田園の野鳥
現在4歳の孫と同じ年齢の時に父母と一歳下の妹と家族4人で満州に渡り、奇跡的にも一家4人で一年後に帰国出来たのは62年前の事である。8月15日は私にとっては敗戦記念日です、1945年8月関東軍と軍属が逃げ出した後の黒龍江省牡丹江市で突然参戦してきたソ連軍を初めて見たのが5歳の時である、一般の日本人全員が赤い布切れを胸に付けられソ連軍に降服した証とされた、この日から親に置いていかれた同世代の多くの子供が中国残留孤児になった。この日を終戦記念日と言い換えているが満州で敗戦を迎えたものにとっては敗戦記念日そのものである、この日から棄民(捨てられた民)となり、日本の地を踏んだのは4ヶ月後の12月であった。こんな体験を持つものが今日も平和な田園風景の中で野鳥撮影を楽しんでいる。
まだ暗い早朝の休耕田にアマサギの群れがいました
日の出直後の休耕田はオレンジ色の太陽の光でアマサギの色がより赤く映ります
これが朝の日差しのアマサギの色です、二羽は尻合う関係でしょうか
水の張ってある休耕田にケリの群れがいましたが、近ズクと奥の方へ逃げ出しました
水の中に逆さまに映るのはリケでしょうか
警戒心の強いケリに全て飛ばれてしまいました
残っていたのはキアシシギ一羽だけです
ケリが飛んだ直後にホシゴイが飛んで来ましたが餌を捕ることなく
丹沢山系を背に富士山の方向に飛んで行きました
早朝5時から6時40分の1時間40分の神奈川の田園風景でした。
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Bucciさん ありがとうございます こんばんは
ご無沙汰しています、今回のブログで365回目です
毎日書いておれば一年で到達しますが怠け者故、開設以来一年と二ヶ月になりました、その記念すべき日に先輩からエールを贈られて大感激しています、4,5歳の物心が付いた時の生死をさまよう体験はその後の人生に怖いものを知らずで現役時代にご迷惑をお掛けしたと反省していますが、今は野鳥撮影で穏やかな余生を過ごしています、明日は先輩の故郷茨城県に遠征させて戴きます。
投稿: K-Ⅲ | 2007年8月16日 (木) 20:52
終戦記念日を迎え、ケンさんがこのような環境で子供の頃を過ごしたなんて初めて知りました。いつまでも鳥を追って平和な暮らしが出来る日本であって欲しいと願うばかりです。
投稿: Bucci | 2007年8月16日 (木) 16:22
おはようございます フーさん
敗戦記念日を美化した言葉の終戦記念日、甲子園では正午からの一分間、黙祷の時間はいつも一緒に黙祷をする自分です、TVのニュースでは政府高官の靖国参りが話題になる記念日ですね、近隣諸国との友好の為に早くこの問題にケリをつけて欲しいものです
投稿: K-Ⅲ | 2007年8月16日 (木) 07:17
おはようございます M.B.さん
最近はD2xよりも色が良く出るD200を頻繁に使っています、しかも仕上がり設定を「より鮮やかに」で撮りました、暗いのでISO400のカメラまかせのAで
200-400 VRの手持ちです。
投稿: K-Ⅲ | 2007年8月16日 (木) 07:06
おはようございます。
猛暑が続いております。
夏の甲子園大会開催中に必ず訪れる「終戦記念日」
『戦争を知らない子供達』毎年、 戦争を知らない
世代の私ですら、過去の戦争の痛みを考える一日でした。
『戦争を知らない子供達』を知らない子供達の世代に
なっているのでしょうが・・・。
ケリの飛ぶと翼と尾に黒と白の鮮やかなパターンが綺麗
ですね。
投稿: フーさん | 2007年8月16日 (木) 05:41
こんばんは、kenⅢ。
今日という日はある年代の方々には
より一層、特別な思いが去来される
日であったでしょう。
朝日を浴びたアマサギの幻想的な事!
ケリが飛んでいる姿は初めて見ました。
ホシゴイ、キアシシギもいてとてもいい
ポイントのようですね。
投稿: M.B. | 2007年8月15日 (水) 23:36