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2012年4月

2012年4月30日 (月)

比地大滝

ヤンバルの観光地のひとつ比地大滝(ひじおおたき)は比地川沿いにある、ここに行くには国道58号線の道の駅「ゆいゆい国頭」の手前にある信号が目印、沖縄本島で一番北にある本格的リゾートJALプライベートリゾートオクマHが左にある信号を右折して、比地川沿いの舗装された道を5分も走ると比地大滝キャンプ場の駐車場に着く。滝を観光するにはキャンプする、しないに関わらずレストランが併設された管理棟で入場料500円を払う必要がある。レストランは入場口の手前にあるので入場料は要らない。自然の大滝を見るのに有料であるが私の場合、本当はここで見られるホントウアカヒゲとノグチゲラの撮影であるので自然観察に入場料を払うのが納得がいかない気がした。しかも開園が9時からと遅いのも鳥撮りには難点である。4月5日一番乗りで9時前からワンコインを握り締めてまだかまだかと開園を待つ、前日からここでキャンプしている家族のいるので早朝からの撮影はここのキャンプ場で設営すれば可能であることに気付くが今日は沖縄の最終日である。開門と同時にキャンプ台の手前にある自販機でワンコインの100円でチェリオのさんぴん茶を買う、ここが沖縄で一番安いさんぴん茶であった。水分を確保したらいよいよ亜熱帯植物の中の遊歩道を鳥を探しながら進む、上り下りの急階段を重たい640と三脚を担いでの喘ぎながらの登山は後ろから来る気配は全てパスするノンビリ・ノロノロ行進である。ホントウアカヒゲは上りでは見られなかったが滝を見物した帰りに中間点の吊り橋を渡る手前100m付近で出会った。

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入口から1・5km、三年前に初見の比地大滝、落差26m沖縄最大の滝、昨年は急傾斜の階段を思い出してここまで来るのをパスしたが今年は中間点の吊り橋を渡った付近に重たい640を置いて、ワンデジを持ってホントウアカヒゲを探しながらここまで来て滝の撮影をした。中年の夫婦から写真撮影を頼まれたのでついでに自分も大滝をバックに記念撮影、すっかり観光気分。

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途中にある炭焼き釜跡、昭和初期は今のような道が整備されていなかったので急斜面での作業や運搬に不便な場所と思われる。炭といえば今年も5月3,4,5日にキャンプでのBBQで炭の出番である、炭といえば昔ヤキトリ、今はBBQ。

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ノグチゲラはドラミングが聞こえたが姿は見えず、ここで撮れたのはホントウアカヒゲ♂♀の番と思われる二羽でした。

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ホントウアカヒゲが生息する亜熱帯林の岩場

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川べりの遊歩道の出てきた♀、観光客は普通のカメラや携帯で撮影していた。

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同じ♀個体がこちらを訝しげに見ている

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今度は♂の綱渡り

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ロープが好きなアカヒゲ♂をトリミング

2012年4月29日 (日)

山原水鶏の採餌

飛べない鳥ヤンバルクイナの昨日の続きです、今日は山原水鶏の採食の様子。路上の番が寸劇を始める5分前に雄が採食をしていた6時40分頃の様子である。夜は樹上で眠るといわれるがまだ飛翔する姿や跳び上がる姿は見たことがない、もちろん夜間撮影を試みたことがないので樹上の姿も未見である。赤く太い丈夫そうな足を駆使して、早足で道路を横切る姿や素早く逃げて草叢に入る様子は毎回見られる生態である。道路などの隅でたまっている落ち葉や枯れ枝、雑草などを赤い太い嘴や足で退けたり、蹴散らかして地上の昆虫や小動物を採食する生態を見かける。まだ地中のミミズなどを掘って採食するところは見ていないが昨年は草木の実を背伸びして採食する処を初めて写真に収めた。さて今年のヤンバルクイナはどんな食いなかな?

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餌を見つけた目つき足つき(トリム)

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餌をかいつまむ様子(ノントリ)

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お次は・・・草葉の蔭をジロリ

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おっと上にもあった!(居た!)

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急な動きにSSが追いつかないのでボケました

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だんだんカメラに近付いてくる

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正面を向いたがここでUターン

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枯れ枝の下は、何かな?

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また動きが早く採食の瞬間はピン甘

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まだ何かいるぞ!

約1分間の採食の後出し、この後は昨日の30秒間の路上劇、近くで二羽を写真に同時に撮るのが珍しいので先出しにした。

2012年4月28日 (土)

山原水鶏の番

昨日の二羽つながりで今日は山原水鶏(ヤンバルクイナ)の番と思われる二羽の早朝の会話(想像・空想・妄想)である。
このブログで三年前の2009年4月に初めて撮影したのが日本固有種・国の天然記念物のヤンバルクイナ、この鳥の発見は近年で1981年に新種記載され昨年末で満30周年を迎えた沖縄・北部・山原(ヤンバル)生息する世界的な希少種である。上面オリーブ褐色、顔から喉は黒く、目の下から後頭にむかって白線がある。胸・腹・下尾筒が白黒の横斑模様、虹彩は赤い、嘴も赤く先は黄色、足は赤味の肉色で雄の足の方が鮮やかな赤。
今年も昨年同様に安田(あだ)の「民宿さじ」に宿泊したが二日間とも夕食は一人寂しくオリオンを飲んだ(オニオンスープにあらず)。三年前は予約も難しい民宿であり、ここに来るまでの県道2号線や宿の周囲でヤンバルクイナを撮影出来たが昨年からは安田からさらに約25km北のヤンバルの奥、地名も奥まで行かないとヤンバルクイナを撮影するのが難しくなってきた、ヤンバルでも年々生息地が北上して狭まってきた感じがする。
早朝の撮影チャンスを撮るには安田に泊ったのが仇になり、前夜の内に朝飯のオニギリを用意してもらいまだ暗い早朝5時半には宿を出発する破目になる。これは欲目でもあるが鳥撮りの朝遅いのは駄目である。

