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2012年9月

2012年9月29日 (土)

タカ柱

このブログの読者には野鳥に興味があってもまだ一度もフィールドなどへ出掛ける機会がない方がおられるので野鳥観察地などを紹介する機会が時々あります。
一方に於いてベテランの方や野鳥撮影を始めている方々には”情報は消費される”格言通り、このブログ内の検索フレーズのランキングを見ると、管理者の意図に反する思い掛けない検索フレーズを見かけることがある。過去六年間に蓄積した二千頁以上のブログ内の情報は、更新の有無に関わらず毎日のように”情報は消費されている”。
今日は先日の日曜日に見学した長野県乗鞍自然保護センターの資料から白樺峠たか見の広場のご紹介である。お山の天気はままならず、この日は朝から天候に恵まれず、たか見の広場には上らず、タカの渡り撮影はお休みして白樺峠を乗鞍高原方面へ下り、乗鞍高原せせらぎの湯(無料の掛け流し温泉)で小原庄助さん並の朝湯を楽しみ、次に乗鞍自然保護センターの見学とNHKで放映され以前見たことがある”ダーウィンが来た!目撃!タカ対スズメバチ”のDVDを二回も見て半日を過ごした。主要登場人物は白樺峠でタカの渡りを定点観測をされている久野公啓氏、タカは長野県で繁殖中のハチクマ、スズメバチは地中に巣を作るクロスズメバチ。ハチクマが大好物のクロスズメバチの巣を地中から掘り出した初の映像、掘り出した蜂の子を旨そうに食べた後に巣に持ち帰り子育中の二羽の雛に蜂の子を給餌する場面があらためて脳裏に焼きついた。
さて春に日本にやって来たサシバやハチクマなどのタカ類は日本で繁殖後に秋になると越冬のために暖かい東南アジアなどへ移動する。21年前の1991年から信州ワシタカ類渡り調査研究グループによって秋の渡りのシーズンに北日本から集団でこの白樺峠を渡るタカ類を毎日観察してWebで毎日渡りの状況を速報している。
タカの渡りの撮影には欠かせない有り難い情報である。遠征前と現地では携帯で速報を受信して毎日のように消費している。

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「速報・白樺峠のタカの渡り」からコピー・転載可の情報により画面を明るく修正して転載した、たか見の広場から見える松本市方面の山並み、山並みの前方は新潟県方面。タカはこの方面から山を越える都度に上昇気流に乗り、旋廻して上昇しタカ柱を形成し、タカ柱から滑空して次の山の上昇気流でまたタカ柱を作り、あまり羽ばたかずエネルギーを消費せずに北日本から日本列島を南西方向に渡って行く。
タカの渡り観察者・撮影者はタカが飛んでくる方面の名称「鉄塔」「コブ」「1のピ-ク」「2のピーク」など前方の上空に現われるとサシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミなどの渡りのタカがX羽が見えると大きな声で叫ぶ、22日は今季最高の3868羽が渡った日には天才少年の幼い声が一番際立っていた、周囲で観察しているおばさんグループから将来は鳥博士と嘱望されていた。

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撮影期間中は快晴の青空が少なく晴天でも6とか8の雲量の多い日が多く晴れても運良と言えない。出来るだけ青空で撮影を心掛けたが薄雲からは逃れることは出来ない薄運。また目前で十数羽のタカが上昇気流に乗り旋廻しながら上昇する側面から観察するタカ柱はタカ望みとなった。


タカ渡り 低き飛ぶのは 高望み

ダジャレ川柳はだれじゃ、ワシじゃねえタカだ)

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2012年9月28日 (金)

タカの渡り

白樺峠と言えばタカの渡り、タカの渡りと言えば白樺峠。たかがタカの渡り、されどタカの渡り、やっぱりタカの渡り。花から野鳥に心変わりした八年前から9月になるとネットのお気に入り”速報・白樺峠のタカの渡り”の状況を見て、毎年9月20日前後に新横浜から約230km、3時間半の松本ICを降りて、国道158号線を走り奈川渡ダム手前のトンネルの中で直進は国道158号の上高地と乗鞍高原方面、左の奈川方面に左折して野麦街道のトンネルを2ヶ所抜けてから奈川温泉で右折して約10km上高地乗鞍スーパー林道を登り白樺峠に至る。松本ICから約45kmの道程である。259_3下の写真は白樺峠駐車場トイレ前からたか見の広場への登り口、右に「かんばの森」の空家があり、ここから25段の山階段を登り始める。261_2 山道を登り始めると高山性の野草の花が咲いているので心が安らぐ、262_2 その後に小さな橋の中ほどで朽ちて壊れた処に出くわす、この先の不安を思い起こさせる。264_4

