タンチョウの舞
国の特別天然記念物タンチョウは地元では日本一優雅な鳥と言っていますが、私も同感です。アイヌは優雅に舞う美しいタンチョウを湿原にすむ神「サロルン・カムイ」と名づけたそうです、その美しい舞は二月頃から今が盛りの求愛ダンスです。今朝は「生日快楽!」の誕生日祝いのメールが来ました、あっと言う間の一年が過ぎましたね、お変わりありませんかとの問い掛けがありましたが、お変わりありました、そうなんです今日から古希爺です。阿寒町タンチョウ鶴愛護会・阿寒国際ツルセンターのタンチョウ観察ガイドによりますと、ツルの一年は春、ツルの夫婦(つがい)は湿地で巣を作り、産卵し、ヒナを育てます。夏の終わりころにヒナは飛べるようになり、幼鳥と呼ばれるようになります。秋になるとつがいは幼鳥を連れて人里に現れます。寒い冬を人里でくらし、春が近づくと親は子を独立させて湿地・湿原へ繁殖のために戻ってきます。簡単に説明するとこれがツルの一年です。ツルの一年で一番美しい、ディスプレイの求愛ダンスを撮りたくて毎年この時期に釧路湿原に出かけていますがなかなか思うような求愛ダンスが撮れません。華麗なツルの舞こちらは加齢で古希爺となり喜寿まで続けられるかどうか先が読めないセカンド・ステージです、先日R社の元経営幹部のTさんが言われた六十代は一年先が見えない、七十代は一ヶ月先が見えない・・・を思い出した今日この頃です。
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