吉野ヶ里遺跡の鳥
歴史ロマンの発祥地を訪れたのは先週土曜日に国の特別史跡に指定された約2000年前の弥生時代の国内最大級の環濠集落跡、巨大な墳丘墓、幾重にもめぐらせた大小の環濠跡は集落が最盛期を迎える「弥生時代後期後半(紀元3世紀頃)」を復元整備対象時期とした吉野ヶ里歴史公園を見学してきました。ここの発屈調査が開始された当時は「邪馬台国時代のクニ」や「魏志倭人伝に書かれている卑弥呼の集落と同じ作り」と報道されてため全国的な有名な弥生時代の遺跡となっています。いつもの癖で公園の入り口で案内係のスタッフにここにはどのような野鳥がいますかとお聞きしたら、「最近は白いカチガラスがカラスに負けて以前よりも少なくなりあまり見られなくなった」と言われましたが白いカチガラスとはカササギと直感しました。
西口から入園して手前の池でマガモと逆茂木(敵の侵入を防ぐ)に囲まれた集落
南のムラ、一般の人々の居住地
南内郭、王や支配者層が住んでいた場所一番高い塔がここにあった、逆茂木を見て昔見たアラモの砦を思い出した。
王の家と門、門の上に二羽の鳥
一般の人々の墓地甕棺墓列、左の土盛りの下に右の甕棺が埋葬されている
首長級など高い身分の人の甕棺の模型
歴代の王などの高い身分の人たちを埋葬した、北墳丘墓14基の甕棺で唯一の銅剣とガラスの管の玉が発堀された復元
まつりごとを行うもっとも重要な祠堂の屋根にも鳥 、良く見ると本物が一羽止まっていた。
入り口の門の上にも鳥がある、
重要な場所にこの鳥が飾られている理由を尋ねると、鳥は渡り鳥と思われていた・魔除け・魂を運ぶ・種子を運んでくるなどと考えられていた。
逆茂木の下にいた本場のカササギ、これは古代の鳥ではないようだ、17世紀に秀吉の朝鮮出兵に従った九州の大名が連れてきたという説がある。カシャカシャと鳴くので聞きなしがカチカチと縁起が良いと思われていた。このカササギを公園の案内係の人が白い勝ちガラスと今でも呼んでいた。
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フーさん
おはようございます
お久し振りですね、毎日欠かさずご覧戴きありがとうございます。
生涯学習の一環として弥生人の環濠集落の写真を載せました、これも鳥が居なければ風景や花を撮る事にしていましたが、今後はこれに遺跡を追加しました。今後とも宜しくお願いします
投稿: ken | 2009年12月16日 (水) 09:17
お久しぶりです。
コメントはお休みさせて頂いておりますが
毎日欠かさず拝見させて頂いております。
珍しい野鳥に加えて歴史に関する記述は、
探鳥記を拝見することで物知りにさせて
いただいております。
投稿: フーさん | 2009年12月15日 (火) 09:05