渥美の森の百舌
志摩半島・鳥羽行き伊勢湾フェリーと知多半島・師崎行き名鉄フェリーの二航路がある伊良湖港、ここの「道の駅・伊良湖クリスタルポルト」2階に乗船券売り場・待合室・土産物店・レストランなどがある。この1階に「やしの実博物館」が併設されている、雨天の日に見物した時に伊良湖独特の風の呼び名のパネルがあった。伊良湖に来てから風向きが悪くタカの渡りが多くなる時期にも関わらず、少ないので興味を持って学習した。東「こち」・南「ませ」・西「まにし」・北「まきた」、渥美の森・展望台では「こち」か「ませ」の毎日であった。タカが飛ぶのは北西「なかにし」の風と言われている。
方位の方言とえば昔(2008年7月)宮古島にリュウキュウアカショウビン・リュウキュウコノハズク・リュウキュウサンコウチョウなど「りゅうきゅう」名が付く鳥を撮りに行った時は、東「アガル」西「イル」南「パイ」北「ニシ」であったがその年10月にルリカケスの島、奄美大島へ遠征に出掛けた時は東「アガリ」西「イリ」南「ヘー」北「ニシ」で沖縄本島の呼び名と同じであった。2011年3月はじめての与那国島では、東「アガリ」西「イリ」南「ハイ」北「ニチ」と沖縄諸島でも微妙な方言の違いがあった。 渥美の森・展望台から眺望した東方面「正確には東北東(こちならい)に近い」、写真手前のサクラの木の前方に建つ風力発電機の風車の向きは「こち」か「こちならい」が多く、更には太平洋・遠州灘からの南「ませ」の日もあり、秋でも蒸し暑い日もあった。因みに北「まきた」は三河湾、西「まにし」に伊良湖岬が見えるのが展望台からの眺望である。
タカが渡る最盛期に鷹が飛ぶといわれる北西「なかにし」の風は10日までの間一度も吹かない天風異変とでもいうような日々であった。
タカの渡りが稀にしか見られなかった渥美の森・展望台では展望台周囲に来る鳥は撮影の機会が貴重な野鳥となった。
展望台の目の前にある桜の木にモズ♂が飛んで来た
秋の高鳴きをするわけでもなし
桜の枝から枝に移動するので餌探しのようだ
キョロキョロと餌探し
桜の木の下方に降りてきた
一度見失うがこんな処でバッタを捕らえたようだ
「はやにえ」することもなくここで採餌した
採食した枝の上は淡黄色の花が咲き、この花に来る虫をコサメビタキがフラィングキャッチするのを見掛けた低木である。
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