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毎年開催される高校生の写真甲子園の町に来ました。昨年はトドマツの天辺部分の伐採により毎年営巣していたチゴハヤブサに敬遠されましたが今年は伐採された付近のトドマツにあるカラスの営巣跡?の付近に番と思われる二羽のチゴハヤブサがいました。この撮影中に鳥好きを自称される中年女性がファインダーを覗きにきてチゴハヤブサが可愛いと喜んでいました。この女性が鳥撮りが行かないエゾフクロウの営巣場所を教えてくれましたがご本人がシラカバの洞にいる雛を撮影中に後頭部に親から一撃を食らい帽子が破れる被害を受け、更に前面からの攻撃で顔面の目の下に爪跡が残る生傷を負って痛々しい様子です。女性の顔に傷を残すとは子育て中のフクロウは恐ろしいですね。育雛中のフクロウは怖いとは聞いていました実際の話を聞くとやたらに洞に近づいてはまずいことがわかります。余談ですがこの方からコンビニの袋いっぱいのサクランボを戴き、エゾフクロウの場所も教わり、天気はイマイチでしたが嬉しい撮影日になりました。
さて本題に戻り、写真の町でこちらはまだ抱卵前のトドマツにとどまるチゴハヤブサの写真です。
トドマツに止まるチゴハヤブサ
飛び出し体勢
飛び出しの瞬間
飛び出し後
チゴハヤブサの子育てはこれから始まるようです。
有名な神社の社叢で3年ぶりにエゾフクロウの仲良し兄弟を撮りました。3年前もこの神社の鳥居の前にある信号機のところで地元のS署がネズミ捕りをしていましたが、ここはいつも取り締まりを行なっている道内のドライバーには有名な場所なのでエゾフクロが鼠獲りをするように簡単にはスピード違反は捕まりません。
エゾフクロウ兄弟は雌親の視界の範囲、高い場所で兄弟仲良くスキンシップの様子です。
撮影日はクマゲラの巣立ちの気配がないと思われた6月19日にここまで往復してきました。鳥撮りマナーの悪い人もいるので現場ではこの時期に神社から管理を委託されているプロカメラマンの話では6月6日に巣立ちしたので約2週間経つ、いつになるか定かではないがもう直ぐお山に行くだろうと話していました。
いつも傍を離れない兄弟
兄弟愛
やり過ぎの感じがしますがこれでも兄弟愛それとも兄と妹それとも姉と弟あるいは姉妹かな、詮索はこれで仕舞いです。
右少し黒いのが一番子、左まだ白さと幼さが残る二番子でした(この写真だけはトリムしてあります)
台風4号が温帯低気圧に勢いを低下したがまだ雨風の強い日を見送り、翌21日早朝にクマゲラ雛は無事に巣立ちして親に誘導されて森の奥に消えて行きました、いい日旅立ちのようです。無事に成長して成鳥になり、今度は親と同じ声調の鳴き声を静聴したいものです。
まだ森の中が暗い5時32分に雄親が巣立ちを促しに来ました。
右手に去った雄親の方向を身を乗り出して、巣穴の外に足の指先を掛けて突っ張りした直後に・・・
巣立ちの瞬間です、親が巣立ちの誘いに来てから3分後の5時35分の巣立ちです。
親が招く森の奥に消えて行きました。カラスなどに襲われることなく無事に巣立ちしました。いい日旅立ち。可愛かった山口百恵を思い出す清清しい朝でした。
昨日は巣立ちの気配がありますがまだ良い日旅立ちの日ではなかったようです。台風4号が温低になって北海道に迫る日、雨の中カメラマンは少なく4,5人でした。一旦やんだ雨が午後1時にまた降り出したので近所の温泉に直行して旅の疲れを癒していると今日苫小牧に着いた鳥友から二時過ぎに(台風に追われて大揺れでフェリーが一時間早く入港したようです)クマゲラを撮影出来たと喜びの電話が入りました。良かった!良かった!
