「しらぬか恋問」から「オホーツク紋別」まで
参勤交代は徳川三代将軍家光が定めた制度、諸大名は参勤交代の大名行列と江戸滞在の莫大な諸経費で藩財政・財力が疲弊し後退したといわれる。65歳で始めた野鳥撮影も歳とともに気力が落ち、残るのは僅かな気力、僅力となる。今夏の右手首の骨折もあり、ますます筋力が落ち。高齢者の年金も来月から支給引き下げが始まり金力も低下。気力が僅力、力の源の筋力も落ち、元からない金力も底が見え、云わば参勤交代の状況、これが我が林住期の三K後退、三禁交替、参健後退の時代である。だが朗報もあった、今年65歳まで単身赴任での子会社の社長を卒業した後輩が今度は自宅がある地元の子会社の社長に就任した、ここは現役時代に最も関係の深かった関係会社であるので仲間にとっても悦ばしい報せであった。
これは北海道野鳥撮影旅の雑記帳のような、そして次回に備えた備忘録のようなものでもある。
釧路・根室エリアには7つの道の駅があるが「しらぬか恋問」は前回のブログでスタンプは取得済みを知らぬか、温泉民宿北の大地の近くにある道の駅「摩周温泉」のスタンプはクマゲラの撮影時にゲット済みである。6月24日は「しらぬか恋問」から白 糠町のオジロワシの営巣を撮影後に国道44号線を根室方面に向かい、昼食に厚岸町の道 の駅「厚岸グルメパーク」に寄ったが月曜日は休館日で昼飯はおろかスタンプの押印も不可であったので空欄のまま、その後は浜中町の霧多布湿原から霧多布岬に寄ったが三つの岬(霧多布岬・湯沸岬・アゼチ岬)では野鳥写真の収穫はなかった。更に根室市方面に足を伸ばし、風連湖の畔で根室市の玄関口にあたる道の駅「スワン44ねむ ろ」でスタンプ押印後に館内にあるライブカメ ラを操作してタンチョウ親子を捜したがライブカメラでは捉えることが出来なく已む無く退館して納沙布岬に向う。道民悲願の北方領土返還の四島のかけ橋・北方館の前の断崖は三年前に数十年ぶりに千島鵜烏が営巣して子育した時に夏羽の綺麗なチシマウガラスをブログに載せたら大騒ぎになった、その後はここでの営巣はなかった。今年も何も収穫がなく、24日の根室市内の千島桜の名所・清隆寺境内は既に葉桜であり、明治公園のベニマシコなどの小鳥も写真にならない、この夏は冷涼で肌寒く、この公園の屋根付きのBBQ会場で夕食を済ませ、ここでのP泊であった。翌朝は44号線を厚床まで戻り、243号線から野付半島に向かい、別海町の道の駅「おだいとう」は開館9時からであり、先を急ぐのでトイレ休憩だけですます、休館日と時間外はスタンプラリーの救済策として該当の道の駅に来たことが分る建物や表示板などを入れてスタンプ捺印欄に本人の写真を貼れば5駅までスタンプの代わりとなる救済方法があるが、ここまでするほどスタンプラリーには没頭してはいない。
野付で撮影した托卵されるコヨシキリの囀りと托卵を企むカッコーの様子
野付半島のコヨシキリ、カッコーに托卵される被害の小鳥さん
コヨシキリが数多く生息する野付の原生花園でカッコーの托卵の気配
野付半島から標津町に入り、国道335号線を50km走り、羅臼 で道の駅「知床・らうす」でスタンプブックに押印、夕方には知床横断道路のゲートにある羅臼温泉・熊の湯に一年ぶりに癒されて、「知床・らうす」に戻りここで泊り、翌早朝4時半に再度の熊の湯はボランティアが清掃中であったので知床峠を上っていったが上がるほどに雨と霧に包まれ、峠では全く視界のきかない、あたりは白い世界であった。峠の駐車場で野鳥撮影から観光に切り替えた、峠を下ると霧は晴 れていたが小雨である、道の駅「うとろ・シリエトク」 も営業前であり、通過して雨中に三段の滝とオシンコシン滝を撮影し、斜里町の道の駅「しゃり」も営業前であり、ここにも寄らずに清里町のさくらの滝に向う、滝の7km手前にある道の駅「パパスランドさっつる」は帰りに寄ることにしてここも通過、さくらの滝の駐車場には車はなく、滝には誰もいなかった、この時間にはサクラマスも遡上の気配なく30分で来 た道を引き返し、「パパスランドさっつる」でスタンプを押して小清水町に向かい、道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」でスタンプを捺印し、オホーツク海沿岸を走る国道244号線を網走に向って北上、網走市の道の駅「流氷街道網走」でスタンプ、常呂でワッカ原生花園のネイチャーセンターに寄るが雨でレンタル自転車に乗る人は見られず、 サロマ湖畔の道の駅「サロマ湖」と道の駅「愛ランド湧別」でスタンプを押し、紋別市の道の駅「オホーツク紋別」の前を素通りしてオムサロ原生花園に向う、オムサロも雨だった、ネイチャービューハウスの一階でコーヒーと醗酵バターチーズケーキを注文して二階に上がり、雨のオホーツク海と原生花園を見ながら雨が止むまでPCで時間を潰す、夏は原生花園を彩る花と野鳥の繁殖時期で人気がある、流氷の時期には流氷岬といわれる観光地でもある。雨が小降りになったので原生花園に降りてノビタキを撮影した。
雨にも負けず給餌に励むノビタキ♂
雨のオムサロ原生花園の野鳥撮影を諦めて、紋別市街に10km戻り、陸に上がっている赤い流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱを左に見ながら道の駅「オホーツク紋別」の駐車場に着く、駐車場よりも高い丘の上にある、道の駅のメイン施設の流氷科学センターでこの日最後のスタンプブック押印直後の玄関先で雨ですべり転倒して眉毛の上を5針縫う怪我と右手首の骨折を負った。赤いガリンコ号を見た後に自分の赤い血を見てしまった、怪我とは我が怪しいと書くが直前まで履いていた長靴をまだ雨が降っているにも関わらず、滑りやすいサンダルに履き替えたのも一因である、閉館の17時直前にこの日7個目のスタンプを得た小さな喜びで心の緩みもあったようだ。これが24~26日の三日間の野鳥撮影とスタンプラリーであったが一日中雨が降った7月26日は北海道滞在で最悪の日となった。
この後の記憶は後日
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