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小桑鳲、小鵤、小斑鳩などコイカルの漢字はどれが本命なのかよくわからない、今までコイカルを撮影したつたない経験ではコイカルはイカルの集団の中に少数が混群の中にいて見つけるのに厄介なコイカルでした、今年も都内のK公園に二羽いると聞いても出かける気がしなかったのはイカルの群れの中からコイカルを見つけるのに時間が掛かるので敬遠していたからです、この横浜市内の公園でコイカルが単騎で榎の実を採食するのは極稀な出来事です、一週間前の午後12時半頃から約40分間の撮影ですがその時はカメラマン約40人、カメラマンは多いが榎の実が少なくなってきていました。
榎は枝の多い木→枝の木→エノキに由来する通り枝が多くコイカルの全身を撮るのが難しい
細い枝に載って行くので枝がしなる、時には逆さまになっての採食も見せる
約40分間一羽で貸切の榎でかなり採食したようだ、カメラマンによっては朝から半日待っての撮影となる、撮影日は午前中はトラツグミを撮ってからこのコイカルの場所に来たがそれでも1時間半は皆さんと談笑しながらコイカルが榎に食事に来るまで待機した。
松の内にレンズとカメラが故障してコミミなどの撮影にサブレンズとカメラで不自由な思いをして来たが二週間ぶりに修理とオーバーホールを終えて帰ってきたので週末に久し振りに重たい機材を担いで横浜・川崎の水源地でもあり、首都圏最大のダムに連なる相州の林道を野鳥を探して散策したが予想外と言うべきか想定外とも言える10種以上の収穫があった。
歩き始めて早々に見つけたのはベニマシコであったが近くの萩の実を食べているウソを見つけるのは容易であった、今季は初見であるので最初に貼ることにした。
赤い鳥は目立つので最初に見つけたのはベニマシコ雄、この草木の実は何だろうか学習不足が否めない。
橋に向って更に進むとヌルデの実を採食するガビチョウがいた、木の実を採食するガビチョウは初見である。
ルリビタキ雌も食べに来たヌルデの実、写真を撮り損なったがシロハラも来た、付近にはヤマガラもいた、この時季はヌルデの実は野鳥のレストランとなっている。
機材も重いし、いろいろな野鳥に巡りあえたので橋を渡らず橋の袂でUターンする、 帰りに見つけたハンノキの実を採食するマヒワ
午前中で林道散策を終えて帰り路にある相模川上流にある城山湖に寄ると菊名池の鳥友に出会う、ここで小一時間二人でハギマシコを撮りお先に失礼して来た。
12日に載せたベニマシコは武州・彩の国のみずがめの湖岸であった、その時はセイタカアワダチソウもあったがゴチャゴチャしたいろいろな雑草の実を採食していたが今回は二週間前に同じ海なし国の野州(下野国)で撮影した背高泡立草の雪帽子(実に綿毛がついて風で実を飛ばす)だけを採食するベニマシコ♂である。熱心に食事中なので手持ちで7-8mに近づいても撮影を許してくれた、もちろん自分ひとり占めの撮影だから出来た事である、このセイタカアワダチソウは戦後に入った帰化植物で子供の頃は見たことがなかった、若い頃に車で千葉県の海岸沿いの道路脇でこの花の大集落をはじめて見たときは驚いた、花粉症の自分には一時この花が花粉症の元凶と言われた時期があったがその嫌疑は後に晴れたが好きにはなれない花である、日本全国にいつの間にか道路脇や空き地や荒地・湿地などどこでも繁殖するので瞬く間に広範囲に広がった。この花を秋になると日本人にはどくどくしい黄色の花を埋め尽くし繁殖力が強いのは、ひとつは花が枯れても地下茎から次の株が出てくる、1株に3000もある綿毛の実が風に乗って繁殖する二通りの繁殖力で日本中に広がった北アメリカからの外来種である、沢山の花は虫や鳥には恩恵をもたらしたが回りの植物に根から毒を出して他の植物を排斥する毒植物であるのでススキを愛でる日本人と在来種の植物には厄介ものである。
