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今年はクマゲラの営巣地の撮影には苦労したが6月15日に予約を入れておいた温泉民宿「北の大地」へ鳥友3人を含めて4人で宿泊した、ツルツルの美人の湯に入り、クジラの刺身に舌鼓をうち、宿の主人兼ガイドの宮さんのクマゲラの情報に歓喜しながら皆で感謝、日の出は3時40分、朝靄の中を早立ちして現場に到着。
朝5時台のクマゲラ♀の給餌、雛が二羽顔を出す大きさになっていた。営巣木は土地の方の説明ではヤマハンノキの生木に洞(うろ)がある。
朝6時台の♂の給餌。給餌の前後には、高い警戒の鳴き声があたりに響き渡る、何回も何回も!撮る方にも元気を貰う。赤いベレー帽の元気なクマゲラの父さん。
このクマゲラの撮影後6月22日に一番子が朝8:25分に巣立ちした。その後6時間以上も親は二番子に給餌せず、午後5時まで粘ったが巣立ちもせず、その後は不詳。
またやってしまった、三脚忘れだったが24時間後に手元にもどった、15日に鶴居村鶴見台で鶴の撮影後12時頃に置き忘れ、そのまま民宿北の大地へ、16日翌朝クマゲラの撮影場所で三脚がないことに気付き、8時に釧路警察署鶴居村駐在所に電話で紛失届を出したがクマゲラ撮影中の9時10分に駐在所に無事に戻っていた、クマゲラの撮影もそこそこに12時過ぎに受け取りに行った、鶴居村の人は皆さん良い人でした。鶴の撮影後だったので鶴の恩返し。それにしても今年の5月に引き続いての忘脚であった、忘却とは忘れ去ることなり、君の名は三脚、レンズとカメラの脚がない忘脚とは幽霊の如し、忘れても夢現(ゆめうつつ)にあらわれる我が三脚。主人思いの三脚にサンキュウ。この日は鶴居村の善意に感謝・感激の一日でした。撮り鳥八年、皆さんのご厚意と善意のお蔭で何回も忘れた三脚が手元に戻るとは、カメラや三脚の置き忘れで出てこない、盗難など世の中悪い話も多いが有り難いものである。
信州の崖で猛禽のストレッチ体操を初めて見た!5月の在庫整理が遅々として進まない。ネットが繋がらない場合を考慮して北海道遠征前に貼っておきました。
体操競技の鞍馬(あんば)の形で翼を伸ばし尾を全開し片脚を伸張
横綱日馬富士のはいつくばり仕切りの始めのようだ
前傾姿勢の強い日馬富士のはいつくばり仕切り型
金メダリスト内村公平の苦手な鞍馬スタイルで楽々とストレッチ
ストレッチのあとはブルブル体操
今度は脱糞の前傾姿勢
日馬富士型のはいつくばり仕切りとは違いますよ、フーン♪
そして見返り型の飛び出し
垂直離着陸攻撃機ハリアーのように垂直に静かに飛び上がるが轟音の公害はない
そして崖の上の大空へ飛翔、雛の様子でも見にいくのか舞い上がる、そして上手く撮れた?ので舞い上がった。
本州では冬鳥として渡来するが北海道では主に道東や道北では留鳥として少数が繁殖する。
繁殖地の公園の大木の虚で繁殖行動中と思われるカワアイサ♀が樹上に飛んで来た処である。
カワアイサはカモ目カモ科の水鳥であり、蹼足(ぼくそく)である、趾(あしゆび)と趾の間に蹼膜(ぼくまく)=水かきが張った蹼足のために細い枝にはとまれない、太い幹の上でも歩くのは下手である。
水鳥の仲間が樹上に居るのが珍しい♪
朝7時に最初に飛んで来た右のカワアイサ♀、後から飛んで来た左のカワアイサが来た時に苔の上で蹼足が滑り出し、危うい体勢となる。
鶴でもないのにズルズルと滑り、後から飛んで来たカワアイサ♀が驚いたように見守る中をそのままの体勢で飛び出した!あんた歩くのが下手ね!とでも言うように見えた。
翌朝飛んで来たのは一羽であった、川アイサの川に因んで今日は三枚も無理して貼った。三枚でお四枚。
三日間ネットの繋がらない処にいたので更新が遅れました。
信州の山地の涌きでコマドリの水浴びの撮影も初めての体験である。これは上にある砂防ダムから流れ出した涌き水が小さな流れとなり、滝から落ちた川の流れに合流する手前にある小さな綺麗な流れ、これを滝清水とでも言うのか、採餌後のコマドリが水浴びしたくなるのも森羅万象である。鳥友が翌日ここでコマドリの交尾を撮影したので交尾前に身を清めていたのだろうか。これもひと月前の撮影である。
たいそうに思えるが水浴び前のエンゼル体操かな
山の涌き水で気持ち良さそうに水浴をはじめる
水浴びをはしゃぐと水滴もシャボン玉のように丸く上がる綺麗な清水である
さらに激しいい水浴び、水滴が飛び跳ねるようになる
気持ちが良いのか、なんと背羽を下に仰向けの水浴びとは珍しい♪
これが水浴びの正常位
思いきり顔からドボンと浸かる、水玉も大きい!
