桜花と小啄木鳥
キツツキの仲間で最小のコゲラは雀よりもチョット大きいL15cm、漢字では小啄木鳥と書く、普段は樹上で昆虫や蜘蛛類を採食、秋にはマユミの実など好みの木の実などを食べる、春爛漫には桜の花蜜も吸う。
染井吉野が満開であった今週の日曜日以降は天気がスッキリしないが花冷えで花は長持ち、早咲きのオカメ桜は散り横濱緋桜は花の盛りは過ぎていたがソメイヨシノはこれから赤みが強くなる時期が来るとまだ大勢の花見客を迎えることになるだろう。その後も遅咲きの桜、八重桜の関山(かんざん)、新潟の桜・梅護寺数珠掛櫻(ばいごじじゅずがけさくら)、花が開いたときには緑色であるが、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなる珍しい御衣黄(ぎょいこう)桜など78種1600本の桜がある桜の名所100選の県立公園である。
3月24日(日)撮影 公園のほぼ中央にある一番大きい紅枝垂れ桜、染井吉野よりも少し開花が早い、咲き始めの周囲のソメイヨシノが白く見え、紅シダレは淡いピンク色に染まる、モモの花が鮮やかな桃色の処である。酒を酌み交わしながら色々な花を愛でることが出来る、花見の時間になるとこの桜の周囲が大勢の花見客の一等席となる。
この紅枝垂れ桜も今年は三本の添木があった。昔、桜の写真を撮っていた時分に日本三大桜の樹齢2000年のエドヒガン桜・山高神代桜(山梨県北杜市)、樹齢1500年のヒガン桜・根尾谷薄墨桜(岐阜県本巣市)、樹齢1000年のベニシダレ桜・三春滝桜(福島県三春町)はいずれも十数本から三十数本の太い添木で支えれれていた巨木である。このベニシダレサクラもいつかはこれらの巨木と同じように沢山の添木で支えられる名木になるだろう。
八年前は乳母車に乗ってきた孫も今は野球のリトルリーグのメンバーである、月日の経つのは早いもので、桜から転向して野鳥撮影も八年が過ぎると昔お世話になった鳥友もあまり見掛けなくなった。
散る桜 残る桜も 散る桜(良寛辞世の句)
ソメイヨシノの花蜜を吸いに来たコゲラ君、桜花の花蜜で謳歌。
メジロやシジュウカラとは異なり枝に乗らず幹の近くの花蜜狙い、ヒヨドリのように花を散らさずエライ。
葉が出ているので大島桜か?染井吉野の花蜜の後は朽ちた桜の枝で花を背に無心に虫探し
野鳥図鑑には「サクラの花蜜を吸う」と記載されていたがソメイヨシノ以外の桜の花蜜は吸わないのか? やはり狙うのは・・・
目ツキから 虫探しかと 気付きか
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