ここも野州にあるみずがめの人造湖の畔である、見方によっては紅白の取り合わせである。
縁起の良い紅白には数々の思い出あります、仕事初めの日に紅白饅頭が全社員に配られた後の雑談、今年の紅白歌合戦はどちらが勝ったか?・・・・答えは今年まだ紅白は放送していません。 こんな愚問を仕事初めで引っ掛かったのを思い出す松の内の仕事初めでした、日の丸は日の出の太陽、紅白は日本の伝統の色、赤は博愛と活力で白は正義と純潔、人は赤ちゃんで始まり還暦では赤い装束、日本人はおめでたい事があると赤飯を炊き餅を振舞う習慣がある、正月のおせち料理では紅白のかまぼこ、紅白のなます、七五三の千歳あめも紅白、運動会は紅白合戦、運動会のハイライト騎馬戦は赤と白の源平合戦とも呼ばれた、お祝いの紅白の垂れ幕、お祝いの赤ワイン・白ワイン、乗り初めの漁船から蒔かれたのも紅白のお餅でした、 そんな紅白の思い出が数え切れないほどある赤と白です、アカとシロに因んで今年撮影したアカハラ(オオアカハラ)とシロハラです。
三日前に今年初めて市内の公園にヤマシギを撮りに行くとオオアカハラがいました、トリムしてあります。
紅梅と虎鶫、紅梅と言えば当時では子供のお子遣いの大金であった10円の紅梅キャラメルの中に入っていた野球カードを集めて景品のバットやグローブを交換した人生の蕾時代、小学生時代を思い出す、この当時は「野球は巨人、キャラメルは紅梅」のキャッチフレーズが流行っていたが当時の小・中学生にあまりにも射幸心を煽った反動で大人達の不買運動で売れ行き不振に陥り、中学生になった頃に紅梅キャラメルは倒産した、そんな思い出がある紅梅、虎は昨年の干支でまだ記憶が新しい、とても長い年月の隔たりがある新旧の思い出が交錯する横浜市内の公園で蕾の紅梅とトラツグミです。
遊歩道に横一列で十数人のカメラマンがいますので三脚の位置を左右に動かせません、枝被りを逃げる処置が出来ないほど余地がありませんでした。
枝被りの中で飛んで行きました、昔の記憶もセピア色の部分がありハッキリした記憶がありませんが写真はハッキリしないとこのような証拠写真になります。
大相撲史上第2位の63連勝記録を持つ横綱の白鵬は昨日も勝って(辛勝)今場所も無敗を続けて63連勝で止まった昨年九州場所で稀勢の里に敗れた二日目の翌日から連勝を続けて既に22連勝を達成しています、昨日は豊真将に俵に右足を一本を残して右からの突き落としでの薄氷を踏んでの22連勝を続けた、今場所を含めて横綱白鵬は今年はどこまで連勝を続けるかが相撲フアンにとって毎日が楽しみです、今日のキーワードは横綱と薄氷です、 横綱の上で水を飲む緋連雀です、水飲みシーンを撮りたくて翌日の土曜日も行きましたが前日とは異なり青空はなく曇天の日連雀でした。前日の晴天で枝の積雪は溶けてなくなり水飲みは薄氷の湖岸に降りてきます。
ボート乗り場の桟橋を繋留する横綱の上にヒレンジャクです、前後を省略すると横綱の緋連雀です。
トウネズミモチに来た武州のヒレンジャクに続いて今度は、富士山の裾野で鷹狩りをして茄子が好きだった徳川家康に因んで縁起が良い初夢の由来説で有名な皆さんご存知の「一富士二鷹三茄子」です、その一富士が目の前に広がる湖岸で鷹ではなく冬鳥のヒレンジャクです。雲ひとつない 晴天の日に富士山の眺めは最高でしたが現地に9時過ぎに到着した時は食後の数珠つなぎの名物がヒレンジャクの目の前にぶら下がっていました、途中でルリビタキと二時間も遊んで来たために到着が遅れた結果一番良い場面を撮り損なったと思われます。
目の前に数珠つなぎの名物とヒレンジャク
食後に二羽が枝の上でなにやら食しています、どうやら食後の水分を摂るのに枝の上に積もった雪を食べていたようです