今まで通り足の爪がまだ巣穴の縁内にある
給餌の様子を角度を変えて遠くから撮影
足の爪を巣穴の縁の外まで掛けて巣立ちの構えを見せる、こんな様子は初めてです。
給餌後に飛び出す雄親 の飛翔、この日は巣立ちを促す低い音のドラミングを聞きました。
今日はキビタキ♂♀とムギマキです。 春秋時代の仲の悪い隣国同士の呉と越が同じ船に乗り合わせたが嵐が来たので助けあって死地を脱した故事からの「呉越同舟」、本来は、仲の悪い者同士でも同じ災難や利害が一致すれば、協力したり助け合ったりするたとえだが、さらに呉・越に楚が加わった三国の利害が一致したような光景を見た! 戦前の軍国主義時代の独逸(ヒットラー)と伊太利(ムッソリーニ)との日独伊三国同盟とは大違いです!
一つの枝に三羽が餌を求めて集う利害が一致した光景です。さしずめ春秋時代の三国が同じ船に乗り合わせた「呉越楚同舟」とでも言うような一枝に色の異なる三羽が集う珍百景です。先月のへぐら島の在庫からの写真です。
キビタキ♂キビタキ♀ムギマキが下の餌を伺う、ツルニチニチソウの花は四人組のグループが巻いたお洒落です。
飛んでいるのはキビタキ♀、向き合うのはキビタキ♂とムギマキ
キビタキ♂、ムギマキがキビタキ♀に向って鳴いています、さて何と言っているのか想像の世界です。
キビタキ♂♀の中を割いて真ん中にムギマキが飛んで来た
キビタキ♂、ムギマキ、キビタキ♀
キビタキ♂とキビタキ♂の口喧嘩ならぬ嘴喧嘩?に尻を向けるキビタキ♀
早いもので舳倉島から帰浜してひと月以上が経つ、その舳倉島の話である。6年前には野鳥観察舎の前にある二つのベンチに座り、民宿で作ってくれたお握りをお昼した記憶がある、昨年あたりからベンチに生える雑草が目立つようになったが朽ちたベンチでの安息は人間から野鳥に席を譲ってしまった。今年は雑草の花が咲くほどベンチは腐食が進んでいた。
石川県離島振興計画(平成15年~24年度10年計画) 8.観光開発の項目に野鳥観察舎の歴史が刻まれていたのでその一部を転載する。
8 観光開発(現文)
舳倉島は渡り鳥の中継地であり現在までに約330種の渡り鳥が観測されている。そのため、5月と10月にはバードウォッチングを楽しむ人々で島は賑わう。平成8年には野鳥観察舎も整備され、また、大都市圏でのPR効果もあり野鳥の島というイメージが深まってきている。中略
こうした期間は島内周遊道路を散策する等、ゆっくりと数日間の滞在を望む観光客も多いが、島には宿泊施設としては民宿2軒(合わせて50人宿泊可)あるのみで、需要には応えきれていない。最近ではマリンスポーツなどの体験型観光を望む人も増えているので、島での宿泊機能の拡大を住民と行政とが協同で検討していく。
今後は、海洋資源等を一層有効に活用し、本土における観光資源と一体となった観光振興策を検討する。(以下割愛するが計画の段階で検討するとは役所らしいが10年計画の最終年に新たな振興策の検討に健闘を期待する)
この朽ちたベンチは野鳥観察舎と同じ頃に整備されたものならば既に16年の歳月が流れている、まだ野鳥撮影7年の私は駆け出しといえるくらい古いベンチ。防腐剤処理のないスギ材などの柔らかい木材ならば朽ちても不思議ではない年月で日本海の風雨に曝されてきた。この朽ちたベンチはこれからもベンチマークが必要である。
輪島港から1.5時間の舳倉島への航路では乗船30分前に乗り物酔い防止のトラベルミンRを飲んで船底の客室に1.5時間果報は寝て待てと洒落で寝ているが今日は定員119名とは異なる定員705名の大形のフェリー(さんふらあ ふらの)で夕方に大洗港から苫小牧港まで19時間の長い船旅が始まる日である。明日のブログはタイマーセットしたが明後日以降は鳥運次第の気侭なひとり旅で北の大地を彷徨する、来週からのブログは途切れ途切れ歯抜けの旅便りとなります。
朽ちたベンチに雑草が生える、ベンチに座るキビタキが映える。
同じベンチの左端の方にも雑草の花が咲く、まるで手入れの悪い花壇のようだ。そこに佇む若いキビタキが可愛い!
