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2013年3月

2013年3月30日 (土)

鶯色あれこれ

091121_01 ウグイスは笹薮などに潜んで「チャッチャッ」「ジャッジャッ」など地鳴きの笹鳴きをしていることが多く、滅多に姿を見せることはない、繁殖期の♂は保護色となる笹薮の中や低木の梢で頭から尾まで水平にしてとまる特徴がある、日本三鳴鳥(鶯・大瑠璃・駒鳥)の一つと言われるさえずりは美しく、2911 有名な「ホーホケキョ」は声が聞こえても姿は見せないことが多いので、いつもは鳴き声が聞こえても写欲が起こらないのが藪の中のウグイスであった。そのウグイスが花と言えばサクラ満開の時期に、日本人が好きな花見の時期に「法、法華経」とさえずっていたのでAtami_10510_2 ある。
ウグイス色とは灰色がかった暗い黄緑色の地味な色であるが「梅に鶯」とよく間違われているのが「チィチィ・・」と集団で梅の花蜜を吸いに来る、抹茶色に近い柔らかな黄緑色の目白を鶯と間違えている人が多いと言Dsc_01 れる。このようにウグイス色と言えばメジロの体色のような色を連想する人が多い、ウグイスとメジロを混同している訳は身近にも、ウグイス豆やウグイス餅などがメジロの体色で販売されている、本当のウグイス色よりもメジロ色の方が美味しそうに見える。ウグイス餅は求肥や甘味をつけた餅などであんを包み、両端を細くしてウグイスの形に似せ、仕上げに青きな粉(青大豆から作る薄緑色のきな粉)をまぶした和菓子。Photo_2 この鶯餅の歴史は古く豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を茶会に招いた時に「珍菓を作れ」と命じ、秀吉が気に入って「鶯餅」と名付けよと菓銘を下賜したそうな。
お茶と言えば深緑色の緑茶を指すが茶色と言えば緑茶色ではなく番茶を煎じたほうじ茶の茶色である。緑色ではなくブラウン色のお茶といえば、ほうじ茶やウーロン茶ですがこれらはまさに炒って作るお茶、かつてはこのようなお茶が一般的だったようです。

鶯や 稀に楽しむ 烏龍茶 

Yamanotesen今年の1月16日にまたまたウグイス色の人気に気付いた。朝日新聞デジタルの記事である。以下はその内容であるが山手線の写真は掲載されていた写真とは別の写真である。その見出しは「懐かしい全面ウグイス色の山手線50年記念で全面復活」記事の内容は「東京都心を走るJR山手線に16日、「ウグイス色」と呼ばれた緑色で車体全面が覆われた電車が復活した。同線に緑色の電車が登場してから12月で50年になるのを記念し、今年末まで1編成を運行する。
 午前9時40分すぎ、緑色にラッピングされた電車が東京駅の4番線に到着すると、ホームにいた乗客の中には撮影をする人たちもいた。車内のつり革広告には、電車と沿線風景の50年間を振り返る写真があしらわれている。
 山手線は1925年11月に現在のような環状線になった。緑色の電車が登場したのは1963年12月で、88年まで運行した。JR東日本の担当者は「高度経済成長期の元気だった時代を思い出してもらいたい」と話している。

103yamanote NHKの同じ記事ではウグイス色の表現はどこにもない単なる緑色であった「都心を走るJR山手線が、シンボルカラーとして緑色を採用してからことしで50年となることから、JR東日本は、かつて運行されていた車体全体が緑色の列車を復元し、16日から運行することにしています。 復元されたのは、昭和63年まで運行されていた車体全体が緑色の山手線の列車です」
朝日新聞は「天声人語」が楽しみで購読している新聞ではあるがまさか堂々と国鉄時代の黄緑色をウグイス色と表現するとは想ってもいなかったが真のウグイス色を知らない人にはこの色が鶯色と記憶される。ああ~勘違い!これもひとつの文化と言ってしまえばそれまでの事である、何も目くじらを立てる必要はない。
さて、電車の話が出たので撮り鉄気分になったが3月には撮り鉄さんには話題が多かった、その一つは旧東横線渋谷駅は1927年に開業した。15日夜、旧駅の最後をカメラに収めようとする利用者らでホームはごった返し、電車が到着するたびにシャッターを切る音が響いた。東横線の各駅や線路際で撮影する大勢の撮り鉄の姿が見られた。また小田急線を地下化する工事がほぼ終わり、23日の始発から地上にある九つの「開かずの踏切」が撤廃。東北沢、下北沢、世田谷代田の三つの駅(東京都世田谷区)のプラットホームが地下へ移される。地元住民らは「慢性的な交通渋滞が解消される」と期待している・・・このような内容の記事であった。


先日、朝鮮長元坊の撮影で民家の庭先に無断で入り、警察沙汰を目撃してきたが、撮り鉄の撮影でもホームでの混乱した撮影や線路の中に入り、危険な撮影をする無法者が見られた、目くじらを立てなければならないのはこちらの方である。趣味の世界であるので花鳥風月を愛でる心を忘れてはならないと想う今日この頃である。

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これがウグイス色(灰黄緑色)の鶯の背羽です

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キョキョ・・・ケキョケキョ・・・とけたたましく鳴く谷渡りもある

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染井吉野の古木の上の鶯

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暗い処、ソメイヨシノとウグイス

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サクラの陰でホーホケキョ

やはり、ウグイス色のイメージはウグイス餅やウグイス豆にあるような、メジロの軟らかい黄緑色を連想する人が多いのが日本人の感覚であると想う。それに今年は山手線の黄緑色、ウグイス色が拍車をかけたかも。

  • 2013年3月28日 (木)

