時空の旅:弘前公園の花筏
歳いくと未来の時間は少なくなり過去は十分にある。過去を顧みて、現在を生き抜き、未来を考える。時空を超えた旅を楽しむ、八年前へタイムスリップした花筏の想い出である。
ぱっと咲いて潔く散る桜は、花は桜木、人は武士 と言われたように桜は散り際が美しいもの、武士もまた潔く死に際が潔いもの、その儚くも散った桜の美しいのが散り際に花吹雪となり、花弁が水面に浮かぶ花いかだ。
好きな作家のひとりだった司馬遼太郎氏をして「日本七大名城」と言わしめた、三重の濠に囲まれた美しい城は、東北の遅い春に園内2600本の桜で埋め尽くされ、いたる処に花筏が浮かぶ、津軽の街を見守り続けてきた弘前城は津軽の出身でなくても郷愁の原風景と成り得る。
今朝は高速道大渋滞のニュースで大型連休の後半に入ったが弘前は今日も冷たい雨、明日も雨の予報で晴天は5月5日、これでは桜の満開はいつか、6日までの「さくらまつり」も予定を繰り下げて7日8日を準さくらまつり日にしたと昨夜6時ごろに観光協会からメルマガが届く。なにかようか(7日8日)の初めて聞く「準さくらまつり」
それでは8年前に時空間旅行、ブログを始める一年前であったにも関わらず野鳥と花筏のコラボショットが数枚あった。全て桜と花筏絡みの写真旅行である。
5月9日より暫くこの野鳥ブログは休刊します。
内濠に咲いた花筏を切り分けて泳ぐコブハクチョウ
花筏の濠端に佇むカルガモ二羽
遠く花筏の中に泳ぐのは鴨かも
本丸の上に咲く桜から散った花弁が内濠の石垣に添って流れるような花筏
西濠の花筏の中で舟遊びに興じる人、船上からの満開の桜見物も乙な風景と想われる
桜のトンネルから西濠を望む、ソメイヨシノ古木の下に花筏が涙のように流れる
散る桜残る桜も散る桜(良寛)
花筏 残る桜も 影落ちる
塵も積もれば山となり、花弁は積もると塊(かたまり)の花筏、どうして出来たの疑問の塊?これは疑問の高まり?
外濠を埋め尽くす一面の花筏、この年は5月3日が満開の翌日4日の撮影
2005年5月5日の外濠の花筏、残る桜と同じように淡いピンク色と白い2色の花筏が見えたが写真には見えない腕の儚さなり
人気スポットの下乗橋から誰もいない早朝の花筏の写真である、早朝6時前に船を浮かべ内濠を清掃する人が来る前に撮影。
8年前の弘前公園の写真で友を想い出したが花いかだは如何でしたか。この他に弘前公園に隣接する植物園には全国の桜の品種が植栽されていた、藤田記念庭園・津軽藩ねぷた村・最勝院五重塔・曹洞宗の寺町、岩木山神社・嶽温泉なども旅の思い出となった。
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コメント
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ヒヨコロさん
おはようございます♪
連休中はハードデスクに溜まった
想い出の日本を旅していました。
いつも有り難う(._.)アリガト
投稿: ケン | 2013年5月 4日 (土) 06:19
こんにちは^^
日本って ホントに美しいですよね。。。
いつも 素晴らしいお写真 ありがとうございます^^
投稿: ヒヨコロ | 2013年5月 3日 (金) 10:53