法師温泉 長寿館
弥生三月の誕生月に三年連続で夫婦で訪れた自然湧出の温泉は弘法大師巡錫の折の発見と伝えられる、昨年も雪景色でしたが三国峠のすぐ脇の沢を源とする法師川の最上流にある山奥の谷間にたたずむ一軒宿が法師温泉長寿館です。与謝野晶子・川端康成・若山牧水も逗留したこともありますが、最も有名になったのは国鉄時代に往年の大スター上原謙と高峰三枝子が法師の湯で混浴するフルムーンのポスターです、毎回このポスターの撮影も楽しみのひとつです。
江戸時代の旅籠の面影を残す本館、赤い郵便ポストと日本の秘湯を守る会の提灯が秘湯の証、雪の降った7日朝の撮影
法師川沿いにたたずむ女性専用の長寿の湯の外観、長寿の湯には男性は入れないのでこの温泉は女性客優先の気がする
左が明治28年建築の鹿鳴館風の大浴場法師の湯の苔むした湯屋、右が平成12年に増築した法師の湯の雰囲気を残した総檜造りの玉城の湯、両方の屋根の吹き抜けから湯気が立つ
食堂脇に掛かるJRのポスター「帰ってこいよ」をもじって「入ってこいよ」の法師の湯とマンガ絵です
上原謙と高峰三枝子の胸が話題になった混浴の大浴場法師の湯で撮影したお馴染みの昭和57年製作の国鉄のフルムーンのポスター、白く光っているのは内臓ストロボの反射光で毎回上手く撮れません。
撮影場所となった大浴場法師の湯(混浴)、天井の丸木が豪壮です、底の砂地に敷いた玉石の間から自然湧出する四つの浴槽に丸太の枕が並ぶ、広角レンズで撮影すると歪みが出ました。お客が少ないと丸太の枕で寝湯しながらこの大空間を独り占めしての長湯が出来ます。
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