    桜花と小啄木鳥

    キツツキの仲間で最小のコゲラは雀よりもチョット大きいL15cm、漢字では小啄木鳥と書く、普段は樹上で昆虫や蜘蛛類を採食、秋にはマユミの実など好みの木の実などを食べる、春爛漫には桜の花蜜も吸う。
    染井吉野が満開であった今週の日曜日以降は天気がスッキリしないが花冷えで花は長持ち、早咲きのオカメ桜は散り横濱緋桜は花の盛りは過ぎていたがソメイヨシノはこれから赤みが強くなる時期が来るとまだ大勢の花見客を迎えることになるだろう。その後も遅咲きの桜、八重桜の関山(かんざん)、新潟の桜・梅護寺数珠掛櫻(ばいごじじゅずがけさくら)、花が開いたときには緑色であるが、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなる珍しい御衣黄(ぎょいこう)桜など78種1600本の桜がある桜の名所100選の県立公園である。

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    3月24日(日)撮影 公園のほぼ中央にある一番大きい紅枝垂れ桜、染井吉野よりも少し開花が早い、咲き始めの周囲のソメイヨシノが白く見え、紅シダレは淡いピンク色に染まる、モモの花が鮮やかな桃色の処である。酒を酌み交わしながら色々な花を愛でることが出来る、花見の時間になるとこの桜の周囲が大勢の花見客の一等席となる。
    この紅枝垂れ桜も今年は三本の添木があった。昔、桜の写真を撮っていた時分に日本三大桜の樹齢2000年のエドヒガン桜・山高神代桜(山梨県北杜市)、樹齢1500年のヒガン桜・根尾谷薄墨桜(岐阜県本巣市)、樹齢1000年のベニシダレ桜・三春滝桜(福島県三春町)はいずれも十数本から三十数本の太い添木で支えれれていた巨木である。このベニシダレサクラもいつかはこれらの巨木と同じように沢山の添木で支えられる名木になるだろう。
    八年前は乳母車に乗ってきた孫も今は野球のリトルリーグのメンバーである、月日の経つのは早いもので、桜から転向して野鳥撮影も八年が過ぎると昔お世話になった鳥友もあまり見掛けなくなった。
    散る桜 残る桜も 散る桜(良寛辞世の句)

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    ソメイヨシノの花蜜を吸いに来たコゲラ君、桜花の花蜜で謳歌。

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    メジロやシジュウカラとは異なり枝に乗らず幹の近くの花蜜狙い、ヒヨドリのように花を散らさずエライ。

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    葉が出ているので大島桜か?染井吉野の花蜜の後は朽ちた桜の枝で花を背に無心に虫探し

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    野鳥図鑑には「サクラの花蜜を吸う」と記載されていたがソメイヨシノ以外の桜の花蜜は吸わないのか? やはり狙うのは・・・

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    目ツキから 虫探しかと 気付きか

    2013年3月26日 (火)

    鳰の花見

    十年ひと昔というがもう十数年になる昔のこと、新横浜駅から「のぞみ」の始発で京都駅で乗り換えて、JR湖西線で近江八景のひとつ堅田の落雁(満月寺浮御堂)のある堅田駅まで月例会議に3年間通っていたので琵琶湖には縁(えにし)を感じる。
    春場所東十両十三枚目で十勝五敗で勝ち越した滋賀県大津市地元出身の「鳰(にお)の湖」の四股名は琵琶湖の古称に由来して付けられた。「鳰(にお)の湖」とは「水鳥が集まる湖」という意味を持ち「鳰」は滋賀県の県鳥カイツブリのことである。
    日本産カイツブリ類では最小のL26cm、「鳰の湖」も新弟子検査では身長が足らずで
    不合格、舌足らずの解説となるが身長の低い新弟子を対象とする第二検査受験者で関取(幕内・十両以上)に昇進した豊ノ島・磋牙司・益荒海に次いで4人目の合格者となった、関取では小兵の身長173cmの「鳰の湖」である。

    満月寺浮御堂は琵琶湖の湖上に浮き巣のような小さな御堂がある。鳰(かいつぶり)の巣は鳰(にお)の浮き巣とよばれた巣で繁殖する、桜百選の桜満開池の浮き巣も花の時季には花鳥風月が雅である。

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    花曇りの下、朝8時頃♀の交尾のお誘いにようやく上に乗った♂、桜花のブラインドで洒落た交尾、それとも春の宴を桜のモザイクで隠すのか?

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    交尾から4時間後の正午には曇り空も明るくなった留守番の♀が桜の下で♂をマツ

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    鳰(にお)の浮き巣は桜が満開であった、鳰の花見のようである。

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    花見しながら浮き巣の上で♂を待つ♀、♀の誘いにウロウロするだけの♂、巣に近づいては離れ♀がやきもき?

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    巣の回りをウロウロする♂、♀は♂の動きに合わせて短い尾の尻を♂の位置に尻を持っていくとは知りませんでした。

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    健気にも尻を移動するそんな♀の動きに知らん振り、♂は巣の補強に精を出す、今が盛の♀未来に精を出す♂。盛と静が清々、済々するのはいつになるのか。

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    待ち焦がれる♀この♀のケツマツはどうなるのか、素知らぬ風に弁足でスイスイと泳ぐ♂

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    必死に尻を向ける♀、無視するかのような♂、今か今かと見ているとこっちの方がイライラする

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    すれ違いの♂と♀、30分もイライラする・・・ハラハラはしないが腹が空いたので交尾の撮影は諦めた、桜の散る前にもう一度挑戦したい処である。

    2013年3月25日 (月)

    桜に鶯

    さまざまなこと 思ひ出す 桜かな 芭蕉

    八年前にカワセミの撮影で鳥撮りをデビューした桜の名所百選の公園へ花曇の日曜日に花見がてらの撮影に出かけてきました、久し振りにお会いした地元のSさんに桜に来る鶯の縄張りを教えていただきウグイスを撮影してきました。3月の花見も異例ですが今年も梅に来なかった鶯が桜にくるとは、あな埋でしょうか。

    冒頭の公園にあった芭蕉の句、芭蕉と聞いただけで名句に思いますが、俳句なのか川柳なのか桜と鶯を五・七・五にひねってみましたがいくらメイクしても冴えない句ばかり、迷句になりました。