右の四枚目の写真が最初の九十九折であるが、つづら折と言っても3つだけである。大小五本の白樺の木を見てやっと一つ目の九十九折に着いたとホットするがまだ山道は1/3を登ったに過ぎないが肩の重荷がずっしりと食い込む。
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二つ目のつづら折に向うが歩幅は一尺程度で十歩か二十歩進んでは休むように立ち止まる。山道中央正面の白樺が二つ目のつづら折であるが見えても遠い、ひたすら下を向いて進むと落葉が目につく。夜半の雨で濡れた茶色やこげ茶の濡れ落葉が目に付く、現役引退から11年まだ一度もぬれ落ち葉と言われてないのが自慢などと、キザな想いであるが背中の器材が重い。
272二つ目のつづら折を過ぎて一番キツイ山階段では後ろから聞こえてくる足音でここでもお先にとやり過ごす。あえぎ喘ぎ登る途中で何度も追い越されたが八年目を迎えるとマイペースで登ることに九にも苦にもならないと言えば嘘になる。登りきった時の征服感、達成感の喜びがあるから重い思いを超越している。
2740_2 三つ目のつづら折が近づくと左の白樺の手前に「たか見広場」の標識が出てくる。最後のつづら折は近いがまだまだ山道は続く。

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三つ目最後のつづら折の右下には切り倒した白樺が5,6本山積みしてある、つづら折正面奥には二本の白樺がある。天気が良ければ右に乗鞍岳の山々が眺望できると登山の疲れは一気に吹き飛ぶが曇天などで見えなくとも登り切った思いでやれやれと一息つける。
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登りきると乗鞍眺望広場、晴天の日ならば乗鞍岳が一望出来る写真撮影のスポットである。右から登ってくる樺池からの別ルートは直線コース。035_2   036

 

いろいろな案内板がある乗鞍眺望広場前の看板、どちらも駐車場から20分の案内であるが年々所要時間が延びて登りは25分以上掛かる。 白樺峠たか見広場と避難小屋が三つあるが写真は真ん中の小屋、ここにはタカの渡り数の速報グラフを毎朝ここの管理人の中村さんが記入されているので前日までのタカの渡りの状況がひと目で分かる、降雨時にはここに避難する人で混雑する時が度々あった。(撮影日9月24日)

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8回目となった今年はやっかいな事に天気予報が当たらず初日(9月19日)は午後3時過ぎに前方の山から飛び出したハチクマ一羽がこの日のタカの渡り数であった。

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上昇気流を探して旋廻

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山が背景にあるとAFではピントがなかなか合わない

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この日の天候は朝は視界の悪い曇り、昼頃には時々雨、その後晴れたが渡ってくる新潟方面も天候がすぐれずタカの渡り日ではなかったようです。

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初日たった一羽のハチクマの最後のショット、二十日ぶり久し振りのブログはノントリの冴えない写真です。
人生に明暗があるように、野鳥撮影にも明暗があります。今日は喘ぎ喘ぎ登ってくるタカ見の広場への道程とタカの渡りの光と影の中で影の部分となりました。



 

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2012年9月 8日 (土)

