大島桜と三鳥(サントリー)
鳥撮りを初めて既に五年が過ぎたが目標未達の五月病か、今日は桜の思い出、現役を引退した十年前は桜の花を追いかけていた、数多の桜の思い出の一つに、一月末頃から見頃の沖縄の濃いピンク色の南国の桜、カンヒサクラ(寒緋桜)、桜は冬の寒さを経験しないと開花しない、そのため沖縄では北から南下する桜前線は那覇よりも北の桜の名所、本部八重岳が先に咲く、桜の思い出での一番は日本三大桜の思い出、中央高速・須玉ICを降りて北杜市武川町山高・実相寺境内(鳥と違い場所を明記出来るのが痛快)山高の神代桜はエドヒガンザクラ、樹齢2000年、根回り13・6m枝張り東西20m南北20m、日本武尊が東夷征定の際に立ち寄り植樹したと伝えられる、桜を撮影して時分は幹に四角い屋根があった(その写真を保有)が3年前に立ち寄った時にはこの屋根が外されていた。次は岐阜県本巣市根尾谷のヒガンザクラの淡(薄)墨桜、この桜は蕾の頃は薄いピンク色、満開の時は白色、潔くよく散際に淡い薄墨色に変化する。樹齢1500年といわれるこの桜は過去に幾たびか枯れ死の危機が訪れたが、その都度に再生の名人、樹木医、保存会の努力で山桜の若い根を接木して回生している。桜を撮っている頃は往くたびに淡墨桜の囲いの柵が根を守るためか大きくなり近づけなく、樹を支える支柱が増えていく気がした。鳥撮りを始めても毎年ように親友の家にお邪魔して訪れていた福島県田村郡三春町の滝桜、紅枝垂桜は今年は天候不順で満開の頃にへぐら島に居たので機会を逸した。野鳥撮影を開始した2005年1月17日に雪の重みで滝の天辺にあたる枝が折れてから滝の部分が寂しくなったが、この滝桜の折れる前の写真も持っているのが自慢の一つである。今日は何故か桜花の思い出に慕ってしまったが、四月末のへぐら島の大島桜(ソメイヨシノの片親の一種)の満開を見て、「花は桜木 人は武士」を想い、ぱっと咲き散ってゆく桜の儚さ潔さを思い出し、五年も経ってまだ目標未達成で鳥撮り人生のはかなさをおもい知らされる今日この頃。四月下旬のへぐら島で満開の大島桜、同じ桜に三種類の雌が来た一番威張っていたのはジョウビタキ♀、ジョウビタキの隙を狙いやってくるルリビタキ♀、人が桜に近づくと桜木の下で採餌中のアトリ♀が桜に避難する、こんなサントリーの様子です。
白い花びらがピンク色に変化してきた頃の大島桜、雄蕊も役目を終えたのかピンク色に変わる。
撮影位置は上から下からそれぞれ違いますが同じ大島桜の木。
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