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沖縄本島最北部の奥の国道58号線の起点付近にある標識、この他に昨年は見なかったケナガネズミのロードキル看板も設置されていた。この付近の国道58号、県道70号線を飛ばす車は地元ナンバーが多い、観光客の乗るレンタカーナンバーは風景を眺め愛でながらヤンバルクイナなどを探しながらの運転をしているのでノロノロ運転が多いように思う。小動物キラーはスピードを出す地元の車ではないかと思うのは私だけでしょうか。4月4日撮影

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早朝7時前の国道から一本牧草地側に入った道路、道路左は牧草地、右手は小高い山林でこの山林から出てきた番と思われる二羽、左の方が足が赤いので雄と思われる。この撮影後に初めて沖縄に来られて安田のアダガーデンホテルに宿泊されたご夫妻がレンタカーでヤンバルクナの撮影に見えられた。今日の写真は全てノントリ。

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朝の採食をする番の会話、この付近でもう3羽も車にはねられたのでお前も車には気をつけろ!「わ」ナンバーは写真撮影でノロノロ運転で、いい「わ」 地元の通勤車は制限速度よりもスピードで危険だよ

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子育てが始まる大事な時期だから ワカッタネ

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♂の愛情あるささやきに、♀は大事な時期だなんて恥ずかしいわ 

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餌に気をとられる前に車をよく スピードを確認するんだよ 

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もう貴方って、猛スピードのにあんまり自信がないわ

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私達は年々減少している絶滅危惧種だから、これ以上減少しないように励まないといけないのでそんな弱気にならずにがんばるだよ、愛しているよ!

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あそこで停まっている車から 撮られているので恥ずかしいからとシャイナ♂のセリフに、朝の採食を催促する雌でした。国道からのわき道なので早朝は車が滅多に通らず、停車しての撮影はあまり邪魔にならないが頻繁に車が通る国道での駐停車は危険です

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タイヤ痕のある道路で二度目の朝チュウーです。この後は♂は左手の牧草地、♀は右のシロノセンダイグサの下に餌探しに潜りました。この番の前途に幸多かれと祈るケンさんでした

2012年4月27日 (金)

黒面の箆棒な話

今朝は箆棒(べらぼう)な話です。べらぼうの語源はいろいろ説があるようですが、八つあん、熊さんの落話のマクラにも「べらぼう」の噺があるようです。米をつぶす竹製のへらを「箆棒」(へらぼう)とよび、そこから、飯を食べるだけで何の役にも立たない人(ごくつぶし)のことを「へらぼうめ」といったが、江戸のイナセな若い衆が啖呵を切るのに箆棒(へらぼう)では力が入らないので最初の言葉を強く発声するために「べらぼう」に訛ったと言われるそうです。「おまえのようなやつは、いてもいなくてもおんなしだ、無駄に飯を食ってる穀っ潰しだ、箆棒みたいな野郎だ」「なに言やンでぇ、べらぼうめェ」の方が「なにを言やンでえこのへらぼうめェ」よりも江戸の粋な若い衆の啖呵としてはドスがききます。
の荒い江戸と雅な気風の残る京都の方言を対比させる例えに「江戸べらぼうと京どすえ」その他に「長崎ばってん 江戸べらぼう」「大坂さかいに 江戸べらぼう」 江戸っ子はどこえ行ってもべらぼうの啖呵を切ったようです。
この「べらぼう」の語意は「痴れ者」「常軌を逸しているさま」現代の用例として酔っ払いが「あの店、べらぼうな金を撮りやがる」など、広辞苑では人をののしり、嘲けるときに言う「ばか、たわけ、あほう、しれもの」の類(たぐい)。

今日から三島目、三週間前の沖縄遠征の写真です。最初はクロツラヘラサギです、コウノトリ目/トキ科、体長74cm、よく似ているヘラサギは本種よりも一回り大きく目と嘴の間に淡色の部分があるので目がハッキリして見えるがクロツラは目と嘴の間が黒いので目の位置が分りにくい。世界的に数が少ない貴重なトリ。

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二羽の黒面箆鷺が餌場で鉢合わせの瞬間、大袈裟に言えば両雄並び立たず。あるいは此処で会ったら百年目、江戸の仇を長崎・・・ではありませんがここは沖縄・那覇空港を飛び立つ爆音が近い。

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これが江戸弁ならば「べらぼうめ!俺の餌場だ!」相手方も「何言やんでぇ このべらぼうめぇ」と唾を飛ばして啖呵を切る場面ですがここでは見ていると箆と箆があたりヘラヘラと笑っちゃいます。

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刀ならば鍔迫り合いの緊迫した場面です!箆では減らず口を叩いて相手を威嚇するだけの争い!!それにしても四枚のへらの喧嘩にお仕舞い(四枚)がありません。もし二羽のクロツラが姉妹ならば四枚喧嘩、これでお終い。

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箆を大きく開けるへらずぐちの争いのようです、もっと悪口を罵ると「この野郎、とんちき、ひょうろくだま、おたんちん」などが出てきます。こんな台詞を書くとお里が知れます。

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俺の箆はこんなに大きく開くのだ!顎が裂けんばかりに嘴を開くと相手は愕然となる・・・クロツラでは顔の色が青くなってもわからない。

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負けじと二羽が同時にカッタ、カッタへらず口を叩く、あまり鳴かないようであるが鳴き声は図鑑では「グェッグェッ」「ググググ」別の図鑑には「ウブー」、珍解釈では勝った方が「ググググ」負けた方が「ウブー」と鳴く????

