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2013年9月29日 (日)

背黒砂漠鶲

相模の国に迷い込んで来たゴビ砂漠?からの珍客?最初の情報は群馬のS/Hさんから23日の朝に輪島港で舳倉島に渡る直前であった、舳倉島の情報も21日に白樺峠のタカ見の広場で偶然にも隣で撮影した日に戴いたのである。
23日定刻の9時に輪島港を出港、乗客は釣り人二人と若い鳥撮との合計4人であった。いつもの様に船酔い予防のトラベルミンを服用してガラガラに空いている船底の客室で仰向けになっていた、定時の10時30分に舳倉島に入港すると港に荷物を取りに来ていた「民宿つき」の女将さんから声を掛けられる、今日はお客は全員が帰るので誰もいなくなると言われていた。
カメラバッグを舟に残して3型の三脚に640とD3をセットして野鳥観察舎に向かい、6,7人居た先客の鳥撮りに珍鳥の様子を聞いてから三脚を肩に担いで歩き出し、NTT電波塔を過ぎて間も無く三脚からレンズ・カメラがガシャンと大きな音を立てて落下した、気の緩みによるネジの緩みが原因。カメラの電源をONにしてシャッターを切ると一枚目は写るが二枚目にエラーの表示が出て使用不可であった、電源をOffにしてからONにして
再度のトライ、同じ現象である、誰もいないコンクリートの中央避難通路で途方に暮れる、ダメモトで壊れたカメラを叩いてから電源ONにすると不思議な事に一枚目に続いて二枚目、三枚目も撮れる、カメラが復活する奇跡が起こった!時間は既に12時を回っていた。
島内を歩き回る探鳥を諦めて誰もいなくなった野鳥観察舎で昼飯を食べながらここでの撮影に専念した。1時半頃にお世話になっているMrs.サンタナさんから地元に珍鳥が入った連絡を受ける。珍鳥の居る島から地元へUターンである、2時半に乗船して酔い止めを飲んでから下船の時間まで満員の船底客室の隅で仰向けに寝て過ごす。PM4時半に輪島港に入港、下船して小休止後に神奈川県座間市に向った。途中で何度か小休止はしたが輪島市から富山市、松本市、甲府市を経由して初めての一般道約600kmを徹夜運転で走り、座間市の撮影ポイントには朝6時に到着、既に撮影されていた農道に5型の三脚にレンズ・カメラをセットして撮影開始、ピントが遅い気がするがなんとか撮影出来たのである。
前書きが長くなったが今日はセグロサバクヒタキ雌タイプの若と思われる珍鳥である。
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9時過ぎに一段落したので鳥友に場所を譲って一週間ぶりの家路に着いたが翌日には珍鳥も旅立ったと聞いたので鳥友からのタイミング良い情報に感謝の旅であった。

 

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