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    黒幹に 鶯来たり 珍しや

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    梅に来ず 桜に来たか 鶯が

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    花愛でて 桜啄ばむ 花見鳥 

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    花匂う 見て聞いて愛でる 法法華経

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    見て聴いて さくらウグイス 花見頃

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    満開の 隙間から撮る ホーホケキョ

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    花曇り 鳴きけたたまし 谷渡り

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    花芽出る ウグイス愛でる 花見かな

    2013年3月23日 (土)

    蛇に挑戦、朝鮮長元坊

    朝鮮といえば、敗戦後五歳の時に満州から引揚げる際に朝鮮半島を縦断して父母と釜山港から引揚船に乗船した微かな記憶がある。朝鮮で想い出すのは小学高学年の時に担任の先生が上機嫌で教えてくれた日本の講和条約締結、この頃朝鮮半島では朝鮮動乱(朝鮮戦争)と38度線が話題であった。直近では北朝鮮の世襲三代目の金正恩(キム・イルジョン)第一書記の核実験と弾道ミサイルで世界に挑発、いまだに埒が明かない拉致問題。南朝鮮では女性初の韓国大統領に就任したばかりの朴槿恵(パク・クネ)大統領の気になる対日政策と竹島問題などがある。

    長元坊は隼の仲間でありながらチョウゲンボウと呼び猛禽に相応しくない名前の由来は諸説あるようですが雄の青灰色の頭が長元という名前のお坊さんの剃髪頭に似ているから長元坊と付けたと言う説があるそうです。

    今年の干支はえ~と・・・癸巳(みずのとみ)の巳年、へび年です、チョウゲンボウの獲物としてはネズミ・カエル・トカゲ・バッタや昆虫などを見かけますが蛇はあまり見ません、三日目に偶然にも干支の蛇の捕り物帳です。

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    三日目は碍子の上にとまったのが午前中の9時23分

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    正面に回っての撮影にも動ぜず

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    飛び出しは残念ながら後ろ向きであった

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    移動して人工物は相変わらず、電柱の腕木

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    電柱腕木から獲物を見つけたのか飛び出しです、この時に蛇?

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    温室屋根の上でヘビを掴んでいます、ヘビがまだくねくね動いていますので獲りたてです、屋根に名前が見えるので場所が分かります。

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    まだ生きている蛇の扱いに苦戦中?ヘビー級のファイティングか

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    温室屋根からヘビを掴んで飛翔の開始

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    尾羽を開いてヘビホバの開始

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    12枚の尾羽を全開してのホバリング

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    ホバしながらのヘビー級の採餌かな?

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    ヘビをぶらぶらさせながらのヘビホバでした、豆粒のような大きさをここまでトリムして見ましたのでヘビの種類は不明です。
    この後は「近くて便利な」セブンイレブン前の電線に片足でとまり、採食を始めた時にヘビを落とした様子が「遠くて不便な」温室屋根の上を撮影していた場所から微かに見えました。この日の初見から見失うまで約20分間、ヘビに挑戦する朝鮮チョウゲンボウの捕り物と撮りものでした。

    2013年3月22日 (金)

    朝鮮長元坊

    図鑑にも載っていない朝鮮長元坊(チョウセンチョウゲンボウ)が県下の農耕地に出たとの情報を地元の鳥友から戴いてから出掛けたのは3日も経ってから、最近は直ぐに行動を起さないことが多いと反省の日々。初日は昼過ぎに家を出て現地到着は1時半頃、畑を挟んで農道と歩道に約100人位のカメラマンが鳥待ちの様子、他にも数ヶ所で数人の鳥待ちがあった。1時間位カメラマンの様子を遠目に見ながら橋の袂で待機していると1/3位のカメラマンが三々五々に帰り支度で人が少なくなってきた。後からやって来たご無沙汰している顔見知りの鳥友と話し込んでいると農道に待機していた一団に動きが出たので急いで車に戻り、初見の朝鮮チョウゲンボウが飛んで来た民家近くの駐車スペースに車を置いて、カメラを担いで撮影を開始したのは2時40分頃であった。この日は民家の庭にカメラマンが無断で侵入して撮影したので警察官が来るトラブルが発生した、一部の公序良俗を守らない鳥屋がいると大勢の善良な鳥撮りが迷惑する。
    二日目はお彼岸の中日にも関わらず朝から一日掛かりで朝鮮に挑戦となった、お彼岸にご先祖様をほっといて来た罰が当たったのか午前中は全くの空振りであったがようやく1時前に民家のTVアンテナの上に来た。二日間とも人工物ばかりにとまる朝鮮長元坊と言われているチョウゲンボウであった。

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    想いもかけない珍しい処、民家の二階の戸袋の上にいた、これが朝鮮と呼ばれている全体が白っぽいチョウゲンボウ♂の初見であった。淡い茶色の背羽と胸・腹の黒斑が小さい、図鑑が無いので確認できないが本当に朝鮮長元坊なのだろうか

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    農地の方を見ている様子、涙目に見える髭も色が薄い

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    撮影開始5分後にここから飛び出して新幹線の方に飛び去る、この時は餌捕りはしなかった、これらが初日の写真である。

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    二日目のお彼岸の中日、6時間も待ち草臥れて夏日に近い陽気で車の中でウトウトと船を漕いでいると車外が騒がしい、直前の民家の屋根にある地デジアンテナにチョウセンボウがとまっていた。

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    3,4分後に飛び出し

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    普通のチョウゲンボウと比べると背羽の色も淡い

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    飛んだ先は近くの電線で農地を見下ろす

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    白い腹を全て見せての飛び出し

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    電線の次は工場の屋根、林家木久扇ならば「や~ね」と言うところ、樋になぜとまると問いても無言の見返り。

    二日目は12時53分から約7分間で三ヶ所の人工物ばかりにとまる朝鮮であった、自然物にも挑戦してもらいたいものだ。
    帰路に菩提寺に寄り、満州から朝鮮半島を縦断して一緒に帰国した父母の墓参りを済ませた。

    2013年3月21日 (木)

    柳に野原鶫

    柳葉川原の柳に虎斑木菟が6羽いたのはDsc_10211 二年前の2011年2月であったが今度は柳に野原鶫である、柳の木の天辺では四十雀が柳の新芽を採食していたがグラウンドでミミズを採食していた野原鶫が柳の木に休憩でとまった。今回も参考に4年前の木どまりのノハラツグミを貼りました。

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    細い枝が多い中でご休憩

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    ミミズをいっぱい食べての欠伸?

