四日目の雛
一番に到着した5時過ぎの神社にはまだ誰もいない、うす曇で肌寒い朝の境内を進み銅葺きの屋根に星が二つある社殿に本日も宜しくお願いしますと二礼ニ拍手一礼をすませて脇の椎の木の上を見上げる、それも昨日雛がいた枝の周囲を、いくら探しても見つからないもしや夜中の地震で地に落ちたかと椎の大木の下も探したが気配がない、そのうち二人ずれの同年代の方が来た挨拶は「いましたか?」「まだ見つかりません!」、前日の先入観があるので椎の木を見ていたが後から来られた一人が「いた!」指差の方向は隣の御神木の檜に後ろ姿が見えた、昨日よりも高いところで枝葉が多いところにいたのである。
フクロウの写真が撮れる位置を探すには御神木の周りを前後左右360度探してようやく辿りついた位置からのノントリです。東向きにいたが昨日よりも高く枝も葉も多い中にいた、前枝の隙間からようやく姿を捉えた
人の気配で地面を向くが葉隠れである
カメラの位置を近づけると檜葉の眼帯をした雛と目が合う、顔には小枝が昨日よりも多い、御神木はフクロウ雛も庇護しているようである。寄らば大樹の葉影か!ここならばカラスの攻撃は避けられる。
眼帯が外れたが今度は仮面のフクロウとなった、これ以上の写真は今日は撮れないと早い決断をした。
AM7時には撮影をやめてここから移動したが、親は子の更に上に後ろ姿がようやく確認出来る位置で見守っていた。
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