横濱中華街
横濱中華街春節のイベントスケジュールは日曜日の24日で幕となった。次のイベントは3月20日の横浜媽祖祭である。
横濱中華街の歴史は幕末の横濱港開港とともに、華僑といわれた多くの中国人が横浜新田居留地に来住したのが始まりらしい、これが150年の歴史がある現在の中華街となった。
前々から疑問に思っていた華僑と華人の違いは、冗談のような不真面目に考えていたのが有名な大きな老舗を見ていると、巨像のような虚像は。・・・華僑とは日本に来て商売などが佳境に入っている人で日中友好の架橋となっている中国人を華僑と呼ぶとか、あるいは広東料理店が一番多いので華僑の家郷は、飛んでいるものは飛行機以外、四本足のものは机以外は全て食べるという、食は広州にありの広東省から来た人。華人とはその家人でその中でも良い人が佳人ともいわれる・・・・???
日本では、華僑と華人の概念は中華人民共和国または中華民国(台湾)の国籍を有する者は「華僑」であり、日本国籍を取得したものは「華人」とされる。(ウィキペディア)どうやら華僑と華人の違いを一言でいうとこれが真相らしい。
横浜に来て三十数年も経ったが横濱中華街とその周辺は常に変化している。2004年2月に開通した、東急東横線と直通運転の横浜高速鉄道・みなとみらい線の終点が元町・中華街となり、渋谷方面から直通と便利になり、また中華街に一番近い駅となり、東の朝陽門に出入り口がある。3月16日からは更に東武東上線・西部池袋線・東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線の5社直通が実現し、埼玉西南部方面から観光客が直通で来られることになるので中華街にとっては大きなメリットと思われる。
2006年3月に開廟した横濱媽祖廟は海の女神として、世界各地の華僑・華人に信仰されている媽祖(まそ)を祀っている寺院です。春節の2月10日は天后門の下、横濱媽祖廟の前に設置されたいた媽祖の神輿の下を潜る華僑と華人で大混雑していたが2月16日午後4時に撮影した右の写真では神輿くぐりの人は見当たらなかった。
3月20日の媽祖祭ではこの神輿の運行が午後2時から行なわれる。中華街も関帝廟と媽祖廟の二つの廟(中国において廟は、祖先の霊を祀る場であるが民衆が敬愛する関羽などの英雄や古くから信仰される媽祖などの廟を建立して祀っている)が出来てから観光目玉も増えてお祭りも増えた。
二年前に東の朝陽門近くに開店した築地の寿司チェーン店、今年も築地市場の初セリで一番本鮪を超高値落札!でニュースで話題になったが中華街に24時間営業の「すしざんまい」が開店して、外国人観光客も多い中華街の様相が少し変わってきたのは否めないと思う。
春節の2月10日は獅子舞の採青(さいちん)を見物するのに中華街大通りは歩道も車道も大混雑で身動きが取れなく、大きなカメラを持っていると身の危険を感じる程でしたがレンズフードの紛失程度の被害で済みました。中華街大通りに交差する長安道・中山路・香港路・市場通り・上海路・南門シルクロードも午後4時からは獅子舞の採青を見ようと集まる群衆で歩くこともままならぬ大混雑でした。
一週間後の16日の中華街大通りでは、今度は天津甘栗売りのしつこい売込み、中華料理の安い食べ放題の呼び込みやチラシ配り、急激に増えたのが歩道まで椅子がはみ出して活況の開運?易者の店など、かっては大通りでは見られなかった光景です。ここ数年で増えたのがこのような店を手がけたり、その店員は新華僑といわれ、昔からの華僑とその後継者である二世・三世などの老華僑とは区別されているそうです。
横浜中華街にあるお店は約600店あるそうです。広東、上海、四川、北京などの中華料理だけでなく、食べ歩きの饅頭の店頭販売、喫茶やカラオケ、中華食品・中国茶などの中華食材、衣類・雑貨・工芸品などのアジア雑貨の店舗も多く、グルメやショッピングが楽しめるが中華街の新たな名物ともなったのが「中華料理の安い食べ放題」、「天津甘栗売り」、「開運易者」で、いずれも新華僑たちが手がけたものと言われるが昔からの中華街を知る者には五月蝿く目障りであった。
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