蕪栗沼の紅猿子
曇天の蕪栗沼のアシ原にいた冬羽のベニマシコ、あまり赤くありません、雄なのに薄紅をさしています。葦原の中で黄金色のセイタカアワダチソウの実を採餌をしていました。 背丈の高いアシとアワダチソウよりも背が高いところから名が付いた背高泡立草が背競べしています、葦がアッシの方が高いと言っているように見えますがセイタカアワダチソウも北米原産の帰化植物から背高はこっちだと外来種が威張って繁殖している蕪栗沼のホトリです、ところによってはウッソーと言うくらい鬱蒼と背高泡立草の群落があります、この帰化植物の恩恵を受けて養蜂家のミツバチは花蜜をベニマシコなどの野鳥は実を餌にしています、 最近はあまりみられ無くなった日本の原風景、茅葺屋根やヨシズの材料など、そして環境に深く関わりのある湖沼で水を浄化する葦が外来種に侵食されるのも悲しい一面があります、二律背反とでも言うような功罪の想いを持ったのは二週間前の出来事でした。
セイタカアワダチソウの実をほうばっていた雄
バフ色の雌もセイタカアワダチソウの実を採食
泡を食ったように採餌しながらキョロキョロする♀、これで飛び立てば泡立ち?
こちらがベニマシコが採餌していた蕪栗沼を周遊する遊歩道の迂回路の葦と背高泡立草の背競べと生存競争の現場です。
別のセイタカアワダチソウの♂
葦の中にセイタカアワダチソウが生えていますがところによっては背高泡立草の中に葦が生き延びています。
葦原の中の柳の木にベニマシコ♂と♀、柳にとっては迷惑な柳の新芽を採食、外食の後に和食です、ここにも功罪有りですが救われるのはムクドリのような大群では無かったことです。
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