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2012年6月15日 (金)

朽ちたベンチと小鳥

早いもので舳倉島から帰浜してひと月以上が経つ、その舳倉島の話である。6年前には野鳥観察舎の前にある二つのベンチに座り、民宿で作ってくれたお握りをお昼した記憶がある、昨年あたりからベンチに生える雑草が目立つようになったが朽ちたベンチでの安息は人間から野鳥に席を譲ってしまった。今年は雑草の花が咲くほどベンチは腐食が進んでいた。
石川県離島振興計画(平成15年~24年度10年計画) 8.観光開発の項目に野鳥観察舎の歴史が刻まれていたのでその一部を転載する。

8 観光開発(現文)
舳倉島は渡り鳥の中継地であり現在までに約330種の渡り鳥が観測されている。そのため、5月と10月にはバードウォッチングを楽しむ人々で島は賑わう。平成8年には野鳥観察舎も整備され、また、大都市圏でのPR効果もあり野鳥の島というイメージが深まってきている。中略

こうした期間は島内周遊道路を散策する等、ゆっくりと数日間の滞在を望む観光客も多いが、島には宿泊施設としては民宿2軒(合わせて50人宿泊可)あるのみで、需要には応えきれていない。最近ではマリンスポーツなどの体験型観光を望む人も増えているので、島での宿泊機能の拡大を住民と行政とが協同で検討していく。
今後は、海洋資源等を一層有効に活用し、本土における観光資源と一体となった観光振興策を検討する。(以下割愛するが計画の段階で検討するとは役所らしいが10年計画の最終年に新たな振興策の検討に健闘を期待する)

この朽ちたベンチは野鳥観察舎と同じ頃に整備されたものならば既に16年の歳月が流れている、まだ野鳥撮影7年の私は駆け出しといえるくらい古いベンチ。防腐剤処理のないスギ材などの柔らかい木材ならば朽ちても不思議ではない年月で日本海の風雨に曝されてきた。この朽ちたベンチはこれからもベンチマークが必要である。


輪島港から1.5時間の舳倉島への航路では乗船30分前に乗り物酔い防止のトラベルミンRを飲んで船底の客室に1.5時間果報は寝て待てと洒落で寝ているが今日は定員119名とは異なる定員705名の大形のフェリー(さんふらあ ふらの)で夕方に大洗港から苫小牧港まで19時間の長い船旅が始まる日である。明日のブログはタイマーセットしたが明後日以降は鳥運次第の気侭なひとり旅で北の大地を彷徨する、来週からのブログは途切れ途切れ歯抜けの旅便りとなります。

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朽ちたベンチに雑草が生える、ベンチに座るキビタキが映える。

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同じベンチの左端の方にも雑草の花が咲く、まるで手入れの悪い花壇のようだ。そこに佇む若いキビタキが可愛い!

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ベンチの古い木材断面と若いキビタキ、名も知らぬ野草の花が華を添える。

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白い糞がある処でムギマキとキビタキの鉢合わせ、糞は誰の仕業かな、糞により木材の腐食が更に侵食するのは自然の摂理。

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雑草に囲まれるムギマキは路地にいるような感覚、それとも盆栽を見る感覚か

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誰も座らない、誰も座れない朽ちたベンチと新緑の草木とキビタキ

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