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2012年11月 4日 (日)

姉羽鶴旅立ちの飛翔

ユーラシア大陸の中央部、ロシア・モンゴル・カザスフタンなどの大草原の繁殖地から5万羽以上のアネハヅルが秋に南下して、世界の屋根、標高8000m級のエベレスト8848mを頂点とするヒマラヤ山脈上空をチベット側からインド側に命懸けで飛び超える、空気も薄く、氷点下マイナス40℃の厳しい気象条件の中を壮大なV字編隊飛翔、大きな群れの渡りである。下降気流や乱気流の悪天候では途中から集団は麓に引き返してくる。天気が回復してからヒマラヤ山脈越えを再挑戦する、今度はイヌワシが待ち構えている、V字編隊が突然乱れる、群れの中から若が追い出されて、必死で逃げるも二羽のイヌワシの連携プレーに若いアネハヅルが餌食になる、ヒマラヤの頂点にいるイヌワシは食物連鎖のピラミッドの頂点にいるのだろうか。この犠牲により群れはV字編隊に戻り、無事ヒマラヤ山脈を越える。
これは一度見た記憶がある、2006年に放送されたNHKスペシャル・プラネットアース 第5集「高山 天空の闘い」のアネハヅルのヒマラヤ越えを、NOD:NHKオンデマンドで昨日あらためて有料(三日間210円)で見直した。60分間の番組は初めて映像に撮られたユキヒョウなどの高山の珍獣や珍しい鳥などが見られ最後はアネハヅルとイヌワシの空中戦で終わる。番組の最後に2008年10月に71歳で亡くなった緒形拳がナビゲーターとして出演していた。なぜアネハヅルは過酷な旅をするのか、それはヒマラヤ山脈がまだ低かった時から続けられている説があるとの懐かしい声のナレーションを聞いた。何万年もの間アネハヅルはヒマラヤ山脈を越えてインドへ渡りを続けていたのだ。抜けてしまったアネハヅルへの思いが断ち切れずにいる、今日も重いブログになった。

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二番穂の田圃の中で8時30分頃、最後の採餌を終わる、旅立ちの武者振るい?

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稲刈り後に水を張った田圃の中を歩き畦道にあがる

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8時40分、田圃の畦道から飛び出し

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田圃に影を写し飛翔開始です、カメラの正面に向って飛んできます。 

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近くを飛んだノントリの大きさ 、お腹が大きい、撮影日の前日も雨の中で採食をしていたといわれるのでこの日もたらふく採餌していたようだ

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これもノントリ、お腹の膨らみがシルエットに目立つ、旅立ちの腹ごしらえなのだろうか

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これはトリムしたお腹の膨らみ、飛翔が重そうに見える

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遠くに行ってからUターンしてきた、飛んで行く方向を探すのか、これもノントリ

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田圃の上空を旋廻して行く

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餌場の田圃の移動は低空飛翔であった、この日は飛び方が違うようだ、青空高く

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ヒマラヤ山脈を越える時は登山隊にもV字飛翔が見えたそうです

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畦道の飛び出しから約10分、方向が違うのか、この森の上まで飛びまた引き返して来たが

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これが最後の一枚、見納めの時です。

田圃の上空から8時50分頃に森を越えて見えなくなり、10時過ぎまで車で付近を捜したが見つからず、諦めてここからトキの処へ移動した。この時が抜けた瞬間かも知れない。一路平安を祈る。

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