田んぼ二題

昨日の朝日朝刊35面横浜版の記事に「貴婦人」舞う田園に、渡り鳥飛来へ「湘南タゲリ米」人気の見出しで記事がタゲリの写真とともに大きく掲載されていたので写真以外を転載してご紹介します。「田園の貴婦人」とも呼ばれる渡り鳥タゲリが飛来する田んぼを守ろうと、茅ヶ崎市の市民グループ「三翠(さんすい)会」による農家の支援活動が年々広がっている。「湘南タゲリ米」と名付けて市価より高く買い上げ、耕作放棄などを防ぐ。販売量は10年で4倍になった。茅ヶ崎の三翠会 高く買い支援、戻る自然 タゲリはチドリ科で全長30㌢ほど。頭の上にピンと伸びる冠羽がある。ユーラシア大陸から渡ってきて越冬する。稲刈り後の田んぼで昆虫やドジョウなどをついばみ、かっては日本中で見られたという。だが開発が進んで激減し、県のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されている。三翠会は2000年に野鳥の愛好会らで発足。愛らしいタゲリの減少に危機感を覚え、えさ場の同市南西部の水田地帯で農家に田んぼの維持を要請し始めた。減反や米価の低迷、後継者不足で農家は大変だ。そこで少しでも高く買い、賛同者に売ることを考えた。手探りで始めた01年は、協力農家5戸、販売量約700㌔だった。その後も「湘南のお米を食べて自然保護」のキャッチフレーズが口コミで広がり、今では23戸で約2・7㌧に増えた。同会も10㌃の田んぼを作り、取水する小出川から魚類が遡上できるよう「魚道」も整備。タゲリを増やすのは簡単ではないが、ドジョウやフナがはね、カヤネズミが走る田んぼになり、ナマズも遡上する。約6㌶ある協力農家の田んぼの周囲では、今も道路建設が進み、開発とのせめぎ合いは続く。だが、都市部に残された生き物のオアシスには全国から視察が相次ぐ。「茅ヶ崎の田んぼにナマズが産卵に来るなんてと、みんなに驚かれます」と同会代表で農家の鈴木國臣さん(70)は笑う。湘南タゲリ米の品種はキヌヒカリ。新米の申し込みは10月から受け付け、11月半ばに宅配。一袋5㌔で3500円(送料込み)問い合わせは、同事務局(090・9145・4166)へ。9月7日朝日・神奈川・35面の記事に感銘して転載。
Webには「湘南タゲリ米三翠会WEBサイト」同会のHPがあります。

さてこちらの田んぼは日本で一番生産量の多い品種コシヒカリの田んぼでしょうか、5月上旬頃に田植えをした田んぼでは今はもう「実るほど頭(こうべ)の垂れる稲穂かな」または「実るほど頭(あたま)の下がる稲穂かな」の名言通りの、誰に対しても物腰が柔らかく、言葉も態度も丁寧な素敵な人からここを教わりました。今、実りの田んぼは一面に黄金色に輝き、田んぼの水を落として、そろそろコンバインが入る収穫の時期を迎えている頃と想われます。
稲穂がまだ早苗だった頃に塒から飛んできて、田んぼで草をついばみながら上空を飛ぶカルガモ雌を見つけると田んぼから飛び出して追いかける、一羽の赤筑紫鴨雄を見たのは足掛け5ヶ月前の事でしたが、図鑑によるとこのアカツクシガモは数少ない冬鳥として渡来してくるが春の夏羽の時期に見るのは珍しい存在であった。

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田んぼの中で採食後に、どっこしょと畦に上がる様子を唖然と見る

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黄色い野草の花が咲く田んぼの畦で周囲を見渡す、全体がレンガ色で頭部は淡色、黒い頸輪がハッキリ見える♂

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頬を膨らませてカメラ目線でなんか文句あるか!と感じたのは気のせいか

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カモと名が付くので深いところでは浮いたり泳いだり

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水浴びもします

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上空を飛ぶカルガモ♀を見つける上目使い

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次の瞬間に飛び出し、近過ぎてはみ出しです、翼上面では雨覆いは白く、風切は黒い、次列風切は緑色、尾羽は黒い。

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これも追っかけの飛び出し、春鳥に春が来た!

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追っかけの三枚目、この後にすごすごと餌場の田んぼに戻ってくる三枚目

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これで仕舞いの四枚目

自分でも飽きるほど北海道シリーズを続けていたが昨日で仕舞いの幕が下りた。
あれは三年前、有明の干潟で撮ったのはツクシガモ。今回は101万アクセス記念にアカツクシガモにしました。
これで暫くブログは飽き休み、秋休みでカレンダーに空が続きますがご了解願います。
カレンダー 黄色が黒で あき*やすみ

*は飽きと秋と空の3つ掛かるブログ川柳

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2012年9月 7日 (金)