ベンチの古い木材断面と若いキビタキ、名も知らぬ野草の花が華を添える。
白い糞がある処でムギマキとキビタキの鉢合わせ、糞は誰の仕業かな、糞により木材の腐食が更に侵食するのは自然の摂理。
雑草に囲まれるムギマキは路地にいるような感覚、それとも盆栽を見る感覚か
誰も座らない、誰も座れない朽ちたベンチと新緑の草木とキビタキ
先日の雌親が狩の最中に激突の怪我で飛べなくなった巣立ち隼の続きです。曇天の白い空と新緑を背景に飛翔する巣穴の近くを飛び回る二羽の幼鳥とそれを見ている飛び回れない二羽の幼鳥です。狩の下手な雄親の給餌が見られない一日でしたがこれで狩が出来るまで育つのでしょうか、巣立ち雛の行く末に一抹の不安を覚えた一日でした。
毎日日めくりしている正月に土肥の達磨寺で戴いた一日一訓のカレンダーの14日は「今日限りの人生」この一日の身命は喜ぶべき身命なり尊ぶべき形骸なり(修証義)
説明書には、一日が三十日かさなると一ヶ月、一ヶ月が一二重なると一年、一年が数十回重なると人間の一生であります。人間の一生をこう考えてみますと、所謂一日一日の積み重ねであります。この一日をどう生きるか、どう過ごすかがあなたの人生の全体像でもあります。(以下省略)
1月に駅前の書店で購入した上巻は読み終えた「親鸞」の下巻と非常時を生き抜く究極の五木メソッド55「今日一日」、今を生きることば「歓ぶこと悲しむこと」など数冊の五木寛之のまだ読破していない本を旅支度の中に入れた、通信が途絶える明日からの船旅は非日常の貴重な読書の時間となり、雨天の日には暇つぶしの糧になる。
飛び回る二羽の幼鳥は空中でじゃれ合う
飛翔訓練か狩の練習か幼鳥には大事な一日
まだ飛び回れない兄弟のいる処へ新緑の中を飛ぶ
木の葉も若い新緑の中を幼鳥の飛翔
樹上を目指しての幼鳥の飛び
飛べない兄弟の処へ鳴きながら通う
飛び回る兄弟を眺める飛び回れない二羽が羨ましそうに見守る
雄親の給餌が見られない一日であった。
先日のチョウゲンボウの給餌の続きです、観察している時間内では5羽の雛には1回の狩で1羽の雛に順番に餌を与えているようです。ここは四羽の巣立ちしたハヤブサの育った洞穴から約100m上流の崖の上です。
左に3羽、右に2羽が♂親の帰りを待つ
雄親が獲物を持って巣穴に近づくと大騒ぎの雛達です
カメラ目線からは獲物は見えませんが雛達は興奮の坩堝です
どうやら今回は右から二羽目に与えるようです
給餌の瞬間のようです
給餌が終了のようです、右端に居る雛と前回給餌された左から二番目にいる雛が今度はボクにと鳴いていますが給餌された兄弟の餌を取ろうと兄弟喧嘩はしない躾の良い雛達でした。
食事中の雛は見えませんが餌を貰えなかった雛達の鳴き声に見送られてまた狩に出かける忙しい雄親です、働き者です。
先月末に撮影した甲州の水場の青い鳥です。この日は須走口5合目はガスで見通しがききません。二度目のまぼろしの滝付近もガスで富士山は見えず、まぼろしの滝も不浄沢の温度が上がらず1時過ぎても流れる気配がありません。十数人がまぼろしの滝を見にきましたがガッカリして下山して行き、10時頃にガイドさん3人に引率された100人の中学生が賑やかに流れていないまぼろしの滝を通り過ぎて不浄沢の雪渓を全員が上っていきました。私が帰った1時過ぎまでには戻ってきませんでしたのでどこまで登ったのでしょうか。下山中に30人位、20人位の中高年の二組の団体に会いましたが「6時間待っても幻の滝は流れなかったがこれから上る人はラッキー7で見られるかも!」と期待を持たせる無責任な言葉を交わしてすれ違います、駐車場で十数人の団体さんがいましたので同じ会話をして駐車場を後にした。この日は合わせて約200人近い人達が幻の滝を見に来ました。
6月上旬で見られなくなる滝ですので観光客が多いのも頷けますがこの日は見られない本当の幻の滝でした。
帰るにはまだ早いので駐車場から約20kmの山中湖方面に向かい、3時頃から小鳥の水場で今年二回目の撮影です。
