鬼女紅葉伝説と猿
戸隠森林公園内の天命稲荷付近にある戸隠の鬼女紅葉伝説にま つわると思われる 一対の石像があります。鬼女紅葉伝承のあらすじは平安時代の古、紅葉という
高貴な女性が京の都から戸隠村に追放されてきた、はじめは穏やかな日々が過ぎていたが、やがて紅葉は他村を荒らし回り、鬼女と呼ばれるようになり。時の朝廷はその噂を聞き、平維茂に鬼女退治を命じ、維茂は 多くの兵を連れ討伐に向いました…神仏に
戦勝を祈願した維茂は妖術を操る紅葉を破り、ついに紅葉は征伐された・・・これが「とがくし便り」から抜粋・転載した民話の大雑把なあらすじですが森林公園にあるのは近年作られたように見える石像でこのあらすじにあやかったものと思われる。右上は天明稲荷の横で矢篭(矢筒)を背負った平維茂の後方から鬼女紅葉(もみじ)に向って矢を射るようにショットした写真、左上は天明稲荷の方向に向かって杖を持つ鬼女紅葉、下は右手に弓矢を持つ平維茂の正面像。いずれもコンデジの写真。
前書きが長くなったが実はこの場所はかってはツルマサキの実に 来るムギマキとコブシの実を採食に来るマミチャジナイのポイントであった。昔の成果が忘れられず今年も様子を見にきたが途中でクマに会った気がした?この時は本当にクマった、ここに来る前にクマ注意の看板を見てきた先入感で熊笹の中で動く黒い動物をクマではないかと錯覚して遊歩道で凍って動かずにいた、手に持つ武器は折りたたみのイスのみ、クマに向ってこれでイッスかと独り言、よく見たら熊笹の黒い動物は猿だった、去るものは追わず、猿も追いかけず、やっと到着した処が昔のムギマキとマミチャジナイのポイント、ところがここは猿の軍団に占拠されてコブシには猿が木になるように群がり、マミチャジナイの好きなコブシの赤い実を貪っていた。猿が居てはムギマキも去る処となっていた。
外周の小径から天明稲荷に向う木道に猿の腰掛、サルの腰掛はサルが腰掛けるような大きな硬いキノコのはずですよね
細い枝を猿の重みでしならせてでも赤い実を獲りサル。
他のコブシの木にも登る猿が十数頭も見えるがサルも集団だと怖い、一番近い木登り猿を撮り去る。
コブシの赤い実を貪るように猿が食べる、これでは鳥の取り分はなくなる。
猿の親子連れが落葉の遊歩道をのんびり歩き去る
鬼女紅葉の像近くのコブシの木に群がる猿の群れで鳥類の鳴き声はなく、猿の奇声だけが聞こえる、時々大きな奇声をあげるので怖い!ここは子供連れの観光客も多いが北信森林管理署はこのサルを規制管理しないのか、サルには既成事実だけが残り去る(この写真はコンデジ撮影)
古の平安には鬼女紅葉が戸隠近隣の村人を悩ましたが平成の戸隠では遠方からやって来た鳥撮り屋が猿に悩みながらここを去ることになった。
« 小雀小紀行 | トップページ | 紅葉・黄葉と麦蒔 »
「趣味」カテゴリの記事
- 最初にして最後のゴールド免許(2024.06.18)
- このブログはまもなく終焉を迎えます(2023.07.16)
- 始めあるものは必ず終わりあり・その2(2023.07.26)
- 転ばぬ先の杖と杖ことば(2023.03.07)
« 小雀小紀行 | トップページ | 紅葉・黄葉と麦蒔 »
コメント