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2007年7月10日 (火)

呼人

網走駅から石北本線の北見方面次の駅は呼人、国道39号線沿いにある無人駅であった、リゾート地である付近には呼人キャンプ場やシマリス園があり、車で4,5分のところには博物館網走監獄がある、ここは古の昔に夏休みの家族旅行で寄ったことがあるので通過してきた。呼人探鳥遊歩道の入り口は全く好対照のモーテル街の外れにあったが、駐車場が無いので、反対側の入り口(出口でもある)は男爵芋の畑の前にあり車が2,3台置けるスペースが有るのでここに止めた、車の窓ガラスを開けたら藪からボウに薮蚊が3匹飛び込んで来て、いきなり顔面・頬っぺたを刺された、面の皮の厚さには自信を持っていたが、蝦夷地の薮蚊には通じないようである、初めての経験それはかゆみ・虫刺されにムヒSを自分の頬っぺたに塗った事、これから先の山道行程が思いやられる、軽い方のといってもカメラとレンズで約5kg、それに雲台503と鉄製ニコンFT3000の三脚を担ぐと10kg近くにはなる、全行程を歩くと7kmの表示があるが到底歩けない、反対側のモーテル街入り口まで約4.5kmの山道を湖に向かって降り始めるが湖岸まではかなりの急坂である、畑仕事をする老農夫のように携帯用のキンチョールを腰にぶら下げて、防虫スプレーを長袖からはみ出している手の甲に吹き付けてはいるが薮蚊の攻撃は果断なく続く、うざい薮蚊め!と独り言を言っている内に湖岸、入り口から600mの標識があるが1km以上も歩いた気がする真夏の昼間である。今日の狙いはここにコアカゲラがいると数百キロ先のサロベツ原野で聞いた情報で飛んで来たが、それらしき小鳥さんには出会わず、湖岸沿いを更に進むが気配なし暫く行くと前方に湖岸に突き出た枝に小鳥、あまり動かないので双眼鏡で確認すると、カワセミの幼鳥であったのでそのまま通過、探鳥遊歩道であるので標識はかなり親切に表示されている、1300m付近のベンチで一休みしながら周囲を探鳥、しかしコアカゲラの鳴き声・姿はない、カワセミの幼鳥の前に坂道で見たクロツグミがここまでの探鳥の成果である。更に2300mまで進むが成果なしここまで2時間を要すが誰にも会わず、どうやら入り口を間違えたと思いUターンをするが、帰りは上り坂最後の600mがキツイ、6時から4時間以上も無駄足であった。モーテル街の入り口付近の私有地の広い空き地に1台の駐車がありその脇に止める、遊歩道は前日の雨でかなりぬかるんでいるが入り口から100m位の所で車の主(地元の中年女性)に出会う、彼女が今コアカゲラを見たよ!と声を掛けてきたのでやはり最初からこちらの入り口から入れば良かったと反省する事しきり、だが彼女は話好きここで30分も鳥談義になったが、双眼鏡を片手にいろいろと鳥情報を話すが頭に残ったのは、明日行く予定の小清水原生花園から1km先にある牧舎に水飲み場がありそこに早朝に水飲みに来る野鳥がいるとの情報をインプットして、ようやく一人になり撮影開始するも午後11時を過ぎていた。1400先は湖岸に出るがそこまでがポイントでもあると教わったが、コアカゲラはいつもこの付近に出ると聞いたので、400m先の木道までを行ったり来たりしていたがアカゲラのドラミングと鳴き声、そして撮影もしたがまだ未見のコアカゲラには姿を見せない。そのうちカメラマンが一人やってきて暫く二人で探すが見つからない、そのうち彼は奥の方に進んでいったのでまた一人で探鳥遊歩道を行ったり来たりいたが、入り口から100m付近で普段はあまり見かけない鳥を発見、番のようである。

07627_074s

07627_059s コムクドリ♂

07627_036s

07627_115s コムクドリ♀

07627_126sコムクドリの 番が平行した枝に止まっているが二羽を同時に写せない、最初は♂にピイントを合わせて撮影

07627_132s 向き合っているところを♀にピント、平行している枝に止まる番を同時にピントを合わせるには閉口した撮影になった、このような場面を予測してレンズを車から持ってくればよかった修行が足らないと反省する写真になった

07627_143s 前の写真の直後に♂が♀の前を飛んで行ってしまい、200-400のズームを200にして絞りを上げたのでSSが遅くなりこのような結果でコムクドリの撮影は終了した。

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コメント

M.B.さん

こんにちは、コアカゲラを目指していたらコムクドリに化けました、こんなに近くでしかも番で見たのは初めてです

おはようございます、KenⅢ。
カメラマンは一歩外に出れば戦場といった
先日のブログの下りを納得するような
始まりですね。
本当にお疲れ様です。
コムクドリは一度、撮った事がありますが、
遠くにしか見えませんで…この様な鳥で
あったのかとしっかりお写真、拝見させて
いただいております。

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