黒鳥
嫌がれるクロには白鵬の黒星であり、政界の黒い金と黒幕ですが、黒は黒でも黒烏龍の話でもなくコクチョウの話です。既に各種のメディアで報道されていますが、1月6日の毎日や読売などの一般紙などで報道された都内石神井公園のコクチョウを晴天の土曜日に孫と物珍しいものを見たさに見物してきました。ボート乗り場でどこにいるのかとここの傷ついたアヒルのために募金をしていた人にお尋ねすると道沿いの後方にいると教えていただいたので池沿いの遊歩道を暫く歩くと黒山の人だかり、当然の事ながら写真のモデルはコクチョウです、見物人と通行人の半数以上は携帯でパシャパシャと撮っていました、次に多いのがデジカメの人、野鳥用の大きなレンズと三脚のアマチュアカメラマンはここでは少数派でした。ところでこのコクチョウは一カ月前には地方紙の、下野新聞12月17日、渡良瀬にコクチョウ、5羽飛来し色鮮やかと報道されていますが12月9日に渡良瀬川に来ていたようです。その後の新聞報道では地方紙の真岡新聞には、益子町小貝川に24日、真岡市五行川に26日にコハクチョウが飛来と報道されていました。ネットでも12月20日のNHK特ダネ・投稿DO画に地元の人が撮影したコクチョウの動画が発表されています、またNet もうかの2010・1・8号には、コクチョウが初飛来、益子と真岡の川で相次ぎ目撃とありました。これらの地方紙の記事の中での解説は、コクチョウは南半球のオーストラリアに生息する水鳥で、全身が黒色の羽で覆われている。くちばしが鮮やかな赤色で、先端付近に白色の斑点がある。日本野鳥の会は「コクチョウは豪州の固有種で、南半球から飛んでくるとは考えられない。動物園などで輸入したコクチョウの子どもが逃げて野性化したのではないか。茨城で自然繁殖している話しは聞いているといい、「冬場は餌の摂れる場所からあまり移動しないので、春先まで居つく可能性はある。珍しい鳥なので脅かしたりしないで、静かに見守ってほしい」と話していた。最後に真岡新聞では田島の五行川の三石橋付近に、30日までに2羽のコクチョウが飛来した。地元住民は「初めて」と驚きながら、翼を休める様子を見守っている。 コクチョウは全体が黒い羽毛で覆われ、くちばしは赤い。豪州の固有種で、オオハクチョウのような渡りは行わないとされる。このように報道された真岡市に飛来したコクチョウが年明けに石神井公園に飛来したもと思われる。このように多くのメディアに何回も報道されているコクチョウであった。昨年渡良瀬川に飛来した5羽のうちから二羽が真岡の五行川から飛来したのが石神井公園の番いと思われる。二羽以外の3羽の行方を知りたいところであるがネットにはその後の3羽の行くについての情報は気が付きません。そして人気漫才コンビ「大好き栃木のU字工事」の栃木自慢のネタになっていないのが残念に思います。もう一つ残念なのはコクチョウは日本の野鳥ではありませんので番外となります。
背中を向けているのは♂か♀かは判りませんでした。
コクチョウの番いのショット
葦原の中で頸を水から出した直後、水もしたる良い・・・赤目と赤嘴と水しずく、人慣れしているのでこんな近くでも撮れます
葦原の中にはバンが居ましたが携帯でパシャパシャ撮っていたご婦人が子供までいると喜んでいましたので、黒くて嘴が赤いバンと言う水鳥ですと・・・親切のつもりがガッカリさせてしまいましたm(_ _)m、ガッカリさせたバンは撮りません。
暗い黒い水に見える中で赤い嘴には白い帯と先端には灰白の斑点がありました。
逆光の中で羽繕いと見つめる相方
そして最後は逆光の中で中之島?に上がり陸地の上での休憩?巣作りの練習か?
孫の興味は黒鳥ではなく白鳥でした、スワンのボートに乗りたいと言い続けていましたので帰りに30分間スワン型ボートでハンドルを握りペダルを漕いで満足していました。
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りくさん こんばんは
コクチョウ情報をありがとうございます
先日渡良瀬に行きましたが、ここは下野・上野・武州の三国の接点となっており、頂いた情報の渡良瀬川は下野の足利市と上野の太田市の境界のようですね。自然の中の7羽の黒鳥をぜひ見たいものです。都会の黒鳥は池の中で交尾をしていたと鳥友から写真を送ってきましたので、繁殖は期待出来るかもです。自然の中で野鳥が見られるりくさんは幸せ者と思います、これからものんびり鳥さんの観察を楽しんで下さい、当方は生きている間は目標に向かって一歩でも近づきたいと願っています。
投稿: ken | 2010年1月27日 (水) 22:04
こんにちは、都会のコクチョウが身近で繁
殖して、かわいいヒナが見れたら素敵です
ね。
本日1月27日の読売新聞に太田市の渡良瀬
川で24日にコクチョウが7羽見れて話題に
なっている記事を読みました。
やっぱり7羽いた様です。わたしも群馬の
野鳥の会に入っていたら連絡したかもし
れません。
以前、住んでた場所では珍しい野鳥が見
れると電話で教えてもらいよく見に行き
ました。
最近になってデジカメで野鳥が撮れる楽
しみを知り、再び身近な野鳥観察に興味
を持ち始めています。
鳥を見る楽しみはいまだにしみついてい
るようで、気がつくと自然の中。
人に見せてもらえる野鳥から自分で識別
出来る力をのんびり楽しもうと思ってい
ます。
ケンさんの野鳥記、楽しみにしています。
国内400種の目標頑張って下さい!
投稿: りく | 2010年1月27日 (水) 12:40
りくさん
こんばんは はじめまして、
神奈川県新横浜在住のケンさんです。
ブログへのコメントをありがとうございました。
早速コクチョウ3羽の素晴らしいブログを
拝見させていただきました。
やはり鳥さんは自然界の中が一番似合いますね、こちらの都会のコクチョウの番いは葦原の中や小さな島の中で葦や草木を集める仕草をしています、もし都会の池で繁殖したらそれこそビッグ・ニュースになります。
投稿: ken | 2010年1月22日 (金) 18:47
はじめまして、群馬に住んでいます。
昨年の事は栃木県の話しのため詳しく読んでませんが、今年も渡良瀬川でコクチョウが見れました。コクチョウがいたあたりは釣りをしている方が多く、アユを保護している地域でしたので名前は表示していません。
7羽いたかは不明ですが3羽は確実にいました。とても大きくてきれいな姿にうっとりです。わたしはスコープで離れて見てました。
投稿: りく | 2010年1月22日 (金) 01:13