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べらんめぇ どうだ参ったか! てやんでぇ てめぇこそまぃったか!これを書いた作者の生まれは今も下町風情が残る荒川区町屋です。

 

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勝負はついたようです、胸に薄い橙黄色が出てきた夏羽の方に軍配が上がる「べらぼうめぇ おとといきやがれ!」とへらず口をたたいたところで、べら棒な話一巻の終わり。お後が宜しいようで。

2012年4月26日 (木)

青い磯鵯雌

青い磯鵯(イソヒヨドリ)の雌がいたのは昨日のブログと同じ海岸であった。最初に見た時はあまりにも蒼色が目立つので亜種アオハライソヒヨドリでも出たのかと錯覚したほどである。3年前に見たアオハライソヒヨドリは建物の屋根の上で遠かったがこの子は真近な海岸の岩場である。
今朝の朝日で
4月26日は良い風呂の日を知った、4(よい)2(ふ)6(ろ)」の語呂合わせのようです一面にカラー写真で福島・三春の日本三大桜のひとつ、5分咲きの滝桜のライトアップがひときは目立つ紙面であった、復興の象徴として今年も力強く咲く荘厳の美しさに観る人と桜守に万感の思いがあるだろう。記事よりも先に読む天声人語は昨日BS放送で中継を見た、ヤンキース黒田投手との地元レンジャースのダルビッシュ有投手の日本人対決で三勝目を完封勝利したのでやっと地元のフアンも納得した10奪三振の投球内容であった。 この天声人語の右脇にピンク色の印刷で映画「テルマエ・ロマエ」とスペシャルコラボ広告掲載中の「良い風呂の日」の広告が目立つので中面広告をみるとなんと合計7面にわたり主演の阿部寛が古代ローマ帝国時代の入浴姿で立っている4月28日からのロードショー広告と企業各社とのコラボ広告が目を引く。 映画はベストセラーコミックの「テルマエ・ロマエ」古代ローマ帝国の風呂設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップする冒険の筋書き。良い風呂の日に因んでコラボ広告の中にお台場の「大江戸温泉物語」は遠いので何回も行ったことのある町田と横浜にある「万葉の湯」のどちらかに行きたくなった。

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青味が強いイソヒヨドリ♀

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同じ個体が石の上に移動

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またも移動してこちら向き

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今度は背面を見せる

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近くにヒルガオが咲いていた

2012年4月25日 (水)

京女鷸と目大千鳥

今日はシギチの京女鷸(キョウジョシギ)と目大千鳥(メダイチドリ)です。京女鷸でキョウジョシギとは和名に京女が出てくるとは一種の驚きですが今年の異常天候にはもっと愕きです、春一番が吹かないのも驚きのひとつでしたが、西から北へ爆弾低気圧が本州を縦断した4月3日は日本中が愕きました。世界遺産に登録されている厳島神社の大鳥居の被害や各地で空・陸・海の交通機関の乱れや北日本では台風並みの被害など列島各地に被害をもたらした。初耳の「爆弾低気圧」の威力を日本中で思い知らされた。気象庁気象研究所が公表した爆弾低気圧とは、低気圧の中心気圧が24時間に急速に発達して24hPa以上発達すると「爆弾低気圧」と呼ばれるが、今回は、2日21:00に黄海上に中心気圧1006hPaで存在していたが、3日21:00までの24時間に42hPa低下。この低下量は過去の研究からみて、日本海からオホーツク海にかけて発達する低気圧では飛び抜けて大きな値となっていたそうです。
キョウジョシギとメダイチドリの撮影日は4月2日の石垣で前線通過でドシャブリの雨中に車中で1時間待機後に晴れ間が出た後、濁流のような雨水が生活排水とともに海岸のゴミや落葉などで汚れている処を清掃したようになった。ここは石垣市の生活用水が流れ込む海岸だが水鳥も集まる処でもある。雨後の海岸には降りずに堤防の上からの遠撮であり、写真は全てかなりのトリミングをしてあります。

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京の女が着る派手な着物のようなのが和名の由来といわれるがこの個体のはオレンジ色の短い足と茶褐色の色と黒色の模様で京女のイメージが湧かない。

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夏羽が京女のように美しいからだと言われているが・・・

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大雨で洗われた青緑の海藻が綺麗であった

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市街から流れ着いた枯れ落葉の中にいたメダイチドリ

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まだ白い眉斑が残るので冬羽から綺麗な夏羽に換羽中なのか?まだ完全な夏羽ではなさそうです。

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上の子よりも全身が淡色なので換羽中の雌なのか?