ああ~~気持ちよかったとつぶやくように見える
水浴後の羽繕いを始めて、初めて見た水浴びは終わる
6月15日に釧路市丹頂鶴自然公園で撮影した丹頂鶴の番と5月24日に確認された孵化から3週間以上経過したタンチョウの雛の一家の親子である。今年は寒気の影響かタンチョウ雛の情報が少ないようである。
母親の腰の上に乗る雛、父親は左で一本足の居眠り?、のどかなタンチョウの一家
母親の背中の中から首を出す雛
15日は親子睦まじい様子がみられたが翌日16日午前3時にこの雛の姿が見えなくなり、16日に丹頂自然公園で雛が見られると楽しみにしていた人々をガッカリさせた。キツネなどに誘拐され食べられたのだろうか?鳥友もこの一日違いの悲報に落胆されて楽しみにしていた丹頂公園の入園を回避し、丹頂を諦めて別の探鳥に向った。
音更(おとふけ)の千畳敷公園で撮影中に、朝8時過ぎにこの公園に向っていた鳥友から携帯に連絡が入った、この場所から5分程度の公道の中央で交通事故に遭遇した瀕死のフクロウを見つけたので道路脇の林の中に置いてきたと言うので10日間もエゾフクロウに関わりあってきた縁で9時頃その現場へ見に行った。
道路の両脇は森林であるのでどうやらこの森の賢者らしい、森の賢者も交通事故の災難に会うとは、先を見通し未来を切り開く力があるとされるフクロウも最近の白い光のヘッドライトに目が眩んだのか?
成鳥のエゾフクロウが狩の途中で車に衝突して道路中央に落鳥と推量される、案外に通行が多いので更に車に轢かれる前に鳥友がここに安置(放置が正しいかも)、既に虫の息であり、内臓がやられたのか脇腹あたりから血を流し、虫や蟻がたかっていた。羽は折れて不自然な形で折れ曲がっていた。野鳥の世界にも交通事故が広がる昨今。この子がシマフクロウならばこのままでは済まされないがエゾフクロウなのでキツネかカラスなどの食物連鎖の一巻の終わりとなる。ああ無情。
14日にも書いたが、この日の16時25分に我が身にも災難が降り掛かる、撮影場所から2km先の道の駅に移動中、赤信号で停止中にドスンと貰い事故、座席に置いていた(たった2kmの移動なので)レンズとカメラが床下に落下、レンズのAFとカメラの撮影と再生が不能(画面が真っ黒)となり、サブカメラが使えなくなった。首はエゾフクロウの撮影で10日間も上を見続けていたので既に鞭打ち症状態であったので事故によるムチ打ち症は自己判断では無事故、三日経っても首筋の痛みは変化がないのでこの自己判断は物件事故が正しかったようだ、後から痛み出してもこの事故判断は自己責任かな。痛いのはサブカメラでの手持ち撮影が出来ないことである。
札幌市から隣接する江別市・岩見沢市・三笠市・美唄市・砂川市・滝川市に至り、旭川市に向う国道12号線は誰が名付けたか、フクロウ街道と呼ばれる、このフクロウ街道の江別市・三笠市・砂川市の三ヶ所の営巣木を行ったり来たりの10日間であった。出発点にあたる江別市のクリの巨樹に居住していたエゾフクロウ兄弟雛の旅立の日に幸運にも立ち会うことが出来た。昨日の巨木の虚(うろ)から顔を出していた兄弟の続きである。6月10日撮影
トドマツの枝に留まる巣立ちした一番子、後から巣立ちした二番子はこの上にいます。短いレンズのCMが5,6人くらいこの子の周りで撮影しているために親が給餌にこれません。地元の仕切る人がいないとこのような事態になります。6月10日午後6時16分撮影
巣立ち雛の近くで3匹目のネズミを咥えて給餌の機会を覗う雌親。一番子は低い位置にいるために仕方なく上にいる小さい二番子に給餌した。一匹目一番子、二匹目二番子、三匹目二番子に給餌。この森は明るい内からネズミの狩が出来る子育ての適地のようだ。6月10日午後6時55分撮影、二枚ともノントリ。
昨夕は今日の雨を承知で二回目の給油時に洗車した、土埃で汚れて見えなかったバンパーに追突車の白い塗装が横一直線に付いてキズになっていたが先方のフロントグリルの破損と比較すると軽微であった。問題なのはレンズとカメラの故障である。全く使いものにならず、ニコンに持ち込まないと損傷の程度が不明である。
昨年はこの公園でクマゲラの巣立ちを観ることが出来ましたが今年は同じ営巣木は空き家でした。かわりに3km離れた同じ公園内の森でエゾフクロウを撮影しました。既に一週間経ち撮影日から三日後に揃って巣立ちしました。
