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2008年4月13日 (日)

法師と四万の動植物

法師温泉は弘法大師巡錫の折の発見と伝えられているので、温泉はこちらの方が古い、三国峠の直ぐ脇の沢を源とする法師川の最上流にあり、木々に囲まれた道を抜けると一軒宿の長寿館がある。08410_018s

鬱蒼とした原生林に囲まれた江戸時代の旅籠の面影を今にとどめる宿の庭の木や屋根の上で、この時期はミソサザイが綺麗な声で囀り、キセキレイも飛びながら鳴いていた。

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写真の左端屋根の上で囀るミソサザイ、朝はこの小鳥の鳴き声が静寂な大自然の中にいる感じを体感させてくれる爽快感を思い切り味会う、写真は小さなミソサザイを思いっきり拡大してあります

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宿の直ぐ裏手を流れる法師川に咲いていた雨後のミズバショウ

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裏手の山道を登ると三国峠まで4km、峠頂上まで4.8kmの標識がある、100mくらい登ると左手に「ころり観音」があり直進するとこんな標識もある、さらに山道を100mくらい進むと「逢瀬の滝」が川岸に残雪を残す法師川に降り注ぐ景観も楽しめる、遥か彼方には三国峠の山々が見え、イヌワシとクマタカが生息すると言われているが飛んでいたのは姿の割には鳴き声がいただけないカケスの群れであつた。

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法師温泉から四万温泉に移動中に森林公園で出会ったニホンカモシカ、最初は黒いのでクマかと勘違いするほどの突然の出会いであった、車の中から撮ったので角が枝被りになったので、ドアを開けると逃げさってしまった、シマッタとはこの事か!

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正面の見えるのが現存する日本最古の湯宿建築、青い屋根の後ろに見えるのが昭和11年、当時の和風の粋と技巧を凝らした桃山様式の山荘、赤い欄干の右手にある1階が大正ロマネスクを用いた当時の姿のままの「元禄の湯」の概観、川底から湧く源泉の蒸気による蒸し風呂がある。

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積善館の目の前にある新湯川と四万川の合流点で早朝キセキレイ♂が採食中であった、この時期のこの温泉街で元気な野鳥はこのキセキレイである。

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早朝の散歩で鬱蒼とした杉木立の中を歩くとここにもミソサザイの囀りが聞こえるがどこにいるのが針葉樹の中から声は聞こえるが姿が見えない、見えたのはヒヨドリが木の実を採食しているところだけでした

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四万温泉から渋川・伊香保ICに向かう途中、宿を出てから5分くらいで峠であったお猿さんです

このおサルを最後に四万温泉を去る事になりました、二泊三日の○○孝行旅もやっと終わりました、終わり良ければ全て良しえです。

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野鳥」カテゴリの記事

コメント

広田さん
こんばんは
ご声援に感謝申し上げます
女性を含めた足利の5人衆ご一行様でしたね、その節はお世話になりました
良いツアーに参加出来て幸いでした
今後とも宜しくお願いします。

西表、石垣島でのバードツアーではお世話様でした。ケンさんの探鳥記を見てこれは凄いと感心しております。
健康に留意され、益々のご活躍を祈っております。

TONちゃん

メールで野鳥写真の配信を中止してもう直ぐ二年になりますが、いつもブログに
ご訪問いただきありがとうございます
阪神が絶好調ですね!
当方は野球が面白くないので
野鳥撮影で頑張ります

コーポ渡辺さん

コメントありがとうございます
信州も良い温泉宿が沢山ありますね!
信州の野鳥撮影は毎年野鳥の時期に合わせて、戸隠高原・霧が峰・白樺峠などに出かけていますので次回は温泉も楽しんできたいと思います。

二泊三日の女房孝行旅、、志江さんもさぞ喜ばれたことでしょう、、
朝駆け夜駆けの野鳥撮影で、ほとんど家を留守にして早三年ですか、、
随分頑張りましたね。これで又気兼ねしないで野鳥追っかけは続けられそうですね。
もうくたばるまでやめられない!!

昔懐かしい温泉宿風景。信州にいた頃を思い出しました。舞茸美味しく頂きました。

フーさん
法師温泉・長寿館は私もお勧めです、足元の玉砂利から湧き出す法師の湯にたっぷりつかり寿命を延ばし、庭先にある長寿の泉の水を飲み更に長生きして、長寿館の裏手にある三国峠に通じる山道を100m歩くと、「末はころり観音」にお参りして、死ぬまで生きて、ころりとあの世に行けるところかな?

おはようございます。
今日は日本初の喫茶店『可否茶館』が上野に
開業した日です。
日本の秘湯の長寿館は是非行きたい所です。
今回のご夫婦での温泉旅行はken3の野鳥撮影の
XX滅ぼしに成った事と思います。でも野鳥撮影は
『どうにも停まらない』でしたね。
ニホンシカにシカトされ、サル者も追わずに
無事のご帰還、お見事です。

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