2012年4月24日 (火)

胸赤田雲雀&爪長鶺鴒

胸赤田雲雀&爪長鶺鴒はどちらも漢字でも長い鳥名ですがどちらも石垣島での撮影です。ムネアカタヒバリは三度目か四度目か忘れたが昨年は与那国島・比川の校庭で撮影した群れの中に胸の橙褐色がもっと濃い雄がいました。 ツメナガセキレイは沖縄では冬鳥、北海道で繁殖する夏鳥でこちらは何度もブログに登場しているが6月に撮影したので子育て中が多い。

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水田の畦道の野花被り

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ムネアカの色が薄いので雌かも知れないが雌雄同色で個体差があるので雌とは言い切れないようです

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最後まで全身が撮れず仕舞いの羽切れ(歯切れ)の悪いムネアカタヒバリでした

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石垣島・早朝のゴルフ場の芝生で鳴いていました、昔の名前で出ています・・・とは言えない眉の色です、6月の北海道で見るツメナガセキレイよりもキマユが薄く見えます。

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下手なゴルファーと同じでラフにも飛んできます

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白いゴルフボールと同じで眉斑が白いのでマミジロツメナガセキレイにも見えますが黄色が薄いのでまだ若いようです

2012年4月23日 (月)

中鷺それとも唐白鷺か

今朝の朝日の一面は「放鳥トキひな誕生 佐渡自然界36年ぶり」の嬉しいニュースです、今後は無事の巣立ちを願うものです。今日は白鷺です。大でもない小でもない中の中鷺なのか。白い全身は黄毛鷺(アマサギ)でもなければ黒鷺でも赤頭鷺でもありません。白一色は蒼鷺や紫鷺では論外です。嘴は箆がないので箆鷺でもありません。黒鷺の白色型は全身が純白なものもいるが嘴は黒っぽいものが多く足の色は淡黄色。唐白鷺の成鳥夏羽は嘴が黄橙色で、目先は青みが強い青緑色、後頭には房状の冠羽があり、頸の付け根、胸、背には長い飾り羽がある。足は黒く足指は黄色、虹彩は黄色。中鷺の成鳥夏羽は嘴と足は黒色、目先は黄色。虹彩は淡黄色。胸や背に長い飾り羽がある。カラシラサギなのかチュウサギなのかよくわかりません。撮影日は昨日のタカブシギを撮影した翌日の3月31日の与那国の田んぼです。

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口角は眼の後方を超えてないのでダイサギでないようです

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チュウサギの夏羽は嘴は黒であるが嘴の先端に黒い部分が残るが殆ど黄橙色、目先とアイリングは黄色

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足は黒色であるが足指は黄緑色と思われる

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一緒にいた白鷺類の中では少し小型

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付近の田んぼにいた婚姻色が出ているチュウダイサギの成鳥夏羽のように見えます

2012年4月22日 (日)

鷹斑鷸

今年はどこえ行っても鳥が少なく、シギ・チドリを中心にサギ類がいると思われた与那国・比川の田植え直後と思われる水田の周辺にいたのはタカブシギ一羽でした。現地では他のシギチを探すのにふうふうしましたが毎月二十二日は夫婦の日です。

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鷹斑鷸 は全国の水田・湿地・河川・湖沼などに渡来して干潟にも入る普通のシギですが他のシギチがいない3月末の湿地では貴重な一羽でした。

2012年4月21日 (土)

台湾鵯

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与那国で撮影したヒヨドリですが内地で見る種よりも体下面の褐色が濃いようですがこれがタイワンヒヨドリかどうかは分りません

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体下面は濃いようですが・・・・

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こんなところで騒がしく鳴いていました

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かなり濃い茶褐色の体下面のヒヨドリです

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台湾との距離が一番近い与那国島なのでこれがタイワンヒヨドリの可能性があります。

2012年4月20日 (金)

白腹秧鶏

今日は石垣の白腹秧鶏です。一昨日は会社OBの横浜会で10人での横浜西口での久し振りの飲み会でしたが出席した最年長は77歳今年入会した新人がやっと年金がもらえるようになった64歳のOB会でした。この国の政治を憂う憂国の老志士の演説に宴会八策が見えなく、もうええんかい!話題はやはり健康と旅行の話、それも過去・現在・未来が行ったり来たりです。自分を含めてそろそろ終活を始めるお齢も居ます、まだまだ思い出創りがお忙しいようです。十年以上続くこのOB会を欠席すると安否確認の手配が来るので必ず出席することにしています。今回は花粉症避難中の日程でしたが幹事さんが気を利かして日程を二週間後ろにずらしたので参加出来ました。昨日はオガワコマドリ以来の10日振りの撮影でブログを休みました。今日は三週間前にもなる石垣のシロハラクイナです。

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番でしょうか、二羽のシロハラクイナです

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なかなか二羽が一つの画面に入りませんが川沿いの田んぼの草道です、二羽揃っての餌探しで道草ではありません、上嘴基部の色の濃い方が雄といわれますが下が雄で上が雌でしょうか

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白い野花はシロノセンダングサのようですが黄色い花はわかりません

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餌探しの最中です

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黄色い嘴の上嘴基部の赤いのがチヤーミングです

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野薊の葉の前です

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急ぎ足です、この一枚が唯一のノントリです

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白い野花の前です、名前がよくわかりませんがシロノセンダングサでしょうか

2012年4月18日 (水)