これが今回のコミミズクシリーズの最後です、検索エンジンでカヤを探すとカヤ(萱・茅)とは屋根を葺く草の総称でカヤと言う植物はないそうです、カヤの材料にはススキの他にアシなどのイネ科の多年草が使われるそうです、カヤに巣を作る小さいカヤネズミを探して葦原の上をゆっくり獲物を探しながら飛んだり、堤の斜面の草地を餌のカヤネズミを探しながら飛ぶがコミミですが時々とまり木に止まります、このとまり木は地元の人が土手に差したものと思われますがその方にとってはMYとまり木です、自分のとまり木にとまらせるとはウマイ話です。 コミミの飛び出しは暫くの間飛び出しを待っていれば良いがとまり木に来る時はカワセミのようなタイミングが予測出来ないので私にはチョット難しい撮影でした。
結果的にはとまり木を目指して飛ぶコミミさんです、これを含めて4枚の連続写真です。
三枚目はふわりと着地です、ひたむきに狩をして下向きにとまりました、獲物を見せられなくてゴメンのように見えます、羽が体に比して長く大きいのがコミミの特徴のひとつです。
お仕舞いの4枚目は着地後のエンゼルのスタイル、最初の一枚以外はノントリです。
53329を小耳木莬(コミミズク)と読ませるのはチョット心苦しいがこれも親父ギャグの流れとして見流して下さい、久し振りのコミミさんでした。 江戸時代に関八州といわれた上野・下野・常陸・安房・上総・下総・相模・武蔵、現在の1都6県であるがそのうち群馬・栃木・茨城・埼玉の四県が集まる境界地域の近くにある川の堤、包み隠さず書くわけにはいかないが江戸時代に関東取締出役が博打打やおたずね者を追って江戸から取り締まりに来た地域の一部であるかも知れない、関東取締出役は俗に八州廻りと言われてTV時代劇では「八州廻り 桑山十兵衛 捕物控 ぶらり旅」「あばれ八州御用旅」など時代劇好きとしては見逃せない番組であったがコミミズクも見逃せない冬鳥です、顔盤形の人面鳥ではある、猛禽の鋭い目つきを時々見せるが正面顔には魅せるものがある。新年早々から長玉が故障修理中なのでこのような場面では不便な思いをしたが3週間も前に地元のNさんから写真入りの情報を頂き遅まきながら出掛けてなんとか人面鳥の533さんが撮れました、皆さんありがとうございました。昨日も少しふれましたが本日のPM7:58から7chで「和風総本家” 密着ニッポンの職人24時間全国148人の舞台裏”の中で墨職人の汚れを落とす謎の○○!?の中でウグイスの写真がチョイ役で出て来るかも知れません。
昨日のオレンジ色の日の出は7時頃に堤の上に陽をさすと、まだ暗い葦原の前を飛ぶコミミを見つけた、夜行性の猛禽なのに早朝から飛んでいる。
こちらに向って飛んでくる正面顔、羽先に陽光が光る
400mmのノントリであるが背に陽光を浴びての早朝からのお出ましであった
だんだん明るくなってきました、堤の斜面にある枯れ草に日があたります。
7時07分~24分までの早朝のコミミでした、向って左から日がさしてきます、左目の瞳は眩しいのか小さくなっています、奥目の右目は太陽光が直射しないので左目よりも瞳を大きく開いています、嘴が下を向いているので人面顔に見える要因のひとつです。
柳の木の根元には草薮と芒か葦の原です、水辺の近くの湿地ではイネ科やタデ科の雑草が生えていますが今の時期はいろいろな色や形の草の実が小鳥達の命をつないでいます、そんな冬の草原で採食するベニマシコです。逆光の中での撮影を強いられますので背景の方が明るいのでゴチャゴチャした枯れ草や枯れ葉が目立ちます。ここでお知らせです明日の13日PM7:58からの「和風総本家」2時間のSP番組、日本の職人に私の撮影したウグイスの写真が出演します。
いろいろな雑草の実がある枯れ草の中で左上は地味なベニマシコ雌、中央は雄
名も知らぬ雑草の実を啄ばむベニマシコ雌
