尾白鷲の雛
今年の北の大地では例年に比べていろいろな野鳥の雛を撮影してきたがユーラシア大陸の北部で繁殖し北海道では冬鳥。少数が留鳥として北海道で繁殖するオジロワシの雛をはじめて撮った。成鳥は雌雄同色で雄L83cm、雌L92cm、翼長W199~228cm、トビよりもかなり大きくオオワシよりは小さい。♂よりも♀の方が大きいがつがいが並んで枝にとまっていないと雌雄の違いはわからない。成鳥は虹彩が黄色、嘴は淡い黄色、幼鳥は虹彩が暗色で嘴の基部が青白く先端は黒い。成鳥になるまで6年かかるといわれる。
7月8日道東の釧路湿原で距離90m以上の撮影、5時頃から給餌に来る10時までの5時間かけての記録。
このオジロワシ営巣の様子は7月11日に雨降る中の道の駅ウトナイ湖でブログを作成してタイマーセット、翌12日にフェリー乗船前に配信された2枚組写真の本番編です。
朝4時53分、巣の中や枝の上を動きまわる、まだ飛べないので雛と言うべきか、全体に黒褐色で羽を広げると白い羽が目立つ幼鳥
全身褐色で嘴の先端は黒く基部は青味のある白色、暗色の虹彩のせいか遠いので目がわからない。
これが90m以上前方の湿原の中にある営巣木の全景、枯れ枝をぎっしり積み重ねた大きな巣である。
巣の縁にとまる、遠くても足の爪が黄色いのが見えたが暗色の虹彩はよくわからない、基部が青白い嘴は確認できる。
9時20分ごろ親を呼んでいるのか嘴の動きで鳴いたのがわかった
9時37分突然親が来た!黒褐色の雛と比べて黄色の虹彩と淡い黄色の嘴が見える。
葉のカーテンで巣の中が見えないが給餌の様子
雛の黄色い足の爪が見え、雛の上に親がいる気配、しっかりと枝葉でガードされている営巣木。
巣の中で雛の嘴の動きが見えるのでどうやら採餌しているらしい、親は傍で見守っている気配、時に9時49分。
三枚目の縦画面以外は全てトリム
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