鵲
いよいよ北海道鳥撮り旅の最後の日が来た、11日は石狩市で撮影後に札幌市へ移動して都会のヤマセミを撮りに寄ったが現場におられた地元の人が五日間も出ていないと嘆いていましたので即撤収して、次は千歳市の支笏湖・国民休暇村・野鳥の森へ移動、入口に近い野鳥観察舎で水場にくる小鳥を蚊に襲われながら1時間粘りましたがここもたいした収穫がなく苫小牧市に移動した。北大苫小牧研究林では器材を担いで幌内川沿いの散策路を探鳥したが昼間の時間帯か、ここでも期待外れを味わった。最後はウトナイ湖サンクチュアリーへ移動してネイチャーセンター前の駐車場からキタキツネの小径にあるタスオ池に向うが昨年は多くの小鳥の水飲み水浴びを撮ったタスオ池が見当たらない。小さな池なので通り過ぎたと想い同じ道を行き来して確認すると、なんとひえ上がっていたので鳥影は全くなかった。夕方は苫小牧トラックステーション脇の公園で夕方5時までカササギを撮影して一日が終わった。
翌12日のフェリー乗船日は朝からの激しい雨、道の駅ウトナイ湖の24hオープンスペースで雨宿りしながらPC通信とブログ作成でやり過ごし、雨が止んだ9時頃からトラックステーション近くの公園でカササギの撮影を始めたが雨上がりには出が悪く、昨年も撮影した日高本線の勇払駅へ約10km走り、無人駅前の公園や住宅街の小公園、日本製紙周辺のグランド・公園などでカササギを撮影して午前中に苫小牧に戻り北の大地の野鳥撮影旅が幕となった。
この鳥は佐賀県ではカチガラスと呼ばれ県鳥となっている。3年前に北九州旅行中に有明佐賀空港をナビに入れたら空港近くの早津江川河口に「カササギ生息地」が出たのでついでに寄って見たがカササギは留守だった。
17世紀に秀吉の配下であった大名・武将がカシャカシャと鳴くのを勝ち勝ちと聞き成して愛玩用に朝鮮半島から持ち込んだ子孫が繁殖して現代に至り、今でもカチガラスの名称で呼んでいるようだ。吉野ヶ里遺跡の見学時にはスタッフが白いカチガラスと呼んでいた。
北九州にいたカササギがなぜ?北海道の室蘭・苫小牧などで生息しているのか不思議だが一説によると篭脱けが繁殖したそうだ。
昔+鳥で鵲(カササギ)と読ませるのが今日の写真である。
トラックステーション脇の公園、11日夕方5時
白い蓮華草の咲く公園
日本製紙のグランドであちらこちらで採食、12日朝9時半
車の中からでもグラウンドに近づくと逃げ出す、警戒心がカラスよりも強い
勇払の公園石垣からの飛び出し、運転席からの手持ちでピン甘
公園の小道の水溜りでつがい?
二羽揃って水溜りで水飲み
アザミ咲く勇払駅前の広場
勇払駅前のアザミとレンゲの野草の中
めぐる季節が夏から秋へ、二十四節気も処暑から白露へ、まだ残暑が残りそうだが残暑見舞いも昨日で終わる。このブログも北海道は今日で終わった。長い連載もようやく終わったのでこれから秋休みに入ります。
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