ベニマシコの下にある白い花のような実はセイタカアワダチソウの見えるがそれには見向きもせずに草の実をついばむベニマシコ雄
ダイダイ色の実が成るつる科の草木にベニマシコ雌が採食中でした、後ろの白い部分があるのはセイタカアワダチソウの実、ここは餌となる草の実が豊富な水辺の野鳥のレストランです。
セイタカアワダチソウの実の前でそれよりも美味しいのかイネ科の草の実を食べる
セイタカアワダチソウの実の上で採食する、雄の頭の銀髪と白い喉元が目立ちます
外来二種と言っても外国人の二種免許ではありません、中国南部・アジア南部などから囀りや可愛い姿を愛玩する目的で輸入された外来種の籠抜けが鳥が自然繁殖したものです。中国と言えば昨日のヒレンジャクが食べていたトウネズミモチは中国原産であると読者のNさんからご回答をいただきました、ありがとうございました、日本原産のネズミモチに対して唐の国から来たのでトウネズミモチと言うそうです。
彩の国でベニマシコを撮影中に茂みから目の前に出てきました、ソウシチョウは鑑賞用やペットしてのその昔に竹籠に入れられて渡来したと思われる唐来品がいつしか篭脱けして野生化したものです。
日本原産と異なり見返り美人の姿を見せてくれませんでした、唐の国では見返りの美しい姿を尊ぶ習慣はなかったのでしょうか
それでは赤い嘴を思いっきり拡大して 綺麗な小鳥さんを見ましょう、背景のボケは枯れ芦原です、スズメよりも大きいL15cm。この可愛い小鳥さんも繁殖力が強いので生態系や在来種に影響を与える特定外来種である。
彩の国でもソウシチョウを撮影中にかなり大きな声で鳴いていましたが姿は見せません、こちらは鳴き声を楽しんだと思われるガビチョウです、写真は年末にルリビタキを撮影中に武蔵野国の公園の茂みにいたものです
いつもは木の上で囀っている様子を見ましたが、落葉の中では同化して見えます。かご抜けの移入種であるガビチョウも生態系や在来種に影響を与える特定外来生物で今では輸入・飼育が禁止されている。
近づき過ぎてピンアマになりました、特徴ある白いアイリングと過眼線、焦げ茶色の目がなんとなく不気味に見えますが森の梢で鳴く大きく高い声量の持ち主です、ソウシチョウより大きいL24cm
鳥撮りを始めた頃に信濃国の湖畔でナナカマドの赤い実を食べるヒレンジャク・キレンジャクを撮ったことがある、今年で丸6年を迎えての浅い経験では大概の連雀は粘着力のあるヤドリギの実を採食した後に長い数珠繋ぎの糞をするので撮影時間が比較的とれるが、今年はトウネズミモチの実を食べている群れの姿を初めて撮れましたが1,2分で採食後飛んでしまった。 トウネズミモチを木の名前がわかる事典で調べると関東地方以西に分布するやや暖地性の常緑小高木で高さ4-5m葉は先が尖ったタマゴ形、肉厚で光沢がある、名前の由来は果実の色や形がネズミの糞を連想し葉がモチノキと似ているため、ネズミモチとトウネズミモチの違いはトウネズミモチは果実の数が多く丸い形状、ネズミモチは果実がやや細長い。生垣や庭園木としてネズミモチよりもトウネズミモチの方が多く用いられているようです、黒紫色の果実は滋養強壮・疲労回復・健胃整腸などの薬効があるとされていますので、正月気分で飲み過ぎ食べ過ぎには一度飲んで見たい気がします。 撮影地は昔武蔵野国と言われていたが今は彩の国、駐車場の周囲にぎっしりと常緑のトウネズミモチが植栽されている。
トウネズミモチの実に来る40分前に一羽のヒレンジャクが高い木の上にいた、親切な地元の人が教えてくれたがその人は8時30分で用事があると言われてこの撮影後に帰られた。写真はトリムしてあります。二日前に600mmとD3が故障で二週間の入院ですサブカメラとサブレンズで撮影、新年早々にサブ~~~い話です。
地元の親切な人が帰られて40分後の9時にトウネズミモチの実に群れが来た!もっと早く来いよ!
