背黒砂漠鶲の共生
仕事をしていた頃は得意先及び取引先との共存共栄のビジネスがモットーであった。野鳥に興味を持つようになってからは動植物の共存・共生に学ぶ生涯教育が始まった。共存を一言でいえば、ともに生存・存在している利害関係の無い状況であり、共生とはお互いが協力・共同しているイメージで相互に何かしら関係することである。年とともにこの「共に生きる」共生という言葉が好きになり、心惹かれる言葉となった。座間市の現場でもバトルは見なかったが餌取り競争と思われる光景は見られたので共存とは言えないが時々上空を見上げて猛禽を警戒する共生のような姿があった。ここの畑地で地元の白鶺鴒と遠来の珍客が共生をしているように見えたのは思い過ごしか、今となっては短時間ではあったがたった一度の背黒砂漠鶲観察の一部である。
棒の上でボーッとしていると頭の上を地元のハクセキレイがダイナミックに飛び去る動の世界
セグロサバクヒタキに何故か近寄るハクセキレイ、だが両種とも何の干渉もしないが相手を意識はしているように思える静の瞬間
またもセグロの後ろから近づくハクセキレイ、二種間には何も起きない平和のひとときである
向き合うような異種の二羽であるがこれ以上はお互いに干渉しない。
身をすくむようなセグロ、突然飛び上がるハクセキレイ、何が起きたのか?静と動の瞬間
バッタを咥えるセグロと眺めるハクセキレイ、有と無の光景に変化なし
横の画像を縦切りした画像、足元を素通りするハクセキレイ、これが上下関係があるとは言えない
棒上のセグロと横を飛び去るハクセキレイ
X形の上に止まるセグロと後ろボケのハクセキレイ、二種の関係は共存なのか共生なのかエックスである。
セグロに近づくハクセキレイではあるがこれ以上は近寄らない排他性の強い競争環境ではなさそうである、両者の餌が豊富に獲れる環境のなせる業か?
逆光の中、棒の上にとまるセグロサバクヒタキ、背後から飛んで来る万歳のハクセキレイ、何事もなく飛び去る。
向き合う二羽、これ以上は近寄らない、バトルも起きない、日本での滞在を平和裏に終わった。(このシリーズも秘密裏に終わるメデタシ、メデタシ)
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