いよいよ北海道鳥撮り旅の最後の日が来た、11日は石狩市で撮影後に札幌市へ移動して都会のヤマセミを撮りに寄ったが現場におられた地元の人が五日間も出ていないと嘆いていましたので即撤収して、次は千歳市の支笏湖・国民休暇村・野鳥の森へ移動、入口に近い野鳥観察舎で水場にくる小鳥を蚊に襲われながら1時間粘りましたがここもたいした収穫がなく苫小牧市に移動した。北大苫小牧研究林では器材を担いで幌内川沿いの散策路を探鳥したが昼間の時間帯か、ここでも期待外れを味わった。最後はウトナイ湖サンクチュアリーへ移動してネイチャーセンター前の駐車場からキタキツネの小径にあるタスオ池に向うが昨年は多くの小鳥の水飲み水浴びを撮ったタスオ池が見当たらない。小さな池なので通り過ぎたと想い同じ道を行き来して確認すると、なんとひえ上がっていたので鳥影は全くなかった。夕方は苫小牧トラックステーション脇の公園で夕方5時までカササギを撮影して一日が終わった。
翌12日のフェリー乗船日は朝からの激しい雨、道の駅ウトナイ湖の24hオープンスペースで雨宿りしながらPC通信とブログ作成でやり過ごし、雨が止んだ9時頃からトラックステーション近くの公園でカササギの撮影を始めたが雨上がりには出が悪く、昨年も撮影した日高本線の勇払駅へ約10km走り、無人駅前の公園や住宅街の小公園、日本製紙周辺のグランド・公園などでカササギを撮影して午前中に苫小牧に戻り北の大地の野鳥撮影旅が幕となった。
この鳥は佐賀県ではカチガラスと呼ばれ県鳥となっている。3年前に北九州旅行中に有明佐賀空港をナビに入れたら空港近くの早津江川河口に「カササギ生息地」が出たのでついでに寄って見たがカササギは留守だった。
17世紀に秀吉の配下であった大名・武将がカシャカシャと鳴くのを勝ち勝ちと聞き成して愛玩用に朝鮮半島から持ち込んだ子孫が繁殖して現代に至り、今でもカチガラスの名称で呼んでいるようだ。吉野ヶ里遺跡の見学時にはスタッフが白いカチガラスと呼んでいた。
北九州にいたカササギがなぜ?北海道の室蘭・苫小牧などで生息しているのか不思議だが一説によると篭脱けが繁殖したそうだ。
昔+鳥で鵲(カササギ)と読ませるのが今日の写真である。

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トラックステーション脇の公園、11日夕方5時

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白い蓮華草の咲く公園

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日本製紙のグランドであちらこちらで採食、12日朝9時半

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車の中からでもグラウンドに近づくと逃げ出す、警戒心がカラスよりも強い

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勇払の公園石垣からの飛び出し、運転席からの手持ちでピン甘

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公園の小道の水溜りでつがい?

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二羽揃って水溜りで水飲み

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アザミ咲く勇払駅前の広場

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勇払駅前のアザミとレンゲの野草の中

めぐる季節が夏から秋へ、二十四節気も処暑から白露へ、まだ残暑が残りそうだが残暑見舞いも昨日で終わる。このブログも北海道は今日で終わった。長い連載もようやく終わったのでこれから秋休みに入ります。

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2012年9月 6日 (木)

百舌の幼鳥

石狩市内からオロロン街道の国道231号線を石狩河口橋を渡り、5km走ると知津狩川を渡ると北石狩衛生センターの標識を左折2km弱で海浜草原に突き当たる、右に500mで厚田区聚富(しゅっぷ)の北石狩衛生センター(ゴミ焼却場)ある、この北隣が聚富地区の聚富原生花園である。海浜植物保護の為に車では中に入れない。この先には無煙(むえん)浜と望来(もうらい)浜の海水浴場がある、渡って来た知津狩(しらつか)川など石狩の地名は珍名であり難読であった。

今日は聚富原生花園のモズの幼鳥、今夏は数々の幼鳥・若鳥を撮ってきたがこれが最後の幼鳥となった。

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近くに幼鳥の親が昆虫を採餌していたが百舌なのか赤百舌なのかよく分からない親鳥であった。

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2012年9月 5日 (水)

聚富・頬赤・野鶲

北海道の地名はアイヌ語の語源から難読の地名が多い。一例をあげると、はじめて釧路から摩周湖を観光した十数年前に弟子屈をテシクツと読んでシマッタが弟子屈の由来はアイヌ語で「テシ・カカ」岩盤の上という意味だそうです。今回は「聚富」全く読めなかった。ここを2151 教えてくれた紋別の人も地名を言わずに石狩川河口右岸としか言わなかった。「聚富」は北海道でも知名が低い地名なのか、地元の人しか読めないと思われる。アイヌ語のしゅっぷ「箱」の語源に聚富をあててシップと読む。「聚富原生花園」は石狩川河口右岸、石狩市北石狩衛生センター北側に位置する。