十数羽の群れが来たがどれを、どこを撮って良いのか迷った!上の方はツグミの群れが食べて実が少ないが下にはまだ沢山の実がたわわにある。
七羽まで枠に入りましたが実を咥えるヒレンジャクもありました、ほとんど最初の位置で撮影、群れは十数羽いたがカメラマンはもう一人の親切な地元を含めて3人でした。
ただ夢中でシャッターを切った!SSを1000まで上げています。
一枚だけトリムしてみました、夢中でシャッターを切った夢中で採食するヒレンジャクとトウネズミモチの果実の様子が分ります。
群れは約2分間でどこかに去りましたが撮影場所から30m離れた場所にいたので撮影時間は約1分でした、その後カメラマンが12人に増えたがヒレンジャクは午前中はここには戻りませんでした。昨日は親切な地元のカメラマン二人にお世話になり御蔭さまで今年最初のヒレンジャクが撮れました。最後に残った疑問はトウネズミモチのトウとは何か何方かに問うて見たい。
当日会場で観客に配付されたパンフによると諏訪流放鷹術は江戸時代、将軍家お抱えの鷹匠集団が二つあり「吉田流」「諏訪流」と名乗っていた、諏訪流の語源は、信州諏訪大社で行われていた鷹が捕えた鳥を神前にお供えする神事に由来する。そして江戸時代の浜離宮庭園は将軍家の鷹狩場で一面の芦原であった、明治維新後は宮内庁の鴨場として鷹狩りが行われていた、江戸幕府や明治政府は多くの鷹匠を抱えていたが戦後は政府による鷹狩りは行われなくなり、放鷹術は民間の有志によに受け継がれた、浜離宮も戦後は都立庭園としてこの伝統を受け継ぐ正月開園行事のひとつとして放鷹術の実演を実施している。
放鷹術の実演のハイライトは浜離宮の大手門前に立つ地上48階建電通本社ビルの高さ213mの屋上から女性の大塚鷹匠が放鷹すると鷹は地上にいるもう一人の鷹匠が会場で「振り鳩:鳩に紐を付けて振り回して鷹を呼ぶ」振り回す鳩を目掛けて飛んで来る前に大空で旋廻していたがこの時にハプニングが起こり空を飛んでいた地元の鳩を目掛けてその鳩を狩してしまい浜離宮の庚申堂鴨場方面に鳩を掴んで降りた、会場で振り鳩している鷹匠の元には来なかった!やらせの鳩よりも自然の鳩を追うとは流石である。この後に鷹匠が探しに行き5分後に無事戻って来た。1月13日にtukiさんからコメントを頂き、当日見物していたが白い鳩はバードランチャー(初めて知りましたが篭の中に入れてある鳩を空中に打ち上げる器具)から白い鳩を打ち上げたとコメントがありましたので諏訪流放鷹術保存会に問い合わせをしたところ今年初めての試みとして振り鳩をしていた鷹匠の呼子の合図で白い鳩を空中に飛ばしてハヤブサに狩をさせたと親切に教えていただきました。ここに加筆訂正をさせていただきます。
;電通本社ビルに行く前に鷹を拳に据えてその場の雰囲気に鷹を慣らす「輪回り」をする大塚鷹匠(中央)が電通本社ビル48階の屋上から放鷹した女性の鷹匠、後ろは神奈川県在住の根津鷹匠。
実演後に観客に鷹を披露する第一七代諏訪流宗家 田籠鷹師を囲み見物客が写真を撮る。