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    飛び出しにも関わらず羽をたたんだまま

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    この日一番の枝葉のない処にとまってくれました

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    柳葉で隠れますがトラフズクの時よりはマシです

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    カメラマンが必死に写真を撮っていますが例によって羽をだらりと柳に風と受け流すような様です

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    全身を撮らせてくれませんが柳の幹を脇息にして威厳?ありや否や

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    柳生新陰流なのか折角のストレッチの場面も柳の陰で密かに

    2013年3月19日 (火)

    野原鶫

    初めてノハラツグミを撮影したのはDsc_67611 四年前の平成22年弥生三月中旬であった。初見・初撮りの望みをかけて始発の新幹線「のぞみ」で京都駅まで2時間ジャスト、全国の稲荷神社の総本社である千本鳥居で有名な伏見稲荷や見事な紅葉を観光した東福寺、10玉のDsc_68191_2 裏面にある宇治の平等院などへの観光で乗車したことがあるJR奈良線に乗り換えて宇治市木幡まで、新横浜駅から3時間弱で行ける撮影地であったのを今でも覚えている。
    この二枚の写真はその時の思い出のノハラツグミである。今回のノハラツグミよりも腹の黒斑が多い。

    今回のノハラツグミも水浴びが出来る川原近くの野球場のグランドでミミズなどを採食していた。

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    グランドの芝生でミミズや昆虫の幼虫?などを採餌していた

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    ここのノハラツグミはいつもこのように羽を下げている

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    餌探しで胸を張り羽を下げてグランドを闊歩する

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    ツグミの仲間はこの羽をぶら下げるスタイルが好きなのか?

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    ミミズを見つけて咥えても羽は下げたまま

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    いつも胸を張り常時羽を下げるのが好きなノハラツグミであった。京都で見たノハラツグミはこのような姿は見せなかった。

    2013年3月17日 (日)

    繍眼児と河津桜

    今年の「河津桜まつり」は0680_4 2月5日~3月10日であったが満開が遅れたので引き続き「かわづ春うららまつり」として3月11日~3月17日まで延長されたのである。桜まつりの期間中毎日18-21hまでライトアップされていた名木のひとつ「音蔵(おとくら)の桜」は葉が一部出てきたが満開と変わらぬ花勢、この音蔵の桜付近で撮影したメジロ、満開により花蜜を奪い合う目白押しは見られなかった。
    撮影日3月11日

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    普通のメジロの漢字は目白であるが別に繍眼児(しゅうがんじ)と書いてメジロと読ませる。刺繍の繍は「ぬいとり」メジロの目は白い「ぬいとり」から繍眼児。辞書には眼白もある。写真は「チー、チー」という地鳴きで鳴き交わす様子。

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    薄曇空の下、満開の河津桜の中で吸蜜のメジロ、花の蜜を好むことから「はなすい」とも呼ばれる。

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    次の吸蜜はどのロハの買わず桜にしようか

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    河津桜の枝からの飛び出し

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    どの蜜がが甘いのか、メジロも目を白黒して迷っちゃう!

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    花蜜の蜜腺は花びらの基部の内側にある。花が咲くと蜜が分泌され、花に来訪するメジロの嘴は昨日の花芽を食べるウソとは違い吸蜜に適し細い。

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    早春は「チー、チー」と梅や桜の花に群がる様子がよく観察される

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    動きが早い上に花の少ないところに来ないと写真は撮り難い

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    満開の花盛りの中でやっと撮れた一枚

    2013年3月16日 (土)

    鷽とウソ

    三月中旬は卒業式のシーズンである。三年前に高校受験をした娘の長男に九州旅行の折に大宰府天満宮で合格祈願を授かってきたが、その孫も昨日は無事に卒業式を迎えたのである。
    この太宰府天満宮で学問の神様、菅原道真公のお使いの鳥となった鷽のウソのような話を知ったのも三年前である。
    鷽が天神様ゆかりの鳥になった経緯は道真公が蜂の大群に襲われたとき鷽が助けてくれたという伝説と太宰府境内の樹木につく害虫を駆除してくれたという言い伝えがある。ウソかマコトか鷽と学問の旧字の「學」がなぜか似ているのも不思議に思える。鷽の最高の出番は鷽が関わる神事が今に伝ある。
    「鷽替え神事」と呼ばれて鷽は幸運を招く鳥とされ、毎年新しい鷽鳥に替えるとこれまでの悪い事がウソになり一年の吉兆を招き開運・出世・幸運を得ることができると信仰されてきた。江戸時代より亀戸天神や湯島天神で幸運を招く意味から初天神の一月二十五日に、この鷽鳥を木彫りにした「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」これも江戸っ子の洒落なのか。今日では幸運を招くことから木彫りの鷽も合格祈願として受験生に人気があるようだ。

    天神様と言えば梅と鷽鳥ですが河津桜の地元では白梅の花弁が散った萼(がく)片にその鷽が採食に来ていた。
    撮影日3月11日

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    鷽の♂ですの採食です「鷽替え神事」では喉元を赤く彩色した木彫りのウソはこの♂がモデルです。

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    鷽は日常あまり馴染みがない鳥ですがこれは腹に赤味があるのでアカウソです、もっと腹が赤ければ真っ赤なウソです。

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    花弁が散ったあとは赤色の萼(がく)片が残っているので紅梅と見間違うがこの梅は白梅。

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    アカウソ♂とウソ♀のニワトリ(二羽撮り)

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    撮影地は峰温泉の堤の遊歩道、遊歩道の川岸は河津桜の満開(葉が出てきた)反対側はところどころに河津桜、その合間に白梅・紅梅・桃の木がまばらにある、その中にある花弁が散った白梅に来たのである。

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    梅の実の基を採食する鷽は、天神様とかかわりの深い梅を採食とはをウソのようです、東京では平年よりも10日早く本日ソメイヨシノが開花されたそうですがウソは他のサクラよりもソメイヨシノの蕾を好んで食べるので桜好きには嫌われものです。

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    アカウソも天神様の縁(ゆかり)の鳥なのか、それにしては天神様のお使いが梅を食べ過ぎと想われます。

    2013年3月15日 (金)

    白梅に鷽

    似合うものの諺に「梅に鶯」というが実際に観察されるのは「梅に目白」である。ところが「白梅に鷽」が今日のお題である。

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    白い花弁が散ったのか、残った梅の萼(がく)片を美味そうに採食するウソの雌

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    萼(がく)片を落として愕然?