青葉の透過光で全体的に緑色がかっています、これも自然の光です。
兄弟なのか姉妹なのかそれとも雌雄なのか判りませんが右の大きいのが一番子、左が二番子の巣立ち3日前の可愛い仲良しさんです。
昨日は鳥友が道路上に瀕死のエゾフクロウ成鳥を発見、カワアイサの撮影中に6km離れた林を横切る道路の事故現場まで見に行きました。まだ息があり、内臓をやられたのか羽も根元から折れて血が出て、血にアリが集っていました。狩の最中に車と衝突したようです。
更に事故が発生です。カワアイサの撮影後に「道の駅おとふけ」に寄る途中で余所見運転の車にドーンと追突されて後部座席からサブカメラとレンズが床に落下、レンズはAFが利かず、カメラは再生不能となり、レンズとカメラが使用不可に、相手の車は前が破損、当方は汚れていたので後部バンパーなどの凹みも見えず?身体は神体なのか鞭打ちにはならず、首筋が痛いのは一日中上を見ていたせいと判断して、警察の事故調査も短時間に済ますように人身事故ではなく物損事故にしました。初貰い事故の日となる。
午前中にエゾフクロウの災難見た後に夕方は追突事故の被害者となる6月13日は厄日でした。
草地・農耕地・川原・校庭などの芝生や草などの生える地中を自慢のハンマーヘッドを遣い、地中のミミズや昆虫を採食するヤツガシラが舳倉島の岩場にいる処を撮ることが出来た、ハンマーヘッドの使えない岩場のヤツガシラは初撮りである。一ヵ月前の5月13日に撮影。
岩場に追われてきたヤツガシラ
最初はこの岩場にとまる、行く先々でCMに追われてウンザリ、ウザイというような顔をしているように見える。
CMが5,6人が近づくと冠を広げてオカンムリで移動する
移動後もまだオカンムリ
オカンムリのまま見返り
更に移動後も興奮状態の冠羽
この後に冠羽は納まったが北東の松林方面に飛ばれてしまう、岩場では細く鋭いハンマーヘッドは一度も使えず仕舞い、この後このヤツガシラには二度とお目にかかりませんでした。
ハヤブサが獲物を約1時間かけて毛をむしり捌く様子を最初から最後まで初めて釘付けで観察した。
ここの信州の崖に営巣したハヤブサ♀は昨年の子育て中に飛べなくなる大怪我をしていまだに獣医のところにいると地元の人に伺った。このハヤブサ♀は今年から♂と番になった後妻である。
それでは若い♀の獲物の手捌きならぬ嘴捌きをご覧ください。
(5月の信州で撮影、万一のことを考え遠征に作成)
この枝が捌きの場所、裁きの場所ではない。これから始めるよと吼えるように見える
獲物はドバトのようだ、まずは軟らかい喉のあたりから
大口を開けての捌きが続きます
羽をむしり始める、嘴に羽がのこる
尾羽をむしり始める
枝の根元に近づいたので体勢の立て直し
獲物を横にしてのむしり捌き
かなり羽をむしりとりました
抱え込むように捌きます
最初の捌きの枝から獲物を持っての飛び出し
次の枝への飛翔
巣の近くにあるお気に入りの休憩処に飛んできて、ここで仕上げの捌き
ここからの飛び出し
獲物を抱えて青空の中を旋廻して
営巣場所に到着、今年は崖の上からの蔦が伸びてきて巣穴の中は見え難くなって雛への給餌の様子が見えません。捌きはじめてからここまで約1時間でした。
日本猿の繁殖期のお猿さんは赤い顔とおしりがさらに真っ赤になり腫れぼったくなるそうです。先日もサルの生態をTVで紹介していましたがオス猿は繁殖の時期になると3ヶ月間も赤い顔が更に真っ赤になる、雌は繁殖期になると普段よりもお尻を真っ赤にして雄を誘うそうです。赤は発情期の赤信号なのだ。
さて舳倉島で5月中旬に観察したハチジョウツグミは今まで見たハチジョウツグミよりも赤く、背羽まで真っ赤になっていたのでこれは発情期の婚姻色でしょうか?色が薄いハチジョウツグミは四畳半など揶揄されて呼ばれますがこれは赤過ぎるので八丈の二倍の十六丈とでも呼びたくなる程の赤さです。
6/2突然の出来事でPC通信が不能となり、ブログとメールの世界から断絶の憂き目に会い、写真の取り込み専用に格下げとなり、本日夜8:30に(6/5)写真の取り込み中にPCを叩いたら通信可能となり、事前に用意したへぐら島のブログをUpすることになりました。次回は通信可能ならばエゾフクロウとクマゲラの写真です。
龍神池の岩場のハチジョウツグミ
夕方4時過ぎの校庭の近くでハチジョウツグミの羽繕い
ご熱心な羽繕い
今度はストレッチ
尾羽を咥えるストレッチ
今度はどこを咥えるの?