田籠鷹師の若鷹には立派な目隠しをしている、大勢の観客に囲まれて若鷹を驚かせない配慮だろうか
大橋鷹匠と写真を撮る見物客
森谷鷹匠と見物客
若い女性に囲まれてご満悦の森谷鷹匠
鷹と記念写真撮影をする観客、実演終了後は鷹匠の周りに多くの老若男女と子供が集まる、伝統文化の鷹狩りに興味を持つ人達が多い。
実演の最後は観客の中から希望者に鷹狩りの訓練を体験させるスペシャルがある、日本の伝統文化である鷹狩りの技術を体験した幸せ者達です、小学生はジャンケンで勝った4人、大人は実演希望者の男性3名女性2名がそれぞれ鷹匠の指導を受けながら振替の技を体験、子供は殿様役の女の子の拳から離れた鷹が男の子が獲物に見立てた兎さんを駆け出して引っ張る、これを鷹が捕える出し物でした。実演に使われたハリスホーク(和名:モモアカノスリ)は輸入種でありながら人に慣れ易く鷹狩りに優れた鷹であると場内説明がありました。
殿様役の女の子の拳から飛び立ったモモアカノスリが男の子が懸命に引っ張る獲物に追いついて捕える瞬間
観客が見ている前でどうだ捕まえたぞ!と得意顔で獲物を押さえている場面
最初に女性が振替の体験
最初の男性
二番目の女性、左脇は実演指導の大橋鷹匠(埼玉県在住)
森谷鷹匠(千葉県在住)と二番目の男性
同じく森谷鷹匠と三番目の男性希望者、鷹匠と同じように手にはめているのはエガケといわれる鹿皮の手袋、エガケの上に小さな切り身の肉片を乗せている。
初夢は「一富士、二鷹、三茄子」といわれますが昨日の富士山に続いて今日は鷹です、一昨年昨年に続いて3回目の見物に行った浜離宮恩賜公園で正月二日と三日に実演される今年で廿回目の諏訪流放鷹術の実演に3日に見物してきました、今年も晴天に恵まれ年々観客数が増える盛況で写真撮影も難しくなって来ました。
全員集合の挨拶、右から田籠17代宗家/鷹師、大橋・森谷・大塚(女性)根津鷹匠4人と門下生(鷹匠見習い)5人(左の三人はご夫婦と息子さんの一家三人)
オオタカの振替(鷹匠の拳から別の鷹匠の拳へオオタカを飛び移らせる)実演
放たれたオオタカが鷹匠の拳の上に乗る
二回目の振替
鷹匠の拳から放れたオオタカは地上すれすれに飛んで相方の鷹匠を目指す
背中向きの鷹匠の拳に来る
この続きは明日!
大晦日から二日まで西伊豆旅行で撮影した夕日と富士山です、晴天に恵まれて三日間とも富士山を満喫しました。
大晦日の伊豆スカイラインからの富士山、例年よりも雪が少ないと思います
元旦の雲見温泉の夫婦岩と富士山、昨年は強風で砂浜に置いていたカメラが三脚毎飛ばされましたが砂浜の上で大事には至らなかった思い出がありますが、今年は富士山が薄くしか見えないので風景写真の方は嘆いていました。
夕日で有名な堂ヶ島沢田公園の初夕日です
夕日がジュと音を立てて海に沈んでいく
二日の午前9時頃仁科港の乗り初め式の漁船、この後着岸して観光客に餅まきを毎年行っている
達磨寺でこれも恒例の家内安全・健康第一を祈願して達磨を!
