノゴマも現れる

0771_102s この日にもっとも近づいた、第三展望台の左端の木道の直ぐ緑色のハイマツに止まった時はパニックであった、600mmも枠に入れるのに三脚を浮かして仰け反りようやく枠に収めた、展望台にいた観光客は携帯で撮影する滅多にないチャンスに大喜び、逆に観光客が後ろにいるので、大口径レンズの人は後ろに下がれず写真が撮れない悲劇も起こる

0771_104s 枠一杯にこんなに大きく珍鳥が撮れたのは初めてである、スコープ風の画像になった、これで本日は大満足で山を下りられる、鳥友も次の目的地に満足げに向かった。

028s 第三展望台からの山の懐で噴煙を上げる旭岳頂上を望む、右下は摺鉢池、ここから健脚の登山家は一時間で頂上に辿りつくと巡回ボランテイアが観光客に説明していた

019s 摺鉢池に写る朝日と旭岳

2007年7月11日 (水)

北海道のノゴマ

北海道の草原・湿原・山地・海岸の草原などでノゴマが元気良く囀っていました

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2007年7月10日 (火)

呼人

網走駅から石北本線の北見方面次の駅は呼人、国道39号線沿いにある無人駅であった、リゾート地である付近には呼人キャンプ場やシマリス園があり、車で4,5分のところには博物館網走監獄がある、ここは古の昔に夏休みの家族旅行で寄ったことがあるので通過してきた。呼人探鳥遊歩道の入り口は全く好対照のモーテル街の外れにあったが、駐車場が無いので、反対側の入り口(出口でもある)は男爵芋の畑の前にあり車が2,3台置けるスペースが有るのでここに止めた、車の窓ガラスを開けたら藪からボウに薮蚊が3匹飛び込んで来て、いきなり顔面・頬っぺたを刺された、面の皮の厚さには自信を持っていたが、蝦夷地の薮蚊には通じないようである、初めての経験それはかゆみ・虫刺されにムヒSを自分の頬っぺたに塗った事、これから先の山道行程が思いやられる、軽い方のといってもカメラとレンズで約5kg、それに雲台503と鉄製ニコンFT3000の三脚を担ぐと10kg近くにはなる、全行程を歩くと7kmの表示があるが到底歩けない、反対側のモーテル街入り口まで約4.5kmの山道を湖に向かって降り始めるが湖岸まではかなりの急坂である、畑仕事をする老農夫のように携帯用のキンチョールを腰にぶら下げて、防虫スプレーを長袖からはみ出している手の甲に吹き付けてはいるが薮蚊の攻撃は果断なく続く、うざい薮蚊め!と独り言を言っている内に湖岸、入り口から600mの標識があるが1km以上も歩いた気がする真夏の昼間である。今日の狙いはここにコアカゲラがいると数百キロ先のサロベツ原野で聞いた情報で飛んで来たが、それらしき小鳥さんには出会わず、湖岸沿いを更に進むが気配なし暫く行くと前方に湖岸に突き出た枝に小鳥、あまり動かないので双眼鏡で確認すると、カワセミの幼鳥であったのでそのまま通過、探鳥遊歩道であるので標識はかなり親切に表示されている、1300m付近のベンチで一休みしながら周囲を探鳥、しかしコアカゲラの鳴き声・姿はない、カワセミの幼鳥の前に坂道で見たクロツグミがここまでの探鳥の成果である。更に2300mまで進むが成果なしここまで2時間を要すが誰にも会わず、どうやら入り口を間違えたと思いUターンをするが、帰りは上り坂最後の600mがキツイ、6時から4時間以上も無駄足であった。モーテル街の入り口付近の私有地の広い空き地に1台の駐車がありその脇に止める、遊歩道は前日の雨でかなりぬかるんでいるが入り口から100m位の所で車の主(地元の中年女性)に出会う、彼女が今コアカゲラを見たよ!と声を掛けてきたのでやはり最初からこちらの入り口から入れば良かったと反省する事しきり、だが彼女は話好きここで30分も鳥談義になったが、双眼鏡を片手にいろいろと鳥情報を話すが頭に残ったのは、明日行く予定の小清水原生花園から1km先にある牧舎に水飲み場がありそこに早朝に水飲みに来る野鳥がいるとの情報をインプットして、ようやく一人になり撮影開始するも午後11時を過ぎていた。1400先は湖岸に出るがそこまでがポイントでもあると教わったが、コアカゲラはいつもこの付近に出ると聞いたので、400m先の木道までを行ったり来たりしていたがアカゲラのドラミングと鳴き声、そして撮影もしたがまだ未見のコアカゲラには姿を見せない。そのうちカメラマンが一人やってきて暫く二人で探すが見つからない、そのうち彼は奥の方に進んでいったのでまた一人で探鳥遊歩道を行ったり来たりいたが、入り口から100m付近で普段はあまり見かけない鳥を発見、番のようである。