島赤鵙

シマアカモズは地元の神奈川県で撮影となれば珍鳥ですが今春は大阪方面で梅の花との珍しいコラボが見られたようです、八重山諸島では普通の亜種です。四年前の3月に西表島での初見からまだ花との写真がありません。 与那国・久部良でも沖縄の県花ディゴが燃え立ような深紅色の花を咲かせはじめていました、この花にシマアカモズがとまる「妄想」迷える想念がありましたが、現実は花気のない牧草地で牛を繋ぐと思われる5,6本の鉄パイプから鉄パイプに移動する、シマアカモズに遇いました。別の個体は久部良ミトウの池縁で花も青葉もない枝止まりでしたがいずれも背景が緑の中で南国らしさに救われました。

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シマアカモズの成鳥雄のようです

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正面顔、こちらを見てから飛ばれました

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今度も別の鉄パイプの上です

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斜に構え昆虫を見つけて牧草地の中に飛んで行きました

 

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枝先にとまるのはシマアカモズ成鳥雌のようです

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イナゴのようなイナゴよりも大きなバッタ(タイワンツチイナゴ)を見つけて飛び出す寸前です 

2012年4月17日 (火)

小千鳥

千鳥続きで今日は日本産チドリの中で最小のL16cm、黒い鉢巻に黄色のアイリングが可愛いコチドリです。干潟・河口・埋立地などで見かけますが、近所の新横浜公園の草の少ない砂礫地でも繁殖期に見かけたことがある夏鳥です、これは雨降り後に出来た水溜りで撮影した与那国での写真です。

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同じ穴のコチドリがあっちコッチ見どり

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オリエンテーションは明日渡る方向を見ているのか、それともこれから水浴び・羽繕い・餌捕りなどのオリエンテーリングかな

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暫しの水浴び

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覗き見の羽繕い

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水浴び後の散歩かな

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それとも餌探し

2012年4月16日 (月)

白千鳥

白続きで今日は白千鳥です。さんぴん茶の続きでさんぴん茶の名前の由来です。さんぴん茶のサンピンは時代劇に出てくるサイコロ博打の二つのサイコロの目「三と一のサンピン」ではなく、江戸時代の身分の低い武士の一年間の扶持が三両一人半扶持から卑しんで呼んだ「さんぴん侍」からでもありません。
沖縄の自販機には黄色いボトルと黄色い缶が目立ちますのでお茶よりもさんぴん茶が好まれていることが一目でわかります。さんぴん茶は沖縄以外ではジャスミン茶の一種で沖縄では琉球王朝時代に中国から伝わり日常飲まれている。名前の由来は中国語では漢字で香片茶(シャンピエン)が「さんぴん」になったと言われています。
今回もマイレージを使用しての石垣まで直行便がないANAで那覇空港で乗り継いで石垣です、3月28日は羽田を立つ時はまだ冬支度、那覇空港では南国の熱気を感じて自販機で最初の一本目のさんぴん茶を飲むと「沖縄にきた~」といつも実感する、売店でドーナツのような沖縄揚げ菓子のサーターアンダギーを食べ、さんぴん茶を飲みながら石垣への乗り継ぎ便を待った、さんぴん茶はジャスミンの良い香りで飲み口がすっきりしているので油ぽっい沖縄の料理には合いそうです。
石垣・与那国・沖縄に10日あまりの滞在中に20本以上のさんぴん茶のペットボトルを飲んだが販売業者が多いのも特徴である、自販機が一番多いのはコカ・コーラの「茶流彩彩 さんぴん茶」沖縄伊藤園の「さんぴん花茶」沖縄ポッカの「元祖 さんぴん茶」チェリオの「沖縄生まれのジャスミンティー さんぴん茶」DYDOのさんぴん茶、現地メーカーの沖縄ボトラーズのさんぴん茶、金秀のハイサイさんぴん茶など風味や味の違いに拘らず(判らず)、気分転換と水分補給によく飲んだものです。さんぴん茶はこれくらいにして与那国のシロチドリに戻ります。

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日時は違うがオオチドリが群れていた同じ場所です、雨後の水たまりの中にいた

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頭頂から後頭が橙褐色のシロチドリ雄成鳥夏羽

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シロチドリ雌のようです

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若なのか冬羽なのか?

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まだ冬羽雌なのか若雌なのか「わかんない?」

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餌でもないこんなもので遊んでいたのでまだ若そうだが3月末では幼鳥とは言えない。

2012年4月15日 (日)

白頭その2

今日もシロガシラの生態の続きです。日本の頭の総理官邸から与那国まで1900km離れているが台湾まで111kmの気象が良ければ台湾が見えると言う国境の島である、ここには自衛隊の基地はない、現在この島では自衛隊の受け入れ賛成派と反対派がそれぞれ空港とフェリーが入港する久部良港周辺などに横断幕をはって賛否を主張している最中である。昨日失敗した北朝鮮の長距離弾道ミサイルの迎撃体制でPAC3を配備した自衛隊基地のある石垣島まで127km、JTAやROCのエアー便で30分の距離、週2便のフェリーでは4時間半。PAC3の配備と日本政府の発射確認と失敗確認で右往左往し、全国瞬時警報システム「Jアラート」の警報を肩透かしされるなど大迷惑を蒙った沖縄本島からは与那国まで509km、ROC(琉球エアーコミューター)のプロペラ機で一時間半の日本最西端の孤島と言われるが与那国町民は1800人。
与那国の朝は日本一日の出が遅い、与那国滞在中は旅の館 阿壇を日の出前に出発。ヘッドライトを点灯して6時に出発する、玄関前のコカコーラの自販機で黄色いボトルのさんぴん茶を購入するのが毎朝の日課で祖納集落にある朝6時から店を開ける前原商店でおにぎり・おいなり・手巻きすし・サンドイッチなど朝食と昼飯を仕入れるのが日課であった。さんぴん茶は朝食や昼食時を含めて一日2,3本飲むので西の久部良集落と南の比川集落の自販機でも黄色いペットボトルを買い求めて、ジャスミンの爽やかな香りと飲み心地で気分転換をはかり、夕方まで島を2,3周して10数ヶ所の探鳥地を巡り今年も少ない野鳥を探し求めた。

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これもデイスプレーの一場面なのか?

