クマタカ
野鳥撮影を開始して五年目・五回目のの白樺峠、9月19日は小笠原航路から帰って二日目の18日の深夜に家を出て三日目の19日の早朝には今年も「たか見の広場」にいた。出掛ける前に速報・白樺峠タカの渡りを確認してきたが、18日までの速報ではサシバが6778羽でほぼ昨年実績の6805羽に近く出掛けるのを躊躇する程サシバの数が渡っていたがハチクマはまだ893羽で昨年実績の2461羽に対してこれから最盛期を迎えるので出掛ける尻を押してくれた。現地ではたか見広場に登る前にまだ暗い駐車場で前日から来られている鳥友のKさんとTさんに出会う、お二人は私のイニシャルのK・Tである、Tさんから沸かしたての湯でたてたコーヒーをご馳走になる、いつもは私が差し上げるがこの日は逆であった人様から頂くコーヒーがこんなに美味いとは幸先が良い気がした。タカを撮る前には越えなければならない急坂を登る試練がある、重たい機材と食糧と飲料水・ポットを背と肩に背負い、喘ぎ喘ぎ休み休みゆっくり登る元気の良い人に追い越されても自分のペースを変えない、ようやく乗鞍眺望広場に辿りついて振り返ると日の出30分後の雄大な乗鞍岳の姿が神々しく見えた。たか見広場でコーワブースの近くに三脚をセットするが周囲には既に20人以上の人が場所取りをしていた。Tさんが隣に三脚をセットするそのお隣に毎年ここでお会いするベテランのSさん、私の前はKさん、もう一人のSさんと連れのIさんの二人連れは三段前のヒナ壇にいた、ビデオ撮影のMさんなど私には多摩ナンバーの車で来られた人達が目立つ日であった。この日は早朝に見えた後ろの乗鞍岳も白雲の中に消えていた、前方のタカが渡ってくる山々も曇り空と白雲の中でタカ見の見物には不都合な日であった、唯一の収穫はたか見広場の前方や上空で白い雲の中から獲物を探すクマタカの飛翔であった。
午前11時45分頃
二枚とも左の翼先がつぶれたように撮れたので向きを変えるのを待った
左の翼先は正常でした
上を見たり下を見たり、曇り空の中を睥睨するようにゆっくり滑翔していた
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