ここにはご夫婦のバードウオッチャーとクレイグさんが先客で居り、ブログの話などをしながら期待して待つも小鳥の出は良くありません。
オオルリの水浴び、水滴にピンが持っていかれる
水浴び後にピンが来た
キビタキ♀と混浴
横向きのオオルリの二度目の水浴び
最初に水場に来た時のオオルリ
コゲラの水浴び拡大
ゴジュウカラの水浴びのトリム
この他にキビタキ♂、メジロ、ミソサザイ、シジュウカラなどが水場に来た。
前書き左上の写真はガスの中に須走口5合目駐車場のまぼろしの滝への案内板と右下のまぼろしの滝の脇にある4国語の説明文
突然ですがお世話になっているkatalino(カタリーノ)さんからお知らせが入りましたので親心に感服して差し出がましくご紹介をさせて戴きます。ご本人からは次のメッセージが添付されていました。
この度息子広義が初の企画、主催し来る6月17日12:00~藤沢鵠沼のライブスペースインタープレイで複音ハーモニカのランチライブコンサートを行うこととなりました♪期日迫って居りますがもしご都合宜しい方聴きにいらして下さるとうれしいです^^私が今迄にお付合い戴きました音楽や野鳥関係の方に優先的にご案内致し大変失礼致しましたがご了承下さいネ^^;ご連絡お待ちして居ますm(__)m 片倉義人 kms@ma.scn-net.ne.jo 0463-24-0822
9日から関東甲信地方は梅雨入りしたと気象庁から発表がありました、心が晴れ晴れしなく気分が重々しい梅雨の季節の始まりです。
信州のハヤブサの撮影地でも鬱陶しい気分の重々しくなる話を聞きました。
3週間前にまだ雛が白い産毛の時に狩の上手な雌親が給餌する写真を撮りましたが、それから数日後にこの写真が見納めになる事故が起きたようです。撮影地での地元の人の話では雄は狩が下手で雄に替わって雛を一生懸命に育てるための狩の最中に電線?に激突して片羽を損傷した雌が見つかり、手当てを受けた獣医さんの処で生きてはいるがもう飛べないそうです。
3週間前のハヤブサ雌の雄姿から本日は始まります。
3週間前の記念写真。給餌後に残り物を持って洞から飛び出す雌親、それを見送る巣立ち前の四兄弟の雛達です。
雌は水鳥などの大きい獲物を獲りましたが、この雄は狩が下手でせいぜいツグミ程度の小物した獲れませんので育雛は雌まかせでした。一週間前の早朝の雄の写真です、嘴に小鳥を捌いた白い毛が付着しています。
雄親の目前にとまり鳴きながら餌を強請る巣立ち雛、この子は巣穴の周囲を飛び回ることが出来ます。
巣穴から5,6mしか離れていない岩場で給餌を待つ巣立ち雛、この子を二番目に見つけたが飛び回ることが出来ず、一週間前は一日中ここにいました。
三羽目は巣穴から20m位離れた切り株と石の上にいた、盛んに飛ぶ練習をしていますが空中を自由に飛び回ることは出来ないが20m位は飛ぶと言うより跳ぶ程度の飛翔力でした。
三羽目を見つけた場所に一羽が飛んできて、ここに二羽が暫く居ました。これが四羽目なのかそれとも最初に見つけた親の傍にいた一羽目なのか?、三羽の居る場所は一度に確認出来たが一度に四羽の確認が出来ない。四羽目はどこに居たのか確認出来ず。
巣に近い二羽目の処に20m左にいた三羽目が岩伝いに跳んできた、今度はここに二羽で給餌を待つ空中を飛び回ることが出来ない二羽。
二羽目と三羽目が居る巣穴近くにある木に一羽が飛んで来てなかなか上手く木にとまれないが3羽が揃ったが雄親はこの日は一度も給餌に来ません。夕方まで給餌を見ることなく一日が過ぎ、本当に狩が下手な雄親なのでしょうか。
育雄と言うべきか育雛なのか、巣立ち前の子育ての給餌に大忙しのチョウゲンボウの♂です。
