野性小動物保護の標識
気をつけてクイナが急に飛び出すさあ、ヤンバルクイナは1981年に発見されたクイナ科の鳥で、世界中で沖縄島北部のやんばるだけに生息している貴重な野生動物です。しかし発見されてから25年あまりで生息数は半減し、近い将来に絶滅してしまうのではないかと心配されています。ヤンバルクイナ交通事故防止キャンペーン4月1日~6月30日のヤンバルクイナの繁殖期に親鳥やヒナが道路にあらわれエサをさがすことがあります。親鳥はヒナに気をとられ、逃げ遅れて自動車にひかれてしまうのです。これはヤンバルクイナの交通事故を防止する環境省那覇自然環境事務所/やんばる野生生物保護センターのパンフレットの呼びかけです。やんばるの県道2号線や70号線、国道58号線には次のような道路標識がいたるところにあります。 やんばるとは沖縄最北部の国頭(くにがみ)村の一帯の自然が豊かな山原(やんばる)です。
やんばるの県道を走行中にこのような道路標識を見るとヤンバルクイナをまだ見たことがない県外の者にとっては、期待をもって注意深く走行しますが6日間のやんばる滞在で与那から安田の県道2号線では一度もお目にかけたことがありません。標識のヤンバルクイナの飛び出し注意に拍子抜けです。これはまだヤンバルクイナを見たことがない者にとっては偽ざる心境です。二日目から泊まった民宿さじ「国頭村安田(あだ)地区」の付近でヤンバルクイナが撮れたので次はノグチゲラが目標になりました。
遠征中にいつも携帯しているフールドガイド日本の野鳥のノグチゲラの項目に、沖縄本島北部にだけ分布し与那覇岳一帯のよく茂った常緑広葉樹の林に留鳥として・・・とあるので三日目からは与那覇岳に通じる大国林道を探鳥したが、昼食とメールの確認とブログの作成に寄った道の駅「ゆいゆい国頭」で昨年のYBツアー八重山紀行でお世話になった地元のガイドさんMさんがツアー客を案内して休憩にきたところをバッタリお会いした、開口一番昨年はお世話になりました!ところでノグチゲラを探していますので教えて下さい。彼から教えて頂いたのがこの写真の林道です、野鳥はノグチゲラでしょうか、活きたガイドさんの情報に期待が高まります。
同じ林道の古ぼけて消えかけた標識です、ここにも天然記念物の絶滅危惧種、沖縄の県の鳥であるノグチゲラの絵がありました。ますます期待が高まります!
林道には倒れた標識がガードレールに立てかけてありました、これはヤンバルクイナへの注意でした。
林道にはこんな標識もあります、確かに側溝には絵のような小動物を救う仕掛けが10数メートルおきくらいに施工されていました。国道にもリュウキュウヤマガメ・イボイモリ・イシカワガエルなどの小動物注意の標識があります、ここは希少な野生小動物の王国の森です。
林道はノグチゲラよりも飛べない鳥ヤンバルクイナの標識の方が多いようです
最終日に林道に入る前に日の出前の県道2号線で撮影したLEDの標識です。たいした成果がないノグチゲラの探鳥の結末は明日にします。今回はこんなにも多くの野生動物保護の標識が多い沖縄県北部の国頭村のやんばるの森です。現役の頃は先月末まで在職した会社の表示器や照明応用製品の事業部に在籍していたのでこのような表示器を見るたびに我が社のLEDであろうか、我が社の製品に違いないとまだ愛社精神が残っていますが、今後の心のよりどころはOB達に逢える社友会となります、因みに暗黒大陸に光明をもたらした探検家の名前を冠した社名のヘッドライトとテールランプを搭載したレンタカーで暗闇を安全に走行したのは先月卒業した会社のランプでした、3年間で93000kmを探鳥で走行した愛車のヘッドランプもAFS(ハンドル操作の方向にランプが暗闇を照らす)付きの愛社製品です、なんだか〆が会社のPRで終わり恐縮ですが、この林道の標識がこれからノグチゲラを撮りに行かれる方へのご参考になると思います、もし撮れない場合は誤算項です。
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