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全身の羽毛を逆立ちました

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豆果が垂れ下がるネムノキの傍でけっこう綺麗な声で囀ります

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ネムノキにとまり餌を咥える、餌は昆虫なのか植物の実なのかわかりません

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この時期のネムノキの豆果は木に2,3ヶ所しかなく裂けて実は入っていないようだ

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ネムノキの先端でこれから囀りが始まる

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囀る後ろ姿のシロガシラ

2012年4月14日 (土)

与那国の白頭

シロガシラの分布・生息環境は日本の野鳥590を一部を引用すると八重山諸島と沖縄島に分布し、平地の林縁部や農耕地などに生息する。
特徴はヒヨドリ小さいL19cm。雌雄同色。成鳥夏羽は額から頭頂は黒く、眼の後方から後頭にかけて白斑があり、後頭で短い冠羽になる。嘴の基部から眼の下を通って後頸までは黒く、太い黒帯になる。目先と耳羽後方に白斑がある。背と肩羽は灰緑褐色で、翼と尾の外弁は緑黄褐色。喉は白く、胸から後頸にかけては灰褐色。腹から体下面は黄白色。嘴と足は黒色。冬羽は頭頂から後頭の白色部が小さいとあるが果たしてこのようなシロガシラを撮れたでしょうか。シロガシラは島中どこでも鳴いていますが集落の電線などを避け自然の景色を求めて、撮影場所は南牧場線のテキサスゲートを越えて比川に向うカタブル浜の左岸に広がる牧草地の林縁です。

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名前の通りのシロガシラ、白い冠羽が立っています、翼と尾の緑黄褐色が綺麗に見えます

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同じ場所、こちらは頭頂から後頭の白色部が少ないのでまだ冬羽に近いようです

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図鑑に無い写真を載せるのもこのブログの特長です。頭の白いシロガシラの恋の季節なのか盛んに囀りながらデイスプレイをしていました、これは全身で万歳をしながらの囀りです。

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雌が入る方に向いて島中に聞こえるような「キョッ キャンピュー」「ピッキョ ピッキョ」と大きな声で複雑な囀りでした、右後方の青いボケはグンバイヒルガオが咲いていました。

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結構派手なデイスプレイもします

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囀りの休憩中は尾羽をプリーツスカートを広げたような格好もします

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カタブル浜の隣は車海老養殖場です。海老ぞりで囀るシロガシラに春が訪れました。

2012年4月13日 (金)

小川駒鳥

鳥撮り七年間で四度目のオガワコマドリです。このブログでも過去三度オガワコマドリを貼っています。2006年2月~4月(発見されたのは2005年11月?、公開が2006年2月20日頃)自宅から車で10分の綱島の鶴見川に出現した時が初見初撮りでした。この時は日本全国から毎日のように数百人が綱島・鶴見川の土手に押し寄せる連日の大フイーバーでしたがここは堤防の下が広く一度に百人以上も見られる余裕があり、一日の延べ人数では5百人以上の日もあったようです、東横線綱島駅はカメラザックと三脚を持った普段見慣れない姿の乗降客で綱島駅は潤い、鶴見川近辺のコイン駐車場は連日・終日車で満杯でした。
二度目は舳倉島に二度目の遠征をした2007年4月28日にへぐら島の龍神池の岩場でした。三度目は2009年3月に神奈川県の公園の葦原に出たが背景がイマイチでしたので確率の低い石の上に出てくるのを3時間も待ち三年目となる小川君を撮りました。
今回は与那国遠征中に鳥友から情報が入り帰浜後三日間の静養後に今週の始め平日に現地を訪れたが狭い農道の畦道に横5列の砲列があり、午前4時着で前から二列目に三脚を置く盛況でした。まだ暗いうちからその後続々と後ろに三脚が並ぶ始末です。ここは餌付けした地元の仕切り人が交代制で撮らせてくれる親切な場所でしたのでオガワコマドリが2,3回出た後は最前列と二列目のカメラマンは後ろに後退して交替ですが最後列は二時間以上の待機です。帰る人ともう一度最後列に並ぶ人など人様々でした。当日は隣にいた人は大阪・泉ナンバーの人でした、三列目左端の方から名古屋から来られたSさんに「高久さん暫くです!」と後ろから声を掛けていただくなど遠方からの人も目立ちました、やはり珍鳥オガワコマドリは人気があります。このように人気が有るオガワコマドリでしたが狭い農道に百メートル以上も駐車しているので農家から農耕車が入れないと苦情が起きて昨日から農道への車の進入はストップになり、餌付けも終了です。早朝から夕方まで餌付けと鳥撮りマナーを指揮っていただいたKさんご夫婦に10日間お疲れ様と感謝申し上げて本日からブログ解禁になりましたので与那国島の野鳥を中断して急遽オガワコマドリを掲載致します。

