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2008年10月20日 (月)

田中一村が描いた奄美のアカショウビン

奄美で19年間を過ごして不遇の生涯を終えた画家、昭和59年の暮れ、NHK教育TVの「日曜美術館」で「黒潮の画譜」と題して全国に紹介されて芸術性の高い作品とその生き方に感動が寄せられた。その生き方とは5年間は大島紬の工場で染色工として働き、3年間は絵に専念した生活を繰り返していたいう、この清貧の画家の偉業を観に、10月5日に奄美空港近くの鹿児島県奄美パークの一角にある田中一村記念美術館を訪れた、奄美の自然の中でも有名なアカショウビンが描かれた絵を見たさにである、その絵は思っていたよりも大きく南画風の大きな掛け軸様式であった。奄美の杜⑨と題するこの絵は画面上からビロウが垂れ下がり、右にミツバハマゴウ、左下にネズミモチ、右下のハマユウが崖にとまったアカショウビンを囲んでいる奄美の夏の風景である、このアカショウビンは地元の黒糖焼酎のラベルにアカショウビンの部分が貼られている。その他にも「崖の上のアカショウビン」「ダチュラと赤翡翠」などのアカショウビン、「ユリと岩上のアカヒゲ」「トラツグミのいる秋色図」「奄美の杜⑤にはガジュマルにトラフズク」、「オオタニワタリ」ではサクラツツジが満開の枝で囀るアカヒゲなど田中一村が奄美の自然の中で観察した野鳥が多く描かれていた(野鳥だけではなく奄美特有の植物や蝶などもある)。折りしも一村の生誕100年記念の田中一村展が10月18日から11月24日まで、奈良県立万葉文化館で開催のパンフレットを頂き田中一村 記念美術館をあとにした。08104_157s

奄美パークの右奥にある田中一村 記念美術館へのアプローチと美術館入り口、第二第三の一村を目指して?アマチュア画家が写生をしていた。

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美術館内の絵画は撮影禁止です、田中一村が描いた奄美の杜⑨のビロウと崖の上のアカショウビンの焼酎ラベル(部分図)、館内で8号変形額付きの複製画は定価31500円と手が出なかったので、土産物店で販売しているこの黒糖焼酎で一村の世界に酔いしれるしか方法はなかった!

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美術館内で唯一写してきた田中一村の言葉です、拡大すると昭和34年~43年に知人や叔父への手紙の中で、奄美における清貧ぶりや自分の絵にたいする真髄を吐露している気迫が手に取るように感じられます。

まだ未掲載の奄美の花や蝶そして沢山の苦手なシギチ類(普通種と思われる)を撮りましたが、これで二週間にわたる奄美シリーズを一旦終了します。多くの方のご訪問とコメントに深謝いたします。

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