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    白梅の花弁がぼやけてまだ残るが殆どは萼(がく)片の枝

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    正面から見た採食中の鷽雌

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    萼(がく)から萼(がく)へと鷽の枝渡り

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    野に咲く梅は野梅(やばい)、鷽が梅をウメェーとホントのよう、萼(がく)を残らず食べたら野ばいよと愕然とする。
    実が一つも成らないと案ずるがこれは杏でなく、野梅の話。

    2013年3月14日 (木)

    河津桜と尉鶲

    野鳥撮影を始める前の林住期に於ける趣味の原点は全国の桜撮影であった。その原点回帰の桜撮影に今年は満開が遅れた河津桜にぶらりと行ってきた。
    2月5日~3月10日の河津桜まつり、今年は寒波の影響で開花が1週間~10日程遅れた影響で3月11~17日まで「かわづ春うららまつり」が引き続き開催されていた。
    撮影日3月11日

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    薄曇りから陽が出てきた朝七時、峰温泉付近の桜堤から川岸に降りて桜と菜の花を撮影中、満開を過ぎて葉がチラホラ出てきていた河津桜、その枝の中に動くものを見つけた!

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    朝7時まだ人通りの少ない遊歩道の脇の枝にここでは見慣れぬジョウビタキの後ろ姿を見つけた、急いで24-120mmのレンズを200-400mmに交換しての撮影

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    遊歩道脇の草むらに下りてから餌を咥えて枝に戻ったジョウビタキ♂が河津桜の枝の中、幹が邪魔になるがなんとか撮れる。

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    枝の蔭でカメラ目線、ホワイトデーに白斑が良く似合う。シルバーグレーの頭になっても義理チョコのお返しを忘れずに!

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    移動した枝に近づいて後ろ姿、見返りを期待したが・・・

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    数百本の河津桜の花の中ではこの枝で見つけたのが最後であった、約1分間は早春の一瞬の夢、この子も旅立ち前に桜とお別れの時期である、七時を過ぎると観光客も増えてきた。

    河津桜には何回か来ているが河津桜とジョウビタキのコラボは初見であった。

     

    2013年3月12日 (火)

    古ムーンの法師温泉

    誕生日の前後に毎年通っている法師温泉・長寿館、野鳥撮影の合い間に今年で5回目になる。今年は初めて近所のご夫婦と4人でやって来た。関越道を月夜野ICで降りて国道17号線の三国街道を約20分 走 り、猿ヶ京温泉の手前、湯宿(ゆじく)温泉にある道の駅たくみの里に左折する信号の手前、17号線の右側にある「やまいち屋本店」で遅い昼食をとる。0051_4 事前に調べたネット の情報ではここの「野仏そば」が評判と聞いていたので早速注文した。 石臼で挽いたそば粉で練った、挽き立て・打ちたて・茹でたての薫の高い蕎麦といわれているが野仏そばの内容は天婦羅・茸・イクラと・なめこと山芋の0261_5 四種にそばつゆをかけるサラダ付きの ソバであったが見た目より も腰があり、歯ごたえもあったが喉越しが滑らかに食が進んだ。0170_3 食後に「たくみの里」の野仏を見によったが3月2日~4月7日までは「つるし雛ひなめぐり」のイベント が行なわれていた。野仏とつるし雛を巡る途中でチェックインの時間が近づいたので目的地の法師温泉に向った。0141_2
    猿ヶ京温泉を通り過ぎると峠越えの山道、三国峠の手前、吹路から17号を左に県道261号に入りと毎年のように雪道であったが今年は道路左右の野原や畑には残雪があるが道には雪がない、この時期にしては珍しいことである。やがて雪を被った県境の山が見えてくるとそこは法師温泉の一軒宿、長寿館である。旧国鉄時代のフルムーン・キャンペーンで有名になった宿に二組の古ムーンが到着した。

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    長寿館玄関前に、昭和6年にこの宿に宿泊した与謝野晶子が詠んだ「草まくら手枕に似じ借らざん 山のいでゆの 丸太のまくら」の歌碑が雪に埋もれていたが歌碑の前だけは雪かきがしてあった。

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    与謝野晶子歌碑の前から撮影した法師温泉・長寿館の玄関、屋根にはまだ雪が残る。

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    毎回撮影している上原謙と高峰三枝子の旧国鉄のフルムーンのコマーシャル(昭和56年)、これで一躍法師温泉は有名になった、既に32年も経つ名作となってこの宿のお宝物である。今回は正面座敷と半々に撮影、栃の木の大きな火鉢や古い大きな柱時計、電気が引かれる前に使われたランプが吊るされているのが見える。

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    入浴前に凛とした趣がある静寂の法師の湯、明治28年(1895年)鹿鳴館風のレトロの風情が今に伝わる。

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    混浴時間に誰もいない静寂の時、女性の入口側から撮影した手前の温泉は底の石まで透けて見える、ときどき石の間からプクップクッと温泉の泡が出てくる。
    法師の湯の他に女性専用の長寿の湯と平成12年にできた露天風呂のある玉城の湯がある。