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2006年4月 神奈川県横浜市 

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2007年4月 石川県輪島市 

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2009年3月 神奈川県横浜市

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今回の千葉県成田市の葦原から出てきたオガワコマドリ

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これから右下のお立ち台に向かいます

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お立ち台の上から更に畦道にある次のお立ち台に向う

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畦道のお立ち台、更に右はこれから農作業が始まる田んぼ

 

2012年4月12日 (木)

大千鳥Eleven

近くて便利、セブン・イレブンではありませんが近くで撮れた数少ない旅鳥のオオチドリ・イレブンです、綺麗な夏羽を初めて見ました。 オオチドリに関する直近の撮影記録は昨年9月白樺峠でタカの渡りを撮影中にいつもお世話になっているKさんご夫婦から情報が入り台風避難で迷い込んだ群れの中でなんとか残っていた最後の一羽を9月26日に撮影出来たオオチドリであるがムナグロ群れの中で遠かった。 昨年4月の与那国遠征で所謂珍鳥の渡り鳥を全て空振りしたが今年は11羽のオオチドリの群れをやっと撮影することが出来た。

オオチドリ11羽の撮影は同じ阿壇に泊まって観光で来られた風景写真を撮るお嬢さんと二人での4月1日の撮影であった。宿から歩いて来られる近距離で車で5分くらいであった。車の中から窓枠にバスタオルをたたんで敷きその上に大砲を載せての不安定な撮影、距離は10-15mでも逃げない警戒心の薄いイレブンを一羽一羽の羽色を確認しながらの撮影である。風景写真のお嬢さんは車の後方で小さいレンズでオオチドリの風景写真の撮影のようでした。

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この子が一番成鳥夏羽に近いオオチドリ、図鑑によれば雄成鳥夏羽は顔は白く、頭上と体の上面は灰褐色とあるがほぼ図鑑通りである。

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この子は頭と顔・胸の冬毛が抜けている最中、完全な夏羽に換羽中のようです(頭の羽をトリム)

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白い花の野草の中で寒そうです、4月でも朝晩は寒い宿のダイニングでは暖房を入れる日もあった。

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一本足で休憩中、足元の枯れた花は島から持ち出し禁止のグンバイヒルガオかな?

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囀り声は「チプ チプ チプ」なのか「チップ チップ チップ」なのか?

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二番目に夏羽に近い、後方はイレブンDFのオオチドリ手前はレフリー?のシロチドリのボケ。

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プレー中?の換羽中の羽繕い中

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二羽のコンビネーション、11羽もいるといろいろな羽色のオオチドリが居ますが完全な夏羽成鳥はイレブンの中でも最初の一羽だけでした。

2012年4月11日 (水)

花雪加

今年は昨年より10日程早く3月29日に花粉症避難地として、また野鳥撮影の旅鴉として与那国島に渡ったが今年も天候には恵まれたが珍鳥と渡り鳥にはあまり縁がなかった。
昨年同様に真木広造写真集「鳥風歌 琉球列島の野鳥」の与那国島の探鳥地案内のコピーを持参したが今年も宿泊した旅の館・阿壇の宿主が「野鳥の記録 与那国島」著者:宇山大樹 2002年3月~2007年1月の5年間678日間の観察記録と「与那国(どなん)の野鳥を訪ねて」与那国島探鳥記・探鳥マップ・珍鳥出現日などの文・イラスト森河貴子 写真森川隆史・森河貴子。与那国島に在住する二人の珍鳥写真集の二冊を用意してくれた。昨年宿泊した時に野鳥の本を置いたらとアドバイスしておいたが今年は購入して野鳥観察者の利便も考えているようだ。初日はまず宿の車で昨年見て回ったポイントを一周したが与那国最大の池、久部良ミトウでムラサギサギを撮影するSプロが引率するワンボックスの一団が最初にお会いした野鳥撮影者であった。シギ・チドリのポイント比川水田には昨年は5,6台のレンタカーなどが路駐していたが今年は見られなかった。一周28kmと言われる与那国島を周遊しながら野鳥ポイントを十数か所見て周り約40km走行して初日はムラサキサギだけの寂しい成果であった。

渡り鳥 姿少なし 島の春

今年も宿泊した旅の館・阿壇のHP
http://www.kuroshioeki.jp/agunoki/
宿の女将さんが料理する夕食は美味かったがビール党にはオリオン生ビールしか飲めないので、500円で飲み放題の泡盛(銘柄:どなん)を飲み過ぎて目の前のテーブルで酔いつぶれていた東京から来たのんべいの中年公務員が羨ましかった。またこのままビール一筋で人生を終えてよいのか考えさせられた。肝臓に効くといわれる島の薬草長命草を食べながら泡盛どなんを飲むと長命か短命かどちらに軍配が上がるのか神のみぞ知る夢物語である。

どなん飲む 長命草と 泡の夢

日中はさんぴん茶を飲みながら今年も島の留鳥リュウキュウヒヨドリ・シロガシラ・セッカの三品を撮影した。日本最西端に夕日が沈む日に撮影した白花栴檀草にとまる雪加である。

