三ッ石の野鳥
今年の正月に病めて二ヶ月も鳥撮りを止めてしまった持病となった気管支 喘息が今シーズン早くも発症した、先週末から1週間分の抗生物質で感染症を治療する薬と気管支を広げて呼吸を楽にするテープ剤の貼り薬、それに痰を切り咳を鎮める漢方薬の内服薬を一日3回服用している。
服用しながら思い出したことがある、半世紀以上も昔の懐かしきセピア色のチョコレート味の遠い昔の想い出。ゴホン、ゴホンと咳をしながら55年前の高校生の時に校外授業で東京駅から真鶴まで国鉄時代の東海道線での目的地は真鶴半島・三ッ石であった。車中で居眠りしていた時に級友がチューブ入りのチョコレートを口に差し込んだのを寝惚けながら舐めてしまった。
この事が鮮烈な記憶として大脳皮質に蓄積されていたがなぜかこの記憶以外はは真鶴岬・三ッ石の校外授業は何一つ覚えていない。相模湾に向かってのびる岬のかたちが鶴が羽を広げたように見えるところから真鶴と名付けられたといわれる。曇天早朝の暗い写真は三つの巨岩があるので三ッ石、傘のように見えるので笠島とも呼ばれる。逆光の中の写真は小田原藩の幕末の台場(砲台)遺跡の石材の一部と石碑。
真鶴岬は神奈川景勝50選と神奈川探鳥地50選の自然豊かな景勝地である。番場浦の潮騒遊歩道ではクロサギが撮れなかったのでレストハウスのある真鶴岬の先端にある駐車場に車を置いて、まだ誰もいないレストハウス・ケープ真鶴の前で台場の写真を撮影後に左の階段を下りて海岸に出て三ッ石の手前にある岩場などで探鳥した。
イソヒヨドリ♀
逆光の岩場に二羽のトビ
キジバト
イソヒヨドリ♀
逆光の中にジョウビタキ♀
ススキの中に雀の群れ
10日ほど前、箱根に移動するために雨が降る前に早めの切り上げたが三ッ石の海岸から200段近く上る階段は年々足が重くなるのを感じたのを今になって思い出した。年々歳々階段が辛くなる。
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