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2008年8月11日 (月)

シマフクロウのつがい

毎年撮りに行く羅臼のシマフクロウは今年は繁殖が失敗したので、鷲の宿の池に来る回数は少なく撮影チャンスも二泊して5回しかありませんでした、そんな少ないチャンスに1度だけ、番の♂♀が同時に池に来ましたがいつもは見られない光景です、普段の年は二羽が来てもそれは♂と前年生まれたお手伝いさんです、今年は繁殖が失敗したので番が見られたものと楽天的に思っています。

シマフクロウは日本産フクロウ類中、最大の種です、雌雄同色で大きさL70cm、W180cm、保護指定状況 国RDB絶滅危惧ⅠA類、天然記念物、国内希少種、北海道RDB絶滅危機種。

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♂が先に来て池の中で羽を広げているところに♀が飛んで来ました

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♀が♂に近づくます、夫婦の会話「あなた、しっかり食べている!、お前のを魚を残しておいたぞ!」手前の流れはチトライ川です、シマフクロウの好物の魚オショロコマが生息しています、ここから約300m下流は根室海峡への河口です、その先に北方領土の国後島の羅臼山が見えます。

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♀も羽を広げて池に入りました、左が♂です

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早速♀が魚を咥えて上がります

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手前の背中を向けて採食中が♀、向こうの羽を広げているのが♂です

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池の両側にいます、手前が♀です、今日は魚が少ないね!とでも会話をしているのでしょうか?

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採餌を終わると♀が先に飛び去りました、後から来てレディファースト!

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♀の飛び去った後も採餌をしていましたが池に魚がなくなると♂も暫くすると巣に戻ります

今年の6月に撮影、使用したレンズは200-400F4ズームです、二羽の羽広げや飛び出し期待で200mmにしてあります。今回は折角のチャンスにストロボの調子が悪く点灯したのは1灯のみです、貼った写真は赤目等は未処理です。

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コメント

ケンさん 今日は!

最近のストロボ、キャノンの580EXIIでも補助灯が付くようですが、お値段もニコンとどっこいどっこいの水準ですから、今のところ、やっと1台、購入したところです。

もしかして小生の質問に配慮してストロボを使わない写真の例、有り難うございました。天売島のウトウの例と同様で、懐中電灯などの照明だけでは無理なようですね!ISO3200で撮ったとの事ですから、せっかく撮っても、ノイズが心配になります。ご教授、有り難うございました。

モウジイさん
おはようございます
ストロボは滅多に使わないので駆け出しには調整で苦労します、ワイヤレス点灯のSB800二台の場合は1台を主灯にもう1台を補助灯にして使いましたが、何台でも増灯出来ますがSB800は一台5万円、新製品SB900約6万円しますのでそんなには増やせません。

ケンさん お早うございます!

おかげさまで鷲の宿の状況が見えてきました。お話によれば、宿の照明灯だけでは今の所、不十分なようですね。使用されたストロボはSB800でしたか?
<ストロボの調子が悪く点灯したのは1灯のみです>とのことですが、SB800には補助灯もつくのですか?

気付くのが遅れましたが、一連の話毎に撮影条件を書いて頂き、大変参考になります。なにせビギナーですから。

モウジイさん

こんばんは
鷲の宿は一年を通してシマフクロウの撮影は可能のようです。夏は夕食後7時頃から川岸に設置してあるリフレクターの灯りが入りますのでシマフクロウが対岸の木にとまるのが見えます、照明灯だけでは暗いのでストロボを焚いていますが、この照明灯がもっと明るくなればストロボは不必要と思います。尚餌代・電気代で1000円/人が宿泊費に追加されます。

ケンさん 今日は!

鷲の宿のシマフクロウ!一度は見たいし、撮影したいと願っております。毎年行かれているようですが、6月でも見られるのですね!
さて上のコメントと関連しますが、ここの照明は鷲の宿さん?が設置したものでしょうか?それともカメラマン個人がたいたフラッシュでしょうか?

カワセミ男さん

はじめまして こんにちは 
鷲の宿のシマフクロウはストロボ撮影は
環境庁も黙認のようです?、ここの世話人の話では数世代前からストロボ撮影の環境で育ちDNAがストロボ撮影に順応していると説明しています。尚ここの営巣箱は環境庁が設置したものです。

ケンさん始めまして。
カワセミ男と申します。
最近ブログを拝見するようになりました。
シマフクロウの撮影見事ですね。
絶滅危惧種ということですが、保護活動
も行われているようですので今後数が
増えることを願って止みません。
単純な質問なのですが、これだけフラッ
シュを焚いてもフクロウは平気なので
しょうか?
写真を拝見するかぎり、全然みたいですが。

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