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島中の草原・牧草地・藪の端・道端に白い花が咲いていた

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牧草地の端でチャツチャツチャツと鳴きながらシロバナセンダングサにセッカが舞い降りたところをパチリ

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この時期はまだススキも若いので時々花にとまる

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留鳥といえども南国の島で白花センダングサにとまる雪加は絵になる

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L13cmのセッカがノントリでもこの大きさで撮れる、手前の花はぼかしても鳥はぼかせない。

2012年4月 9日 (月)

猿浜鷸

夏羽に換羽中のサルハマシギです。
1月は行ってしまった 2月は逃げるように 3月は去ってしまった 4月は知らないうちに来て なにかようか(7日8日)と思ってたら8日は花祭りの日、花粉のクシャミが止らずハクション(8、9ション)しながら白い花を撒き散らす鼻まつりの日。一夜明けた今日は移り行くに4月に冬羽から夏羽に移行中の石垣島のサルハマシギです。 

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冬羽から夏羽へ移行中

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水田を歩行中

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泥の中で餌探し中

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水中を歩行中

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思案中

2012年4月 8日 (日)

冠鷲

冠羽を開いたヤツガシラの生態の次は冠続きでカンムリワシです。最近は電柱などの人工物にとまっているカンムリワシをパスする贅沢をしています。大きいレンズでは近くで撮れたカンムリワシは枠に収まらず、あるいは枠に入ってもギリギリです。
カンムリワシと言えば石垣島出身でカンムリワシのニックネームの異名で世界王座防衛13度の最多記録を持つ具志堅用高、今は天然ボケキャラのタレント稼業でTVで見ますがこの日本人最多防衛記録は不滅です。かっては与那国島にも生息していたそうですが今は西表島と石垣島に生息している国の特別天然物のカンムリワシはいつまでも不滅であることを願っています。

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主にカニ・カエル・ヘビなどの小動物を捕食する

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冠は緊張時にしか立てないので普段は目立たない

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頭頂から後頭は黒く白斑が点在、背から上面は黒褐色

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虹彩と蠟膜は黄色、顔は灰色、目先は黄色の皮膚が露出、喉から体下面は淡い焦茶色で胸から下尾筒にかけて小白斑がある。

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獲物を探すカンムリワシに邪魔をするなと睨まれたようだ、大きさはL55cm、ハシブトガラスと同じ大きさが近過ぎて画面からはみ出した。

2012年4月 7日 (土)

蜚蠊を採餌する戴勝

今朝は花冷えであった、学校の春休みに八重山諸島に出かける10日程前は淡いピンク色は見られなかったが帰浜した一昨日から景色が移ろい桜は満開である。桜の時期といえば入学式を思い出す。敗戦後六十数年前の世田谷区立烏山小学校入学式の記憶は流れてしまったが六十年程前に現在の調布飛行場の前にある当時唯一の調布町立調布中学の入学式は正門から校舎まで桜並木の中を新入学の心を踊らせて母親と一緒に歩いた記憶が桜とともに今も蘇る。日本人と桜は人様々の思いが込められていると想う。


今日は昨日の続きのヤツガシラが蜚蠊(ゴキブリ)を採食する場面です。蜚蠊(ひれん)と書いてゴキブリと読む難しい漢字は中国からの由来。 ハンマーヘッドを振りながらミミズを採食するのは見たことがあるがどこでも嫌われもののゴキブリ幼虫を何匹も採餌するヤツガシラは初めてである。

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芝草の中でミミズと違い浅いところで採餌する

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嘴で何回か摘んでゴキブリを弱らす

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今度はゴキブリを放り投げて

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キャッチして採餌

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ここはゴキブリが豊富にいるようだ!

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採餌後の満腹感のストレッチ

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冠を立てるのは威嚇と歓喜、これは歓喜の冠羽

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これが満腹冠羽でした♪

2012年4月 6日 (金)

樹上の戴勝

芝生で餌探しをしていたヤツガシラが暗い針葉樹の上に飛び載った時の写真である。時は10日前の3月28日、天候は晴、場所はスギ花粉避難地の聖域として移住してみたい石垣島川平湾の風光明媚な場所、広大な敷地の生垣にヤツガシラがとまる南国の風景である。石垣にはスギはないのでスギではないが針葉樹の枝葉の中で風が揺れる瞬間に全身を現す手待ちの瞬間に手持ちで撮る。手待ち手持ちの戴勝。

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暫くすると羽繕いをはじめた

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今度はストレッチ

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冠羽も開いた

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羽も尾羽も全開だが葉に隠れて歯痒い瞬間

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そろそろストレッチの終演

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芝生の方角を見てからこの後は芝生でゴキブリの採食を始めた、この続きは明日。

2012年4月 1日 (日)

石垣島の初日

4月1日の真の話ですが今は与那国島にいて旅の途中です。
スギ花粉のない島々で野鳥撮影をしています。今朝は3月28日の石垣島でシービーンズのガイド小林さんにお世話になった写真です。今回は600mmを初めて持ち込んだので大きすぎて助手席ではカメラ操作が困難でした、右側に出た鳥はガイドさんのハンドルを握る腕や肩に重たいレンズを載させていただきました。大変な重いをさせてしまいました、こんな想いを二度としないようにと反省の思いです。

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ヤツガシラ、撮影は近過ぎて身を引いてやっと全身が入りました

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ガイドさんの腕にレンズを載せて撮影したが近過ぎて枠に収まりません。大は小を兼ねません。

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