この国では「イクメン」の愛称で子育てをする男性の略語として2年程前からメディアに登場した、民主党政権になってから政府も男性の子育て参加や育児休業取得促進を後押ししているのでこの言葉が流行ったようだ。その後に今度は育爺(イクジィ)が急増した、昔は孫の面倒をおばあちゃんが見る家庭が多かったが最近の元気なお婆ちゃんはいろいろな趣味を楽しんだり、ボランティアに忙しい中高年が増えたのでその代わりに孫と遊ぶお爺ちゃんが増えた。友達にも育爺と自称して仕事に出かけた親に代わり、そして趣味とボランテイア活動に出掛けるお婆ちゃんに代わり、孫の育児で忙しい友達がいます。遊び疲れたお孫ちゃんが寝ている合間に趣味の囲碁を研究したり、読書やパソコンを楽しんでいるようです。私には頭が下がる思いのお爺ちゃんです。
夕べは来週から出かける前に孫と今シーズン初めて中2と小4の孫を連れてこれも初めての交流戦観戦、DeNAと日ハム戦を横浜球場に出かけたが外野フェンスの上に電光掲示盤が新設されている中で0-4で負けている八回の守備に入る時にポツリ・ポツリと涙雨が落ちて来たのでこれを潮時に横浜窮状から帰宅したら完封負けだけは免れていた。勝ちゲームならば孫の印象も良かったが勝率と同じで過去は3回に1回の割りにしか勝てない応援する地元チームであるが今年もそのような気配にDeNAの新しい帽子を買って孫のご機嫌をとるお爺ちゃんでした(村田の行った巨人かヤクルトに応援チームを変えようとする孫の引き止め策でもある)
チョウゲンボウ雄の給餌を見ている時間帯に雌が一度も来ませんのでこの健気なチョウゲンボウ♂に「いいね!」とか頑張れよと「つぶやき」をおくりました。
雄親の給餌を待つ巣立ち前、巣穴の五兄弟の勢揃い
その直後に五羽の前に黒っぽい小鳥を持って来た
綺麗な♂のチョウゲンボウです
少しだけ捌いたのか良く分りませんが・・・
一番大騒ぎしていた左から二番目の子に給餌です
左から二番目が見えなくなったので採餌を始めているようだ
それを確認すると♂は
また飛び出して行きます、給餌に忙しい♂です。
今シーズン初のアカショウビンの証拠写真が6日に撮れました。朝7時から1時半まで金星が太陽面を通過した頃は信州は曇り空である、午後3時半頃の日差しが明るい空に、赤い鳥が眼が醒める様な新緑の広葉樹を横切ると暗い杉林の中に入るのを目撃したので、400+D300を三脚から外して身軽な手持ちで追いかけた、昼間でも暗いスギ林の中の遠くに背を見せて枯れ枝にとまる赤い鳥をようやく見つけた時は散々待たされた想いから心が躍るようだった。 鳥撮りをはじめて毎年のように撮影しているのになぜか赤い鳥は人を引き付ける、赤いチャンチャンコは一昔前の出来事だったのに老いてもなお赤い鳥の追手になる。闘牛士の持つ赤い布を目掛ける牛のように興奮していたのか。赤い布を持つマタドールの心境で赤い鳥をマタトールなのか。 暗い空間に浮かぶ赤い鳥を狙う、手持ちではISO1600でシャッターを切るがボケてしまう、ISO3200にしてようやくボケが少なくなる、今シーズンはなかなか撮れない日々の中、やっとの思いで撮った今季初のアカショウビンは赤い衝撃であった。
昼間でも暗い中、杉の枯れ枝にとまる、大嫌いなスギでも赤い鳥はスキ。
獲物のカエルでも探すのか下の沢を見ている様子
尾の上、腰あたりの水色が小さく見える
最後は右横向きを見せて暗い森の奥に消えた、誰もいない中で僅か1分弱の赤い興奮を感じる、三脚を持っていればと反省する一幕でもあった。
昨日は朝4時に横浜を出発して関越道から上信越道に入り横浜から2時間走行して信濃町までの中間点にあたる約150km地点の横川SAで休憩した折に、巣立ち間際のツバメの子が狭い巣の中に入れ切らずに巣立ちの羽ばたき訓練と親からの給餌を待っているところに偶然の出会い、ポケットにあったコンパクトデジカメで咄嗟の撮影です。壁の色のせいかコンデジの性能なのか本来の色が出ませんが巣立ち直前のツバメの様子です。
最初は親なのか子なのかわかりませんでした
小さい時は口を開けている光景が親と同じ大きさになると巣立ち前は巣に入りきれません
巣の縁につかまり巣立ちの稽古?
