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2013年8月21日 (水)

長節湖の野鳥

今日は長節湖の花と野鳥であるがその前に、音更のカワアイサを諦める話から始まる。音更に来て最後通牒のように聞いたのは地元の写真教室の先生3120 の科白である「もしかすると無性卵である」、最初は「2,3日で出てくる」その後に「遅れているが4,5日で出てくる」寒い日が続いてた7日目に「今3180 年は寒いので遅れている」、そして6月23日、ここのカワアイサの誕生を見ることを諦めた決定的な科白が「無性卵かも知れない」であった。初めて訪れた音更の様子が分らない者にとってはこの十日間にここのカワアイサの生態をいろいろと聞いたがこの一3271_23200 でお世話になった恩も、尊敬の念も一度に吹き飛んだ、この言葉に唖然となったのは私一人ではなく、毎朝ここで場所取りをしていたのは名古屋の鳥友3人組などを含めて、地元の人や内地からの鳥撮りなど十数人がこの音更の二度目のカワアイサの雛を期待3290 して毎日のように訪れていたがこの日を境にこの「無性卵発言」に大方の姿が見られ無くなったようだ。諦めの悪い自分にも責任があるが説得力のあった話にふりまわされてしまった。あきらめ力のなさである、途中であきらめるメリットとあきらめないデメリットを考えた場合にあきらめないデメリットの方が被害甚大であった。


カワアイサの樹洞を撮影する真後ろで営巣していたアカゲラがこの日に巣立ちしたが雛の一羽が巣立ちに失敗して巣穴の真下の枝に落鳥していたのもこの日であった。

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毎朝の給餌を求める鳴き声が聞こえないと思ったら夜中か夜明け前に巣立ちしたようである、7時半頃に営巣木の真下の枝に巣立ちを失敗したのか、誤って落ちたのか一羽のヒナが地上1・5m位の枝に飛び立つ元気もなく引っ掛かっていた。

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その後9時20分に気が付いた時は地上に落下していた、音更を去る間際に落鳥のヒナを見てしまった。エゾフクロウの交通事故死も追突されたのも音更町内であった、音更に良い思い出を残すことなく去る日がきたのである。

音更町は十勝平野のほぼ中央にあり、南にある十勝川河口まで車で約1時間であり、河口から南西4kmに長節湖がある。湖と太平洋を隔てる砂州の上には長節湖原生花園が広がり、ハマナス、エゾカンゾウなどが咲く。太平洋と長節湖に挟まれた砂州の間にはキャンプ場があり、長節湖の反対側には太平洋の砂浜も広がり、投げ釣りに興ずる人も多い、砂丘上の町道と長節湖の間にはさまれた幅250m、長さ500mの地域は天然記念物・長節湖野生植物群落の立ち入り禁止地域。ハマナスはまだ咲いていなかったがエゾカンゾウ、センダイハギ、ヒオウギアヤメ、オオカサモチ(前書きに挿入した花の写真)など多くの草種が咲き競っていた。ここは海霧の発生が多く、また身体を隠す樹木や潅木のない景観では野鳥は遠くで囀る、野鳥は高いセリ科の白い花オオカサモチの上で囀っていいた。

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海霧かすむ長節湖を背景にオオジュリンがオオカサモチの上に乗る

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オオカサモチの蕾に咽喉を膨らますコヨシキリ

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コヨシキリのさえずり

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オオカサモチとノビタキ、後方の青紫の花はヒオウギアヤメ

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ヒオウギアヤメとオオカサモチの花とノビタキ

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ノビタキの万歳とオオカサモチの花

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