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2012年11月 1日 (木)

桃花鳥

映画撮影の苦労話として、某大物監督は時代劇のロケをしていたとき、助監督に邪魔な電柱を切り倒すよう命じて困らせたそうである。時代劇の撮影では「松の廊下」と言われるのが電柱、「殿中でござる!」から映画人の洒落のようです。アスファルトやコンクリートの道は砂をまき、電柱は塀を積み重ねて隠すそうです。電柱があれば電線もあるはずですがこれはどうしたのでしょうか?カメラアングルを低くして映らないように苦労したものと思われます。

電柱の鳥は普段あまり撮らないが朱鷺だけはトキ別である。
午後1時過ぎにトキが田んぼから近所のお気に入りの電柱にとまった時に、道路から撮影すると電線が画面の縦に入り、ロケーションが良くないので
電柱前にある家の人が庭先におられたので、「トキの撮影をさせて下さい」とお声を掛けると笑顔でどうぞと言われて、太陽を背に道路と直角の位置に三脚を立てさせていただいた。このお宅は縁側と庭先から電柱にとまったトキが見える絶好の場所であった。トキお気に入りの電柱と思われる、このお宅では日頃からトキの撮影者に理解を示す、トキに親しみを持つ市民と思われ、有り難いことである。お陰様で二本目の電柱のトキ撮影が成就した。

今日の天声人語に今年から11月1日は古典の日。さだまさしの絶滅の虞があるトキの新聞社会面から作詞した、前夜(桃花鳥)ではトキをこの漢字で書いている、日本書記にはトキを見た色から付けられた漢字で桃花鳥となっているが万葉集でも同じように桃花鳥である。いにしえのロマンを思い朱鷺を桃花鳥として著し、今日もまた徒然なるがままのトキである。

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お気に入りの電柱でござる!一番上の電線はトキが飛来した避雷線、架空地線と呼ばれ、雷による送電線の切断や雷の高電圧が送電線に誘導されないようにする裸のアース線。電線類ではこれが一番目立たない細い線。

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大きな動きにときめいたが鳴いたのかアクビなのかトキ知らず

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淡いトキ色の尾羽の手入れ、口をはさむつもりはないがこれは嘴入れだろう。この場所ではないが餌場でトキ撮影中にトキ観察員が口をはさんできた曰く、この子は雌鳥であるので夢精卵を3,4個産むが残念ながら孵らないと言われた。トキも市民も早くお婿さんが飛んで来て欲しいものだと思う。佐渡にトキを贈ってくれた同じ学名を持つNipponia属の中国・陝西省で増殖したか、天然のトキが飛んでくるか、または佐渡で放鳥した♂が飛んで来てお婿さんになればトキメキちゃんは佐渡嬉しいことだろう。この時にハテナ?と気になるのは背中のGPSは繁殖に邪魔にならないか?アンテナが気がかりである。

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そろそろ2時間が経過、飛び出す前触れのストレッチ、そろそろ飛び出し時間も学習効果で分かるようになってきた。飛び出し1分前。

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二時間もここで佇む、飛び出しの直前トキ万歳の時、最初は4人で庭先にお邪魔していたが飛び出しの時は、途中からアネハヅルの処から来られた愛知のジェイスさんと二人だけの黄金の時で観察・撮影となった。

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上に跳んだように見えた飛び出しとなった、これがノントリ

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これが飛び出し二枚目、三枚目は隣家の軒下で撮り損ねた。このあとは餌獲りに田んぼに朱鷺色が舞い降りた。庭先でお声を掛けた家の人は出掛けたままで2時間経っても帰らなかったがトキは田んぼに帰った。
今日もブログで五日目のトキを学び遊んだ。

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