ここを訪れた7月11日はハマナス、ハマヒルガオ、マツヨイグサ、ワタスゲなどを観賞した202 。エゾスカシユリ、エゾカワラナデシコなども群生するようだが原生花園と海岸砂丘を広範囲に見たわけでもなく、それとも花の時期が終わったのか見ることはなかった。写真の奥、青空の下には海岸砂丘が広がりその先は石狩湾となる。植生調査のスタッフが看板の後ろで植生を調べていた。左は処によってはハマナスの実が赤くなりはじめていた。

今日はこのシップ原生花園で撮影したホオアカとノビタキ

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ハマナスの実の上のホオアカ

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ハマナスの実とホオアカ

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ホオアカのさえずり

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マツヨイグサとハマナスとノビタキ♂

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ハマナスの花とノビタキ♂

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マツヨイグサとハマナスとノビタキ♀

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ハマナスの花と給餌中のノビタキ♀

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ハマナスとマツヨイグサとノビタキ♀

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2012年9月 4日 (火)

隼の空中給餌

ここは海霧の街として有名な釧路市内から約60km離れた浦幌町の海岸である。冷たい海の上を暖かく湿った空気が渡ってくると水蒸気が冷やされて細かい水滴に変わり海霧が発生する。6-8月は1ヶ月に20日も海霧が発生するといわれる。海岸の断崖に棲息するハヤブサの活動が白い霧の中で見えなくなる朝が多くなる。
朝方に海霧の発生や小雨の日は長節湖の長節原生花園や浦幌十勝川付近の豊北原生花園で花と小鳥を撮影することにしている。霧が取れたと思われる頃にハヤブサの撮影に移動する。撮影地に行くには霧止峠というあまり高くないダート道の峠を通る、この峠に連なる丘陵地帯が海岸から流れて来る海霧を遮っているので農作物も育つ、霧止峠とは良い名称である。

昨日の続きです。前回撮影より二週間も経つと空中給餌もみられる。

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下から見上げたとっくり岩、先にとっくり岩から飛び立った幼鳥の後を追って二羽目の飛び出し

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幼鳥二羽の空中遊戯?空中給餌?の訓練かな

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親が餌の隠し場所(貯蔵庫)から飛び出す、1時35分

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給餌の時間かな、紫色の花の咲く餌の隠し処から雌親が大きな在庫の獲物を持っての飛び出し

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崖の前を給餌の餌を持って飛ぶ雌親 、このあと三脚の真上で空中給餌の場面は鳥逃がす、撮り逃がす。真上では三脚では追いつけなかった。

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一番子らしい幼鳥が空中給餌を受けて崖の前を飛翔、1時36分

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とっくり岩の下で一番子が大きな餌の採食を始める、1時38分

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一番子の採餌を鳴いて強請る二番子

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岩の上に移動からも強請るが一番子は背を向ける

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採餌から33分後に散々食べて食べ切れずに飛び出すが二番子は既に諦めて他所に飛んで行った。時に2時11分

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大きな食べ残しを置いて飛び去る一番子 、不思議な事に2時間近くもここに放置されたままであった。

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親の傍で餌を「我も請う」鳴いていた四番子に食べ残しを親がこの岩に運び四番子に与えた 。傍に吾亦紅が咲いていた。4時06分

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2012年9月 3日 (月)

とっくり岩の隼幼鳥

北海道シーニックドライブマップではトカプチ雄大空間に位置する、道東海岸のハヤブサは6月25日の撮影から二週間ぶりの7月8日には一番子しか飛べなかった幼鳥達が4羽とも飛び回ったいた。二週間前は雌親が餌を捌いたり休憩していたトックリのような形をした徳利岩の上では幼鳥の遊び場になっていた。
ここで撮影中に通りかかったレンタカーの観光客が車を停めてこの徳利岩を見るなり、トルコのカッパドキアにそっくりと言っていたがこのような岩が何本も林立していればカッパドキア級かも知れないがあいにく貧乏徳利は一本しかない。自分的には全体的な景観は長野県中野市の十三崖に似ている感じである。(この岩の正式名称あるいは通称は不詳、鳥撮り仲間の現地での呼称である)

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親の居場所であったトックリ岩の上に着地した幼鳥

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トックリ岩からの幼鳥の飛び出し

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センダイハギの上を飛ぶ幼鳥

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トックリ岩に着地寸前

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着地の様子

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親の居場所を幼鳥二羽が占拠

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幼鳥一羽が飛び出すトックリ岩をとっくりと見た!