親が餌を持ってくる直前の大騒ぎ
親は給餌すると直ぐUターンの餌取りでこの時期は大忙しです。
数少ない旅鳥として主に日本海側の島嶼に渡来するシマノジコ、先月の舳倉島で島を離れる最終日に幸いにも撮影出来た、漁師さん宅の路地なのか庭先なのか、青紫に白い花、オダマキと庭の二羽の初見を記録した島野路子。島の路地にいたので島路地子とでも呼びたい。
苧環(オダマキ)の別名は糸繰草(いとくりそう)、機織りの際に麻糸をまいたもののことで、花の形から名付けられた。
苧環の花言葉は「必ず手に入れる」「愚か」「断固として勝つ」、紫色のオダマキは「勝利への決意」「捨てられた恋人」、赤は「素直」、白は「あの方が気がかり」。花言葉も花色によって違うことを知る。(ネットで花言葉検索)
花言葉も人それぞれに好みがあり、鳥も撮る人それぞれの思いがある。人工物をカットするために全てトリムしてあります。
オダマキとシマノジコの島のカット風景
餌を食べながら向き合う庭の二羽
トリムを更にトリムするWトリムでオダマキが画面から消え雑草が残る、石の隙間から生える雑草の生命力の強さ、雑草の雑草たる由縁、邪魔に感じても私有地には入れない。
色の濃い雄成鳥からピントを若い雄に移して写して見た!
庭石と雑草とオダマキと庭の二羽のシマノジコ、採餌に夢中で二羽同時の顔がなかなか見られない。
最後までボケのオダマキ、花言葉は「必ず手に入れる」その通りシマノジコの写真は手に入れた、「愚か」と言われると正にその通り否定出来ないことを続けている。青紫のオダマキの花言葉は「勝利への決意」初見・初撮りの積み重ねが目標達成への決意に繋がる。前ボケのオダマキに管を巻く。ここでまたネットの注釈が入る。
管(くだ)とは紡績に使う糸を巻きつける小さな軸のこと。
糸繰り車を回すときに出るぶんぶんという単調な音を、酔った人がとりとめのない不平不満、訳のわからないことをくどくど言うのにたとえたことわざ。朝一番、正気でもくどくど書くと管を巻くことになるのかな?管を巻くついでに先輩に正木さんがおられたがこの方はいつも正気でした。
”おたんこなす”とは人を侮る言葉、のろま者やぼんやりしている者を罵る言葉だが尾の短い若い(勝手にこれを尾短子と呼ぶ)山どりが山道で動けずにいる人間様の足を突いたり蹴りを入れる光景が今週の始めに何度も見られました、人を侮る山鳥です。臆病なはずのヤマドリに人間が”おたんこなす”と言われているような光景です、まるで動物園の中でヤマドリが人間と遊んでいるようです、決して自然の中では起きる現象とは思えない光景です。この尾短子の山鳥が山ガールの急増などで世界一登山客が多い高尾山の近く、桜の保存林でヤマドリの写真を撮るCMを威嚇しているように見えます。
今までヤマドリは食べたことがありますがこんな近くで見ることも撮ったことがありません。
今週は放鳥トキの雛が一羽飛び立つ、さらに親と一緒に飛ぶなど嬉しいニュースがありましたが在来線に「特急とき」が運行していたトキの昔のことです。冬に越後湯沢に出張した折に六日町の協力会社の社長さんのご趣味が鉄砲打ちでしたので八海山あたりで狩猟したヤマドリの鍋をご馳走になりました、初めてのヤマドリは上等な鶏のような食感で美味でしたが、カチンと歯ごたえがあったのは散弾でした、まだ残っていたかと笑いながら言われましたが散弾銃の弾まで味見したので今でも記憶が残るヤマドリの初喰いでした。