達磨寺付近で撮影した富士山、ここで家族全員で記念写真
土肥から修善寺に向う途中で達磨山からの富士山は雲が掛かっていた、国道1号に向う正面からの富士山は雲が増える一方であった。この後は大学駅伝の関係で箱根路は大渋滞で堂ヶ島から9時間のドライブとなった。今日は遅くなりましたがカテゴリーは趣味です、タイトルか日付をクリックしないと開きません。
新年明けましておめでとうございます
本年も旧年同様に宜しくお願い致します
古来よりめでたいことの起こる前兆とされ瑞鳥と言われる鶴です、「鶴は千年 亀は万年」と言われるように鶴は長寿を象徴する吉祥の鳥、「雀千声 鶴一声、一、 略して 鶴の一声」「掃き溜めに鶴が下りたよう」などのことわざ・格言のある鶴です。
今年は瑞鳥のツル七種で新年のお慶びを申し上げます。
世界には15種の鶴がいますが日本で見られるのは普通は3種と言われますが稀に渡来する鶴を入れると7種になります。北海道釧路湿原で絶滅の危惧から千羽以上まで回復して生息・繁殖している丹頂鶴と冬鳥としてロシア方面から鹿児島に毎年1万羽以上渡来するナベヅルと約千羽のマナヅルの三種、極く小数が渡来するクロヅル・ソデグロヅル・カナダヅル・アネハヅルを入れて合計7種です。 鹿児島県出水市に三年連続で遠征して三年前にソデグロヅルに会えましたが過去二年間は来ていません、昨年はクロヅルがようやく撮れましたがアネハズルの初撮りもまだです。ソデグロヅルは大きいので「鶏群の一鶴」の諺のように見つけ易いが一万羽以上いるナベヅルの中からクロヅル・カナダヅル・ナベクロ(ナベヅルとクロヅルの交雑種)を見つけるのは自分ひとりでは容易では有りません。今年も11月以降にアネハヅルが渡来したならば遠征したいと思います、3年前に折角会えたソデグロヅルは数時間待ってようやく羽を広げて飛び立つ時に袖黒が見えた直後にレンズが故障して撮り損なった悔しい思いがありますので渡来した機会にはリベンジを考えています。このような思いを持ちながら心配事もあります、広い農耕地でもツルにとっては狭い田んぼに1万羽以上もやって来た鶴に最大の危機が訪れています、ネットや新聞などで報道されているように強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1がナベヅルの死骸から検出され、12月19日以降に11羽のナベヅルの死骸が発見されたそうです、ロシアからのナベヅルの大半がここ出水市に集中して越冬していますので越冬地の分散化はかねてからの課題でしたが出水市でも荒崎と東干拓に分散化しているが過密化は解消されていません、国内のもう一ヶ所の本州唯一のナベヅル越冬地である山口県周南市八代では平成元年65羽、6年27羽、22年7羽と渡来してくるナベヅルが逆に年々激減しています。今回のナベヅルとマナヅルのH5N1ウィルス感染死は越冬地分散化の課題を浮き彫りにしています。鳥インフルエンザの問題は養鶏農家への対応・対策など大きな問題になっていますので宮崎県の二の舞にならないように願っています。出水市の地元中学生によるツルの渡来羽数調査は12月11日の観測を最後に年内は中止されました、今期はナベヅル11953羽マナヅル1035羽クロヅル9羽カナダヅル7羽ナベクロ(ナベヅルとクロヅルの交雑種)2羽合計13006羽が公式の記録になりましたががネット情報では12月24日までに11羽が鳥インフルエンザで落鳥しているそうです。瑞鳥といえども悲喜交々、政局と同じように問題山積で拡大懸念、尊い命の人間も生物の一員、COP10・生物多様性の次は生物多難性?の年のはじめです。
番二組のタンチョウの愛の鳴き合い、呼気が白く見えます。朝日が上がった直後に赤い呼気が撮れると最高です! 撮影2010・2・16
餌場の監視所近くでナベヅル一家と鶴の一声、もっと小麦をとコォ(乞ぅ)!撮影2010・11・25
マナヅルの親子、後方右はソデグロヅル 撮影2008・12・1
遠いソデグロヅルのトリミング 撮影2008・12・1
中央の顔が赤い(ハートの形)カナダヅル 撮影2008・12・1
クロヅル 撮影2010・11・25
アネハヅルはまだ未見です番外に美しい篭脱けのホオジロカンムリヅル、黄金色の稲穂の前で黄金の冠が光ます、何かに驚いた様子で頸毛立ちです。どのツルにも撮影時の思い出があります。 撮影地千葉県 2008・8・28
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