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トックリの口はだいぶ欠けている年代物の骨董品?

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2012年9月 2日 (日)

尾白鷲の雛

今年の北の大地では例年に比べていろいろな野鳥の雛を撮影してきたがユーラシア大陸の北部で繁殖し北海道では冬鳥。少数が留鳥として北海道で繁殖するオジロワシの雛をはじめて撮った。成鳥は雌雄同色で雄L83cm、雌L92cm、翼長W199~228cm、トビよりもかなり大きくオオワシよりは小さい。♂よりも♀の方が大きいがつがいが並んで枝にとまっていないと雌雄の違いはわからない。成鳥は虹彩が黄色、嘴は淡い黄色、幼鳥は虹彩が暗色で嘴の基部が青白く先端は黒い。成鳥になるまで6年かかるといわれる。
7月8日道東の釧路湿原で距離90m以上の撮影、5時頃から給餌に来る10時までの5時間かけての記録。

このオジロワシ営巣の様子は7月11日に雨降る中の道の駅ウトナイ湖でブログを作成してタイマーセット、翌12日にフェリー乗船前に配信された2枚組写真の本番編です。

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朝4時53分、巣の中や枝の上を動きまわる、まだ飛べないので雛と言うべきか、全体に黒褐色で羽を広げると白い羽が目立つ幼鳥

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全身褐色で嘴の先端は黒く基部は青味のある白色、暗色の虹彩のせいか遠いので目がわからない。

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これが90m以上前方の湿原の中にある営巣木の全景、枯れ枝をぎっしり積み重ねた大きな巣である。

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巣の縁にとまる、遠くても足の爪が黄色いのが見えたが暗色の虹彩はよくわからない、基部が青白い嘴は確認できる。

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9時20分ごろ親を呼んでいるのか嘴の動きで鳴いたのがわかった

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9時37分突然親が来た!黒褐色の雛と比べて黄色の虹彩と淡い黄色の嘴が見える。

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葉のカーテンで巣の中が見えないが給餌の様子

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雛の黄色い足の爪が見え、雛の上に親がいる気配、しっかりと枝葉でガードされている営巣木。

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巣の中で雛の嘴の動きが見えるのでどうやら採餌しているらしい、親は傍で見守っている気配、時に9時49分。

三枚目の縦画面以外は全てトリム

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2012年9月 1日 (土)

林道の森羅万象

エゾライチョウを撮りに入った中標津の林道は野鳥と動物が往来する空間であった。
夏が去り、秋来たれり。たかがブログ、されどブログ、やっぱりブログ。南海トラフの巨大地震で最悪32万人死亡の想定を読んだ翌日の今日は防災の日、にも関わらず夏の日の思い出ブログで高揚、北の大地は紅葉、森羅万象である。

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北海道・道東の養老の滝、近くの温泉宿から朝の散歩がてらに滝を見に来た人達も「ここにも養老の滝がある」と訝しげでした。
撮影日7月7日、北海道の七夕は8月7日と聞いた。

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林道を走行中に前方に動物、運転席からワンデジの撮影

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キタキツネがうろついていました、これではこの林道ではエゾライチョウの出番はありません

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林道を隈なく流し走行中に林道に野鳥、見えた瞬間はエゾライチョウ、よく見ると何~だキジバトか!これが4,5回あった。

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10時30分ごろ前方に動く小動物、こちらが止まるとシマリスも草の中で不動の姿勢、しばらくこの姿勢を保つ、動かなければ見つからないと思っているのか?1分後に車を近づけるとUターンして左の雑草の中に逃げた。

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11時20分頃前方にエゾライチョウの後ろ姿を発見

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これをトリムするとフキの付近で餌探しのようだ

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今度は右側の轍を歩くところだが運転席からは遠い写真ばかり

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とまったところをトリム。

この後はフキの中に姿を消した、暫くして前方から帯広ナンバーのワンボックス車、ドライバーはガイドのW氏、こちらがバックしてUターン場所まで下がるとW氏が後から来て時間がないので先に行くと言うので後続して元のエゾライチョウが出た場所に戻ったが20分待っても出ない、出たとしても前方の車しか撮影出来ないのは先刻承知。ガイド車は走り去ったがその後30分出ないので諦めて釧路方面に移動した。

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