円運動の連続技は合気道
JR新橋駅より東南方向へ、大手門橋を渡り徒歩15分で浜離宮庭園大手門口に着く、管理事務所で入場料300円(65歳以上は150円)を払い、名所の「三百年の松」の前を通り、内堀の橋を渡るとそこは内堀広場、左の写真は合気道演武大会の赤い幕が垂れ下がるテントが張ってある、その右横には放鷹術実演の立て看板があった。
早いものでもう1ヶ月前の話である。
放鷹術実演の場面が今夜も見られます。10時からBS-TBS ch161で先週の「女子才彩」で女性鷹匠・大塚紀子さんの再放送があります。
ネットで調べると合気道は、植芝盛平(1883-1969)が柔術・剣道などの武術を極めて約70年前の昭和初期から新しい武道として広めた。合気道では、敵を倒すための技を鍛練するのではなく、自分自身の気を稽古によって練り、自己の心身鍛練を目標としているので合気道では基本的に試合を行いません。この勝ち負けを問わないスポーツに面食らいました、勝ち負けのない、勝ち負けに拘らない合気道は他の武道と大きく異なり、今までの人生観が変わる想いがします。
先日の続きです、演武は二人の技の申し合わせのように見えました、打ち込んでくる相手を関節技をかけて、掛けられた方が円運動の動きで受けています。
合気道の基本は自分から攻撃するということがありませんが演武では攻撃と受身の円運動の連続でした。
演武では形の上では、相手から攻撃されてそれを捌くのが合気道の動きです。動きは大小の円運動の連続のように見えます。
合気道は円運動によって相手の力を受け流し、相手の力を利用して技をかけます。
合気道の動きの基本は円運動で、基本通りに動けば合理的な動きで怪我をすることもなく、老若男女全ての人が稽古に参加できると言われています。
合気道の基本技は、稽古者それぞれのレベルに応じていかようにも行え、また、様々な応用技にも通じるものといえます。
女性同士は双方が立った姿勢で技を掛け合う「立ち技」のみの演武でした。合気道の動きは円運動で、直線的な運動はほとんどありません。上体の移動、腕の運動などは、大小の円周上を弧を描いて行なわれます。
何種類かの基本技を、若い方が年配の上級者に掛けて、上級者が正確で無駄のない円運動の技を繰り返していました。
周囲で立ち歩く男性は女性同士の演武でずれた畳を直す男達です。
技をかけるほう(取りといいます)が上級者の方が取りも受身もやはり上手のように見えます。
合気道には蹴るなどの足技はありません。合気道には相手を倒す思想が無いので試合が無い。
男性同士の演武では膝をついた姿勢で、技を掛けられる方(受けといいます)が立ったまま技を掛ける 「半身半立技」、およびお互いが膝を立てた状態で行う「座り技」の演武がありましたが女性同士ではみられませんでした。
素人目には相手の腕・ひじに同じような関節技を掛けているように見えますがいろいろな技の演武であったと思われます。
その他に男性同士の演武には剣、杖などの武器技がありましたがこれも女性の演武にはありません。
柔道などと同じように段位制をとり、稽古場では初心者は白帯、有段者は黒帯と股下の胴衣の上に黒袴を着用。
流れるように技を掛け、流れるような円運動の受身の連続でお互いが十数回の技を掛けたり、受けたりの演武でしたがやはり、上級者の方は素人目にも綺麗な円運動を見せていました。
たった一度の演武の見学では合気道を知ることはかないませんが合気道愛好家の内、女性:男性の比が1:3と他の武道に比較して女性の比率が高い、人気がある武道のようですが年寄りには太極拳の方が無難のような気がします。
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