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2013年6月 1日 (土)

七周年記念:隼の空中餌渡し

2006年6月1日にこの野鳥ブログを始めてから今日で満7周年となり八年目を迎えることになりました
日頃のご愛読に心より感謝申し上げます。七年間ありがとう御座いました。今後共宜しくお願い致します。
この間にお陰様で400種・2万枚の野鳥写真と2170頁のブログをアップロード致しました。この七年間の探鳥記は林住期における自分史の足跡となりました。

顧みれば2005年3月に日本野鳥の会に入会してからの野鳥撮影は8年3ヶ月となり、9年目を迎えているが継続疲労なのか鳥仲間からはやる気がないとの噂も耳にするようになった。
この八年間の鳥撮りの熱の入れ方を春夏秋冬の四季のうつろいに思いを馳せると最初の一、二年の夢中になっていた春もあっという間に過ぎ去り、熱が上がった三、四年目は灼熱の夏のようであった、やがて年間の初見も少なくなっきた五、六年目は枯れ野を駆け巡るような秋がやってきた。そして残り少なくなり目標に近づきそして到達した七、八年目は実りの秋につづき厳しい寒さが身にしみる荒涼たる冬景色となった。

始めた頃の熱気も寒気に奪われ、年々動きが鈍くなり世の中の変化についていけない老いた狼(狼少年ケンは昔話)となった。希望に満ちた新米の頃の春の新芽も深緑から紅葉となり、落葉にかわり、枯れ野となり寂寥たる朽ちた茶色に変わる、やがて生きとし生けるものには厳しく辛い雪原の季節となった。すべてはうつろいていく。あといくたび初心の春を見ることができるであろうか。気力も体力も年々歳々衰えいく。今年は桜が咲く3月中旬まで二ヶ月半も鳥撮りに行けなかった、否行かなかったのだ。年初からの無為に過ごした3ヶ月間となった八年目はヤ~ネンとなり、3月から始まった九年目の今年は苦年となるのだろうか。
老舗の酒屋の看板を思い出す。春夏冬□□半□(秋ない升升半升)「商いますます繁盛」と同じように鳥撮りは「春夏冬」の「飽きない」ようにと願っている。

2週間前の信州での撮影になるが頭上でハヤブサの♂から♀へ空中餌渡しの瞬間を幸運にも撮影出来た。これも8年間の経験のたまたま物なのか、それとも落し物なのか、九年目の空中からのプレゼントであった。

図鑑によるとハヤブサの大きさ L雄42cm、雌49cm、W84~120cm

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カメラを構える前方頭上に♂が獲物を咥えて飛んで来た

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頭上の雄に照準中(♀は目に入らなかった)下から雌が急に回り込んできた瞬間に♂が♀に向って獲物をポトリと落とした。素晴しい番の連携プレーであった。

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♀が獲物をキャッチ、♂は急降下で♀の前に迫る、鳴き交わす♀がキィキィキィと3Qとでも鳴いたのか

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♀の前を♂が急降下ですれ違う、♂に比べて♀がもの凄く大きく見える(逆に手前の♂があまりにも小さく見える)写真の謎??

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♂は急降下から水平飛翔へ

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無事に仕事を終えた♂の背中を見送る♀、それにしても手前の♂が小さく見え、後妻の♀が大きく見える。

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この間に♀は一度も羽ばたきせず浮上、この間の連写数6枚、時間は約0・6秒

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♀は獲物を抱えて育雛中の崖の巣穴方向に向う。

今日6月1日午後1時30分に北の大地に到着する予定、まだ未整理の舳倉島と信州の4週間分のブログを週2で事前に貼ってきたが余裕があれば北海道の野鳥ブログをUpする予定だがアップアップの状況ならば無理な重いUpは控えたいとの思いです。

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コメント

いなサン様

いつもありがとうございます。

公開が遅れて後悔しています。

pocketWifiがイマイチでした。

こちらこそこれからも宜しく♪

再開、何よりです。
またケンさんの良い感じの写真を見ることができるようになって喜んでいます。
それにしても、ハヤブサのエサ渡しの写真は、素晴らしい!ですね。
写真展でも、十分に入選出来る迫力だと思います。
これからも、よろしく〜
楽しみにしてます。

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