実りの秋と紅猿子
このブログにある検索エンジンではブログ内の「ベニマシコ」を検索すると25件の各地で撮影したベニマシコ絡みがヒットします。
本日は実りの秋に草木の種子を採食する早戸川林道の紅猿子です、尾が長く、嘴が丸く小さいのが特徴です。国内の主要繁殖地の北海道では潅木の散在する草原や原生花園で草木の種子や芽、昆虫類を採食していた、地上に降りてワタスゲを採餌している処を観察したこともある。
内地では春に柳の新芽やハルニレの新芽を採食している写真を数回撮ったことがある。秋は今までにセイタカアワダチソウやススキの種子を採食する写真が多かった。冬はハギ類、イタドリ、ウツギなどの種子を採餌など。初夏に観察した夏羽よりも冬羽は雌雄とも淡色となる。♂成鳥夏羽は全身が紅色で頭上と顔から喉にかけて白っぽい、翼は黒褐色で大雨覆と中雨覆の先端に白斑があり、二本の白い翼端となって目立つ、尾は黒褐色で、外側尾羽の大部分は白い、嘴は黄色っぽい。♀成鳥は全体にバフ色褐色で赤みがなく、ほぼ全身に黒い縦斑がある。
撮影日11月17日
最初はレデイファーストで♀のノントリです、この子は冬羽でもお腹の白い部分が大きいのでまだ若いのかも知れません
葉陰で草木の種子を採食するベニマシコ♂、右下の種子はベニマシコの好きなヒカゲイノコヅチのようにも見えます
AF撮影ではベニマシコが採食する草木の種子にピントがいきました、種子がある細い草木にはとまらず、傍にある潅木にとまって採餌です。
カラムシなどの細い草木の種子にはとまらず、傍にある太い枝にとまり採餌する、夏羽よりも淡色になる冬羽でも嘴基部から眼先が紅色です(かなりのトリム)
いろいろな草木の種子が画面が入る実りの晩秋です、カラムシの種子?を啄ばむベニマシコ
これもベニマシコが紅葉した枝葉に被れていますがムラサキシキブ〈紫式部)なのかコムラサキ(小紫)の紫色の種子も画面の中央に見えるのでとまっているのは紫式部の枝かも
スッキリしない草薮の写真が続いた後は、嘴を開いて木の芽を採食するベニマシコです
面白い生態の三連写です、採食した種子の殻のようなものを飛ばした瞬間です
画面上に飛ばしました
緑色のボケの中に放物線を描いて左横に落ちてきた白い殻?それとも種子の皮?両方ともハズレならばこれが本当の空振です。
赤い腹に白い尾がシラバックレテいるように目立ちます
最後に向きを変えると光線の加減で喉元の白い部分が目立ちます
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