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    初めて近所のご夫婦と四人での食事、いつもの通りの地産地消の地元の豚・川魚・野菜・山菜・キノコなどの食材を生かした夕食でした。

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    翌朝は朝食前に男性には7時までの玉城の湯に入り、7時からは法師の湯で温泉のハシゴ。玉城の湯の露天風呂の後方にある、毎年お参りしている「ころり観音 」5分と「逢初の滝」8分を見物に裏山に向ったが今年は凍結した雪で長靴で滑りやすく歩くこと出来なく朝の散歩は断念した。ここから旧三国街道を4km歩くと三国峠、雪深く見える峠は晴天の上天気であった。

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    朝食も南魚沼産コシヒカリに温泉卵が美味かった。

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    帰路の昼食は渋川伊香保ICから30分のうどん茶屋・万葉亭の水沢うどん、食後に坂東十六番札所・水沢観音に参拝して予定の午後5時に帰宅、ご近所さんご夫婦との初めての法師温泉一泊旅行を無事に幕にした。

    2013年3月10日 (日)

    法師温泉の小鳥

    宿の周囲は雪に埋もれてまだ春が遠い、秘湯の法師温泉長寿館に遊びに来る小鳥です。

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    3月8日、本館二階の新館に面した三部屋の手前の部屋に宿泊 、看板が掛かった一番奥が上越線が開通した年に篭に乗って来た与謝野晶子が宿泊したといわれる部屋、その奥の屋根に雪が残る建物は玉城の湯。宿泊した十九番の部屋の階下はフロントに続く管理人室、庭には野鳥の餌箱がある。ここに毎朝餌を入れている様子である。

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    玉城の湯の前でシュジュウカラが 「ツピッ」と鳴いていた

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    ヤマガラが「ツツピーツツピーツツピー」

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    木陰の暗い場所にコガラがいた

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    苔の生えた石にヤマガラの餌探し

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    餌台に来たゴジュウカラ

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    ゴジュウカラの採餌は部屋の前の松の枝

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    部屋の真下に来たシジュウカラ

    三国峠の下、旧三国街道にある山の一軒屋、法師温泉のカラ類四種でした。

    2013年3月 7日 (木)

    サーカスの想い出

    理髪を手抜きするようになってもう二年が過ぎたが頭髪は抜毛・細毛・白毛の毛髪御三毛により、少しは長くなったが増えた毛がしない(気がしない)むしろ年々寂しくなる一方である。その代わり松の内からの体調不良で不精髭がのびて頭髪と違い髭は伸びるのが早い。ひと月半で顔中が猫灰だらけのような白い髭だらけ、外出時は季節の花粉防止マスクで顔を隠しているが新年会や旧いお友達、ご近所さんとの食事会などの飲食時は外すので無精ひげがあらわれて、霜焼けのように不愉快(冬痒い)極まりなく、不快な思いをさせているようだ。(それでもまだ不精髭のまま、歳をとるとますます頑固になるようだ)
    昔、子供の頃に読んだ本なのか、見た映画なのか今となっては記憶が定かではないが巌窟王(モンテクリフト伯)とああ無情(レミゼラブル)のストーリーなどがごっちゃになって記憶の片隅に残っているが、今の自分のこの髭面は巌窟王にあらずの偏屈王、ああ無情にも伸びた、ああ不精・・・髭である。
    子供の頃の時代は貧しかったが戦後の復興期の楽しみに見世物小屋とサーカス小屋があった、人の集まる寺社の境内や空き地に丸いテントを張り、見世物小屋やサーカス興行の光景が薄ぼんやりしたセピア色で今に蘇るようである。
    見世物小屋から近代サーカス、掛け小屋から丸テントとなった30数年前に家族で見物した岸根公園での公演(どこのサーカス団か記憶なし)、木下サーカスの1980年横浜アリーナ敷地の公演と2004年の横浜公演は全く記憶がないので見ていない。

    木下大サーカス創立110周年記念ツアー!奇跡のステージが9年ぶりに横浜で開催!
    こんな歌い文句でJR桜木町駅から200mの弁慶橋の袂近くで2月17日から5月7日まで興行している木下大サーカスを3月5日の平日に見てきた。「奇跡のホワイトライオン世界猛獣シヨー木下大サーカス 横浜公演
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    Webのローソンのチケット販売の宣伝文句では、「世界三大サーカスの一つとして、最大級のスペクタクルショーをお届けしてきた木下大サーカスは創立110周年を迎え、さらに進化し2013年春、9年ぶりの横浜公演を開催します。世界でも存在が稀であるホワイトライオンが登場する「奇跡のホワイトライオン猛獣ショー」や、地上15mに及ぶ空中大車輪で繰り広げられるアクロバット「Wheel of Death」、鉄骨で作られた球体の中を3台のオートバイが天地左右お構い無しに駆け巡る「オートバイショー」等、熱きアーティストたちがお届けする、興奮と感動に満ちた究極のファミリーエンタテインメントを是非お楽しみ下さい」
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    連れ合いと二人で行く予定であったが急に用事が出来たと言うのでワンデジとデジカメの2台のカメラを持って市営地下鉄(岸根公園→桜木町)で出掛けた。車内の中吊り広告と桜木町駅前で街頭ポスターをワンデジで撮影。

