サロベツ原野の野鶲
怪我した紋別市の翌朝は幸栄病院・整形外科で何故救急車を呼ばなかったのかと訊ねられた、一晩も傷をほおっておいたので破傷風に罹る虞れがあったと叱られた。定年後の林住期に何も怖いものなしで野鳥撮影を謳歌してきた、この8年間やりたいことをやって後悔することは何もないと9年目に入ったが、どうやら苦年目のようだ。老い先短い残された人生、何も失う恐怖などないと思ってきたが、この時は医者の言葉に一瞬怯んだのである。治療前に念入りに傷口を消毒してから右眉毛の中を5針縫合し、一週間分の消毒薬と絆創膏を渡される、右手首のレントゲン撮影で2ヶ所の関節部分の骨折を確認し、ギプスにするか手背屈装具にするか選択を迫っまれたので楽そうな方を選択したのが手背屈装具なる新製品、2週間分の痛み止めを隣の薬局で受領、医者から一週間後に抜糸といわれた。それでも失う恐怖など何も無い心境で鳥友が先行するサロベツへ不自由な片手運転で向った。(この時のブログは掲載済みであるので今回は7つの道の駅のスタンプを貼ることにした)
黒線が道の駅マップに書き込んだ北海道の天辺、道北エリアの稚内市とサロベツ原野の一週間の走行記録
サロベツ原野を主体にした撮影地での道の駅でゲットしたスタン プ、抜糸の前日に紋別市に戻る、この一週間で7つのスタンプを押印したが右手が使えず、左手では力が入らないためか髪の毛と同じでスタンプが薄くなった。遠別町の道の駅「富士見」は金浦原生花園に行った時にスタンプをゲット、名前の富士見は日本海に浮かぶ利尻富士がエゾカンゾウなどの花とよく似合う場所であるが花期は6月中旬頃までこの時は終わっていた。日本最北端の地、宗谷岬で間宮林蔵に会ってきたので猿払村の道の駅「さるふつ公園」が道北エリアの最終であった。
サロベツでは鳥屋はがエゾカンゾウの花とシマアオジを見たさに撮りに行くが今年のシマアオジは最も近くで撮れた年になり、写真は既にブログに掲載済みであるので今回はサロベツのノビタキを採り上げた。
エゾカンゾウの蕾の上でノビタキ♀が虫を追いかける瞬間のバランス間隔と感覚
エゾカンゾウの花から花へノビタキ♀の飛び出し感覚
エゾカンゾウの花園でノビタキの雌雄の間隔
花と前ボケの♀後ろにとまる♂のボケ間隔
エゾカンゾウとノビタキ♂
エゾカンゾウの絨毯の中でコバイケイソウの上にノビタキ♀
天塩川河口草原のエゾニュウとノビタキ♂
エゾニュウの上にノビタキ♂と♀
北海道の原野がよく似合う巨大な野草とノビタキ、青空とエゾニュウの蕾、蕾が開くと白い花が咲きシシウドよりはるかに大きいお化けになる、下にはエゾスカシユリが可憐に咲いていたがノビタキは高いところお好き。繁殖期に給餌の虫を追いかける監視塔のノビタキ雌雄。
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