現役引退後に遊びに行ったいわきの友達は故郷の青森で若い頃鉄砲打ちをしていた記念に自宅の床の間にヤマドリの剥製が飾られています。白い鳥は撃ってはいけないなどビールを飲みながら鉄砲打ちの薀蓄を聞いたのも見事な剥製のヤマドリの思い出。
最近では時々珍鳥が出る茨城の田んぼで水田の見張りに来た農家の方は鉄砲打ちが趣味だと言うことでいろいろ話を聞いているうちに狩猟鳥の話になり、やはり白い鳥はだめだとか、マガモ・カルガモ・コガモなどのカモ類が多いカモと言っていましたが狩猟期の11月15日~2月15日が待ち遠しい様子でご本人も狩猟できる鳥は全部覚えていないようでしたのでネットで検索すると現在29種が狩猟鳥になっていますが地域によっては数が減少しているヨシガモとハシビロガモ、雌キジと雌ヤマドリは狩猟を自粛しているようです。
狩猟出来る野鳥の一覧(ネット検索)
スズメ | ニュウナイスズメ | ムクドリ | キジバト | ヒヨドリ | ミヤマガラス | ハシボソガラス | ハシブトガラス | |
タシギ | ヤマシギ | ウズラ | コジュケイ | キジ | コウライキジ | ヤマドリ | エゾライチョウ | ゴイサギ |
マガモ | カルガモ | コガモ | ヨシガモ | ヒドリガモ | オナガガモ | ハシビロガモ | ホシハジロ | キンクロハジロ |
スズガモ | クロガモ | バン |
国鳥のキジが狩猟出来る日本は世界でも国鳥が狩猟出来る珍しい国、写真を撮る度に撮っても獲ってはいけないと思うことしきり。キジバトは狩猟しても都会で糞害が起きているドバトは伝書バトに似ているので狩猟出来ないと憤慨している人もいると思われる。
それでは食べたことがあるが撮ったことがなかったヤマドリ、それも尾の短い若そうな尾短子なすのヤマドリです。
AFS70-300mm+FX版
人間様にウーウウと低い声で唸りながらこわい目をして睨めつけるヤマドリ
ヤマドリが人間様の膝に嘴で威嚇の攻撃です、写真がボケましたがこの他に後指で足蹴りする人間様に対する不敬もありました。
大勢のカメラマンを引き連れて山道を闊歩する
山道から降りて斜面で好みの野草を探す
斜面で下からの縦撮り、図鑑では雌55cm雄125cm、この大ききの差は尾の長さとすると、このヤマドリの尾の黒い横斑は4つ、図鑑では10位あるので尾の長さは1/2以下と推測 、尾短子なすのヤマドリ♂
草葉の陰で砂浴びを始めましたが砂が舞い上がっている様子などを草木のスキマからの撮影を強いられました
気持ち良さそうに下腹に砂を浴びています、まるで鶏と同じです。
羽縁を開いて砂浴びですが顔を撮るのが難しい草の中です、約30分の砂浴びにシャッターを450回も切り大半は無駄打ちでした
餌を食べる時に白目を剥くことが多い、雑草の葉やイネ科の雑草の種子も採食していました。
桜の下で美味そうな草を見つけた!