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    桜木町駅から2,3分で弁天橋の袂について赤いテントが見えたのでデジカメ撮影。弁天橋を渡るとここがサーカスの入口、開演11時の開始30分前に到着したが既に長蛇の列と入口は混雑していた。Photo_3
    一般自由席の最後尾に並ぶと最後尾の看板を持った係員が並んでも第一回目の公演は見られないと言う。二回目は13時40分である、指定席は空いているかと訊ねるとまだ空きがあると言うので今度は指定券売り場の列に並ぶ、売り場の窓口で指定券の様子聞くと一番高い席は正面から見えるリングAが2000円、B1500円、C1200円、リングAの後ろに階段状に席があるロイヤルブルー1200円、ロイヤルイエロー1000円。リングA・B・Cとも平坦の席で後ろの方しか空いてない、ロイヤルブルーは左右から見るリングB・Cよりも正面から見えるバランスの良い席との説明で前から5段目の真正面から見える130番席をゲットした。リングAは入場料3000円+2000円の5000円席であるが一番前が最高、平坦な席であるので前に大きな大人が座ると後ろの子供は見にくいことになる。
    たまたま快晴の平日の見物であったが団体入口では幼稚園児があふれていた、未就学児を連れた老人や主婦も多く、
    平日でも1時間以上の行列覚悟でなければ入場出来ない虞がある、前売りの指定券を購入しない限り、土日祭日はさらなる混雑を覚悟しなければならない。
    指定席を確認直後の開演15前に洗面所に行ったが仮設トイレは男女とも満員であった、男子用も幼稚園児が長蛇の列、席に戻った時は開演時間となり、場内は暗闇で自分の席に戻るのにも一苦労であった。
    外国人男女二人の道化師が大きな風船玉を何回も客席に投げ入れて、客が投げ返して会場を和やかな雰囲気にしてショーが開始、撮影禁止とは知らず、迷惑にならないようにストロボなしでワンデジを撮影時に座席後方から女性スタッフがカメラ禁止を通告してきたので場内で撮影の写真はありません。テントの外に掲示してある写真を撮り、演技の写真の一部に代用した。Kinoshita_0581

    これが話題の世界でも存在が稀であるホワイトライオンが登場する「奇跡のホワイトライオン猛獣ショー」実演中の外国人調教師の鞭捌きの写真。
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    前半最後の演目であった地上15mの高さの空中大車輪で繰り広げられる外国人二人のアクロバット「Wheel of Death」 (決死の空中大車輪)は日本初登場と言われる。金網の車輪がKinoshita_0621 ものすごいスピードで回って、金網の中でネズミがクルクル廻ると同じ動作を人間が行い、さらに金網の上を人が走ったり、逆立ちしたり、なわとびまで行なう。命綱がないのでちょっとでも足をふみはずしたら15メートルの高さから転落すると大ケガ・・・・無事に演技が終わると大拍手大喝采である。

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    正面客席からは一番奥に設置された「オートバイショー」は、直径6.5メートルの鉄格子上の球体「バイクホール」の中を2台のバイクが最初は水平方向に駆け回り、地球の重力を無視しPhoto_6 て水平方向から徐々に垂直方向へに走り回る!!昔見た時はは2台でも凄いと想ったそれが狭い球体の中で3台の疾走である、スリル満点のバイクショーである。(この場面は横浜公演より抜粋)Kinoshita_0483_2

    テントへの出入口方向から撮影されたテントの中の様子、建設現場のクレーンのような柱でテントを支えている。オープニングショーはこの天井からの吊りロープショーにからはじまる。鉄格子のバイクホールが左下に小さく見える、中央下に見える白いネットは最終プログラムの地上13m夢のダブル空中ブランコショーのセフティネット。この他のプログラムはアメイジングサフアリスペクタルではキリン(名前はマサイ)にお客が餌をあげる、シマウマ4頭の芸を女性外国人の調教師によるプログラム、タイからきた像の曲芸、ロシアン空中アクロバット、古典芸の坂綱・くだけハシゴ・肩芸の羽出しハシゴ、七丁の椅子を積み上げてのバランスの妙技がある。
    横浜公演前には昨年12月1日~2月3日まで沖縄県豊見城市、横浜の次は新潟市で5月18日~7月30日の予定となっている、年に4~5ヶ所を巡業して年間120万人の観客動員を誇る世界三大サーカスのひとつといわれる。
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    木下大サーカスは桜木町駅から3分、左奥に見えるコスモワールドの大観覧車コスモクロック21の割引券(700→400円)付きの当日入場券3000円(子供2000円)前売り券は2700円/1700円、前売り指定券は割引なし

    2013年3月 4日 (月)

    蹼足(ぼくそく)の嘴白阿比

    冬期の生息域は沖合いの海上といわれる、ハシジロアビを漁港内で観察してから約30分後に陸に上がって休息して仕舞うのはどこか怪我をしているのか、あるいは衰弱しているのだろうか?生活環境が洋上のハシジロアビが陸にあがり、蹼足(ぼくそく)で歩行する姿は夏期の繁殖地以外では見られないと思うと貴重な写真を撮ったことになる。
    夏羽移行中のライファーであり、趾(あしゆび)と趾の間に水かきの膜があり蹼足(ぼくそく)といわれる水かきの足(歩くときは水かきは閉じている)で地上を歩くのも初見である。

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    漁港の右奥にある岸壁の下、漁船陸揚げのスロープに上陸開始したのは14:48分であった。足の蹼(みずかき)を閉じて歩き始めである。

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    蹼足(ぼくそく)で海藻のゆるいスロープの陸上をヨチヨチと歩く姿は見る人によっては複雑な心境である。

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    水かきの裏側はオレンジ色?丸太のコロの代わりにスロープにある二本目のコンクリートを乗り越えるには7kg近くもある体重を両足にかけて、思い切り頸をのばして乗り越えようとするがここで一旦は躊躇なのかお休みなのか?

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    スイスイと水中では機能する蹼足(ぼくそく)も尻から出ているので浮力のない大地では歩くことは大の苦手らしい!二本目を乗り越えるには腹を摺りながらようやく乗り越える、海辺からここに来るまで約2mの距離を2分以上も掛かる。

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    2本目の海藻に覆われた垂木の上(実際は漁船陸揚げ用の丸太のコロに代わるコンクリート製の台型人工物)では夏羽移行中の星斑のような白斑がよく見える。

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    海藻の上で動かなくなり、脇息代わりのコロの横にコロットもたれ掛かって休息の開始、1時間以上もここで休憩とは洋上生活では1次的にも異状と思える

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    45分後の満ち潮の様子を視認中?雌雄同色といわれるので♂♀はわからない。

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    1時間後には此処まで潮が満ちると象牙色の太いナイフのような嘴に浪飛沫が突き刺さる