これもストレッチかな?
これは胸を張ってのストレッチ
地面に落ちている枯れ木の上では落ちない、今日は下手なオチで赤っ恥をかくことなく終わる
2006年6月1日にこの野鳥ブログを始めてから今日で満7周年となり八年目を迎えることになりました。
日頃のご愛読に心より感謝申し上げます。七年間ありがとう御座いました。今後共宜しくお願い致します。
この間にお陰様で400種・2万枚の野鳥写真と2170頁のブログをアップロード致しました。この七年間の探鳥記は林住期における自分史の足跡となりました。
顧みれば2005年3月に日本野鳥の会に入会してからの野鳥撮影は8年3ヶ月となり、9年目を迎えているが継続疲労なのか鳥仲間からはやる気がないとの噂も耳にするようになった。
この八年間の鳥撮りの熱の入れ方を春夏秋冬の四季のうつろいに思いを馳せると最初の一、二年の夢中になっていた春もあっという間に過ぎ去り、熱が上がった三、四年目は灼熱の夏のようであった、やがて年間の初見も少なくなっきた五、六年目は枯れ野を駆け巡るような秋がやってきた。そして残り少なくなり目標に近づきそして到達した七、八年目は実りの秋につづき厳しい寒さが身にしみる荒涼たる冬景色となった。
始めた頃の熱気も寒気に奪われ、年々動きが鈍くなり世の中の変化についていけない老いた狼(狼少年ケンは昔話)となった。希望に満ちた新米の頃の春の新芽も深緑から紅葉となり、落葉にかわり、枯れ野となり寂寥たる朽ちた茶色に変わる、やがて生きとし生けるものには厳しく辛い雪原の季節となった。すべてはうつろいていく。あといくたび初心の春を見ることができるであろうか。気力も体力も年々歳々衰えいく。今年は桜が咲く3月中旬まで二ヶ月半も鳥撮りに行けなかった、否行かなかったのだ。年初からの無為に過ごした3ヶ月間となった八年目はヤ~ネンとなり、3月から始まった九年目の今年は苦年となるのだろうか。
老舗の酒屋の看板を思い出す。春夏冬□□半□(秋ない升升半升)「商いますます繁盛」と同じように鳥撮りは「春夏冬」の「飽きない」ようにと願っている。
2週間前の信州での撮影になるが頭上でハヤブサの♂から♀へ空中餌渡しの瞬間を幸運にも撮影出来た。これも8年間の経験のたまたま物なのか、それとも落し物なのか、九年目の空中からのプレゼントであった。
図鑑によるとハヤブサの大きさ L雄42cm、雌49cm、W84~120cm
カメラを構える前方頭上に♂が獲物を咥えて飛んで来た
頭上の雄に照準中(♀は目に入らなかった)下から雌が急に回り込んできた瞬間に♂が♀に向って獲物をポトリと落とした。素晴しい番の連携プレーであった。
♀が獲物をキャッチ、♂は急降下で♀の前に迫る、鳴き交わす♀がキィキィキィと3Qとでも鳴いたのか
♀の前を♂が急降下ですれ違う、♂に比べて♀がもの凄く大きく見える(逆に手前の♂があまりにも小さく見える)写真の謎??
♂は急降下から水平飛翔へ
無事に仕事を終えた♂の背中を見送る♀、それにしても手前の♂が小さく見え、後妻の♀が大きく見える。
この間に♀は一度も羽ばたきせず浮上、この間の連写数6枚、時間は約0・6秒
♀は獲物を抱えて育雛中の崖の巣穴方向に向う。
今日6月1日午後1時30分に北の大地に到着する予定、まだ未整理の舳倉島と信州の4週間分のブログを週2で事前に貼ってきたが余裕があれば北海道の野鳥ブログをUpする予定だがアップアップの状況ならば無理な重いUpは控えたいとの思いです。
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