52年ぶり閏年降雪日の野鳥
横浜市を起点する道路や通過する国道と交差する大動脈の環状二号線、起点の磯子から新横浜を通り鶴見区上末吉橋まで片側三車線の幹線道路は車で出かける時は走行する機会が多い道路です。野鳥撮影をデビューした三つ池の周囲に咲く全国桜100選の三つ池公園はもう直ぐ横浜緋桜から開花する、環状二号線の鶴見区の終点です、公園は末吉橋の500mほど手前を右折して入ります。三方向を山に囲まれた谷戸の景観があり水が湧き出す湿地と池と丘と田んぼと雑木林の貴重な自然が残る舞岡公園には環状二号線を磯子方面に向かい羽沢で第三京浜、新桜ヶ丘交差点では東名に向う信号を通過して、次の横浜新道に入る交差点を過ぎると東戸塚の高層マンション群のオーロラシテイが視野に入り、ハッカチョウを撮影したことがある上永谷を通過してから柳橋の信号を右折して細い曲がりくねった上りを走り、日限山の信号を通過して郵便局を右折、バス通りを下り切ったところで左折して約100mで舞岡公園に入る。環状二号線も高架部分が随所にあり、柳橋信号を右折した後の細い道路も坂道が多い。この道路を雪が降った2月29日に走行した。気象庁にある降雪記録では1960年以降に閏年の2月29日には降雪日がない。記録上では52年振りであるがその前の閏年である1956年に降雪がなければ56年ぶりとなる。二日前の早朝6時は小雪さんであったが舞岡公園に着く頃にはかなりの降雪となり、雪景色の野鳥撮影はさした傘に雪が積もり重くなる、大砲の上掛けた迷彩にも白雪が目立ち、上を向けるとレンズに雪が・・・こんな条件下ではここの大御所のFさんも見えないし誰もいない野鳥撮影には不向きな条件であったがそれでも谷戸の雪景色を撮る方が二人がきざはしの池に来られた。こんな日には野鳥も出てこないが二時間余り粘って雑木林から出てきて水車小屋の前にある雪が積もり白くなった青木の下にコジュケイ二羽が採食に来たのは6時50分頃、2時間後の8時52分に湿地で二羽のタシギを見た!のを最後に雪がやまない、野鳥も少ない期待ハズレに9時半で撤収した。前書きが長くなったが大都会の雪道の目撃話はここから始まる。行きはよいよい帰りは怖い!童謡の「とうりゃんせ」の通り帰り道で日限山の交差点を過ぎて環状二号の柳橋交差点までは細い曲りくねった下り坂である、前をトロトロ走る軽四が対向車が来たので左端に寄ってブレーキを掛けたが停まらず駐車してあった自動二輪に追突した、脇を通り抜けた時に運転席に中年の女性が車の中で呆然としていた。普通は車から直ぐ下りて事故の程度を確認する訳だが茫然自失の有様のままである。トロトロ運転のお蔭でバンパーが凹んだ程度、オートバイは後輪のフエンダーが変形した程度であったが雪道に慣れないとブレーキを踏むタイミングが普段と同じではこのような事故が起きる、軽四だけあって軽くて済んだ。この坂を上って来る対向車が喘ぎ喘ぎ昇って来るのを用心しながら下ると環2の柳橋の信号である、午前10時の片側三車線の左側一車線に大型トラック・配送車・乗用車などがズラリと止まってチエーンを装着していた。走行車線はノロノロ走行であった。環2は交差する道路が多く高架部分が多い、磯子方面への内回りも渋滞している高架の上りでスリップして上れない車があちこちで見た!このような車は危険である、アクセルを吹かしたとたんにスリップして急に方向を変えて隣車線に入ってくるので慣れた運転手はこのような車があると後方待機で静観しているので渋滞が更に加速される。新横浜に向う外回りの左車線でも道路の側壁に衝突して止った車がある、二ヶ所の自損事故と数台が巻き込まれた事故現場にはパトカーが来ていた。ノロノロ走行の傍らにこのような事故現場を見ながら進む、東名に向う新桜ヶ丘の手前ではチエーン装着をするトラックや乗用車が多く見られ東名方向へ左折する車と入り乱れて混乱して渋滞していた。11時前この時間帯の降雪量は3~4cm程度でこんなにも事故や渋滞が多い、この程度の雪で都会の弱点をさらけ出すうるう年の降雪日であった。スタッドレスタイヤを履いていても雪の日の環状二号線は高架部分が多いので渋滞に巻き込まれ行きは18kmを30分弱が帰りは1時間以上も掛かる事になった。行きはよいよい帰りは怖い。見たくない物を隠してくれる雪景色の野鳥撮影も描いた構図の写真も撮れずに終わった、雪の日に酔狂なことは避けよでした。
コジュケイが雑木林から出てきて駆け足で遊歩道を横切りアオキの下に向う、6時52分ISO 1600で撮影
青木の下で二羽で採食していたのが7時06分に出てきて目の前の水車小屋に向うが以降は建物や木の下での撮影は不可でした
湿地で採食するタシギ 8時52分
雪の下に嘴を差し込んでの採食
唯一のトリム写真。雪がない場所に嘴を差し込んでも餌がない?この後ここから飛ばれてしまったので雪中撮影はお仕舞いにした。
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