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    1時間10分後に満ち潮に乗って海上に楽な帰還、行きはよいよい!帰りは辛い!の真逆である。

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    閉じていた趾(あしゆび)を少し開いて、蹼足(ぼくそく)は水中では前に来た時は全開して後ろに蹴るそうです、体調も全快ならば良いが・・・昔カイツブリが水上で足を上げているのが尻に矢が刺さったように錯覚して見えたのが弁足であった、駆け出しの頃を思い出した。

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    休養の効果なのか、この後は長く潜水して一時は見失うが漁港の左にある駐車場の岸壁の横に浮上したのを確認して四時過ぎに現場を後にしたが地元の人なのか最後の一兵がまだ残っていた。

    2013年3月 3日 (日)

    嘴白阿比

    野鳥撮影とブログの再開を喜んでいただいた千葉県在住のご夫婦から昨日11時頃に電話とメールにより、ハシジロアビの情報を戴きました。普段の土日は休養日ですが折角のご好意と再開した勢いで11時半には九十九里浜にある漁港に向っていました、現地には二時過ぎに到着すると、セアカモズの現場で見かけた鳥撮りの人達が5,6人がひと気の少ない漁港で撮影中でした、コンニチハ・宜しくお願いしますの挨拶でお仲間に入れて戴き撮影開始です。到着30分後にはハシジロアビが陸に上がってしまいました。今日は陸に上がる前30分間に撮影した写真です。
    山渓の叶内野鳥図鑑によればこの鳥は冬鳥、生息する環境は沖合、まれに沿岸近くの海域、体が弱ったりすると内海や港などにも入る。行動は主に関東地方以北の沖合いに1羽で生活する、潜水して主に魚類をとる。日本で記録されるアビ類の中で最も大きいL83cmW147cm。これがハシジロアビの概要です。
    写真は距離の遠近で二台の旧型カメラをDXとFXに使い分けています。

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    餌獲りは終わった?時間帯なのか羽繕いをしていた

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    大きな淡い黄白色の嘴が目立ちます

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    30分間で10回くらい、立ち泳ぎしながら羽ばたきがあります、体下面は白一色です。

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    冬羽から夏羽に移行中なのか羽に白点が見えています

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    海中に右の足が見えます、少し上反した嘴と赤黒く見える目

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    近過ぎて全身が入りません、小さい目は赤目です、白点に見えたのは夏羽に移行中の白い羽縁、近くで見ると上嘴の方が少し長い、色は象牙色(黄色の薄い灰色)に見えたが本物のアイヴォリーを所有していないのでこれが象牙色といえるか象かは不明である。

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    後ろ半分は左の足を撮りましたが海中では動きや形がよく見えません

    2013年3月 2日 (土)

    背赤百舌

    きわめて稀な迷い鳥といわれるセアカモズは5年前に西表島で初見・初撮りのシマアカモズに似ていた。目先からの黒い過眼線はシマアカモズよりは短いが額から後頭・後頸は青灰色、頬と喉したは汚白色、背羽と肩羽は茶赤褐色で胸から脇の体下面は図鑑では淡いピンク色といわれるが淡い橙色に見える、嘴の先端と尾は黒っぽく見えました。大きさは百舌の仲間では小さいサイズのチゴモズよりも小さいL17cm。今日は昨日の続きで写真は全てトリムしてあります。

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    小春空に虫を咥えていますので鉄菅の上での採食です、菅食とでもいうのかここで完食でした。

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    また 採餌に飛び出した時の尻撮り、お尻が青白いとは知りませんでした。

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    淡い赤褐色の背羽と尻尾をピンと立てての飛び出しにピントが合いました

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    次はピン甘でしたが日本の野鳥図鑑に記述されている尾羽中央が黒ぽっいのが確認できる

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    百舌といわれるからには他の鳥の鳴き真似をするらしいがこの時は聞こえなかった、図鑑にはアカモズに似た声で鳴く、嘴の先端だけが黒いのでまだ若いようだ。

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    畑で捕えた昆虫の早贄(はやにえ)の場所探しかな?どうやら考え過ぎらしい。

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    低草木の上での虫取り

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    畑の中で尻尾も使っての仁王立ちは3本立ちの様

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    餌を見つけたのか、黒い足で土を蹴散らせての飛び出した時の腰の色は光線の加減なのか青白というよりも白に見えた

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    菜園の棒の上でボーット遊び、脇腹の汚白色部分に波状とか鱗状といわれる横斑が少し見えます、まだ若いのでしょうか

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    別の棒杭からの飛び出し

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    家庭菜園の中でヒマワリの枯れ茎にとまる、やはり人工物の棒杭よりも自然が似合う

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    最後はバックからの写真です、尾は短めで角尾に近い形でした

    2013年3月 1日 (金)

    背赤鵙

    大変ご無沙汰しております。野鳥撮影は昨年11月中旬から3ヶ月振りです。この間に鳥友からは何回も珍鳥情報を戴いていましたが正月に体調を崩した後は休眠しておりました。これからはスギ花粉の季節ですが30年以上のスギ花粉症患者には辛い季節ですがクシャミは人の噂よりも生きている証であると有り難く思ってやり過ごす覚悟でいます。
    先週中頃に県内にきわめて稀な珍鳥のセアカモズが出たとの情報を地元の鳥友や親しい鳥友から戴き、ようやく重たい腰を上げたのが昨日です。東名・海老名JCTの近くの事故に遭遇して自宅から2時間以上もかかり、出鼻をくじかれましたが今年の野鳥の初撮りは大勢の方々にお会いすることが出来まして順調な滑り出しでした。 撮影日2月28日11時ー15時 ノントリ編

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    新幹線の鉄条網や畑の中の柵・鉄棒などの人工物に止まります。

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    畑の中や草原で昆虫を捕まえるとこの木の枝で採食

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    餌を探すお気に入りの枝

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    畑の畦での採餌

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    耕運機を入れた直後の畑に採餌で下りてくる

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    畑からの飛び出し

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    家庭菜園の棒の上

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    飛び出し

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