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07627_059s コムクドリ♂

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07627_115s コムクドリ♀

07627_126sコムクドリの 番が平行した枝に止まっているが二羽を同時に写せない、最初は♂にピイントを合わせて撮影

07627_132s 向き合っているところを♀にピント、平行している枝に止まる番を同時にピントを合わせるには閉口した撮影になった、このような場面を予測してレンズを車から持ってくればよかった修行が足らないと反省する写真になった

07627_143s 前の写真の直後に♂が♀の前を飛んで行ってしまい、200-400のズームを200にして絞りを上げたのでSSが遅くなりこのような結果でコムクドリの撮影は終了した。

2007年7月 9日 (月)

花の囀り

道北の夏に彩を添える草花が咲く原生花園に、日本では道北でしか繁殖していないツメナガセキレイの爪は花の上では爪が隠れてしまう、3種類の花の上で囀りましたが、ベニヤ原生花園では背が低いノハナショウブやハマナスの上に止まるチャンスは少ないようで紫色やピンク色の花に黄色い鳥合わせが残念ながら撮れません

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07629_161sシシウド から飛んで初めて自慢の長い爪が見えました

2007年7月 8日 (日)

ハナブサ君です

昨日の七夕の朝に不思議な光景を見ました、カメラマンはどこに行っても戦場です3時半に起床して戦場へ、さんふらあ・ふらの船上から撮影した金華山沖あたりの午前4時10分頃の日の出です、それが長方形の四角い太陽?です。低く垂れ込めた雲の悪戯と分かったのは数分後です07751_232_1

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百花繚乱とは大袈裟ですが霧多布岬の絶壁には満開の花が観光客の目を楽しませてくれます、珍しく晴天の7月4日は釧路・伊藤サンクチャリー・鶴見台・だれもいない音羽橋から風連湖へヒバリと遊び午後3時からここに来ました,午前中晴天午後から曇天夕方に冷たい風が出た5日は一日中,小雨の6日は午前6時までここに居ましたが、長いレンズは3日間我一人の撮影場所でした。6日午前5時半頃の小雨降る中での若いハヤブサです、花の咲く周囲を飛び回っていますので、ハナブサくんです

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手前の前ボケの紫色の花を超望遠で撮りますとヒオウギアヤメ・ノハナショウブ・カキツバタのどれかと思われますが拙い花の知識では黄色い部分が大きいのでヒオウギアヤメと思われます

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前ボケの黄色い花は一番多く咲いていたエゾカンゾウです、ハナブサ君は猛禽のくせに花とはよく似合いました

2007年7月 6日 (金)

昨日の続きです

三日目の霧多布は名物?の霧と小雨で夜があけました、雨天のせいかエトピリカを見にこられる人が少ない、他車は1台のみです、雨でエトピリカの見物を諦めて、昨日の続きのハヤブサ兄弟です

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兄弟は営巣地と思われる周辺の断崖で短い距離を飛び回っています

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親が運んできた獲物で兄弟の食事です、お兄ちゃんこの鳥に足環の標識が付いているよ!親父はこんな鳥を狩してやばいよ!だけど旨いね!・・・・・兄弟の食事は仲良く続きました

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腹も膨れたので食事の後は運動に一回りしてこよう!と飛び出しです

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上空では見守る親が警戒の旋回をしています

2007年7月 5日 (木)

兄弟のハヤブサ

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7月4日アメリカの独立記念日に、独立前のハヤブサ兄弟です、コチョウゲンボウ・エゾフクロウ・オオタカと続き4日連続の猛禽類です

