日本の秘湯を守る会・黒川温泉・新明館
日本の秘湯を守る会の平成19年11月の第17版には北海道から九州まで191軒の会員宿が登録されている。この本を最初に購入した時点の協定旅館数は平成10年7月第11版では全国で128軒であった、11年前の現役時代に7月に特急寝台カシオペアがデビューした年に会社の厚生制度で1ヶ月のチャージ休暇を貰いこの一ヶ月間を二回に分けて最初は1週間の道南の旅、7月に朝6時からの予約申し込みを3回目にしてようやく手に入れた乗車券と食堂車の予約券は一生忘れられない日本初のオールA寝台個室での旅のはじまりでした、二回目は9月22日から紅葉の道東を今度は往復空路で一週間の旅を・・・当時の北海道には日本の秘湯を守る会の会員旅館は支笏湖・丸駒温泉旅館、八雲町・銀婚湯、菅野温泉・かんの温泉、旭岳温泉・湧駒荘、高原温泉・大雪高原温泉の5ヶ所を二週間で全て巡る温泉三昧の旅をしたが今は5ヶ所が10ヶ所に増えてその後には夫婦で北海道の日本の秘湯を守る会の温泉旅館にはご無沙汰している。今回の九州旅行は普段はボランティア活動している嫁がまだ行ったことがない黒川温泉・湯布院温泉・指宿温泉の3ヶ所を希望するので私にとっては3年連続の九州旅行(2008年は出水でソデグロツル撮影中にレンズが故障してその後は標準レンズで南九州観光旅行となった、2009年は初めて車で九州の鳥撮り周遊旅)となったが、九州には日本の秘湯を守る会の会員旅館は12軒あるがそのうちの一軒である黒川温泉・新明館に投宿したのは11月22日である。TVの温泉番組でもお馴染みの大きな提灯はどこも同じ風情である秘湯を守る会の旅館に泊まるとスタンプ帳にハンを押してもらい10軒に泊るとその中の一軒に無料で宿泊出来るシステムになっている。ひとびとの旅は永遠に続いて行く・・・そろぞれの目的は異なるが・・・
九州で人気がある黒川温泉は田の原川沿いの山の中の小さな温泉郷である、その中の秘湯を守る会、橋を渡るとそこが山の宿 新明館である、洞窟風呂で人気がある温泉であがその佇まいは秘湯というよりも昔の旅籠風である。
この宿の掛け流しの温泉を主体に写真を撮った、二階建ての本館の裏山の中腹にある風の風呂の外観
到着した日の風の風呂はフロントで予約して時間になったら鍵を受け取り風呂への階段を登り入る、そこは山の紅葉が残る露天温泉であるどんな効用が心身に効くのか浴びる前から旅の気分は高揚する・・・
男性の内風呂、反対側に同じような女性用の内風呂がある、泉質は含食塩硫黄泉、骨膜炎・外傷・胃腸病・婦人病などによいとある。
岩をくりぬいた掛け流しの家族風呂、あまり大きくない温泉宿にしては温泉風呂が多い、それだけ湯量が多いとの事である。
宿の敷地の一番奥にある池のような大きさの露天風呂、奥の人が湯気見えないほど大きい露天風呂である、入口の門の上には岩戸風呂の看板があった。
露天風呂と洞窟風呂の昼間にある休憩場所、ここで一休みして次の温泉に入る待機場所でもある、旅立ちの朝に立ち寄り湯の中国人が5,6人群がっていた、こんな山の中の温泉にも中国人が来た!という漢字・感じである。
宴会のように料理が全て並べてあるのと違い夕食は食事部屋で囲炉裏の上で暖かい料理が順序よく運ばれてくる、炭火では鮎の塩焼きや肥後牛と新鮮野菜の網焼きなどは自分の好みで焼きながらの食事である。
洞窟風呂は二ヶ所あるがそのうちのひとつは女性専用の洞窟風呂の入口付近
混浴の洞窟風呂奥行き13mある、ここのご主人が三年の歳月を掛けてノミとカナヅチでコツコツと石の裏山を掘ったと館内に説明書きがあった。24時間洞窟内は湯気で写真が撮れないので入口付近の写真、朝から立ち寄り湯のお客が入浴する人気の洞窟風呂でした。
これから家族全員と孫3人と孫の夫婦と9人で恒例の西伊豆へ年末・年始の旅に出ます、嫁のおせち料理をこの10年見たこと食べたことがない・・・このような人生の旅はいつまで続くのか・・・恒例が好例と言えるのかどうか高齢になっても年を跨ぐ年の終わりと年の初めの旅・・・
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