丹頂の鳴き愛
雄雌とも首を70~100度上に首を伸ばしてのタンチョウの鳴き合い、鳴き合いは天を仰いでタンチョウの夫婦(つがい)が鳴き交わすことです、鳴き愛とも言えます。老年・熟年夫婦の会話のない無き愛、泣き合いとは大違いです(極身近の家庭の話ですが・・・)鳴き合いは雄が「コーッ」の一声を先導して、それに雌が「カッカッ」と2声を直ちに応える、この声が一緒になって「コーッカッカッ」と聞こえます。鳴き合いは餌場に舞い降りた時にも見られます、これは舞い降りた場所のなわばりの宣言やなわばり争いの時にも鳴き合いをしますので、鶴のひと声はつがいの絆を深める時だけではありません。また今では夫唱婦随の「コーッカッカッ」は鶴の世界の羨ましい話になりました。
零下15度の朝、二つがいのタンチョウが天を仰いで鳴き交わす光景です、吐き出す息が白く見えます、朝日が昇った直後にはこの吐く息が赤く炎のように見える光景を日曜日に群馬の温泉宿のTVで見ましたが、北海道の大自然の営みでも貴重なめずらしい映像であると解説していました、いつかはそんな貴重な写真を撮ってみたいものです。
鶴の一家の鳴き合いを別の写真を拡大して見ましたが吐く息は赤くなりませんでした、当たり前ですね!、馬鹿も休み休みにしたいと思います。「コーッ カッカツ」と聞こえてくるようです。
鳴き合いでは雄の方が雌よりも少し翼を高久持ち上げます、こちらは新婚さんのようです。
丹頂と名付けられた赤い頂がモノクロの世界ではいっそう綺麗に見えます
嘴の中タンチョウの舌も見えます、左の方が翼の位置が高いので雄でしょうか、頂の赤い部分は興奮すると大きくなるそうです。
景色の中での鳴き合いも一幅の絵になります、リンク先の「タンチョウが居る風景」さんはタンチョウが専門分野なので素晴らしい風景写真を沢山載せています、何事も深堀すればそこには宝物があるようです。
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