採食の時の朱鷺
今は非繁殖期の白いトキは11月中旬で生まれ育った佐渡から第一回目の放鳥で飛び出してから3年半に渡り長逗留している理由はなんだろう?ここは餌のドジョウやカエル、ミミズなどが豊富にあるからと想われる。トキ観察員のみならず、観光の目玉として?トキに住民票を発行したり・愛称を募集した市役所、この愛称募集に「トキメキ」ちゃんの応募が採用された小学生、トキの餌にどじょう・めだか・鮒などを休耕田に放流した地元小学校の教育行事、無農薬栽培の水田が有り、ドジョウなどの放流でトキをあたたかく見守る市民の思いやりや親しみがあるからだと思われる。
トキ観察員の関心は最近急激に県外車が増えた事で今まで守られてきたトキ観察のルールを周知徹底したいようである。
採餌場所でトキ観察員に聞いた話では、泥の中からミミズを採餌する時は水でシャブシャブしてから採食するグルメと言われていたが、朝早く塒から飛んで来た採餌場の写真を確認すると本当であった。これをミミズのシャブシャブと呼んでいた。カエルのトキは聞いていなかったが水中で捕えたカエルを採食する時も水の中に入れてシャブシャブするグルメであった。これをカエルのシャブシャブと呼ぶのだろうか、餌の芋を洗う猿の話は聞いたことがあるが採食のときに餌を洗うトキを初めて見た!
餌場の休耕田で捕獲したカエルをくちばしから放してまた水中に入れる
水の中でシャブシャブするトキ
水から上げてギュット絞りこのあと旨そうにくちばしの奥に流し込んだ
泥中から捕ったミミズをシャブシャブしてから採食するトキ
このミミズもシャブシャブしてからの食事です
嘴の先でミミズをシャブシャブしてから
嘴の中ほどまで
嘴の口元へ、このあとにミミズを喉に流し飲む
この餌場はカエルとミミズの採食場であった。後ろの雑草の中で少なくても10匹以上獲ったミミズを休耕田の水でシャブシャブ、グルメのトキメキちゃんであった。
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