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2011年12月13日 (火)

海雀

日曜日に「国境のトンネルを抜けると雪国であった」・・・あの有名な書き出しの小説の真逆を走った、曇天の越後から上野(こうずけ)へ谷川岳を貫通する国境のトンネル関越トンネルを抜けると一週間振りに見る関東は一面の青空が広がる晴天であった、土曜日の天体ショーも見られなかった雨と雪と風の強い日本海岸にいたのである、日曜日には6日前にハクガンが秋田に戻ってしまった朝日池にいた時に先週の初めに伊豆沼・蕪栗沼で三日間ご一緒した鳥友との通話中に三浦半島でウミスズメを撮影中と聞いて晴天ならば月曜に行く気になった、そのために午前中に上越を後にした。今年江の島にウミスズメ入った時に千葉の鳥友から情報を戴きながらミサゴの飛込みでスルーした穴埋めでもある。昨日は久し振りに晴天の鳥撮りであった、約50kmの距離を3つの目の有料道路である三浦半島縦貫道路を降りて荒崎方面へ向い最初の漁港の防波堤の上で三脚を構えたのは午前7時であった、地元のカメラマンが一人先に居たので挨拶してから撮影を開始、この人が見つけてくれるので楽な撮影となったが暫くすると釣り人が来た、防波堤の先端から2m位下がって真下に来るウミスズメとの焦点距離5・6m以上を保つために開けていたスペースに入って来た、鳥が来たら退きますので遠慮なく声を掛けてくださいと言われたが実際は無理であった、港内に来たウミスズメは直ぐ潜るので至近距離での撮影機会は殆どなくなった。

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カタクチイワシを獲る、真っ青な海に海雀を撮った、L26cmの頭が大きい小太りのウミスズメ。

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正面向きは愛嬌がある顔をしている、潜水直前である。

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遠くの港の外海で羽ばたきの様子

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カタクチイワシを追う4羽の行進

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今度は五羽の行進、気のせいか遠目にも大きさの違いがある

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今度は大小が明白に撮れた、冬羽成鳥と幼鳥か?

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雌雄同色で体は太目、頭は黒く夏羽の冠羽がない、喉から下面は全体が白であった(羽ばたきの時に確認)

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ここで撮った昨日の富士山、後から来てウミスズメの撮影に邪魔なおじさんが最初に釣ったベラ、べらぼうに細長い、石鯛の赤ちゃんは大きくなったら来いよとリリース、なかなかのおじさん。ウミタナゴを釣る、これは煮付けにすると旨いと奥さんの分を含めて二匹釣った、おじさんがコマセを蒔くのでいろいろな小魚が寄ってくる防波堤の端であった。(画像をクリックすると別窓に拡大します)

防波堤でウミスズメを見物に来た地元の人に漁港を出入りする船名が隠居丸(この港では大きい魚船)の漁を聞くと鯖との返事であった、隠居丸が鯖を獲って鯖威張る、隠居になってもサバイバル、サバの読み過ぎと獲り過ぎに要注意、霊峰富士を見ながらこれでサバ、サバした話でした。

 

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コメント

ウミスズメマニアさん
今はどこの海上にいるのかわかりません
冬鳥として時期が来ると港や堤防に小魚を追いかけてきた時は近くで見られますが海上が生活圏のようです。

お願いです!
ウミスズメのいる漁港を教えて下さい!」

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