鵲(カササギ)
昔の鳥と書いてカラスの仲間の鵲、日本に入ってきたのは16世紀末、豊臣秀吉の朝鮮出兵で朝鮮半島に攻め入った鍋島藩主の鍋島直茂など九州北部の大名が「カシャカシャ」という鳴き声から勝ち勝ちと聞こえ縁起のいい鳥として持ち帰り、保護したカササギが逃げ出し、野生化して増えたといわれる。
佐賀県では県鳥、カチガラスと呼ばれ「生息地が国の天然記念物に指定されている」がカササギそのものは天然記念物ではない。
そのカササギが何故か不思議なことに北海道でも生息し繁殖している、北海道には生息地から流氷に乗ってきたとか、韓国から貨物船に乗ってきたとか、船員が飼っていたのが逃げ出したとか、いろいろと説があるようだが親切な人から真説をお聞きしたいところである。例年のように北海道では苫小牧港からの出港日に撮影して帰るのがカササギである。
7月11日は午前中に勇払原野・JR勇払駅周辺でカササギを撮影した後に午後から帰浜の準備に入った。商船三井フェリー「さんふらあ ふらの」に午後3時受付開始、5時より乗船、時間通り6時45分に大洗港に向けて出港し、大洗港に翌日の14時(19時間15分)定時に入港して、その日の夕方には掛かり付けのクリニックに飛び込んで薬切れを解消したのである。
いつもカササギは地上で餌探しの写真が多かったが今回は松にとまるカササギである、黒いと思っていた尾羽は光線により、青緑の金属光沢の色が綺麗に出ていた。
嘴に松葉の楊枝を咥えた、鵲 紋次郎
日陰の写真は胸の白さ以外はカラスと同じように羽は黒く見える
花弁が落ちているハマナスの傍のカササギ
斜面のカササギ、大きさはカラスよりも一回り小さい
グランドから飛び出すカササギ
レンゲなのかワタスゲなのか私には分らない花とカササギ
手持ちレンズが事故で破損し、骨折の右手が思うように使えず、運転席で640を抱えての不自由な姿勢で撮影(ノントリ)した痛い思い出の写真となった。
今となっては時の流れに色褪せてしまったがこの夏の北海道撮影旅行はこのカササギで最後となる。
骨折した右手首は先週から超音波骨折治療からレーザー光線のリハビリになった、まだ重たい物が持てないがかなり自由が利くようになった。
7月12日に帰浜してから8週間、野鳥撮影に行けず、この夏の過去ブログの作成が日課となり、この間のご愛読に感謝致します。この後は暫く野鳥ブログを休むことにしました。
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tobisyanさん
ご訪問ありがとうございます。
今年は副業にスタンプラリーをしながらの40日間の北海道の旅でしたが親切な人々に出会い、支えられて例年とは異なる撮影旅になりました。
野鳥ブログは気力・体力が回復次第、ご期待にそえるように再開を考慮しております。
ありがとうございました。
投稿: ケン | 2013年9月 7日 (土) 06:22
毎日ブログの素晴らしいお写真の数々を拝見させて頂いておりました。ブログをお休みになられるのは非常に残念ですが、また近い将来再開される事を楽しみにお待ち致します。
有難う御座いました。
投稿: tobisyan | 2013年9月 6日 (金) 16:19
鳥吉さん
おはようございます。
>毎日のようにブログ拝見させていただいていました
お声を聞かせていただき、ありがとうございました。
日課を一度中断すると再開するにはエネルギーが必要ですが、再開出来るように努力致します。
ありがとうございました。
投稿: ケン | 2013年9月 6日 (金) 04:18
毎日のようにブログ拝見させていただいていました
残念ですがしばらく経ってまたすばらしい鳥の写真を見せて下さることを心から願っております
ありがとうございました(^_^)
投稿: 鳥吉 | 2013年9月 5日 (木) 21:07