いつもこのブログへのご訪問に感謝いたします。鳥撮り仲間と読者の皆様のお蔭で満六周年を迎えることが出来ました。
本当にありがとうございます。m(_ _)m
「セカンドステージの思いを行動に変えて、野鳥撮影で自己実現 、目標は国内400種。」全国に桜を追いながら老い、現役を離れて5年後、実質的な林住期に棲んで5年経ち、管理組織から解放された想いをこのブログのサブタイトルにして今年の1月まで5年6ヶ月間、ブログで生涯学習とセカンドステージとハイカラに呼ぶ余生を楽しく過ごしてきたが正月早々に肝臓が弱っていたのか飲んだ気管支喘息の治療薬で蕁麻疹(薬疹)で痒みに悩まされて身体を搔いていた時に書いたのが「今年からは心と体が健康で活き活きとした人生を目指す、自分の夢と希望を急がずのんびりと叶える、生涯学習と自分探しの旅を愉しむ、そして自分に最も合ったスロー&シンプルライフのエコロ爺となる」この今年の抱負をサブタイトルに替えたが実践となると言うは易し行うは難しのような毎日である。
目標の400種は昨年6月1日までに380種を数えた、いつの間にかブログを開設した6月1日が品種を数える年の初めになってしまったが毎年5月が品種が増えるゲンの良い月であるので丁度良いと思う。この一年間は何種類になったかと質問されるとまだ380種とこの一年間過ごしてきたが6周年を迎えるにあたり、昨年6月1日以降の初見・初撮りをあらためて振り返ってみた。野鳥名の拠り所とする図鑑を真木広造氏の「日本の野鳥590」に替えた昨年7月29日に4月に撮影したインドハッカ(別名カバイロハッカ)を1種追加、9月20日対馬でアカハラダカ、23日セジロタヒバリの3種目を追加、10月のオオチドリ(写真は今年の3月与那国で撮影した夏羽に更新)と11月にシジュウガラガンで5種目を追加、今年に入って3月1日雪原のオオモズ(この時に撮影地でお会いしたNさんの野鳥写真が掲載されている叶内拓哉氏の山渓・増補改訂新版・部厚くなった日本の野鳥を更新)、3月末に3年連続お世話になった石垣のガイドSeaBeansさんのお陰でサルハマシギが7種目の追加、5月の舳倉島でシマノジコとマミジロキビタキで9種目、関東の田んぼで撮影したカモと食べたことがあるが撮ったことがないヤマドリを加えて11種がこの一年間に増えた品種で残りはようやく一桁の9種となった。4年目から急激に成果が落ちて飽和曲線を描くようになり、過去3年間は年間10種前後しか増えない遅々とした歩みとなった。その影響なのかブログ右欄の撮影済みの品種インデックスも検索が機能していない事を理由に追加をサボリ3年も経つ。時々このインデックスをご覧になられた読者からまだ見ていないようですがと鳥情報を戴きますので申し訳ないと思っています。
過去二年間に10日間滞在した与那国島で1品種も増えない鳥運の悪い島になったが逆に舳倉島は7年ぶり二度目の珍鳥チャバラアカゲラが撮れたが「日本の野鳥590」と「日本の野鳥」に掲載がないので1品種の追加にはならなかったが極く稀な珍鳥を見る幸運な島となった。 今年は2品種の追加に終わったが昨年は当たり年でコウライウグイス・ヒメイソヒヨ♂♀・ヤマヒバリ・キマユホオジロ・コジュリンとヌカカに刺されながらも撮ったイワミセキレイとチフチャフの7品種、亜種として員数外としたシベリアアオジ、判定が出来なかったムジセッカ?まだ員数していない。島に行く前に入り出て行ったヤマショウビンは見られず、帰浜後に入ったヤイロチョウは首と肩の痛みで断念したのが舳倉島の唯一の辛い思い出。舳倉島に連続6年間通うのも片道600kmの運転は辛いが初見が増える、この愉しみであるから島に向って邁進する。慢心は禁物、健診は毎年、血圧検診は毎月、家族の献身は毎日、東電の検針、節電の決心、更に目標に向って健進。
昨年初見のチフチャフが今年も撮れていました、舳倉島で同じ民宿で夕食をご一緒させていただいたマイ野鳥図鑑さんから撮れたかどうかの問い合わせを戴いた時にはチフチャフとは認識していなく、本命のシマノジコの撮影の合間に動きの早いムシクイ類、ウグイス程度の認識でしたが今回の遠征で約1万枚の写真を整理している最終段階で質問に気がつきました。動きの異なる野鳥の識別力のある方に感服しました。ありがとうございました。
トリムして見ました。淡いバフ色の眉斑と暗灰色の過眼線、頬は淡褐色味が薄い、翼が短いので尾が長く見える。細く黒い嘴と黒い足。
ここは海士さんが獲って来た昆布やワカメを干す石ころの干し場の片隅、道端の近くです。痩せた土地にオニノゲシの黄色い花に来る虫を追う汚白色の体下面を見せるチフチャフです。
黄色い花とオニノゲシの赤紫色の茎が目立ち、葉先に棘がある触ると痛そうな野草に地味なチフチャフが目立ちません。
痩せた土地に咲く背丈の低いオニノゲシの花に来る虫を地上スレスレのフライングキャッチなのか、ヌカ蚊ならば易鳥さん。
画面を彩るアブラナの黄色い花にピンを持っていかれたのか鬼野芥子にとまるチフチャフのピンが甘くなっていますが今年の舳倉島の風景となりました。
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