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打ち寄せる大波の太平洋を眼下に花咲く断崖で幼鳥が羽ばたきの練習です、白・黄色・紫の北海のノバナが綺麗です

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親は電柱にいました

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幼鳥に近づくと親が鳴きながら営巣地の真上を旋回しながら威嚇攻撃を掛けてきます

2007年7月 4日 (水)

育ち盛り三兄弟

三兄弟いると育ちの遅れている一羽が必ずと言っていいほどにいます、帯広の三兄弟もそうです、兄弟の中では末っ子がピューピューと一番鳴きます

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オオタカの三兄弟の揃い立ち、右端がまだ白い羽毛が残る一番可愛い末っ子

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一家の食事です、母親は育ちの遅い末っ子から給餌をしました、それを見守るお兄ちゃん達も頂戴と鳴いています

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お母さんが獲ってきた獲物は大きいので一家で十分に食べられます

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食後に失礼しますと末っ子です

2007年7月 3日 (火)

神社の野鳥

神社の野鳥と言えば古い歴史のある神社には樹洞のある大木にフクロウやアオバズクが営巣することが多いが、都会の真ん中にある北海道護国神社の神域にはチゴハヤブサが営巣していた。07630_042

葉の無い高い木の天辺に一羽

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同じ木にもう一羽がとまっていたが、離れすぎているので2羽を同時には撮れないのが残念であった

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木の天辺にいたのが、正月の出初式のように羽を広げて芸を見せてくれた

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暫くすると二羽ともキィキィ鳴きながら営巣木の中に入ってしまい、枝葉でよく見えなくなった

2007年7月 2日 (月)

赤い鳥、白い鳥

久しぶり振りのブログになりました、久し振りの青空に大雪山系の山々は久し振りに、その神々しいお姿を拝見させていただきました、この日を待ちわびて旭岳ロープウエーの登山を延期していましたが、昨日の日曜日に赤い鳥に会いにAM6:00発一番に乗車、この日から料金が上がるので鳥撮りの人は6月中に撮りにきたと、サロベツ原生花園で前日ご一緒だった土浦ナンバーの人が言われたが、他の人は登山姿と一般観光客の方々でした、朝日が眩しい山頂駅の終点の姿見池まで8分間の空中散歩を満喫する暇もなく、あっというまに重たい装備を担いで雪渓の残る登山道に一歩を踏み出す、昨年の初登山の時は1mはあろうかと思われた、登山道の雪渓も今年はところどころしかゆきがない、雪の少ない影響はハイ松が赤くなっているのもその影響らしい、昨年の良い思い出であるポイントの第三展望台には、既に先客が一人いたが件の土浦ナンバーの人である、私が到着すると彼は第四展望台に行くと言って移動したのでここは独占展望台になるが、15分後に発車する二番目のロープウエーで鳥友兄弟のKさんとお連れの3人組み到着する、顔見知りとの出会いは北海道一人旅の身には心強い、それよりも二つの目で探すよりも八つの目で探すのが、保護色のようになった赤く変色したハイ松に止まるギンザンマシコを見つけるにはなによりの味方である。

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左後方の白い花はナナカマド、待ちに待った二年振りにギンザンマシコ♂に出会いました

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圧巻は登山道の直ぐ脇に出たギンザンマシコくんです、居合わせた観光客の皆さんは携帯やワンデジで撮影出来ましたが、遠くを予想していたカメラマンはテレコンバーターが邪魔になり近すぎて撮れない方もいました

こんなに近く、しかも大勢の観光客の前でこの子はなにを考えて来たのか、まだ子供のギンザンマシコかも?

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子供といえば、ここで得た情報を元に午前中に旭岳を降りて札幌方面に約200km走り、エゾフクロウの幼鳥がまだ居るといわれた三笠市の神社に夕方に到着、カメラマンが一人居たので雑木林の中で見つけ難いエゾフクロウを容易に見られた、他のエゾフクロウは巣立ちが終わった時期にも関わらず、まだ幼鳥の胸の白い羽毛が残る親離れ出来ない子供のようである

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左脇にいる♀親の前でジャンプして目の前の枝に移動する直前です、全身が伸び上がり細く見えます

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